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【クチコミ・感想】
2.映画のなかで色んなものがぐるぐる蠢いていて、それをそのまんまの状態でカメラに収めている。節度はないがハッタリが利いている。しかもこの監督独特のユルさが潤滑油みたいになっている。海洋を舞台とする壮大なスケールの内容ながら、「タイタニック」みたいな見世物根性がここには全く無くて、かえってそれらは隠してある。だから思い出すのはタイル張りのサウナルームであったり盗んだエスプレッソマシーンだったり、妙に高性能なレーダーだったり彼らのユニフォームだったりする。細部へのこだわりじゃなくて細部へのいたわりというか、結局それが登場人物のキャラクターにも関連してきて、ビル・マーレイ達にこれ以上ないというほどの魅力的な人物像を与える。ウィレム・デフォーの小物っぷりなんて、もはや泣けるんだこれが。だからはっきり言えばメチャクチャな展開だけど、画面が面白いからストーリーなんてどうでもよくなるし、気がつけばサメへの復讐だって最後まで忘れ去られる。それを破綻ととるか否か。まあ、どっちにしても最後のサメと遭遇するシーンを見てしまえば、些細な事は全て吹っ飛び「ライフ・アクアティック」はどこを切っても映画だとしか言いようがなくなる事間違いなし。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 9点(2005-06-04 03:50:48)
1.《ネタバレ》 天才マックスの時からこの監督の好きな人だけには薦められる作品で、はっきり言って一般受けはしないだろうと思われる。
何の面白くもない冒険ゴッコが繰り広げられるだけで、ズィスーの映画造りも上手くストーリーに活かされていない。
とにかく何もかも中途半端で何がしたいのか全く分からない。
海賊との戦いはバカ系なんだが、それで終始攻めるつもりでもなければ、また脱力系で攻めているわけでもない。
息子ネッドやジャグワーシャークの関係で感動させようとしているのかもしれないけど、これらではこれっぽっちも感動しない。
逆に観ている者にとっては「なんでそんなことするかなあ」と対応が困ってしまう。
思いきって、何もかもバカ系で攻めれば、結構面白くもなったんじゃないか。劇場ではかすかに笑い声がもれていたので勿体無い。自分も学生に単位を渡さないところで学生の反応には笑ったから。
この監督にとっては、ストーリーはあってないようなものが常だから、いまさら文句をつけるわけではないが、相変わらずどうでもいいダラダラとしたようなストーリーだ。
ストーリーで勝負しないのは分かっているので、この監督が勝負しなければならないのはキャラクターだ。
しかし肝心のキャラクター設定はイマイチだ。
どのキャラクターも「自分」というものを掴めずに演じているような気がする。どのキャラクターもしっかりとした「顔」が見えてこない。
顔や心が見えるのはネッドくらいではないだろうか。
また、海賊との戦いやイヌの扱いなどは、かなり度を越していると思われる。
船を半分に切ったようなセットは絶妙なのに、そのセットも上手く活かされていないのも残念だ。 【六本木ソルジャー】さん [映画館(字幕)] 3点(2005-05-08 22:40:10)
マーク説明 |
★《新規》★ | :2日以内に新規投稿 |
《新規》 | :7日以内に新規投稿 |
★《更新》★ | :2日以内に更新 |
《更新》 | :7日以内に更新 |
【点数情報】
Review人数 |
22人 |
平均点数 |
6.00点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 2 | 9.09% |
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3 | 3 | 13.64% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 3 | 13.64% |
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6 | 5 | 22.73% |
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7 | 2 | 9.09% |
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8 | 4 | 18.18% |
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9 | 2 | 9.09% |
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10 | 1 | 4.55% |
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【その他点数情報】
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