みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
53.《ネタバレ》 完全版を鑑賞。正直、「3時間半は流石に長いだろう」と思っていましたが、なかなかどうして、飽きずに観られました。最初の1時間はほぼ現状説明に費やされます。核戦争後の世界。人類は滅亡の危機に瀕しているという。だのに悲愴感や滅亡への恐怖が感じられません。木々は青々と生茂り、人々の生活も日常の中にある。昨日と変わらぬ今日が来たように、今日と変わらぬ明日が来るだろう。そう思えるのです。しかしこの認識が途方も無く甘かった事に気付かされます。スカイダイブした後にパラシュートを付けていない事に気付いたような。“楽観”は決して悪ではありません。生きていくための知恵。でも現状認識を鈍らせ、想像力を狂わせる作用も孕んでいる。楽観も過ぎると、しっぺ返しを食らうかもしれない。人類滅亡を描いた物語でありながら、死体がほとんど出てこないのは特筆モノ。直接的な“死”を扱う描写は驚くほど少ないです。多分製作費に起因するのでしょうが、結果的にコレが良かった気がする。壊れた大橋。人のいない街。それで十分伝わりました。取り返しのつかない過ちを犯したことが。死体を出さずに、観客に死を意識させることに成功していると思います。それに結果を見せなければ結果を想像出来ないようなら、核戦争は絶対に防げないとも思う。それにしてもこの邦題とDVDパッケージはナイ。日本の配給会社の苦心の程が想像出来ますが、B級C級パニックものを期待したであろう観客の精神的ダメージは大きいでしょう。シュワちゃん主演のオカルトアクション映画の題名にも被ってるし。 【目隠シスト】さん [DVD(字幕)] 8点(2008-09-23 19:53:35) 52.《ネタバレ》 渚にてのリメイク。 重いです。滅亡が決まってしまった日々をどう過ごしたらいいのか。 なんの希望もない時間を自分ならどう過ごすだろうか。と考えてしまう。 直接的な惨状ではなく、残された人や物の悲しさと、残された者も死に行くという悲惨さが何とも言えませんでした。 ここ日本は、被爆国。核兵器の悲惨さを知っています。直接的な悲惨さを唯一知る国ですが、一方でその主張の中では人の命や人生ばかりにフォーカスされ現代の核兵器が起こすであろう大規模汚染については後回しな感があります。 また他方で、悲惨さを知っているはずなのに、一部の人が危ない国に原子力開発製造設備を平気で売ってしまう。しかもニュースで流れていても広島以外には誰もが無関心。 何となくこういう部分が先進国中から見透かされているような気もします。 無惨な死体や惨状を描くのが被害者の美学であり、一方的に通る理屈という日本映画の古典的な手法とは一線を画します。 世界中がおそれていることを、正直に描いている映画です。 この国がこういう結末に荷担してはいないかと思うといたたまれない。こういう結末が来たらすべての命が無くなってしまいます。 【黒猫クック】さん [DVD(吹替)] 7点(2008-09-13 17:14:56) 51.《ネタバレ》 破滅系の映画の中では珍しく比較的ゆったりめで死がやってくる。目の付けどころは認めるけどさすがに長すぎて疲れた。あと主役の女優さん(姉さんのほう)はちょっとしたしぐさや喋り方等々、不愉快要素が強すぎ。なぜ起用したのかが理解出来ない。ラストも船長が戻ってくるべきじゃない。死体役のぷるぷるとアイデア賞で4点。 【オニール大佐】さん [DVD(字幕)] 4点(2008-07-20 18:33:47) 50.《ネタバレ》 テーマは重く、考えさせられるものなんですが、妙に恋愛要素が強調されていた仕上りがで肌に合いません。リアル描写に関してはオリジナル版よりこちらの方が上なのにも関わらず、訴えかけてくるものはオリジナル版の方が遥かに大きかった。観たのはこっちが先なんですけどね。 【MARK25】さん [DVD(字幕)] 5点(2007-04-15 21:13:21) 49.観終わってすぐは憂鬱になり、その後、「本当に起こりそうで怖いなぁ」と思う。しかし、登場人物がそれほどカッコよくも美人でもない人達だったのが、感情移入できなかった。それもリアルでいいのかなあ…。