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X-MEN:ファースト・ジェネレーション

X-Men: First Class
2011年【米】 上映時間:131分
アクションSFアドベンチャーシリーズもの漫画の映画化
[エックスメンファーストジェネレーション]
新規登録(2011-05-09)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2023-11-14)【イニシャルK】さん
公開開始日(2011-06-11)
公開終了日(2011-09-28)


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監督マシュー・ヴォーン
助監督リー・クリアリー(第二班助監督)
ジョシュ・マクラグレン(ロサンゼルス班助監督)
スピロ・ラザトス(第二班監督)
ブライアン・シュメルツ(第二班監督)
キム・H・ウィンサー(イギリス班助監督)
アレクサンダー・ウィット(第二班監督)
キャストジェームズ・マカヴォイ(男優)チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX
マイケル・ファスベンダー(男優)エリック・レーンシャー/マグニートー
ケヴィン・ベーコン(男優)セバスチャン・ショウ
ローズ・バーン(女優)モイラ・マクタガート
ジャニュアリー・ジョーンズ(女優)エマ・フロスト/ホワイト・クイーン
オリヴァー・プラット(男優)CIAエージェント
ジェニファー・ローレンス〔女優・1990年生〕(女優)レイブン・ダークホルム/ミスティーク
ニコラス・ホルト(男優)ハンク・マッコイ/ビースト
ゾーイ・クラヴィッツ(女優)エンジェル・サルバドール
ルーカス・ティル(男優)アレックス・サマーズ/ハボック
ジェイソン・フレミング(男優)アザゼル
ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ(男優)ショーン・キャシディ/バンシー
エディ・ガテギ(男優)ダーウィン
マット・クレイヴン(男優)CIA長官
レイ・ワイズ(男優)国務長官
マイケル・アイアンサイド(男優)第七艦隊艦長
グレン・モーシャワー(男優)ヘンドリー大佐
ジェームズ・レマー(男優)海軍大将
ブレンダン・フェア(男優)コミュニケーション責任者
ラデ・シェルベッジア(男優)ロシアの将軍
ジェイソン・ベギー(男優)XO
トニー・カラン(男優)CIAエージェント
ジェームズ・フォークナー(男優)スイス銀行マネージャー
オレク・クルパ(男優)ソヴィエト軍隊長
ドン・クリーチ(男優)ストライカー(ノンクレジット)
ヒュー・ジャックマン(男優)ローガン/ウルヴァリン(ノンクレジット)
レベッカ・ローミン(女優)ミスティークが変身した姿のうちのひとつ(ノンクレジット)
内田夕夜チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(日本語吹き替え版)
三木眞一郎エリック・レーンシャー/マグニートー(日本語吹き替え版)
安原義人セバスチャン・ショウ(日本語吹き替え版)
甲斐田裕子エマ・フロスト/ホワイト・クイーン(日本語吹き替え版)
桑島法子モイラ・マクタガート(日本語吹き替え版)
鶴岡聡アレックス・サマーズ/ハボック(日本語吹き替え版)
志田有彩エンジェル・サルバドール(日本語吹き替え版)
佐々木敏ストライカー(日本語吹き替え版)
石住昭彦MIB(CIAエージェント)(日本語吹き替え版)
長克巳ヘンドリー大佐(日本語吹き替え版)
辻親八海軍大将(日本語吹き替え版)
行成とあチャールズの母(日本語吹き替え版)
森田順平ケネディ大統領(日本語吹き替え版)
山路和弘ローガン/ウルヴァリン(日本語吹き替え版)
間宮康弘(日本語吹き替え版)
原作ブライアン・シンガー(原案)
シェルドン・ターナー(原案)
脚本マシュー・ヴォーン
音楽ヘンリー・ジャックマン
編曲ジョン・アシュトン・トーマス
撮影ジョン・マシソン
ラリー・ブランフォード(第二班撮影監督)
ジャック・ヘイトキン(第二班撮影監督)
アレクサンダー・ウィット(第二班撮影監督)
製作サイモン・キンバーグ
ローレン・シュラー・ドナー
ブライアン・シンガー
20世紀フォックス
マーヴェル・エンタープライゼス
製作総指揮スタン・リー
ジョシュ・マクラグレン
制作ACクリエイト(日本語版制作)
配給20世紀フォックス
特撮リズム&ヒューズ・スタジオ(視覚効果)
シネサイト社(視覚効果)
デジタル・ドメイン社(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
ウェタ・デジタル社(視覚効果)
美術クリス・シーガーズ(プロダクション・デザイン)
トム・ウッドラフ・Jr(ビーストデザイン)
衣装サミー・シェルドン
編集リー・スミス〔編集〕
エディ・ハミルトン
日本語翻訳松崎広幸
スタントボビー・C・キング
ジョーイ・ボックス
ジョニー・マーティン
その他ニック・グレニー・スミス(指揮)
あらすじ
ナチスが欧州を席巻していた時代。ユダヤ人の少年エリック・レンシャーは、金属を操る自らの《能力》を収容所のナチ将校に発見され、痛ましい特訓の日々を開始する。同じ頃の平和な新大陸では、テレパス少年チャールズ・エグゼヴィアが奇妙な少女レイヴンを発見、妹として護っていくことを誓ったのだった。時は過ぎて十数年後、大陸をはさんだ二人の無関係な軌道が重なり合う時、彼らの元へ続々とミュータントたちが結集してくる。ミュータント集団「Xメン」「ブラザーフット」の誕生と発展を追う、新シリーズ第一弾。

