みんなのシネマレビュー

ムッソリーニとお茶を

Tea with Mussolini
(Un Te con Mussolini)
1999年【伊・米】 上映時間:114分
ドラマコメディ戦争もの
[ムッソリーニトオチャヲ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2017-07-20)【S&S】さん
公開開始日(2000-05-27)


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監督フランコ・ゼフィレッリ
キャストシェール(女優)エルサ
ジュディ・デンチ(女優)アラベラ
ジョーン・プロウライト(女優)メアリー・ウォレス
マギー・スミス(女優)レディ・ヘスター・ランダム
リリー・トムリン(女優)ジョージー・ロックウェル
パオロ・セガンティ(男優)ヴィットリオ
脚本フランコ・ゼフィレッリ
ジョン・モーティマー 
撮影デヴィッド・ワトキン
製作ユニバーサル・ピクチャーズ
配給UIP
特撮ジョヴァンニ・コリドリ(特殊効果スーパーバイザー)
衣装ジェニー・ビーヴァン
編集タリク・アンウォー
字幕翻訳戸田奈津子
あらすじ
ファシズムのイタリアとイギリスとの融和を信じ、魅惑の街フィレンツェに住み着く一群のイギリス人の年配女性らは死んだ仲間の息子ルカの親代わりを勤めていたが、無責任な父親によってルカはオーストリアに送られてしまう。イギリスがイタリアに宣戦した年に戻ってきたルカは敵性外国人となったオバサンたちに対する恩も英語も忘れず、ユダヤ系アメリカ人の美術収集家エルサと共に秘かにオバサンたちを助けようとするが、日本軍の真珠湾攻撃とアメリカの参戦によってルカが淡い恋心を抱くエルサは最も危険な立場に追いやられる。

かわまり】さん(2010-04-05)
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【クチコミ・感想】

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25.イタリア在住のイギリス人とアメリカ人の戦前・戦中を描いた、イタリアとアメリカの合作映画ですけど、イギリス人が主役ということもあって、ウィットに富んだイギリス映画っぽい仕上がりになってます。登場するおばさん全員が主人公ではありますが、テーマを代表してるのはマギー・スミス。すっかり光を失った大英帝国のご威光を信じ、全く明確な地位ではない前大使未亡人という権威を信じ、抜け目のないファシスト・ムッソリーニを信じきる。そんなイギリスを笑う、伝統に縛られないリリー・トムリンや成金シェールが代表するアメリカも、時代の変化には気づかない。気づいた頃には時既に遅し。しかしこの時、世界中の誰もがそれに気づかなかったのです。一体誰が、彼女達を笑うことが出来ましょう? ということで、6点献上。 sayzinさん 6点(2005-01-11 01:12:03)(良:1票)

24.若い頃のゼフィレッリの、エネルギッシュで、瑞々しい青春の輝きに満ちた作品にひとかたならぬ思い入れを持っているけれど、年齢を重ねてのこの作品も、地味だけれどもしみじみと本当にいい作品。知っている人が少なそうなのが残念です。美しいフィレンツェの風景や、豪華な女優陣の演技ももちろん見所だけど、個人的には「ロミオとジュリエット」や「ブラザー・サン シスター・ムーン」に触れるエピソードが興味深かったです。父親からの愛情には恵まれなかったかもしれないけれど、こんなに素敵なご婦人達に愛情を注がれて育ったルカ。これがゼフィレリ本人の話だと思うと一際感慨深かくて、彼の映画の美しさの理由が解った様な気がします。 やむちゃさん 9点(2004-07-14 17:46:49)(良:1票)

23.《ネタバレ》 イタリアは芸術の都フィレンツェを舞台に、イギリス人コミュニティの視点から第二次世界大戦を描く、毛色の変わった戦争映画です。見始めると、イタリアが舞台なのに、ほとんどの人が英語をしゃべっていることに、疑問を感じましたが、フィレンツェに在住のイギリス人コミュニティの話であることが分かってきます。主人公は、イタリア人実業家の私生児の少年です。父親の子育て放棄により、イギリス人秘書に引き取られ、イギリス人コミュニティの中で育てられることになります。コミュニティには、同じ言葉をしゃべる外国人という立場であることから、アメリカ人も含まれています。しかし、かつてムッソリーニとも親交があり、今でもティーパーティーにふける在伊英国大使未亡人からすれば、商売や研究、芸術趣味のために来ているバイタリティ溢れるアメリカ人女性は、野蛮以外の何物でも無く、その未亡人が、ことあるごとにアメリカ人の悪口を言っているというのが前半です。主人公が少年から青年に成長するとともに、世界情勢は悪化し、戦争からは縁遠い芸術の都にあっても、第二次大戦に巻き込まれていくというのが後半です。戦線から離れたところから見る第二次大戦の一側面として、参考になりました。国境が地続きの国家間の戦争って、日本に住んでいるとなかなかイメージできないのですよね。興味深いと思ったのは、日本の真珠湾攻撃によりアメリカ軍が大被害を受けるというニュースに、イギリス人コミュニティに笑みがこぼれるところです。安堵の表情に近いかも知れません。これは「日本軍グッジョブ!」という意味ではなく、アメリカが参戦したことに対する歓喜です。なるほどなぁと思いました。ひ、人が死んでんねんで?とも思いましたが。後で調べてみたところ、監督の半自叙伝的な作品とのことなので、この作品の空気感はそれなりに信頼できるものだと感じました。 camusonさん [DVD(字幕)] 4点(2023-03-03 19:49:18)

