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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
7.素晴らしい映画でした。あまりに純粋で不器用で、極彩色の地獄の底でも決して汚れることの無い、松子という人に出会えて良かった。 【凛】さん [映画館(字幕)] 9点(2006-06-01 22:07:00)(良:1票)
6.いやあ、すんげえ面白かったです!もう今年のNo.1作品と断言してもいいくらい最高な映画でした。
とにかく、誰かのせりふじゃないですが、「映画って本当にいいものですね~」と言いたくなりますね。魅力的なキャスト(中谷美紀が本当に良かったし、とにかく豪華です。)、美しい映像、すばらしい音楽と面白いストーリーが見事に融合して、本当に笑えて泣けて・・・至福の時間を過ごす事が出来ました。
悲惨な人生を描いているんですが、何故か見終わった後「人生って素晴らしい!」と思えたし、何かパワーをもらえたような気がしました。
まだ見ていない人は騙されたと思って是非映画館で見てみて下さい。本当に面白いです!(騙す結果になったら申し訳ないですが・・・・・。)
【TM】さん [映画館(邦画)] 10点(2006-05-31 00:29:20)(良:2票)
5.「不幸」。とにかく「不幸」。映画の90%以上は、松子という“運命”に嫌われ続けた女の「不幸話」である。独特の美しいビジュアルと、特異でユーモラスな演出に彩られてはいるが、時に胸クソが悪くなるほどに、この物語は“不幸せ”に溢れている。あとほんの少しアプローチが間違っていれば、「大嫌い」な映画になっていたかもしれない。だが、ラストの描写では涙がにじんだ。
松子がどうしてこんなにも「不幸」であると同時に、「美しく」見えるのか。それは彼女が誰よりも、小さな小さな「幸せ」を望み続けたからだと思う。
主人公の女の「不幸」と、それを彩るミュージカル。そして、主演女優と鬼才監督の確執。映画のテンションとテーマ性はまるで違うが、この映画は日本版「ダンサー・イン・ザ・ダーク」だ。
これほどまでに、美しさを携えて、「不幸」に汚れられる女優は中谷美紀しかいない。「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のビョークと同様に、彼女が途中降板しなかったことが、最大の「幸福」かもしれない。 【鉄腕麗人】さん [映画館(字幕)] 8点(2006-05-29 19:07:15)
4.《ネタバレ》 技巧にすぎるかもしれない。しかし私は思いっきり感情移入してしまいました。松子の夢ってなんだったんでしょう。「ただいま」「おかえりなさい」
たったこれだけの単純なことだったんです。
それがわかったとたんに号泣してしまいました。
もう人に傷つけられるのはいやだ。人と関わりをもつのはやめようと引きこもる彼女。
しかし、それでも幸せにはなれなかった。そして最後にもう一度再起しようと人と関わってしまった直後にデブで臭くて汚い足の悪いババアに成り果てた彼女は意味もなく殺されます。世間は誰も同情しないでしょうね。殺したあいつらを弁護するかも。現実はそうでしょう。しかし、どんな人間にだって、その人だけの人生があるんです。幸か不幸かなんて関係ない。それはとっても大事なもの、かけがえのないもの・・それをこの映画は衝撃的にわからせてくれました。久々に素晴らしい映画に巡り合えました。中谷美紀の代表作となるでしょう。 【うさぎ】さん [映画館(吹替)] 10点(2006-05-28 20:15:07)(良:5票)
3.《ネタバレ》 中島監督、素晴らしいです
原作未読ですが、漫画で読んでたのでシークエンスに戸惑うことはありませんでした
“彼女にとってはすっごくハッピー♪”(あんたが決めるなよ!って思う)とは到底思えない物語ですが、ただただひたむきに幸せをつかみたい、でも不器用な女性を描いてます
ミュージカル風、毒々しいされど嫌味のない色使い、ユーモア、色気っちゅーかエロ気など、様々な仕掛けで不幸でバカな女の一生を明るく…いや明るめに綴ってる
それらがなかったらただの“昭和枯れすすき”になっちゃうんだけれども…
松子は現代にそぐわない純な大和撫子、いい女にみえましたよ…とってもいとしいです
二時間(半)ドラマ的なんだけど映画館で観て欲しいです(な~んか脳裏に焼きつきます)
最後に…PG12というよりも18禁ですな♪(笑)
六本木ソルジャー様:鑑賞後、速攻でサントラ買ってました(^^; 【栗頭豆蔵】さん [映画館(字幕)] 10点(2006-05-27 23:04:34)(良:1票)
2.《ネタバレ》 うう、個人的にはこの点数が限界…。要するにこの映画、ただ嫌われ松子の一生を描くだけでなく、甥の笙が松子と関わった人物の証言をもとに彼女の過去を辿っていく話が並行して進むわけだが、この「二部構成」が逆に物語のテンポを悪くしていたようにも思います。笙が松子の人生を辿ることが映画の中でどう活きていたのかイマイチ僕にはピンと来ないし、ラスト近くの笙の言葉も意味が分からん。夢に生きることを諦めた笙と死ぬまで夢に生きた松子という対比は分かるけど、なんかまたもう少しパンチが欲しかった。あと『下妻物語』以上に過剰な演出の数々(やたらとCGやアニメ使ったり等々)もちょっとハナにつくし、片平なぎさもしつこ過ぎ。逆に、個人的に一番注目していたBonnie Pinkの出番が随分少なくてガッカリです。 【とかげ12号】さん [映画館(邦画)] 6点(2006-05-27 19:32:34)
1.とにかくクリエイティブ。
今まで見たこともなかったハイセンスな映像と音楽がシャワーのように
途切れることなく降り注いできます。
そこらのハリウッド映画なんて目じゃありません。
それも、ただ勢いがあるだけではなく、心に訴えることも忘れない。
何度も鳥肌が立ち、泣きそうになってしまいました。
時間軸がテクニカルすぎて映画のリズムを崩してしまったのと、
「不幸な人生なのに、彼女にとってはすっごくハッピー!」
という宣伝のわりには松子がハッピーに見えなかったのが
難点ですが、そんなことはどうでもよいと思わせるほどの
圧倒的なパワーがこの映画にはあります。
中島哲也監督にはこれからも日本映画界を引っ張っていって欲しいですね。 【Ruby】さん [映画館(邦画)] 9点(2006-05-27 16:49:45)(良:1票)
マーク説明 |
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【点数情報】
Review人数 |
207人 |
平均点数 |
7.02点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 4 | 1.93% |
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2 | 7 | 3.38% |
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3 | 3 | 1.45% |
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4 | 12 | 5.80% |
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5 | 22 | 10.63% |
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6 | 16 | 7.73% |
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7 | 41 | 19.81% |
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8 | 53 | 25.60% |
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9 | 29 | 14.01% |
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10 | 20 | 9.66% |
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【その他点数情報】
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