エスねこ】さん(2012-03-18)
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【クチコミ・感想】

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43.大人でも楽しめる作品になってた。 misoさん [DVD(字幕)] 7点(2011-11-01 02:06:56)

42.X-MENシリーズの大ファンなんで楽しく鑑賞できた。まさしく2大主役二人の生い立ちや葛藤。ファンにはたまらない。この作品を見た後、メインのシリーズを見たらきっと二人の老い方に長年の因縁や友情に心馳せて心揺さぶられるだろう。またサブキャラのミスティークやビーストにもちゃんと言及してること、セレブロなど、ファンへのサービスにもあふれている。
タッチッチさん [DVD(字幕)] 7点(2011-10-17 19:03:28)

41.《ネタバレ》 ナチスやキューバ危機という実際にあった出来事を上手く交えてくれる事で、非現実の世界にうまく入り込めた。最後の、マグニートが潜水艦を引きずり出すシーンは鳥肌がたった。 はりねずみさん [DVD(字幕)] 6点(2011-10-16 15:49:31)

40.《ネタバレ》 文句なく面白い。X-MENシリーズは全て外し無し! kaaazさん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2011-10-15 22:16:10)


39.《ネタバレ》 X-MENシリーズは、これまで一応一通りは観ていたんだけれど、このシリーズってどうにも自分には入り込めない感覚というのがあったんですよ。それは監督のブライアン・シンガーが自分とそりが合わないというのも勿論あったんだけど、アメコミのやつは読んだ事ないし、そもそもこの化け物どもは一体なんなんやねん!という、根本的な疑問があったわけです。本作を観て、それがようやく理解出来ました。「あぁ、そういうことなのか~」という気持ちと同時に、これまで非現実的としか感じてこなかったキャラや物語も、実際の世界情勢を舞台にした、現実を比喩として作られた真面目なストーリーだったんだなと、本当の意味でX-MENのバックグラウンドを知り得た次第です。あの化け物たちも、生物の進化において突然変異は必要不可欠だから人類も~と言ううんちくで語られると、不思議と説得力感じて最後には「あ、こういう奴らは別にいてもおかしくないのかぁ」なんて思ってしまったり(笑)。このシリーズでは、本作が間違いなく一番面白かったです。次回作があるのなら、またマシュー・ヴォーン監督でよろしく。 あろえりーなさん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2011-10-10 22:34:44)

