みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
23.クリストファー・ノーラン十八番の大風呂敷は、ついに全宇宙を包み込み、そして強引に作品として成り立たせる。その力技と豪腕ぶりに、ただただ唖然。細かい突っ込みがどうでもよくなってくるくらい、体力と脳の力を絞り取られる映画。ノーランはいったいどこまで行くのか? 【Olias】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-07 22:27:58) 22.《ネタバレ》 物理の抽象的理論を映像表現したり、ストーリーに組み入れることはかなり難しかっただろうと思う。光速で宇宙旅行して地球に戻ると浦島太郎になるという話は有名だが、それを父娘、子供部屋での異常現象と絡めたところがストーリーとしては秀逸。SF物では細かい突っ込みどころがあるのは致し方ないところで、例えばブラックホールに突っ込むなら地球じゃあ何億年も経ってるんじゃあないのかい?とか、長~く引き伸ばされて素粒子まで分解されちゃうんじゃないの?とかいろいろあるが、でも、私は本棚裏に戻ってきたあたりから切なくて涙がとまらなくなってきてしまった。理屈はどうでも、涙が出るような映画は久しぶりだった。長尺の映画で心配だったけど、観に行ってよかったなと思った。 【小鮒】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-12-07 00:14:01) 21.《ネタバレ》 クリストファー・ノーランは誰も思いつかないようなユニークな発想を作品化する監督として既に一定の地位を確立しているが、本作もその期待を裏切らない作品だった。近年のSF映画は面白さを追求するあまり設定自体が荒唐無稽な作品が多いが、本作はまさに「サイエンス・フィクション」を地で行く設定で、相対性理論などの実際の科学的理論に基づいたストーリーテリングには好感が持てた。また宇宙空間の「無音」表現なども秀逸で、極力リアルな画作りにこだわっていることがわかる。未来の地球が食料不足による危機を迎える設定も現実味がある。砂漠化が進み、土埃に悩まされる様子は、じんわり迫りくる滅亡表現としてありうる未来を提示しており興味深い。結局テーマは「愛は地球を救う」といった、某チャリティー番組のような主題だったのだろうか。ところどころにご都合主義な展開もあり、また途中から何がどうしてこうなったの?という展開もあるが、難解なプロットはそのままに3時間飽きさせることのないストーリー展開は見事で、ハードな映画ファンをもうならせる大作として素直に評価したい。 【田吾作】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-12-06 20:23:29) 20.《ネタバレ》 現代の技術で他惑星移住を目指すガチガチの内容を期待していたら、「勝手に棚から落ちる本がモールス信号になっており、脱出計画基地の場所を教える」「遥か彼方には突然できたワームホールを通る」と序盤から色々雲行きが怪しくなってきた。 あと大げさに演出せず、ジワジワと滅亡が迫っている雰囲気を出したかったと思うのだが、それにしても「地球の危機感」が全然伝わってこなかった。 ところが不思議と面白い、特に宇宙に旅立ってからは、重力の影響による時間進行の差を利用した演出が面白い。細かい科学考察も、物理をかじったかSFに興味ある程度なら突っ込めるほど詳しくないので内容を理解しつつ楽しめる(例:僕)。 あと2Dながら映像や音楽と言った演出が非常に秀逸で、各移転惑星候補も魅力的に描かれていた。 そしてなんといっても一貫して込められていた「橋渡し」と言うメッセージが盛り上がる場面で登場し、最後の「父親→娘→人類→娘(老)→父親」が、細かい疑問点など吹っ飛ばして感動に導いてくれた。 総評 3時間の長丁場も納得のSF(?)ヒューマンドラマだった。 【ムラン】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-12-06 12:24:10) 19.正直細かいところはよくわからなかったけど、大筋はわかるようにできているし、何より空間的、時間的に壮大。それだけでいいのでしょう。 