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麦秋(1951)

(麥秋)
Early Summer
1951年【日】 上映時間:124分
ドラマモノクロ映画
[バクシュウ]
新規登録(2003-10-07)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2023-12-05)【Olias】さん
公開開始日(1951-10-03)


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監督小津安二郎
助監督今村昌平
キャスト原節子(女優)間宮紀子
笠智衆(男優)間宮康一
三宅邦子(女優)間宮史子
東山千栄子(女優)間宮しげ
菅井一郎(男優)間宮周吉
高堂国典(男優)間宮茂吉
杉村春子(女優)矢部たみ
二本柳寛(男優)矢部謙吉
淡島千景(女優)田村アヤ
井川邦子(女優)安田高子
高橋豊子(女優)田村のぶ
山本多美(女優)西脇富子
谷よしの(女優)喜多川の女中
宮口精二(男優)西脇宏三
佐野周二(男優)佐竹宗太郎
脚本小津安二郎
野田高梧
音楽伊藤宣二
撮影厚田雄春
川又昂(撮影助手)
製作山本武
配給松竹
美術浜田辰雄
衣装斎藤耐三
編集浜村義康
録音妹尾芳三郎
その他川又昂(デジタル修復版監修)
近森眞史(デジタル修復版監修)
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【クチコミ・感想(9点検索)】

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6.《ネタバレ》 人生の節目である結婚を題材として、本人、友人、親、親戚の生き様を表わした映画。 小津の映画表現、描写のスタイルとして、一つの極みに達している。 動と静の映像の巧みさ。動の映像から静の映像へ、静の映像からカメラワークで静を動かす。 父が歩き、遮断機がおり、父が座る(動)、座って考える(静)、 電車が通り過ぎ遮断機が上がる(動)、祖父は座ったまま動かず(静)、いわし雲を映す(静) 縁側の映像、今まであった鳥篭がない(静)、その後に、父母が大和に移る話が展開、 紀子が自身の嫁入りが自分自身だけの問題でないことに気づく 最後は大和の家と山、風になびく麦の穂波。 cogitoさん [DVD(邦画)] 9点(2014-08-15 00:21:32)

5.《ネタバレ》 くっだらないお笑い番組で、相手の身体的欠点をあげつらい(髪が薄いだの顎が割れているだの)笑いを取ろうとする番組って最近多いですよね。何気なくテレビを付けてて釣られてつい笑ってしまう自分に対し、たまらない嫌悪感を感じる事があります。今の俺ってこんな低レベルの内容でも素直に反応出来てしまうんだなあって・・・。(しかもその芸人が自分の身体的欠点で笑いを取られる事が「オイシイ」と思っているフシが有る風情がたまらなく嫌)・・・ああ、こんなに俺のココロは荒れてササクレだってるんだ・・・っていう事をつくづく感じた夜、この日本的情緒とユーモアてきめんたる作品を久しぶりに再見し、口内炎のように荒れていたココロがしっとり潤い落ち着いていくような感覚を味わえました。後の「お早よう」(7点)は、この映画の兄弟たちのエピソードから派生した作品なのかと思ったり、女性主要キャスト陣(原節子、淡島千景、三宅邦子←皆さん一番お美しい時期で目の保養!)が居並ぶシーン、やたら後方からお尻を映すショットが多い事に、小津監督ってやっぱりこういう安産型ガッシリ体型の女性がお好みなんだなあって微笑ましく思ったり・・・。「尋ね人」って単語が出てきた瞬間、この映画って戦後まだ6年しか経っていない頃のハナシなんだって一瞬背筋が伸びましたね。一番の爆笑シーンは、医師役の笠さんが心臓が悪いと診察しに来た淡島の母親に「うん、耳鼻科に行ってもらった・・・」って飄々と答えるシーン。他にも、ところどころに巧まざるユーモア感覚が散りばめられていました。天下の小津作品と、今のニッポンのお笑い番組を比較しては亡き監督に申し訳ないが、ひとしきり笑った後ココロが痩せて寒々となるような、人の身体的欠点のみをお笑いネタにするような番組だけ作ってもらいたくないなあと・・・。数ある小津作品の中でも、これは笑った後家族解体にしんみりとしつつ、鑑賞後はなぜかほっこりと温かくなる名匠の逸品だと思います。 放浪紳士チャーリーさん [DVD(邦画)] 9点(2009-08-22 10:52:25)