おっさんおばちゃんの恋愛話なんか観ていてだるい。特になんだあのヒロインの姉は。なに色気使ちゃってるんだ?とっくのおばちゃんまっさかりなのに、美人だと勘違いしてないか?あんたの生背中なんかみたくないから!! 【Syuhei】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-10-21 00:04:24) 48.《ネタバレ》 くっだらねぇ。こんなのは、核の恐怖を微塵も知らないような大馬鹿野郎が想像だけで描いた、ただの妄想劇だ。こんなクソ女と馬鹿男どもの恋愛劇なんぞを軸に、一体何を伝えるつもりだったんだ? もっと壮絶に死んでいった何億もの人間達を何故に描かない? わざわざ被爆国まで潜水艦を出向かせておきながら、破壊し尽くされた街を何故に描かない? 戦勝国目線の核に対する意識って、こんなにもぬるいものなのか(グロテスクな表現や派手なシーンを見せろというのでは断じてない)。猛烈に落胆した。 「私も最低限、人としての尊厳を保って美しく死のう、いや、死ねるはず」とか思い込んでいやがる。甘すぎる。つまりは「どこか絵空事」なのだ。 ヒロシマは見たのか!ナガサキには行ったのか! そこに晒された阿鼻叫喚の地獄絵に感じるものはないのか! この程度の内容で反核を唱えたつもりになってるんだとしたら、世界はほんとにおしまいだ。 もし、製作者達がエンターテインメントだと言い張るのだとしても、それでも絶望的にツマラナイ。こんなバカバカしいドラマやってる余裕なんかあるはずないだろう。まったく現実味がない。チマチマとつまらんことでストーリーを盛り上げようという意図がミエミエで嫌悪感を覚える。DVDのパッケージ写真だって完全に詐欺行為だ(ほんとにいい加減こういうことやめてくれ)。手抜きシーンがどうこうなんて、いちいちあげつらうこともバカバカしいからやりたくない。拷問のような3時間半。 これほどの長編だというのに、人類が滅亡していくというまこと重大な局面だというのに、描いたのはたったこれだけなのか? もっと伝えたいと思うものはないのか? ダメだ。。。情けなくて本気で泣けてきた。つまらない映画を見せられたからというのも、もちろんある。でも、それ以上に、この「戦争に対する認識の甘さ」に悲しくなるのである。***途方もなくラジカルなレビューですが、どうかお許しください*** 【とっすぃ】さん [DVD(字幕)] 1点(2006-08-14 03:50:17) 47.何時間か立ち直れないほど気が滅入った。これほど救いのない映画も珍しいと思う。核所持国のお偉方にぜひ見ていただきたい。恋愛ドラマ部分は長すぎて蛇足に思わます。三時間半飽きずに見られたが、心に重過ぎるので、もう二度と見ないだろう 【サイレン】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-01-12 16:39:20) 46.長かった。3時間半はちょっとな~。ストーリーも重いし。核戦争というと焦熱地獄で蒸発するように瞬殺されるイメージだったけど違うね。放射能でゆっくり死んでいく。だから取り乱した人たちもまた冷静に自分たちの死について見つめなきゃいけない。しずか~に人間の尊厳を保ったまま死んでいく。なんか美しい。最後には恋愛、家族愛に行き着くんだろうね。ビターな中にも一握りのハッピーエンド。…でもね、これは白人の価値観で描いた終末だよね。白人の妄想、甘いよね。これが価値観の大きく違う集団が入り混じった社会ならどうかな。貧富の差が極端な国とか。あくまでオーストラリア限定の終末ファンタジーかもしんないね。…と悪態をついてみましたが、まあ長いことに目をつぶって年末のドラマ特番のつもりで観ればなかかなか。長いだけあってドラマの背景説明も端折らずしっかりできてるから、気がつくと共感してる自分がいたりします。…やっぱり中国は台湾へ武力侵攻するんでしょうかねぇ… 【ごりちんです】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-12-07 17:48:22) 45.《ネタバレ》 「核戦争が終わってから」の話なので、核戦争自体(アクション)を期待して観るのはマズイです。