【Yu】さん [映画館(吹替)] 8点(2014-12-04 23:54:19) 18.《ネタバレ》 僕のこよなく愛する『インセプション』という傑作を撮ったクリストファー・ノーラン監督の最新作にして3時間に迫るSF大作ということで、久し振りにわざわざ映画館へ――。結論を言うと、無茶苦茶面白かったです。圧倒的なスケールで描かれる壮大な世界観、イマジネーションが奔流のように迸るスタイリッシュで洗練された美麗な映像、哲学的で難解なお話なのにそれを微塵も感じさせない考え抜かれたストーリーテリング……。特に、あの1時間経つと地球時間では7年もの年月が過ぎる水の惑星から帰ってきた主人公が、あの僅かな時間で既に27年も経っていたと知ったときの絶望感といったら凄まじかった。地球時間と宇宙時間のずれを見事に対比させることで、今まで誰も見たことのないような壮大なアクションシーンを創り上げたところなんか、さすが『インセプション』のクリストファー・ノーラン!ブラックホールを越え、予想だにしなかった世界へと迷い込んだ主人公が知る驚愕の真実には度肝を抜かれました。そして、最後に彼が娘との約束を果たすシーンは切なくてちょっぴり泣きそうになっちゃったし。そんな綺麗な円環を閉じながらも、物語は新たな旅立ちの余韻を残す希望に満ちたラストシーンを迎えます。ただただ圧倒されてしばらく席から立ち上がれませんでした。最近、この世界は結局唯物論であり、人間はDNAを運ぶための単なる容れ物にすぎないのではないか。愛だの神だの幸せだといった概念は、所詮は人間が作り出した生きるための勝手な理由付けなのだろうという虚無的な考えに捉われがちな僕なのですが、人間はそんな絶望を乗り越えうる素晴らしい観念(想像力)を持っているということをあらためて教わったような気がします。僕はこの作品から生きる希望のようなものをほんの少し得られました。個人的な好みで言えば『インセプション』の方に軍配が上がるけれど、こちらも映画史にその名を燦然と刻むだろう傑作と言っていい。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-01 22:40:05) 17.グラウドアトラス、ゼロ・グラビティといった最近見た宇宙モノの中では一番だめ。 ニュートン力学から相対性理論に量子論、ビックバンからインフレーションに超ひも理論からマルチバース、さらにはブレーン宇宙や人間原理まで、広く浅く宇宙論に興味がある自分としては、もう少し最新の宇宙論を弄んでストーリーに組み込んで欲しかった。クラウドアトラスもなかなか力技だったけど、インターステラーもかなり力技の映画。 【aimihcimuim】さん [映画館(字幕)] 5点(2014-11-30 21:20:22) 16.《ネタバレ》 ハードSF?普通の父娘愛のSFと感じる。ブラックホール、ワームホールを研究者の考えを映像化したSF。むずかしい科学的説明がほとんどないというか、映像の勢いで見せる。ダラつくようなセリフ、状況なくテンポで進行。ブラックホール、ワームホールなどのCGは、よく作ってあるが宇宙船などのセットのデザインはダサい。ラスト近くの都合の良い辻褄あわせがなんとも???最後に勝手に宇宙船に乗り仲間の所に行くってありえない。飽きずに見れるという点だけが評価。 【bonbai】さん [映画館(字幕)] 4点(2014-11-30 01:39:33) 15.《ネタバレ》 きわめて広い(恒星間!あるいは銀河間?)空間を舞台にしたSFで、「2001年」のような抽象的な表現でなく、具体的な表現で語ろうとしたのはチャレンジングであり評価したいところですが、ワームホールや相対性理論などに関して素人でも思いつくような都合のよい設定だけをやたら使いまくり、しかも物語の核心にタイムパラドックスを含むようでは、ちょっとがっかりです。地球の物語の舞台がやたら狭いところにとどまっているのも良くなく、地球の終焉という重大な設定を、観客が受け入れにくくなっていると思います。ハンス・ジマーの曲も珍しく盛り上がりを欠いていたと思います。 【Northwood】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-11-29 23:17:58) 14.