みんなのシネマレビュー

サロゲート

SURROGATES
2009年【米】 上映時間:89分
サスペンスSF小説の映画化
[サロゲート]
新規登録(2009-09-25)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2012-03-24)【M・R・サイケデリコン】さん
公開開始日(2010-01-22)
公開終了日(2010-05-21)


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監督ジョナサン・モストゥ
助監督サイモン・クレイン(第二班監督)
ブライアン・シュメルツ(第二班監督)
キャストブルース・ウィリス(男優)トム・グリアー
ラダ・ミッチェル(女優)ジェニファー・ピータース
ロザムンド・パイク(女優)マギー・グリアー
ボリス・コジョー(男優)アンディ・ストーン
ジェームズ・フランシス・ギンティ(男優)キャンター
ヴィング・レイムス(男優)予言者
ジェームズ・クロムウェル(男優)キャンター博士
ジャック・ノーズワージー(男優)ストリックランド
デヴィン・ラトレイ(男優)ボビー
マイケル・カドリッツ(男優)ブレンドン大佐
山路和弘トム・グリアー(日本語吹き替え版)
田中敦子〔声優〕マギー・グリアー(日本語吹き替え版)
郷里大輔予言者(日本語吹き替え版)
藤本譲キャンター博士(日本語吹き替え版)
谷口節アンディ・ストーン(日本語吹き替え版)
脚本マイケル・フェリス[脚本]
ジョン・D・ブランカトー
音楽リチャード・マーヴィン
編曲リック・ジョヴィナッツォ
ケン・ソーン
撮影オリヴァー・ウッド〔撮影〕
イゴール・メグリック(第二班撮影監督)
製作デヴィッド・ホバーマン
タッチストーン・ピクチャーズ
トッド・アーナウ(共同製作)
製作総指揮デヴィッド・ニックセイ
配給ウォルト・ディズニー・ジャパン
特殊メイクグレゴリー・ニコテロ
ハワード・バーガー
K.N.B. EFX Group Inc.
特撮K.N.B. EFX Group Inc.(特殊効果)
ILM/Industrial Light & Magic(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
衣装エイプリル・フェリー
編集バリー・ゼットリン(追加編集)
録音ゲイリー・A・ヘッカー
字幕翻訳戸田奈津子
その他トッド・アーナウ(ユニット・プロダクション・マネージャー)
ジェーン・ジェンキンス(キャスティング)
ジャネット・ハーシェンソン(キャスティング)
ニック・グレニー・スミス(指揮)
あらすじ
近未来の地球。人類は、究極の危険回避システムとしてサロゲート(代理ロボット)に自らの生活を営ませ、自宅のベッドで絶対安心な日々を過ごしていた。しかし、ある日、システム開発者の息子のサロゲートが特殊な武器によって襲撃され、通常は安全システムで守られるはずの息子本人までもが死亡してしまう。サロゲートの存在を忌み嫌い革命を目論む組織もある中、事件の背後には思いもしない策略が隠されていたのだった。そして、一人のFBI捜査官が立ち上がる。彼は巨大な陰謀から人類を救えるのだろうか?

タコ太(ぺいぺい)】さん(2011-05-22)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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83.《ネタバレ》 近未来ものに見受けられる「全世界に○○が広まる」という設定は、おおむね極端すぎることが多く、この点だけでもリアリティを欠いている。 たとえば、現在でも携帯電話は世界的に普及しているが、携帯依存症の人はごく一部だし、自分の周囲にも携帯を使っていない人は何人かいる。 本作でも、「サロゲートを全員が常に使い、街には生身の人間がいない」という状況は、単純に「ありえないだろ」と一蹴されるレベルの設定だと思う。 また、「子供のサロゲートは?」とか、「犯罪率はむしろ増えるだろ?」「食事はどうしてるのか?」などといった疑問が湧き出し、ストーリーよりも気になってしまう。アクションシーンでは、ターミネーター化してるし(笑) テーマは悪くないはずだが、どういう理由で「サロゲートは人類に良くない」のか明確でなく、ただ話の構成上アンチを掲げているだけのように見える。 ラストの「サロゲートを全滅させる」といった極端過ぎる展開も、リアリティ無視の失笑に近い出来と感じる。相変わらず、攻撃も防御策もキーボード叩くだけで、ウンザリするし…。 塚原新さん [DVD(吹替)] 3点(2010-12-10 21:20:15)(良:2票)

