みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
112.《ネタバレ》 淡々と進んで行くところと、静かな独特の雰囲気は悪くない(好きな部類)に入るですが、なんと言っても松田龍平がまったくもって美しくない。主役でしょ?キーマンでしょ?演技が拙いのは、デビューでいきなり男色の役だから仕方ないのかもしれないけど、ビジュアルだけでも隊士みんなが惚れちゃうって言う設定に説得力があるようにして欲しかったなぁ。友達が言ってたけど、私には松田龍平が『パタリロ』にしか見えなかった。武田真治や浅野忠信がよかっただけに残念。 役者としてのたけしは好きだけど、トシさん演じるにはオヤジすぎやしないかい? 【キャロル・リード】さん 3点(2004-04-17 20:13:52)(良:1票) 111.…正直、なんとしょうもない映画かと。これでカンヌで賞取れるなんて騒いでいたマスコミがとても恥ずかしい。新撰組ってよっぽど飢えてたんですかねぇ?アレがラストで魔物と形容されるほどの存在だとはとてもとても…少なくとも僕には惣三郎にそれほどの存在性を感じ取ることが出来ないので終始、アレに振り回される連中がマヌケに見えちゃうだけです。それと…あいもかわらず沖田は美形の法則が強いんですね。彼だけはいつまでたっても美化された姿でしか描かれないのが不憫。 【もみあげ】さん 3点(2003-01-07 23:27:26)(良:1票) 110.私は男でしたが楽しめました。フランス人が時代劇を撮るとあんな感じになるのではないでしょうか? 【松下怜之佑】さん 8点(2001-09-27 15:16:45)(良:1票) 109. 幕末の京都を舞台に、むくつけき男どもの世界に入り込んだひとりの若者をめぐる物語。その妖しい魅力に波紋が広がる。新選組における男色を題材にした着眼点がよい。 耽美的な映像は素晴らしいが、出演者の演技が画面に融合していない。各々バラバラに演じて調和を欠く印象。俳優陣は力演ながら浮いている場面も。芸人はテレビで見るまんま。何よりも作品の核となる松田龍平の演技に難がある。周囲を惑わす中性的な佇まいを見せるためにはセリフを極力減らし、目力を活かして神秘性を強調した方が効果的な演出と感じる。好例として「ベニスに死す」のB・アンドレセンの存在感が思い出される。 【風小僧】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2022-08-21 16:00:44) 108.《ネタバレ》 大島渚監督の遺作ですが、何というか、テーマと言い、スケールの小ささ(誉め言葉です)と言い、映画全体を覆うザラついた空気と言い、デヴィット・クローネンバーグの映画を見ている様でした。 キャストはビッグ・ネームばかりなので、そこがまたアンバランスというか・・・ 最近は関西圏でしかほとんどお見掛けしなくなったトミーズ雅なんかほとんど主役だし。 観客を置いてけぼりにする演出と、過剰なまでに説明的な部分が混在し、とても不思議な印象で、内容としてもそこまで面白くないんですけど、トータルでは脳裏に残る映画だったと思います。 【J.J.フォーラム】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2022-08-03 09:36:20) 107.いやそもそも、何で土方がたけしなのよ。当時のたけしの年齢からしても、20歳くらい違ってるんじゃない?かりに違っているのはいいとしても、ああいう老成した大将みたいな芝居をしてはだめです。終盤の入口から、演技がまったくできないトミーズ雅に重心がシフトしてしまったのも、さらに足を引っ張ってしまいました。●結局これって、大島監督が「戦メリの夢よもう一度」の感覚だけで作ってしまったのではないのかな・・・。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-10-18 02:08:11) 106.《ネタバレ》 現実と幻想の中間のような雰囲気はいい感じ。殺伐とした時代が舞台でありながら、平和的な話として展開します。妖艶な松田龍平を取り巻く男たちの微妙な駆け引きやら腹の探り合いやら、けっこう楽しめました。 ただ当方は残念ながら衆道に関心がないため、今ひとつ没入できず。ストーリーも単純すぎて、いいのかこれでと。 だいたい伊武雅刀の存在理由がわからない。本筋にほとんど絡まなかったような。代わりにトミーズ雅が重要な役割で意外。もしかすると、途中でシナリオの変更でもあったんでしょうか。 【眉山】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-10-16 18:47:39) 105.《ネタバレ》 どう評価したもんでしょうね、これは。完全にホモ映画なんだが、完成度が高い。 映像や音楽にはゾクゾクくるものがある一方、男性としては嫌悪感が募るシーンもある。女性ならこういうシーンは好きなのか分からないけど。 ビートたけしはじめ配役も素晴らしいので、もったいない。恋愛映画のジャンルに含めて良いものか。 