22.タイトルに惹かれての鑑賞。舞台であるフィレンツェの何というかフワッとした美しさはこの監督らしい。戦時下では正しい情報を得て適切に行動する事が生死の分かれ目なのを思わされます。信じた者に裏切られたヘスターとエルサ、それでもそれぞれが生きてゆこうと前を向く姿が印象深い。マギー・スミスのこういう役どころは天下一品、シェールも凄い存在感。ジュディ・デンチはもう一つ影が薄かったかといったところ。淡々としてはいるもののしっかりとした筋立てに魅入った佳作です。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2021-08-08 15:13:43)

21.最初はコメディタッチのホームドラマかと思いきや、やっぱりムッソリーニ、戦争になってしまう。しかしシリアスな面を見せながら、明るく陽気に吹き飛ばしてしまうところはまさにイタリア的。女優さんたちは英国人が主でシェールのような米国人も混じっているが、英語という共通語、米国も英国もスコットランドもない。 それぞれ個性がある女性たちだが、シェール、マギー・スミス、デンチと豪華なメンバー、でも私はジョーン・プロウライトのメアリー・ウォレスが一番好き。マギー・スミス、デンチよりも若く見えるけど実は一番年上なんだな。ルカをとてもかわいがっていたと思うし・・・。ストーリー以上に映画の雰囲気が良いと思う。 ところで映画の中にロミオとジュリエットが出てくるが、オリヴィア・ハッセーを擁して映画を撮ったのはこの監督だったのだ。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-07 22:46:59)

20.前半からして登場人物が多いとは思っていたのですが、魅力的に見える話が広がらずにいろんな話をごちゃごちゃ入れ込んである感じがしました。ルカとの結びつきなんかももっと描けばと思ったり。 色鉛筆さん [インターネット(字幕)] 5点(2009-05-18 07:56:10)

19.う~ん、イイ映画。まずタイトルが良い。舞台はフィレンツェってのもイイ。ウフィツィのボッティチェリの前でティータイムなんて羨ましい。ロミジュリやブラザーサンがさりげなく入っていたり、何と言っても豪華俳優陣に、さすがはゼッフィレッリ、と堪能。彼の素晴らしい美的センスや感性の背景には、こんな特異な環境があったとは! 彼の作品ではクライバーとのオペラ『カルメン』と甲乙つけ難く好きだなあ。音楽も良いし、衣装、美術もステキ。もう何度も見たけれど、見る度に酔いしれる。まぎれもない名作だと思う。やっぱりゼッフィレッリ、好きだなあ。 すねこすりさん [映画館(字幕)] 9点(2009-04-30 11:17:53)

18.昔見た同時代を描いた伊映画「ふたりの女」が重かったので、監督、出演者を知ろうともせず題名で敬遠していたクチです。でも鑑賞して後、この題名をつけた意味がわかりました。マギー・スミスのガラにぴったりの演技が見れて思わぬ拾い物をした感じです。 TV版旧マープルシリーズのジョーン・ヒックソンが一瞬映ったりもしています。 夕顔急行さん [ビデオ(字幕)] 7点(2007-02-13 16:40:17)

17.う~ん(涙)、前半最高なのに!! 終盤のとってつけたような展開がひじょーに気に入らない。9-3点。 ジマイマさん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-23 22:38:05)

16.秀作。役者がツブ揃い。特にシェールがいい。ゼフィレッリ監督だものねえ、もっと早く信用買いすべきだったなあ、と後から思いました。 笑っちゃったのが、見なかった息子の一言。「あれ、だってヘプバーンでしょ?」だって。 だから見なかった、というのも往年のファンに失礼な話ですが、ティファニーとムッソリーニを間違えたんだってさ。ありえへーん! おばちゃんさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-06-29 00:06:00)

