みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
4.《ネタバレ》 前作に比べると、よりエディ・マーフィらしい映画になってる気がしますね。 特に「ニトロを届けに来た」と受付の女性を騙し、目当ての情報を引き出す場面なんかは、それが顕著。 爆発シーンも派手になってるし、バズーカで車を撃ったりもするしで、笑いとアクション要素に関しては「1よりパワーアップした続編」だと、胸を張って言えると思います。 ただ、自分が1に感じた「意外とシリアスで、ハードボイルドな魅力」は薄れてしまったように思えて……そこが、ちょっと残念ですね。 前作のホテル以上に「宿泊先の確保の仕方」が傍迷惑であり、豪邸の持ち主である金持ち夫婦が可哀想に思えちゃうのも、スッキリしない感じ。 元々、主人公のアクセルって「模範的な刑事とは言えない、悪党に近い人物」ではあるんだけど、本作に関しては「やり過ぎ」だったんじゃないかと。 とはいえ、欠点らしい欠点なんてそのくらいだし、基本的には「楽しい映画」でしたね。 ブリジット・ニールセン演じるカーラは「理想的な悪役美女」って感じで、男心を擽る魅力がありましたし。 アクセルの同僚であるジェフリーが、上司のトッド警部に成り切って電話に出る場面なんかも、コント的な魅力があって好き。 そして何と言っても、1で絆を育んだ「ビバリーヒルズの警官」達との友情描写が、本当に良かったです。 1のラストで友達になった二人と、2では仲良しトリオとして一緒に行動してるってだけでも、嬉しくなっちゃうんですよね。 これはシリーズ物ならでは、続編映画ならではの魅力であり、映画一本だけでは決して生み出せない味わいがあると思います。 ローズウッドの部屋で会話する三人とか、アクセルの嘘に呆れて他二人が同時にサングラス掛ける場面とかも、凄く好き。 ある意味では、続編映画というよりも、同窓会映画って感じですね。 「1で生まれた友情を、再び確認する映画」「懐かしいアイツらと再会して、また楽しく盛り上がる映画」って考えても、本作は充分に成功してると思います。 (こいつら、仲良いなぁ……)って、主人公達を微笑ましく見守るような気持ちで、エンドロールまでの時間を楽しむ事が出来ました。 【ゆき】さん [ブルーレイ(吹替)] 7点(2022-04-29 15:09:35)(良:1票) 3.『トップガン』での働きをいたく気に入ったプロデューサーがトニー・スコットを監督に迎え、主要スタッフもほぼ『トップガン』のチームに入れ替えられた第二作ですが、分かりやすく派手にが特徴だった当時のスコットの作風が良くも悪くも色濃く反映された作品となっています。前作のレビューにて、見せ場が少なめであることと、英語のスラングを理解できない人には厳しい内容であることを指摘しましたが、続編ではこうした前作のアキレス腱がほぼ解消されていました。 まず見せ場については、カーチェイスに銃撃戦に爆破と当時のアクション映画の見せ場が一通り詰め込まれたフルコース状態となっています。さらには、トニー・スコットの定番カラーであるメタリックな色調で画面全体の見栄えを一新した上に、敵方にモデル出身のブリジット・ニールセンを配置したことで、映画全体の見てくれはゴージャスかつシャープなものになっています。観客の目を楽しませるという点では、本作は大幅なパワーアップができているのです。 なお、ブリジット・ニールセンは前作の制作過程で気まずい関係になったスタローンの奥さんであったにも関わらず、スタローンは広い心で本作への出演を了承。そんなスタローンの寛大さに感銘を受けたドン・シンプソンは、感謝の意を表するためにローズウッド刑事の部屋に『ランボー2』のポスターを貼らせていたというわけです。ただし、そのニールセンは撮影中にトニー・スコットと浮気をしてしまい、本作はスタローンに対して大変な不義理を働くという結果になってしまったのですが。 次にコメディ部分ですが、こちらもアクセルのつくウソの質が変わったおかげで細かなニュアンスを理解しなくても笑えるようになっており、笑いの量は前作よりも確実に増えています。ただしこれには弊害もあって、「さすがにこんなことじゃ騙されんだろ」みたいな大ウソや口からの出任せが劇中ではまかり通ってしまうので、物語のリアリティは著しく減退しています。また、前作にはデトロイトの下町刑事とビバリーヒルズの役人的な刑事の異文化交流的な側面がありましたが、本作ではアクセル固有の要素が強く出すぎてしまい、もはや異文化交流の物語ではなくなっています。 【ザ・チャンバラ】さん [インターネット(吹替)] 6点(2018-06-22 22:27:40)(良:1票) 2.むかし民放の洋画劇場でこのシリーズを観てた頃は、シリーズ各作品の監督がすべて異なってるなんてことは気づかず気にせず、どちらかというとマンネリズムを楽しんでたような面もあったフシもあった訳ですが、何にせよ、この第2作は、トニー・スコット監督。そう思って観りゃ、確かに、強盗シーンなどのアクション、なかなかのキレの良さ、ですが、そう思って観なけりゃ、一作目とおんなじようなコトやってるなあ、と。そういう「変わらなさ」ってのも一種のサービス精神だったりもする訳ですが。 エディ・マーフィも、役が板についてきたというか、一作目よりも奔放かつ楽しそうに、アクセル役を演じている感じがします。 スタイリッシュなアクションがある一方で、カーチェイスを鈍重なミキサー車に演じさせてみせる、可笑しさ。 ジャッジ・ラインホールドがちょっとオイシイ役で、ちょっと腹が立つ(笑)。彼は単なる「いいヒト」として脇役に閉じ込められてこそ、持ち味が光る気がするんですが、どうでしょうか。 あと、ブリジット・ニールセン繋がりで、繰り返されるスタローンネタ。ああ気まずいことこの上なし、知ーらないっと。ってのも、今となってはもう古い話ですなあ。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2017-04-02 23:14:56)(良:1票) 1.1作目には劣るけど、それなりに面白い作品。しかし、本作においての1番の変わりようはローズウッドだろう。1作目ではどうも今ひとつ抜けているようなキャラだったのに対し、本作に至っては部屋には何挺もの銃、車にはショットガン、おまけにロケットランチャーまで撃って、まるでランボーやダーティ・ハリーのようにに豹変している。やはり、前作のラストの銃撃戦で何かが変わったのかな・・・あれはあれで良いと思うけど、何となくローズウッドじゃない気がする。 【クリムゾン・キング】さん 6点(2003-06-26 18:02:23)(良:1票)
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