38.《ネタバレ》 シリーズ最高傑作の評判は伊達じゃない。荒唐無稽だったこれまでのシリーズから心機一転、ホロコーストやキューバ危機という歴史的事実を背景に、ミュータントたちの戦いをリアルに描いている。一見さんでも楽しめる作品だが、旧作を観ていれば、プロフェッサーXとマグニートーとの関係をより深く理解でき、感動が倍加するのは間違いない(プロフェッサーXのハゲネタがウケる)。かつては仲間であった彼らがどうして訣別することになったのか、二人の心理描写が繊細に描かれており、ただのアメコミ映画では終わらせない奥深さがある。 フライボーイさん [映画館(字幕)] 8点(2011-10-08 00:37:38)

37.マグニートの最後の決断を裏付けるような人間との不和をもう少し描いて欲しかったが間違いなくシリーズ最高傑作。単なるアメコミを超えたヒューマン映画。 akilaさん [映画館(字幕)] 8点(2011-09-05 00:54:10)

36.実はシリーズ通してはじめてちゃんと観た(ほかの作品はテレビ放映時にちらっと見た程度)。もともとX-MENシリーズの背景にはアメリカの人種をめぐる問題があると言われていたわけですが、この作品では、X-MEN物語の誕生とアメリカの人種問題が歴史的にも結びつけられています。舞台となっているのは、1962年のキューバ危機ですが、実はこの時代はアメリカでは人種差別の解消を目指した公民権運動の時代でもあります。有名なキング牧師の「私には夢がある」演説が1963年です。しかし、この時代には、白人との「統合」を目指すキングとは対照的に、黒人の誇りや自立を求めるマルコムXも新しいリーダーとして登場してきます。本作のチャールズとエリックの対立は、この2人の黒人リーダーの対立に重なるものとして描かれています。いま私たちが直面している人種問題の根源的な対立(これはアメリカだけの問題ではなく、世界史レベルの問題の象徴として「ホロコースト」がある)を、物語のなかに、ちゃんと歴史的な同時代性をもって描きこむことで、単なる勧善懲悪ではない深みを物語に与えています。しかし、そんな頭でっかちな内容に終始しないのも本作のすばらしいところで、さまざまなミュータントが能力を発揮するようになるプロセスは見てて楽しいし、アクションにもセンスを感じます。娯楽映画としても一級品というところもすばらしい。 ころりさんさん [映画館(字幕)] 9点(2011-09-04 10:44:47)(良:3票)

35.スピード感もあり、余計な説明もなく、間違いなくX-MENシリーズの中では最高です。それだけでなく最近のアメコミものの中ではダントツです。あまりにすごくて続編をみるのが怖いくらいです。久しぶりにSFで楽しませてもらいました。 木村一号さん [映画館(字幕)] 9点(2011-08-11 22:55:26)

34.《ネタバレ》 マグニートーやエグゼビアの過去の関係や確執が明らかになる本作。「まあ適当にエピソード0的なモノ作って、過去作品とストーリー食い違ったりするんだろうな~」と大して期待せずに劇場へ行きましたが、思った以上の出来にびっくり!こんなに人間くさいヒューマンドラマで魅せてくれるアメコミ映画は自分の中で『ダークナイト』以来でした。というのもそもそも自分の中でアメコミって、派手に超能力見せて「はい、悪者倒しました!チャンチャン」って程度のかる~~いノリのものだと思ってたんですね。現にほとんどのアメコミはそんなん。そんな私の目を開眼させてくれたのが『ダークナイト』であり、この『~ファーストジェネレーション』もとても重厚感あり、観賞後に余韻の残る映画でした。
シリーズだとブレイン的な存在のマグニートーとエグゼビアの、いかにも「若い」姿が見れたのは面白かったですね。エグゼビアとミスティークがあんなに親しかったというのも驚き。また、一言でミュータントといってもその能力はほんとにピンキリで、足が手になってる能力とかどんだけしょぼいんだよとか思ってしまった(笑)でもその不公平さがまたリアルでした。
個人的にはマグニートーが輝いてたという印象の本作(アンテナや潜水艦浮上など)。あと久しぶりのケビン・ベーコンさんにテンション上がりました。 TANTOさん [映画館(字幕)] 7点(2011-08-01 15:41:19)(良:2票)