82.《ネタバレ》 素材は悪くないが、煮込み具合が足りず、全体的に中途半端な仕上り。ディズニー映画らしく変にマジメっぽく説教臭いところは個人的には嫌いではないが、アクションとしてもサスペンスとしてもSFとしても物足りない。科学技術の発達に伴う人間性の喪失、夫婦の絆の回復を描いたヒューマンドラマ的テイストが盛り込まれており、それがいい意味での裏切りとはなっているが、上手くハマっていないところがもったいない。土台よりもメッセージの方が大きすぎて、バランスを欠いている。 サスペンスがメインの作品ではないにせよ、伝道師の正体、殺人事件の真相、両黒幕の存在などの見せ方に工夫がないのではないか。ただ、ストレートに“事実”を伝えるだけというのはあまりにも無策。例えば、伝道師が殺された際に、伝道師の正体をあの場面においてわざわざ見せる必要があっただろうか。伝道師が殺されたと観客にミスリードさせておいて、博士の家に着いた際に再登場させてネタ晴らししてもよいはずだ。刑事の相棒の女性についても乗っ取られたことをあからさまに見せるよりも、終盤まで観客に違和感を与えておいて、ラストにネタ晴らしすることで観客に驚きを与えることもできたはずだ。事件の真相についても違和感が残る仕上り。特殊かつ貴重な銃を殺し屋に渡しておいて、依頼主がその殺し屋をきちんとフォローしないという展開が許されていいのか。 また、「サロゲートシステム=悪」という単純な図式についても違和感があるところ。 “痛み”を感じないように殻に閉じこもっているところに問題があるが、生身の体になれば心の痛みに対して向き合えるかというのは分からず、擬似体だからこそお互いの気持ちに素直になれるということもあるはずだ。ネットやメールの方が素直に自分をさらけ出せるということがあるだろう。 よくよく考えると、「サロゲートシステム」の恩恵を一番受けていたのは、ブルース・ウィリスが演じた男だったのではないかとも思える。本気で妻と息子の死について向き合いたければ、初めから扉を蹴破って妻と話せばよいはずだ。妻が「サロゲートシステム」に閉じこもったことによって、ブルースは子どもの死や傷ついた妻と向き合うことから逃げることができていた。現実と向き合っていそうで、現実から目を背けていたのはブルース本人だったという気がしてならない。だからこそ、ラストの決断に繋がったのだろうが。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 5点(2010-01-28 23:29:30)(良:2票)

81.《ネタバレ》 「身代わりロボットがいたら、どんなにか便利だろうなぁ。(中略)トホホ~、やっぱり生身の体がいちばんだぁ。」という藤子不二雄のマンガみたいな物語をハリウッドが大人向けにマジに作ってます。人が寝ていてロボットばかりで動いている世界なんていうのは、とてもじゃないけれど非現実的だっていうのが判っているので、まずはその世界をなんとか納得するまでが大変。『マトリックス』みたいに仮想世界にしてしまった方が、よっぽど便利な状態だと思うのですが、それだとただの『マトリックス』のパクリになってしまうので、無茶な設定を優先、みたいな(でも結局『アバター』とカブってるんですが)。見てる側はいろんな無茶に目をつぶって。で、なんとか納得したつもりで映画に向き合うと、今度は物語がどっちを目指しているのかが全然見えてこなくて、また大変。ロボットが悪い、人殺しが悪い、企業が悪い、システムが悪い、アイツが悪い、コイツが悪い、いやいや自分が悪い、って、向かうべき方向がクライマックスのオチまで延々とぐるぐると迷い続けるので、登場人物以上に見てる側が振り回されます。プリウスが走っていたり、USBメモリ使ってたり、最初に出てくる字幕が「現代」となっている以上、実は今を舞台にした話なようなのですが、現代人がシンパシーを抱ける程に説得力がある話ではないのが大変キビシいところ。未来世界にして独自の美術世界を展開したらおとぎ話として楽しめたと思うのですが、そこまでの予算はなかったのかな。いや、それだと今度は『アイ,ロボット』とカブるのかな・・・ あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 4点(2010-01-22 18:04:50)(良:2票)

