みんなのシネマレビュー

8月の家族たち

August:Osage County
2013年【米】 上映時間:121分
ドラマコメディ戯曲(舞台劇)の映画化
[ハチガツノカゾクタチ]
新規登録(2014-01-21)【放浪紳士チャーリー】さん
タイトル情報更新(2022-11-21)【イニシャルK】さん
公開開始日(2014-04-18)


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監督ジョン・ウェルズ
キャストメリル・ストリープ(女優)ヴァイオレット・ウェストン
ジュリア・ロバーツ(女優)バーバラ・ウェストン
クリス・クーパー(男優)チャールズ・エイケン
ユアン・マクレガー(男優)ビル・フォーダム
サム・シェパード(男優)ビバリー・ウェストン
ダーモット・マローニー(男優)スティーヴ・ハイデブレクト
ジュリアンヌ・ニコルソン(女優)アイヴィー・ウェストン
ジュリエット・ルイス(女優)カレン・ウェストン
アビゲイル・ブレスリン(女優)ジーン・フォーダム
ベネディクト・カンバーバッチ(男優)"リトル・チャールズ"・エイケン
デイル・ダイ(男優)ラジオのアナウンサー
宮寺智子ヴァイオレット・ウェストン(日本語吹き替え版)
山像かおりバーバラ・ウェストン(日本語吹き替え版)
岩崎ひろしチャールズ・エイケン(日本語吹き替え版)
宮本充ビル・フォーダム(日本語吹き替え版)
安藤麻吹カレン・ウェストン(日本語吹き替え版)
山崎美貴アイヴィー・ウェストン(日本語吹き替え版)
仲野裕ビバリー・ウェストン(日本語吹き替え版)
朝井彩加ジーン・フォーダム(日本語吹き替え版)
原作トレイシー・レッツ(原作戯曲)
脚本トレイシー・レッツ
音楽グスターボ・サンタオラヤ
挿入曲ベネディクト・カンバーバッチ”Can't Keep It Inside”
製作ジョージ・クルーニー
グラント・ヘスロヴ
ジーン・ドゥーマニアン
製作総指揮セリア・コスタス
ボブ・ワインスタイン
ハーヴェイ・ワインスタイン
配給アスミック・エース
特殊メイクマシュー・W・マングル(メリル・ストリープの特殊メイクのデザイナー)
美術デヴィッド・グロップマン(プロダクション・デザイン)
ナンシー・ハイ(セット装飾)
ヘアメイクJ・ロイ・ヘランド(メリル・ストリープ担当)
編集スティーヴン・ミリオン
字幕翻訳松浦美奈
その他アスミック・エース(提供)
WOWOW(提供)
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【クチコミ・感想(8点検索)】

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3.《ネタバレ》 ジョン・ウェルズといえば、かつて「ER」や「The WestWing」のような傑作ドラマを生み出した稀代のクリエイターのはず。しかもこの作品は有名な役者がゴロゴロ。これは期待できそうと思ったのですが、第一感はゲンナリするばかり。家族で罵り合い、暴露し合い、傷つけ合ってバラバラになっておしまいという、まったく救いのない物語でした。いったい何を意図してこんな作品を世に出したのか、不思議にさえ思いました。 しかし、単なる思いつきですが、もしかしたらこれは「アメリカン・リア王」なのかなと。3姉妹とか、相互不信とか、悲劇的な結末を迎えるという構図はそのままに、あの世界観を換骨奪胎して現代のアメリカの片田舎に置き換えたのかもしれません。そう思うと、ラストのメリル・ストリープの号泣はリア王の最期そのもののように見えてきます。しかもリア王が泣きすがるのは遺体とはいえ娘のコーディリアですが、メリル・ストリープが泣きすがるのは3姉妹のいずれでもなく、メイドさんです。17世紀初頭のイギリス人より、21世紀初頭のアメリカ人のほうが、孤独感や悲劇性はいっそう増しているのかもしれません。 あくまでも勝手な解釈ですが、こういう観点で見返すとけっこう楽しめました。やはりジョン・ウェルズは稀代のクリエイターということで。 眉山さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2024-03-04 23:52:27)