宇宙モノは好きなので、あまりケチはつけたくないのですが、正直なところパンチ不足は否めません。この手の小説や映画やアニメをそれなりに味わってきた人間にとっては、新鮮味がほとんど感じられませんでした。「重力」のキーワードから、わかり易いところで言うと、ジェイムズ・ホーガン「星を継ぐもの」なんかを映像化してみた方が良かったんじゃないかな。。。 【マー君】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-11-28 00:27:21) 13.面白いSF小説を3時間弱で読了したような気持ちでした。 【よしふみ】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-11-27 22:49:16) 12.《ネタバレ》 それぞれの星の映像、宇宙の映像などがとてもきれいですばらしい。この映画は絶対映画館で見るべきだと思います。ただ、インセプションの世界観が好きなのでどうしても比べてしまいます。アリアドネのような目立つキャラがいない、時間の流れ方が場所によって違うことや平面であるはずの景色がゆがむことはインセプションで経験済なのであまり驚かない。ラストの展開が怒涛すぎてついていけなかったが、マーフィーとの再会以降はないほうが想像をかきたてられもっと奥深いものになったのでは(インセプションがそうであったように)。 とはいうものの、3時間近い映画で全く退屈せず鑑賞できました。万人受けはしない映画だと思いますし、評価もわかれると思いますが映画ファン必見の映画であることには違いないと思います。もう一度見直したい映画です。 【jcross18】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-11-27 22:08:55) 11.《ネタバレ》 木場IMAXシネマいいねえ!3Dじゃなくてよかった!座席がすげえ振動! 正直、フィフスディメンション(5次元?)に行って(?)から、ラストまでがアタマに入ってこなかったです。なんとなく(クリスタル?)しかお話の筋がわかりませんでした。なにしろ、最初から、娘マーフの子ども時代が、どうみてもアンハサウエイに似ている!と思った俺は、それカラミで何かある!とおもったが、べつに何も無く、、、、。主人公はナゼ助かったか?世界を救うことになった理論とは方法とは?何で??おまけにフィフスディメンションといえば、わたしにとってはもちろん!名曲UP、UPANDAWAY!やっぱ、”空”繋がりか?と、全然、見当違いばっか、なのでした、、、、、。あとそれから、フィフスディメンションの自宅本棚のところで、娘が親父に、ステイ!!”と叫んで、一瞬で現実にもどり、結局、主人公は宇宙にいってませんでした、、、メデタシおしまい!っていうラストでもよかったかも??? でも、最新技術の宇宙船で長い長い、はるか彼方宇宙の果ての旅が、一瞬にして、地球の自宅に戻っていた、という、”デジャビュ”みたいのも、ロマンあるなあ、、、、、。少なくとも、猿の惑星やタコみたいな火星人の惑星に行っちゃうよりいいなああ。 【男ザンパノ】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-11-26 20:59:17) 10.長尺でちょっと不安でしたが、最後まで飽きることなく鑑賞出来ました。自分的に今年一番の作品です。ただこの手の作品は好き嫌いがはっきり出ると思います。 【naniwahito】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-11-26 00:36:00) 9.《ネタバレ》 ちょっと長くてつかれましたけど、割と楽しめました。映画を楽しむスキルとして、細かい事は気にしない事にしている。でも宇宙ネタが好きでして、科学的な突込みどころが、少し気になりました。僕は中庸な点数にしましたが、合う人と合わない人で評価は2分するかもしれませんね。NHKのコズミックフロントとか観てれば置いてけぼりにはならないかも? 結果的には、平均7.6と高評価で低評価のすそのが広い感じの様ですね。 中身忘れちゃったし、もう一度見てみようかな。 