80.《ネタバレ》  言いたいことは山ほどあるけど、とりあえず車はいらないでしょう。  サロゲートの脚力、跳躍力。更には疲れを知らないときたもんだ。だったら職場まで全力疾走させれば良い。みんなサロゲート持っているんだったら、まず車社会でなくなってないとおかしい。  それに仕事はともかく、娯楽やプライベートまでサロゲート使うかな。それって人間心理に反してないですか?きつい仕事や危険なことはサロゲートを使うでしょう。ですが楽しいことは基本自分でやりたいはず。もちろん容姿に自信がなくてサロゲートを使う人はいるかもしれんけど、少数派のはずです。  で、『世界人口の98パーセントがサロゲートを使用』フムフム。まあ、いいでしょう。  『犯罪は激減。人種差別はなくなりました。人類が抱えてきた難問は短期間で解決しました。』ほほう。そりゃすごいね。それでそれで?  『戦争だー。どっかーん。サロゲートが闘うからゲームと変わんねーぜー。』っておい。人類最大の難問である戦争がなくなっとらんじゃないか。それともアメリカにとって戦争は人類が抱える難問とはとらえていない?そりゃ恐ろしい国だぜ・・。  まあ、なんか文句ばかり書きましたが、それなりに面白い作品ではあります。  世界観だけにおんぶにだっこではなく、しっかりストーリーが考えられているところは好印象。まあそれが面白さにつながっているかどうかはまた別の話ですが。  魅力のある登場人物が一人でもいれば違ったかも。ひまつぶしにはなりますが、人にオススメするにはあと一歩って感じです。 たきたてさん [ブルーレイ(字幕)] 6点(2020-07-03 00:10:14)(良:1票)