2.《ネタバレ》 原作が舞台劇ということもあってか基本的にオクラホマの一つの家が唯一の舞台となります。ハッキリ言って話自体はとても地味だと思います。父親の葬儀をきっかけに実家に帰ってきた娘たちと、叔母、そして薬物依存症の母親が延々と口げんかを繰り広げる、ただそれだけですので。 但し、描かれている内容が普遍的なのでその物語がズシンと心に響きました。分かった風に言ってしまうと“ふつうの家族でいることの大変さ”を描いた作品だと思うのです。誰でも家族は仲が良い方が良い。しかし家族の関係の全てが順風満帆に進んでいる人間が一体どれほどいるでしょうか?不仲、両親の浮気・離婚、相続問題、将来の親の面倒、etc……。家族のトラブルは挙げればキリがありません。本作もそういう結構普段考えるのは面倒な家族の問題を扱っていて、ある程度恵まれた家族関係を保っていると自分では思っているとは言え、かなり物語にのめり込んでしまいました。結局、家族の関係ってのは紐で繋がっていて手繰り寄せれば直ぐに相手に届く様な簡単なものではなく、ゴム紐で繋がっているような物だと思うのです。家族を理解しようと、愛そうと努めても、逆に相手から攻撃を喰らったり、離れていったり、反発したりしてしまう。この映画の登場人物はそんな風に延々と衝突して自壊していく。普通の映画ならば最後に家族が元通りになりました、若しくは元通りになりそうです、と希望を持たせて終わると思いますが、本作は「家族はそんな簡単に直るもんじゃない」と言わんばかりに崩壊したまま終わりを迎えるのも個人的に現実的で良いなと思いました。そんで延々とネイティヴ・アメリカンのお手伝いさんを邪険に扱っていた母親が、家族が一人として居なくなった途端に彼女に縋るのも中々感慨深いですね。たった一人になったときしか家族のありがたみは判らないものなのでしょう。良くある話ですが失って初めて失ったものの大きさに気付く。 あとは豪華キャストによる演技合戦が何より魅力的ですね。メリル・ストリープとジュリア・ロバーツは売れっ子になってからお綺麗な役が多かった故に、年老いた姿で母娘を演じたガッツは称賛に値します。普段、イケメン役が多いベネディクト・カンバーバッチが情けない中年男を演じてるのも新鮮味があってちょっとツボでした。色んな大俳優のちょっと違った演技の幅が観れる作品でもあると思います。 民朗さん [映画館(字幕)] 8点(2014-06-22 00:56:45)

1.《ネタバレ》 兎に角、メリル・ストリープの演技が凄まじい。攻撃的で意地悪で痛々しい人物でありつつも、同時に哀れで一瞬悲しみさえ感じさせる演技にはもうすっっごい…!としか言いようがないです、ハイ。今更ですが、凄いですメリル・ストリープ。脇の演者も一流で、その演技合戦を観るだけでも価値があるのではないでしょうか。夏の蒸し暑さや何もない田舎という舞台効果と、密でスピーディーな展開に一瞬とも目が離せず、息が詰まりそうになり。特に葬式後の夕食場面には、家族の秘密と緊張がピークとなり、終盤の口撃はまるで刃の抜き差しがごとくスリリングで、観てるほうも固唾を飲んでしまいました。結局誰も救われることなく、崩壊のエンディングは決して後味がよいものではありませんが、これだけのテンションの高さと巧みな構成、演技は一見の価値あり。音楽も申し分なしです。 泳ぐたい焼きさん [映画館(字幕)] 8点(2014-06-14 22:41:40)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 23人
平均点数 5.87点
000.00% line
114.35% line
200.00% line
314.35% line
428.70% line
5417.39% line
6730.43% line
7417.39% line
8313.04% line
914.35% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.00点 Review1人
2 ストーリー評価 4.66点 Review3人
3 鑑賞後の後味 5.33点 Review3人
4 音楽評価 5.00点 Review1人
5 感泣評価 0.00点 Review1人

【アカデミー賞 情報】

2013年 86回
主演女優賞メリル・ストリープ候補(ノミネート) 
助演女優賞ジュリア・ロバーツ候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2013年 71回
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)メリル・ストリープ候補(ノミネート) 
助演女優賞ジュリア・ロバーツ候補(ノミネート) 

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