33.《ネタバレ》 このサイトでかなり高評価のため、このシリーズは未見にもかかわらず、劇場に足を運びました。日ごろアメコミものは敬遠しがちなのですが、期待に違わぬ重厚なつくりの作品で、素直に面白いと感じられました。とにかく予備知識が全く無く、予告編を観て、プロフェッサーXとマグニートーというキャラクターが犬猿の仲になる前の話ということ情報のみをインプットして鑑賞に臨みましたが、全く問題はありませんでした。ただし、ケヴィン・ベーコン演じる悪役ショウ博士の存在感が大きいだけに、予告編で全く取り上げられないのには少し違和感が残ります。
さて、ストーリーは米ソ間に戦争を起こして、それをきっかけに世界征服を企むショウ博士軍団(ヘルファイヤクラブ)に人類を守るべくプロフェッサーX軍団が挑むという内容です。後でXの宿敵になるらしいマグニートーもまだプロフェッサーX側です。果たして人間は守るべき存在なのか?という問いかけ自体はアメコミに多く観られるパターンであり、若干陳腐ですが、若いミュータントたちが真剣に悩み、決断し、それぞれの信じる道に足を踏み出すシーンは美しさを感じました。自分も若者の若さに感動できるようになってしまったかと思うとちょっぴり複雑な気持ちですが。
「キック・アス」でも感じましたが、マシュー・ヴォーン監督はかっこいい映像を撮ることにかけてセンスがあります。CGは全般的にあまりできが良くなかったのですが、その分を十分補える「いい絵」が撮れている映画だなと感じました。最後に。ビースト役の男優は「アバウト・ア・ボーイ」のマーカス君だそうで、月日の移り変わりが身に沁みました。まとめると自分の「老い」を自覚させられる映画だったということになりましょうか。 枕流さん [映画館(字幕)] 7点(2011-07-22 21:28:40)

32.《ネタバレ》 この仕切り直し作品のノーマルな人間とミュータントの関係性は、
つまるところこれまでの人類が歩んできた誤ちの歴史の
合わせ鏡のような描かれ方をしていた。
冒頭、ナチスが後のマグニートから親を引き剥がす場面からも
それが物語られており、ナチスがユダヤ人にしてきた行為は、
行く末の人類がミュータントにする行動のそれでしかなく、
また、プロフェッサーXとマグニートが出会ってからも同様に、
リンカーン像の前で二人でチェスをするというのも、行く末の彼らが歩む道、
つまり人類の歩んできた道を暗示しているように見えた。
特色を持ったコマを使い、互いに相手のコマを潰し合い、
相手の包囲網へ入り込み、キングを潰すという目的のゲーム。
それはつまり戦争の仕組みであり、植民地や奴隷などにも比喩されてくる。
さらには世界人権宣言、黒人奴隷からの解放、
そんな非差別の象徴であるリンカーン像の前で、
チェスをするというのは、もはや直喩的な表現で人類の歴史を、
ミュータントの行く末を表現しているようにも見えた。
それらが意味するのは、ただ、観ているだけで差別され、区別される側の人間の思いに感情移入し、
差別に対する反対的な意識をなんの違和感なく自然と抱ける、その構造の見事さが素晴らしい。
また、当然のように観客から求められる、超人的な能力を活かしたアクションシーンや
訓練シーンは人物それぞれの特色を活かし、高揚感、躍動感たっぷりに描いており、
第三次世界大戦を阻止するという主軸の物語も、ケビン・ベーコン演じるショウの
圧倒的な強さも相まって緊張感たっぷりに楽しく観ることができた。
そして、プロフェッサーXとマグニートの理想像というのが、
最終的に全人類が目指すべき理想像と現実に結びついてくるところが、
何より面白く、この映画のすごいところだと思う。
次回作も是非マシュー監督で観たい。
ボビーさん [映画館(字幕)] 9点(2011-07-19 20:45:52)(良:2票)