79.《ネタバレ》 設定が甘すぎる。 常識的に考えて、世界の中でサロゲートのようなハイテクを享受できるのは、一部の富裕層に限られるものだ。それが人口の98%が常用とか、ちょっとおかしい。 未来世界では貧富の格差は拡大しているのが常識で、ハイテクを享受できる一部の人間と、それ以外の大勢・・・という設定でないのは不自然きわまりない。 たとえば近未来SF映画の「タイム」にしても「エリジウム」にしても、何かすごく便利なアイテムを使える人たちは富裕層で、居住区は、富裕層と貧困層が住むエリアにきっちり分けられている。 「サロゲート」においては、”サロゲート使う人たち”と”人間として生きる人たち”で居住区が分かれているが、それはすなわち富裕層VS貧困層で分かれているのではないということに説得力がない。 (もし貧困でサロゲートが買えない人たちが住む居住区があるなら、それはサロゲートが買える富裕層の何十倍ものエリアと人口があってしかるべきだ。) また、SVI社のたった1社だけが98%ものサロゲートを供給してぼろもうけと言うのも、経済社会としてありえない。 携帯電話のように、大勢の人たちが利用するようになっていくにつれ、サロゲートを売る会社も、A社、B社、C社・・・と増えて、それこそセキュリティの強固さや値段などで競合していくのが普通だろう。 複数の会社がサロゲートを提供していれば、SVI社が襲撃されてすべてのサロゲートが一斉停止なんてこともなくなるわけで、常識的に考えれば、そういう仕組みを未来の人間が作っていないのがおかしい。 外に出なければ安心みたいに言うが、日光に当たらなければ体内時計がリセットされなくって不眠症になったり、交感神経と副交換神経のスイッチの切り替わりが鈍くなって鬱状態みたいになったり、ずっと引きこもってるから筋肉も退化して代謝が悪くなって太るし、メタボになればいろんな病気になったり、ひどければガンのリスクも高まるわけで、まったくもって、安心できる世界じゃない。 それにサロゲートだけで、恋愛、結婚、そして出産はできるのか? それを思えば、いずれは高齢化社会を向かえ、「子供の出生率0%!」なんて、今の日本どころじゃない大問題になるんじゃないのか? また、部屋で殺害されたらその殺害者がキーボードをちょいちょいっとたたくだけで「オペレーター変更」って、あっけなくオペレーターの立場をのっとられサロゲートを動かせるセキュリティの甘さとかどう。 ウィルスごときで、サロゲートが一瞬で停止してもう動かせませんっていうバックアップのなさとかどう。 博士が別のサロゲートを使っていることを知った女刑事が「重罪ですよ!」って言ったけど、そうやって犯罪の形として成立しているなら、複数アカウントもっていろいろなキャラになりすましてネット上に生きている人みたいに、複アカならぬ複サロを平然とやってる人もけっこういる世界ってことになる。 ということは、冒頭で、犯罪もなく平和な社会になりました、なんて前説はまったくのデタラメということになってしまう。 そして一番突っ込みたいのは、サロゲートをいくら若くしたところで、本人が年をとっていれば、そこまで、若いひとが楽しむものを楽しみたいと思うだろうか?ということだ。 なんだかんだいったって、年をとれば、年相当のものが好きになるはず。 10代のサロゲートを使ったって、中身が60代のおばあちゃんなら、お笑いライブに行くならNON STYLEじゃなくて、きみまろ を選ぶだろう。 20代のサロゲートを使ったって、中身が60代のおじいちゃんなら、クラブで踊るより、庭で盆栽してるほうが楽しいじゃろう。 ゆえに、博士のサロゲートがクラブに向かったり、ブルースの妻のサロゲートがミニスカはいて家で薬物パーティー、もとい、電気ショック・パーティーを開催しているところも「なんか違う」感がいなめない。 どのキャラも、サロゲートを先に見せておいて、あとでその本人(みんな、ふけていて、疲れた顔)を見せるという苦笑な演出と、終盤のサロゲートが一斉にバタバタっとなるシュールな景色くらいしか、面白みのない映画。 フィンセントさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2018-02-06 08:34:07)(良:1票)

78.《ネタバレ》 よくできた近未来のお話でした。ほとんどの人々がサロゲートと呼ばれるロボット系のアバターになり生活を送っているとゆう日常。生身の人間は家でヒキコモリ状態になって、ベッドでサロゲートを操縦してる世界。一部の生身の人間はそれを拒否して、独立区を作りそこで生身で暮らしています。そんな世界で、ある殺人事件が起こります。サロゲートが、ある武器により破壊され、同時にそれを操っていた自宅の人間までも死んでしまうとゆう事件です。普通はサロゲートが破壊されても自宅の操縦者は死にません。サロゲートごと操縦者が死んでしまうのは誰も聞いたことがない事件なのです。そして主役のFBI捜査官がその事件を解決するために捜査をするってストーリー。なかなかワクワクさせられます。事件はやがて大きな陰謀へと展開していきます。サロゲートはもちろんロボットなので、人間離れしたアクションも満載で、特に主役が腕がもげたサロゲートでピョンピョン、ジャンプしながら犯人を追っていくシーンや、カーチェイスでピョンピョン飛ぶサロゲートを追いかけるシーンが印象的でした。どんどん車で人をひいていっても、みんなサロゲートなので、誰も叫ばないって映像が結構シュール。戦争シーンもみんなサロゲートなので、死んでも平気。「今、世界平和のために戦争してるんだ」ってゆう司令官の緊張感のなさ加減が絶妙。サロゲートを操る人がこっそり変わっていたり、意外な人物がサロゲートを操っているとゆうのも、設定に応じたギミックで面白く、こんな世界での警察は捜査が大変だなーと思えてきちゃいます。一番、印象的なのはやっぱ街中のサロゲートがバタバタ倒れいく中、本物の生身の人間が家から出てくるシーンかな。ようやくヒキコモリをやめた的な開放感がありました。劇場で見たら、劇場を出るとき、よけいに同じような開放感を味わえたんじゃないだろうかとも思います。他にも世界観の細かな描写が面白く、観てて退屈しませんでした。近未来刑事ものが好きなら、観てもいいかも。 なにわ君さん [DVD(字幕)] 10点(2015-12-30 14:00:24)(良:1票)