とにかくガチッとした組織のなかで人間関係がおかしくなっていく過程は見どころがある。 ラストシーンは謎のセリフも含めて、考察を読まないと分からなかった。難しいセリフも多いので、字幕付きで見るのがおすすめ。 【mhiro】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2021-10-12 22:06:22) 104.Huluで鑑賞。全員がわざと棒読みっぽく淡々と話す。色々と腹に抱えている剣士たちの探り合いを表現したのだろう。特に松田龍平は抑揚も表情もなくミステリアスで良かった。存在感はさすがで、組を揺さぶる美少年としての説得力があった。たけしの剣術シーンが見れます。田口トモロオは「あの顔で?」と言われるほどブスじゃないと思う。 【Bebe】さん [インターネット(邦画)] 8点(2020-08-19 17:12:07) 103.《ネタバレ》 久しぶりに見て、ちょっと今までと違った感想を持ちました。 ラストで土方(ビートたけし)が惣三郎のことを「化け物が棲みついた」と言ってるけど、 棲みついたというより彼は元々「子どもの化け物」だったのだろうと。 そして新選組に入って化け物として成長したんだと思いました。 入隊試験の時年齢を「18です」と答えて、土方に「本当か」と言われますが、 実際はまだ15,6だったのでしょう。 彼は血の匂いというか人を斬るのが好きなので、初仕事で罪人の首を切り落としても眉一つ動かしませんし、 内心「やったー!新選組に入って良かった!」と喜んだはずです。 自分の魅力に周りの大人たちが色めき立ち、自分を巡って争いが起きる。 最初は面白がって言うとおりにしてるけど、しつこくて面倒くさくなったら斬っちゃう。 つれなくされてムカついたので斬ろうとしたけど失敗したので、人のせいにしちゃう。 発想が単純。子どもだから。 彼の曖昧な笑みや態度に、大人たちが深読みして右往左往するけど、土方の言うように本当に「何も考えてない」のです。 惣三郎が沖田総司に懸想してたのは確かだと思いますが、彼の行動は「菊花の契り」とは一致しないので、 わざわざ挿入される話としては違和感があります。 総司は、隊の規律を守るためバッサリ成敗してしまいますが、表向きは惣三郎には何の罪もないので、本音は「嫌いだから」でしょう。 本音より建前の隊士の中で、沖田だけが正直で清々しいです。 武田真治がはまり役でした。 今まで映像の美しさや、不安定感を煽りながら耳に残る音楽や、 松田龍平の少年期特有の中性的な妖しさに気が取られがちで感じなかったのですが、 今回は、結構要所要所で土方が状況説明してるのが気になりました。 説明しすぎなくらいです。 認めたくないけど、土方自身も惑わされてたのでしょう。 伐られた桜の木はいい迷惑です。 どの視点で見るかによっても結構楽しめるので、忘れたころにまた見ると思います。 【nanapino】さん [DVD(邦画)] 7点(2020-07-09 00:05:56) 102.《ネタバレ》 過去に何度も鑑賞した作品。10年以上ぶりの鑑賞でしたが、やっぱりこの映画は好きです。「衆道」については正直言って嫌悪感しかありませんが、この作品においてはなぜか不快感をそれほど感じない。それは、松田龍平の妖艶な見た目があまりにも美しく、この映画独特な世界観とみごとにマッチしているから。ただ、加納と湯沢のシーンだけは本当に気持ち悪い、見たくない。(笑) あのシーンは絶対ないほうが良かったと思います。殺陣はどのシーンも緊張感があり、音楽も作品の内容と世界観にぴったり。ラストシーンは美しく妖艶な雰囲気を残したまま終わります。描いているテーマやストーリーだけでは評価できない映画。独特な世界観、雰囲気。理屈抜きに観ていて引き込まれる。これこそが映画!だと思います。 【たけたん】さん [インターネット(邦画)] 9点(2019-07-07 11:37:16) 101.《ネタバレ》 ラストがストーリー的にもカメラワーク的にも弱すぎる。「まさかこれで終わらないよね」と思ってたら終わってしまった。サイコパスのが同性愛に惹かれていくという面白い主題があるにも関わらずその描写がイマイチすぎる。一方でたけしをはじめ登場人物の心の声をいちいち音声で入れたりするのはセンスないと思った。全部が描かれないから視聴者は想像するのに、その想像力を奪ってしまっては仕方がない。これは大島渚と宮崎駿の大きな差だと思う。 あとトミーズ雅と桂ざこばが完全に普段の雅とざこばで笑った。演技しない方が良い場合もあるんですね。 【なす】さん [インターネット(邦画)] 6点(2019-02-10 02:58:03) 100.惣三郎が魔性の存在であることに説得力を持たせられるか否かが鍵だったと思う。松田龍平の惣三郎は、確かに妙な色気はあり、それでいてどこかぼんやりとした雰囲気で、その気がある者ならちょっと手を出してみたくなる存在としては成立していたと思う。でも、個人的にはビジュアル面で納得がいかず、そこは減点対象だった。意外に良かったのは武田真治の沖田総司。武田の芝居が上手くない、そこが却って沖田のどこか人離れした雰囲気が出ていたように思う。