【ないとれいん】さん [映画館(吹替)] 6点(2014-11-25 20:15:11) 8.《ネタバレ》 ゴリゴリのSF映画なのに、テーマが愛とはどういう事だと鑑賞前は疑問だったが観た後に納得。実に練られた脚本と圧巻の映像美、文句無しの役者達。観てるものはどんどん引き込まれ、宇宙というものの凄さや恐ろしさを体感出来たと思う。ノーラン作品は細かく書き出すと無限にレビュー出来てしまうので程々にして、とにかくこの映画は今世紀最高のSF映画であると評価。 【関白宣言】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-11-24 18:12:31) 7.《ネタバレ》 映画館で2度観賞しました。映画そのものが面白いのは確かなのですが、ワームホール、ブラックホールといったこれまで本やテレビで観たり聞いたりしたものが、大きなスクリーン全体に映し出された瞬間、胸がギューッとなる感覚がありました。宇宙はまだ謎だらけで、あまりにも普段の生活からかけ離れており、そういったものが目の前に突如巨大なビジュアルとして迫ってくるということ自体がすごい体験だと思います。一時日常を忘れて物語と共に未知なる宇宙の世界へ飛び立つ、そんな体験をさせてくれるこの映画は極上のエンターテインメントだと思います。是非映画館で観てください。 【珈琲時間】さん [映画館(字幕)] 10点(2014-11-24 17:43:37) 6.《ネタバレ》 クーパー父さん。かっこいいよ。娘との再会を果たし、何も無くなったときに最後に残された仕事。アメリアの元へ。まさかのスーパーハッピーエンド。9点献上! 【JF】さん [映画館(字幕)] 9点(2014-11-24 17:24:17) 5.《ネタバレ》 個人的にはどストライクで非常に面白かったが、万人受けするものでは無いなーという印象。 相対性理論、ウラシマ効果、事象の地平面、5次元などが大して説明も無く、ポンポン飛び出してくるので、 科学好きでそれら意味をある程度把握してないと付いていけないかもしれない。 また逆に、突っ込みどころも多いので、科学的な整合性を気にせず、 フィクションだからとご都合主義も素直に楽しめる人間じゃないとこの作品は所々で不満を持ってしまうだろう。 個人的に良かったところと言えば、割りとフィクションでは科学だったり人類の進歩というのは否定されがちなんだけれども、 今作では科学万歳、人類はこのまま進化し続ける!という前向きな内容なところが良かった。 ただ、最後のエピローグだとか全体的に説明しすぎかなとも思った。 SFって下手に説明せず、ある程度は突き放した方が良い。(まあ、それだとより万人受けしなくなるけど…) しかし、最近の映画ではロボット・AIの裏切りが少なくなって、脇役として素直にサポートをすることが増えてきたのは、 昔と違ってSiriだとか身近に人工知能が存在するようになってきて、 AIがよく分からない未知の存在から、人間の良きパートナーという印象に移ってきたのかなとも思ったり。 【ポトフ】さん [映画館(字幕)] 8点(2014-11-23 21:22:36) 4.《ネタバレ》 ”2001年宇宙の旅に刺激を受けた作品”との監督インタビューをどこかで聞き、同作ファンとしては捨て置けず封切り初日に鑑賞。HALに似た声質を持つ人工知能ロボット(モノリスの変形バージョン?)や宇宙船内の描写の精緻さなど、確かに同作へのリスペクトが随所に感じられた。3時間近くの尺にもかかわらず登場人物の数が少ないのも同じテイストか。映像も綺麗で申し分無し。一方で物語としては、最後に地球はどうなったのか、食料問題がどのように解決されたのかなど、説明が少なくてフラストレーションが残る。黒板にデタラメな数式を並べられてもバイオロジストの私はちっとも解らないしね。主人公が目覚めるとそこは病室だった、というのは蛇足。次元を超えた親から子への量子シグナル(オーロラの彼方へ:宇宙ver.)で十分物語は成り立ったと思います。生きて帰らせる必要はなかったと思うし、そこで話が一気に薄っぺらくなったように感じ残念だった。 【アステカ】さん [映画館(字幕)] 6点(2014-11-23 01:46:13)
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