77.《ネタバレ》 この世界なら車も銃も必要ないのでは…? SINさん [DVD(吹替)] 4点(2011-09-17 03:55:40)(良:1票)

76.ブルースウィリスに髪がある映画です。 アフロさん [DVD(字幕)] 5点(2011-06-03 00:31:56)(笑:1票)

75.《ネタバレ》 頭髪があるブルース・ウィリスと無いブルース・ウィリスが共演してました。基本設定は面白いと思う。人の感覚器官を代用するロボットがサロゲートと呼ばれている。尻尾はないけどアバターですな。ちゃんとセックスまでやります。サロゲートを破壊して、そのサロゲートとシンクロしている人まで殺した犯人を刑事役のブルール・ウィリスが追うサスペンス仕立て。それと並行して主人公の素性も少しずつ明らかになり、生身では接触しない夫婦間のいびつなコミュニケーションが描かれます。テーマはホストと五感を共有できるサロゲートによって人や社会はどのように変わって行くか?ということだと思うのだけど、その考察が浅い。ほとんどの人が活動領域をサロゲートに譲ってしまうことに説得力を覚えません。仕事を代わってもらえることが嬉しくても、娯楽まで代用させるだろうか? また、ラストで主人公が全サロゲートを破壊しますが、その選択もどうかと思います。「機械には血が通っていない」的なステレオタイプな描写に面白味はありません。しかも、あれは夫婦だけの問題でサロゲートの存在に責任転嫁する内容ではない。元々は体の不自由な人のための機械だったはずで、その需要を無視して良いのかとも思う。まぁ、少し真面目に考えてしまいましたが、本作はそのあたりを放棄してお気楽なエンタテイメントに逃げています。偏差値低いです。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2011-02-21 01:12:23)(良:1票)

74.《ネタバレ》 不老不死は人間の究極の願い。とりわけ“不老”は魅力的です。10代、20代の若さを維持できるとしたらどんなに素晴らしいか。ですから、もしサロゲートが技術的に可能になったら、それを拒否できるほど人間は賢くない気がする。本体の健康管理や生殖活動、サロゲートの犯罪使用防止策等の諸問題がクリアされれば、人類総サロゲートもあながち在り得ない話ではない気がしてきました。ただし、自分だったら主人公のように若かりし頃の自分を模したサロゲートは使わない。日々衰えていく自分とのギャップに打ちのめされるだけだから。全く別人のイケメンを操作して、社交的で積極的な「もう一人の自分」の人生を楽しむでしょう。現実の自分とは正反対の。あれ、でもそうなると何処に自分のアイデンティティを置いたらいいのか判らなくなりますね。シュミレーションすればするほど、怖くなってきました。やっぱりサロゲートはいらないです。物語の方も、全世界のサロゲートが活動不能になり、人生の主権が人類の手に戻りハッピーエンド。でも一度取得したテクノロジーを破棄出来ないのが人間の性。いや業です。歴史が証明している。だから後味は良いようでほろ苦いのです。 目隠シストさん [映画館(字幕)] 6点(2011-01-31 18:28:27)(良:1票)