ほか坂上二郎の井上源三郎や、トミーズ雅の山崎烝といった脇役に良キャラ、好演があった。 内容的にはどうってことはない。80近かった大島渚には新選組の中の衆道を題材に、というのは一大事だったかもしれないが、いわゆるやおいの世界では使い古されている。「幕末史の中の新選組」を完全に省き、衆道に焦点を絞っただけに、なおさら「新選組モノのやおい」の域を脱することができなかったように思う。そこからもう一段、なにか欲しかった。 【C-14219】さん [地上波(邦画)] 5点(2015-10-04 01:54:25) 99.《ネタバレ》 名前を知る隊士がたくさん出てくるけど、池田屋も禁門の変も鳥羽・伏見もありません。テーマが「衆道」だからです。たけしさんは言葉通りに唾棄しました。自分も生理的には同じ感想です。妖しい雰囲気は嫌いじゃないし、タブーを暴こうとする大島氏の姿勢は理解するけど、共感するところが無く、説得されることもありませんでした。細かい部分で、武田観柳斎に藤原喜明を当てたキャスティングが唐突で面白かったです。ちなみに、統計的には10人に一人が同性愛者らしいので、「御法度」扱いされる性癖でも無いのでしょうけど…。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2014-04-02 02:01:27) 98.美少年というか怪しげな雰囲気がある松田龍平です。現在の演技と比べて、喋りに癖が無くて逆に新鮮でした。一部の役者が何を言ってるか分かりづらいシーンがあったのは、かなりマイナスです。 【真尋】さん [DVD(邦画)] 4点(2013-07-05 10:10:45) 97.《ネタバレ》 先に内容を知っていれば、ここのレビューを見ていれば、わざわざ2時間も費やして観ることのない映画です。男同士の色恋沙汰を娯楽として観るのは受け入れられない。 【いっちぃ】さん [地上波(邦画)] 3点(2013-06-19 23:50:49) 96.戦争という異常な環境の中で男色が描かれた『戦場のメリークリスマス』のように人殺しをするための集団という異常な環境の中で男色が描かれる。職業俳優を好まない大島渚はここで16歳のまっさらな、しかし松田優作の血をひく青年を主役に抜擢する。まわりを固めるのは二人の映画監督だ。演技をしない面々で作られた新撰組は妖しさを一層引き立てている。衣装も青に白のダンダラ模様といった見慣れたものではなく黒の着物。近藤でも土方でもなく沖田を中心に結束しているのもうまい改変だ。全てはこの集団に最初から潜む妖しさを表している。ロウソクの火のオレンジと月夜のブルーがやはり妖しく画面を覆う。オチだけコントみたいだった。 【R&A】さん [DVD(邦画)] 7点(2011-11-22 17:09:31) 95.《ネタバレ》 スタッフ、キャストの顔ぶれは申し分なしです。しかし、映画の出来映えには、あまり満足できませんでした。さすが大島渚、と思わせるものが足りないように感じたからです。また、 台詞を文字表現する方法がはたして有効か、今なぜ衆道というテーマを取り上げたのか、など疑問点が残ります。素晴らしかったのは浅野忠信の存在感ですね。作品を一本筋の通ったものに支えてくれています。 【ジャッカルの目】さん [映画館(邦画)] 6点(2008-12-09 22:45:29) 94.新選組と衆道(男色)という映画の題名どおりタブーな話題を正面切って扱った映画だし、監督が大島渚だし、話題倒れなんじゃないかと思ったら、大変に面白い作品だった。 近藤勇、土方歳三、井上源三郎いずれも役者の年齢が高すぎるのがやや難だけどそれを逆手にとってエピソードとして入れたりして、好感度は高い。 松田龍平がいい演技をしていたのに感心。 浅野忠信のうまさはやはり光っている。 トミーズ雅もなかなか良かった。 要するに全体的に良く出来ている。 なんだか怖い話だったけど、最後の終わり方だけがちょっと説明しすぎ、やりすぎという感じでじわじわと高まっていた怖さが急に冷めた感じだったのが唯一惜しいところ。 でも決着付けないとしょうがなかったのかな。 もうひとつ、いくら衆道をあつかったからといって床のシーンは見たくなかったかも。 【称えよ鉄兜】さん [ビデオ(邦画)] 8点(2007-09-10 03:54:38) 93.“衆道”というものを題材に撮られた異色の時代劇。 前知識無しでいきなり観て、単なる時代劇だと思っていたところで、このテーマだった為、正直驚いた。 そして、この作品を観て、初めて『ヤオイ』という言葉を正確に理解した。(それまで聞いたことはあったが。) さて、主人公は松田龍平。 あの松田優作の長男だ。 しかし、どうもこの役者が苦手だ。 大体、新撰組の野郎どもに狙われるほど、魅力があるとも思えない。 その辺のリアリティが欠けてるので、いきなり入り込めなかった。 “ヤオイ”モノを観るのは初めてだったが、そんなに抵抗感はなかった。 それよりこの役者のミスマッチぶりの方に抵抗を感じた。 【にじばぶ】さん [DVD(邦画)] 4点(2007-09-01 20:49:38)
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