こんなに暗い話もないよな~って感じで落ち込みますが、全員が死に逝く状況になっても普通に生活している人とか、そういう雰囲気は好きです。でーもヒロイン(姉)の破天荒&尻軽っぷりがちょっとなぁぁ…… 【えむぁっ。】さん [ビデオ(吹替)] 7点(2005-12-01 00:30:47) 44.ビデオ屋さんのパッケージの表紙が気になり、借りてきてみたのですが、こんなに暗い (絶望的な)映画は本当に久しぶりです。まじでえらいものを借りてしまったと悔やみながら早く終わらないかと思いながら見ていたのですが、これが長いんだな本当に。うちも 主役と同様3人家族のため自分が同じ状況になった場合どうするのだろうかと見終わった後考えさせられました。2度とは見たくはないですが、記憶に残る映画です。 【pokobun】さん [DVD(字幕)] 5点(2005-10-31 22:18:35) 43.《ネタバレ》 まず、カラーでは当たり前ですが国旗や景色やら色がついていて観やすい。 けれど潜水艦の中の色使いがあまりにも派手すぎ。 これでは宇宙船の中です(苦笑) 演出、これはもうオリジナルのわかりくいところを解明してくれていますが、 あまりに説明しすぎて逆にしらけてしまったところがラスト・・ ラストの描き方が湿っぽすぎてそれが大きな不満なのですが。 エンディングなんかもうメロドラマ状態ですよ。 家族愛に恋愛にとそれぞれの終焉を丁寧に見せられるのですが、 フェラーリの博士の最期の描写以外はしらけてしまいました。 逆に感動したのが中半の黄色い車の一家自殺シーンです。 ああいう描き方のほうが客観的でいてすごく哀しさや悲惨さは伝わってくる。 ラストの家族愛描写はひつこいというかいきなり子供が入ってくるので、 全然感情移入ができなかったのです。 それまでにも出てはきますがあまりにも描かれなさすぎでした。 言葉は少なくとも最期は映さなくとも恋愛や家族愛を想像させ、 後味の悪さと観るものに考えさせるゆとりを与えてくれたのはモノクロのほうだった・・ 伝えたいことがわかったのはモノクロの説明不足のほう、それをカラーで観て気がついたのも 皮肉です。 さてではこのリメイク版はなぜオリジナルより自分はいいと思うのか? わからないことよりもわかるのに描かれてなかったリアルさです。 ジワジワと時間が迫るのでパニックになって逃げ惑う人々とまではいきません。 でも暴徒や身勝手な行動を起こす人々はきちんと描かれており、 しかも主人公がアメリカ軍人ということでモノを投げられるなどの描写は納得できる演出です。 絶対にやってほしかった死体や病んでゆく人々はもちろんのこと、 これらリアルな描写がきちんと描けているからこそリメイクは成功したといっていいでしょう。 大統領や世界のニュースが流れるのはワンパターンなので好みませんが、 この作品に関してはなにしろ戦争当事者であるアメリカのニュースは必要です。 自然現象などではないのですから説得力があります。 「渚にて」でキーポイントになったあのコカコーラの空き瓶は、 このリメイク版でも使われていて感心しました。 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-09-23 13:09:17) 42.監督も役者も無名なのでB級扱いされているが、同じ滅亡モノでもデイアフタートゥモローなんかよりよっぽどいい映画だった。監督がエメリッヒやスピルバーグだったら超大作だったのだろう。内容は核により人類が絶滅するシリアスドラマ。ちなみにレビュアは核反対の空想的平和主義者ではない。 【Arufu】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-08-01 11:27:37) 41.先日レビューしようと皆さんの投稿を拝見して、ミイラ女のまぶた?と気になってしまったので見直しましたよ。すんごいね。すんごいピクピクしてるね。初見で気づかなかった自分にツッコミを入れたいくらいにうごいてるね。やーでも好きですわこの映画。パニックものって(この映画はパニックじゃないが)長くていいと思うんだよね。デイアフタトゥモロのレビューにも書いたんですが、こういうのはむしろ出来るだけ長くしつこく人物追って欲しいの。