4.《ネタバレ》 何度も小津の映画を見ては見返していますが、これが一番好きです。いつも耐えている風情でほほえんでいる原節子も魅力的ですが、幸せそうにほほえんでいる原節子って少しだけいじわるそうな笑顔に見えて魅力がさらに増している気がします。杉村春子も本当にかわいくて見ていて口の片端が上がってしまいました。中でも一番好きなのは結婚に行き遅れた原節子と淡島千景のほほえましいやりとり、テーブルをはさんで「やったなー」「やったわよ」の応酬。よく友人と真似をして遊んでいました。大好きなシーンです。 omutさん [CS・衛星(字幕)] 9点(2007-06-18 03:13:20)

3.「晩春」とよく似た作品!「晩春」とどっちが好きか?ただそれだけの理由で9点と「晩春」より1点低いのが私の気持ちである。しかし、この作品も良い映画である。小津監督らしい会話による楽しさ、フレーズの楽しさとでも言うべきか?原節子と淡島千景が結婚したばかりの親友をおちょくるシーン、あの喫茶店でのやりとりがとにかく面白くてこの作品も私は大好きな1本!脇を固める俳優陣も相変わらず好演!タイトルにもある「麦」を風景として描く姿も見ていて何だかとても良い気持ちになる。 青観さん [映画館(邦画)] 9点(2005-09-24 21:52:57)

2.冒頭の食事のシーンのカットの多さに驚く。誰かが卓につく、誰かが卓を立つ、そのたびにカットが割られ、人物が動いてもカメラは追わず、家中を歩き回る人物の先にカメラは先回りしてどしっと待っている。人物が画面から消えようとするとまたすぐに先回り。さらに卓を囲んだ家族を捉えたカメラが今度は真向かいに移って家族を捉える。ゴダールの『勝手にしやがれ』よりも先にこの左右が入れ替わっちゃうカット割りをしている。しかしゴダールと違うのは、ちゃんとカットとカットが繋がっているところ。カットを割るところで必ず人物の動作が入る。立ちあがったり、振り向いたり、お茶を飲んだり。凄い!この食事のシーンだけでも、ずっと見ていたいと思いました。そして怒涛のカット割りの中、けして動かなかったカメラが宴会(舞台?)の客席を映すときに静かに動く。アッと思ったら、今度は誰もいない廊下をス-ッと前に進みながら映すときに、はじめてかもしれない音楽が入る。ひえぇ~となる。ストーリーとは関係ないところでこんなに感動したのは久々です。もちろん内容もいいよ。会話にみられる小津節が冴えてます。 R&Aさん [DVD(字幕)] 9点(2005-06-22 13:19:29)

1.とてもよかったです。杉村春子さんいい感じです。好きなシーンは「ねぇ~ねぇ~」のとことか「ん~ ん~」とかがなんか好き。原節子と三宅邦子のやりとりもいいです。あとケーキ隠すシーンなんておもしろいです。 バカ王子さん 9点(2004-01-11 05:56:16)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 44人
平均点数 7.77点
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200.00% line
312.27% line
412.27% line
524.55% line
6818.18% line
712.27% line
81738.64% line
9613.64% line
10818.18% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review2人
2 ストーリー評価 9.25点 Review4人
3 鑑賞後の後味 9.60点 Review5人
4 音楽評価 8.50点 Review4人
5 感泣評価 9.33点 Review3人

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