73.《ネタバレ》 みんなさん点数低いですねー^^; 確かに世界観が過去のSF映画に似てたりは有りますが 私はこの難しい題材を意欲的に、よくここまで作ったと感心しました。 遠隔操作で自分専用のロボットを操る社会。操る自分は自宅で寝て暮らし そのロボットが仕事をこなし、報酬を得て暮らす社会。 って、イヤーそれ、私の理想世界ですよ、いやホントに! そう出来たらと何度思ったか知れません(笑) 五感など、感覚器官の乏しいロボットを操るのは疲れる作業かも知れませんが この作品に出て来るロボットは人間と同じか、それ以上の感覚で操れるらしく みんながドップリとこの横着システムに嵌って生きている(いいなぁ。。。) つまり、この作品の主題というのは 「人間がロボット操る事で、その操っているはずの人間の方がロボット化してしまう」 これが全編、骨太なプロットに繋がっていると思いました。 あと、主演のブルースウィリス。 この人が主演だと妙に明るくって オラオラ感やドヤドヤ感が満載のストーリーに成るのが定番なのですが 今回はかなり陰影苦渋に満ちた、渋い役回りに徹していて アクション主体というよりも、謎解きに重き置く展開に成っています。 サロゲートという遠隔ロボットシステムは、人間に表面を小奇麗に繕える自由を与えたとも言えます。 しかし、逆に言えば、人間自体が家に閉じ篭り、サロゲートと自らの姿(実体)の違いを否応無く見せ付けられる。 そして、益々家に閉じ篭り、サロゲート(建前)を益々美化してゆく。 それが人々の至上の喜びとなる。 まあ、何でも度が過ぎると醜くなる物ですが この作品はそういう「醜さや、いかがわしさ」までしっかりと描いています。 そして、最後のカタストロフとその後の再生は 全く、壮観の一言に尽きます。 かなり面白かったです。 一般人さん [DVD(字幕)] 8点(2010-09-18 13:42:45)(良:1票)

72.《ネタバレ》 結構な出来だ。何がかというと、サロゲート(ロボット)の表現が自然で、いかにもありそうな画のつくりは、このようなSF映画にとって生命線である。私はこのような近未来SFの場合、本当にありえるか、というリアリティよりも、もし○○だったら…という仮説を映像化して娯楽として提供する点を評価したいと思う。したがって、本作の画としてのリアリティは俳優の演技も含め及第点だ。それにしても、街を歩く女サロゲートが皆ボインなところとか、皺がないところなど、現代女性の欲求を端的に示していてまんざらSFでもないなと笑ってしまった。 田吾作さん [DVD(字幕)] 7点(2010-08-02 09:37:04)(良:1票)

71.面白すぎてウマ過ぎて、ここまで来ると何だか腹立ってくる(笑)、会心のSFミステリー。この時代の人々、自分自身は家で寝そべったまま、自分のコピーロボットを操り、実際の社会活動はこのコピーロボットが行っているという設定、これはもう、映画開始早々から、「あちゃ~、この映画、どうやらヤヤコシイことになりそうだぜ~」と、嬉しくかつ腹立たしくなってきます。勿論これは、ネット社会の匿名性を戯画化したものでもあるんだけれど、決してそれだけには収まらない。ヒネリの効いた設定が生み出す、錯綜する(といって訳がわからなくなる程は錯綜しない)ストーリー展開の妙味。またこの設定は、時にぶっ飛んだアクション、時にユーモラスなアクションをも生み出しますが、同時に、「老いの悲しみ」という普遍的なテーマもはらんでおります。いや実際、ブルース・ウィリスも、自分の老いをさらけ出し、結構、役者魂かけてこの主役やってますよね(そもそもアクション映画のヒーローでこんな弱っちいヤツ、初めて見ましたよ)。停止した奥さんのロボットの前で愕然とする彼の姿が印象的。そんでもってラストは、「何かが終わるとともに、別の何かが始まる」という素朴な感動、コレ、ちょっとホロリと来ました。ジョナサン・モストウ、このヒトやっぱり、某ヒット作の第3作とやらを撮るような人じゃなくって(アレはアレで結構いい仕事したとは思ってるんですけれども)、ほっといたら勝手にオモロイ仕事をしてくれるタイプの人だと思います(しかしこの映画を観てると逆に、モストウ版「ターミネーター4」ってのがもしあったら、ゼヒ観てみたくなる~)。 鱗歌さん [映画館(字幕)] 9点(2010-01-24 22:50:28)(良:1票)