15.《ネタバレ》 さすがゼフィレッリ作品というだけあって、イタリアの風景をあるがままのように美しく撮っていた。エルサとレディへスターの妙な結びつきや、イギリス人のシェイクスピア信仰など古典的ではあるが、ほっこりさせてくれるものだった。 POKKYさん [地上波(字幕)] 7点(2005-09-16 09:37:35)

14.《ネタバレ》 映画としては構成がグデグデ過ぎ。あっちゃこちゃに話が飛んでるのを、無理矢理に束ねてる印象で、映画としてまとまりがなく、せっかくの豪華女優陣の熱演も浮いてしまい、どの映画でも常に浮いてるシェールだけが、妙になじんでいるという皮肉なことに。ただ、最後の「ルカはアーチストになり、この映画の監督を務めた」という一文に、時間と歴史の流れの重みをジーンと感じた。 永遠さん 5点(2005-01-26 03:31:18)

13.所々で流れる和やかな雰囲気の音楽が嫌らしい。 parabenさん 3点(2004-12-29 20:51:45)

12.強い女性は素敵だね!! ゆきむらさん 8点(2004-12-26 21:22:07)

11.この作品を一言であらわすと”有閑マダム達の宴”です。とにかく”ほのぼの”なのです。こういうのはあんまし観る人少ないと思います。私もなんとなくで観てしまったのでその”なんとなく”が無かったら多分一生観ること無かったと思います。まずテレビ放送なんて民法ではあり得ません(視聴率取れません)。若い人は観ません(いや観る前に私が注意書きしておきます。別にサスペンスでもなんでもなくドキドキ感はございませんよ。うわ~面白かった系でも無いので観たら損しますよ。多分眠くなりますよ。要はほのぼのですよ。ほ・の・ぼ・の。お分かり出来ましたか)。たまに批評こそ我が命の方が批評するために観られるくらいでしょう(暇な人だ)。ひとつだけ「あらら」と思ったことがヘスター夫人の孫がアメリカの参戦を聞いてから女装していた服を脱ぎ捨てて「僕は男だー」みたいなところがまさに”匹夫の勇”だと感じた。みんな彼が男だということがバレないように協力しあって隠し通してきたのにつまらない意地で正体を明かしてしまって他の人がもし隠匿罪により拷問でもされたりしたらどうなっただろうか?。彼の行動は短絡的で一時の衝動にかられている。まったくもって不愉快だった。私だったら”女”として貫く自信がある。そして戦争が終わっても女装はたまにするかもしれない。 tetsu78さん 8点(2004-12-15 01:50:22)

10.期待通りの精緻な描写が盛り込まれ、イタリア人気質的とでもいうのかほのぼのとした人情味溢れる映画でした。役者さん達の演技もすばらしいし、F. ゼフィレッリさすがですね。実は、衛星波で放映されている最中に気づいて慌てて終わり30分あまりしか見ていないのですが、必ず全て鑑賞し再レビューさせていただきます。 黒い鶫さん 9点(2004-07-18 11:12:37)

9.これは本当に監督の自伝的思い出だったんですね。彼が少年期から青年期の大戦中に関わった老レディたちへの敬愛が感じられます。 独裁者や戦争中の話なのにこのレディ達にはどこかのんびりとしたユーモアが漂ってます。 個性的なレディたち、特に元英大使夫人のマギー・スミスがどんな状況でもマイペースで誇り高いイギリス流なのがちょっとシニカルでユーモラス。 彼女が軽薄で下品だと軽蔑するアメリカ人女性がシェールですが、大らかな役柄もあってか魅力的でした。 その他にも実力派の女優共演や美しいフィレンツェなどの映像も味わい深く、ほのぼのと暖かい後味がします。 キリコさん 7点(2004-07-14 19:19:59)

8.これだけの女優たちの中で、若さと貫禄をあわせ持ったシェールが光っていた。 デイジーさん 7点(2004-06-09 00:13:20)

7.シェールが予想外の好演。 STYX21さん 8点(2003-11-13 06:44:06)

6.うまい女優がこれだけ揃うと圧巻。巧みな人物描写とゴージャスな衣装はさすがゼッフィレリ。舞台を観ているような面白さ。 mimiさん 8点(2003-10-19 01:04:21)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 25人
平均点数 7.16点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
314.00% line
414.00% line
528.00% line
6312.00% line
7624.00% line
8728.00% line
9416.00% line
1014.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.00点 Review1人
2 ストーリー評価 9.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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