人物だけじゃなくて説明的場面とか含めてね。そういう点ではまさによしよしなんだが、若干淡々としすぎな感はあった。バランスの問題かな。 【らいぜん】さん [DVD(字幕)] 7点(2005-05-01 02:27:40) 40.長かった。と、まずは一言。最初からすでに、ほとんど手遅れという状況が良い。それに、最後が全体的にダークな感じで終わるかなぁっと思ったけど、一番最後にいちよう救いのシーンがあってよかった。 【幕ノ内】さん 6点(2005-03-28 22:10:07) 39.ビデオの表紙からしていかにもおもしろくなさそうなB級映画かと思いましたが、意外に良かったです。ただヒロインの女優をもっと美人の方にすればよかったのに・・・。 【リトルバード】さん 4点(2005-02-23 03:18:27) 38.《ネタバレ》 災害とかそういうんじゃなくて、核という人間の手によって行われた事の報い。これによって人類は死滅してしまうので、何とも考えさせられます。生き残った人たちの希望があんな形で裏切られるとは、むごいとしか言いようがない。テーマ自体は深い映画ですが、作りはそうでもないです。パニックもの見るよりはいいと思いますが。 【カーマインTypeⅡ】さん 7点(2004-06-24 06:22:27) 37.原作は傑作です。ミイラ化した女の人が瞬きするのぐらい、何とかならなかったのかね。 【マックロウ】さん 3点(2004-06-08 16:36:16) 36.《ネタバレ》 はじめは、ありがちな終末パニックものと思って、気軽に借りてみたのですが・・・。観終わってしばらくは立ち直れないほどのインパクトを受けました。全面核戦争の本当の恐ろしさをリアルに見せつけられた感じです。ラストは一応ハッピーエンドといえなくもないですが、設定上、人類は最後には「一人残らず」死滅してしまう物語です。その設定に改めてショックを受けました。人類が生きた証をこの地球で誰も知ることはないという空しさ。 現実問題として放射能に汚染されているのに、本当に太陽の下木々が青々としているのかわかりませんが、その美しい地球の描写が、かえって人間の愚かさを強調していました。役所で安楽死の薬が配布され、それを自分の家族に飲ませるほどの絶望と悲しみは想像できません。家族がいる人は是非観てほしいです。 今なお、核戦争や新種のウイルス等の危険が去らず、この美しい自然の中、愚かな人類だけが死滅していく可能性がありえることを改めて気かせる映画でした。 これを観てから、ネヴィル・シュートの原作「渚にて」と、グレゴリー・ペック主演の同名の前作も購入して観てしまいました。映画としては、前作よりこちらの方が現代版だけに感情移入しやすいと思います。 細かいことを言えばつめが甘いところも沢山ありますが、原作が素晴らしいのと、テーマの重要さでインパクトのある映画だと思います。 【田吾作】さん [DVD(字幕)] 9点(2004-06-07 11:19:59) 35.《ネタバレ》 この種の恐怖をニュースやドキュメントじゃなく、「映画」で体感したのは初めて・・・。今までにない恐さでかなり戸惑ってます。どうすればいいの?と言ってもどうしようもない。ただ、その時を待つばかり・・・。世界の終わりがこんなに静かにやって来るなんて、今まで考えたこともなかった。なまじ緊迫してる今だからこそ、真剣に受けとめれてしまい・・・ダメ、恐すぎる・・・。 【桃子】さん 9点(2004-04-07 17:43:23) 34.《ネタバレ》 私もパニック・スペクタクル物を期待していたのだが、内容は重い人間ドラマ。そして全く救いのないラスト。ありがちな絶望の淵からの人類再生を期待していたら大間違い。これ観た後しばらくヤな気分になった。これから観る人は覚悟して下さい。希望が全くないってのは怖いね。あんなだったら爆発で直接死んじゃったほうが幸せかも・・・と思った。もっと高い点数つけようと思ったが、邦題のダサさと死体役のおねえさんのまぶたピクピクでちょっと減点。 【ばたあし】さん 7点(2004-02-17 11:29:36)
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