70.最先端の在宅勤務だ! TERUさん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2023-04-22 15:02:27)

69.《ネタバレ》 細かいことを言うと粗が目立つけど、この映画が見せてくれる世界観はなかなか興味深く考えさせられることが意外と多いと思います。まず世界の98%がサロゲートを使用しているってことは、ほとんど全人類がニートになってしまったというわけで、それを想像するだけでもなんか楽しい。経済的な合理性やセキュリティ面からのありえなさはともかくとしても、これは変身願望を持つ人には堪らない魅力がある商品ですね。冒頭に出てくるクラブのボディコン姉ちゃんのオペレーターが実はメタボの中年おばはんだったというエピソードなんかドンピシャです。ブルース・ウィリスのサロゲートが妙に若々しくて、『シックス・センス』のころみたいな顔つきなのも笑ってしまいます。これはメイクの偉業かと思いますが、まさかCG?ロザムンド・パイクは『ゴーン・ガール』の先入観がどうしてもあるのでまたなんか悪さをするんじゃないかとドキドキしましたが、この人の無表情は究極のサロゲート顔というかサイボーグ顔です。 このお話は変身願望という視点やサロゲート文明に対する抵抗組織が登場するところなどから、シュワちゃん版の『トータル・リコール』と通じるところがあるようにも思えます。そして重要なメッセージとして依存症への警鐘があり、これは現在問題になっているスマホ依存症を予言していると感じました。そういった深いメッセージを軽快なアクションにまとめた良作だったと思います。 ネタバレですけど、このストーリーはスティーヴ・ジョブスが全世界のiPhoneを破壊しようとするみたいなものでしたね(笑)。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-09-08 23:42:05)

68.結構興味深いテーマでした。 押井守の攻殻機動隊の世界観が実写で来ましたねー。 攻殻マニアの方々の感想聞きたいな。 アチラでは、リモート義体という呼称でした。 そりゃアバター選ぶときは、いくらかでも美男美女にしたいよね。 でもそうするとどんどん個性が少なくなるような・・ 自分のような不細工は、アバター作れるとしたら誰を目指すか・・? うーむ、ピアースブロスナンか、カイル・マクラクラン? 全く別人だよね、 つまり当人は真逆という事よね・・ 映画のラストの何とも言えない開放感が、面白い後味です。 グルコサミンSさん [DVD(字幕)] 7点(2016-04-04 23:00:15)

67.《ネタバレ》 なかなか良く出来た設定。 ソレが当たり前の社会なので、物語の把握に時間がかかりましたが。 全部丸投げ、昔『パーマンのコピーロボットが欲しいなぁ』なんて言ってた自分を思い出しました。 ろにまささん [CS・衛星(字幕)] 7点(2015-06-14 06:02:40)

66.《ネタバレ》 ○ラストを見ると、サロゲートがばたばた倒れるシーンをやりたかっただけなのかと勝手に想像した。○ストーリーには多少の意外性はあるものの、やはりそこまで面白くない。○終盤オペレーターだけ救えると、謎のコードを喋って助かるシーンがあるが、さっぱり。セリフだけで一番大事な部分を済ませるのはひどい。 TOSHIさん [CS・衛星(字幕)] 3点(2014-10-20 22:37:34)

65.《ネタバレ》 ブルースのあの髪型は反則だろう。見どころはその一点のみ! リニアさん [映画館(字幕)] 5点(2013-05-12 02:13:52)

64.この世界観はありえんな。 pokobunさん [DVD(吹替)] 5点(2012-12-23 20:20:36)

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【点数情報】

Review人数 83人
平均点数 5.36点
000.00% line
111.20% line
211.20% line
31113.25% line
478.43% line
52530.12% line
61720.48% line
71720.48% line
822.41% line
911.20% line
1011.20% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 5.50点 Review2人
2 ストーリー評価 4.37点 Review8人
3 鑑賞後の後味 4.71点 Review7人
4 音楽評価 4.40点 Review5人
5 感泣評価 3.80点 Review5人

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