31.《ネタバレ》 50年もの間シリーズの人気を牽引してきた2大カリスマが主役に据えられた作品。本作ではその2人の魅力をあますことなく堪能することが出来ます。原作が本来扱っていた人種差別の問題に立ち戻り丹念に描いているだけでなく、これまでの映画シリーズファンへのサービスや、チャールズの「ハゲるかも・・・」発言など小ネタも満載で、久々に観客のことを真摯に考えてくれている映画だなと非常に好印象でした。主役2人の俳優があまりに素晴らしく、もう1作品くらいこのキャストで見たい気もしますが、チャールズのハゲる過程を見る事になるかと思うと切なくなるのでやっぱりいいです。 njldさん [映画館(字幕)] 9点(2011-07-16 15:11:48)(笑:2票)

30.《ネタバレ》 2011.07.09鑑賞。今までの作品も嫌いではないのだが、ダントツの面白さ。一重にケヴィン・ベーコンのおかげ。ミュータントの悪玉側であるマグニートのさらにその一つ上を行く悪玉を登場させることで、さらにドラマが重厚になった。そりゃずっと、マグニートVSプロフェッサーXの対決を描いていても飽きてしまうのが人間というもの。この相関図って実は王道でスター・ウォーズもこんな感じだった。勿論、マシュー・ヴォーンの演出も冴えわたります。 かんちゃんズッポシさん [映画館(字幕)] 9点(2011-07-15 22:25:10)

29.《ネタバレ》 これまでのシリーズがまるでなかったことになってしまうくらいに良くできた作品だと思います。
ストーリーは、のちのXメンに続いていくために半ば判り切っているので、本作ではどのように二人が袂を分かっていくかが描かれますが、それ以上に見せ方が上手く感じます。
冒頭、エリックが自身の力に目覚め、それを利用されるくだりの感情の爆発と能力開放の描写、次々に仲間ミュータントを見つけ出すくだり、圧倒的な力を持つ敵に完膚なきまでに叩きのめされ、そこから皆で這いあがっていく描写(まるでドラゴンボールのサイヤ人が襲来した時のような感じ・笑)や、リズミカルにさえ感じる訓練シーン等々。店舗が非常によく、また場面やストーリー展開の盛り上げ方を良くわきまえてると思います。
他の方も仰っていますが、エリックが巨大アンテナを動かす場面はなかなか熱いものを感じられると思います。
その他、戦闘場面は勿論大迫力ですし、今までのシリーズにはない物語の重みも感じられるので、時間を忘れて楽しむことができました。 クリムゾン・キングさん [映画館(字幕)] 7点(2011-07-11 03:50:10)

28.《ネタバレ》 過去の「X-MEN」シリーズは一通り観ているが、決して好きなアメコミ映画ではなかった。
面白くないと感じる最大の要因は、主人公のウルヴァリンのキャラクター自体に魅力がなくて、アメコミ映画に必須であろう高揚感を感じることができないことだ。
同シリーズの場合、物語の軸になっているのは主人公の活躍ではなく、プロフェッサーXとマグニートーの積年の対立であり、爺様同士のせめぎ合いになってしまっている点もエンターテイメント映画として華がなかったと思う。

しかし、今作は違った。圧倒的に面白かったと言える。
やはり、そもそも物語の軸であった「対立」の根源を描いている点が、とてもドラマ性に溢れ、プロフェッサーXとマグニートーの若き時代を描いた瑞々しさが、過去の作品にはなかった娯楽性に繋がっていたと思う。

主人公の二人には、それぞれに決して譲ることができない使命感と葛藤があり、信頼と絆を構築しつつも徐々に露になってくる「対立」には、単なる善悪の関係性ではないドラマの深みと説得力があった。
その他のキャラクターにも確固たる存在感があり、初めて「X-MEN」という素材の特徴を生かした群像性とそれに伴うエンターテイメント性を発揮出来ていたと思う。
ジェイソン・フレミングが演じていたと後から知った敵キャラの“アザゼル”が格好良かったり、もう少し活躍させてほしかったがCIAエージェントを演じたオリバー・プラットなど、脇役の存在が魅力的だったことも作品全体の質を高めている。

そして何よりも、ケビン・ベーコンを悪役のボスに起用していることにキャスティングのセンスを感じる。
その悪役が最凶に強くて、主人公のふたりが連携して何とか打ち勝ち、その勝利が皮肉にも彼らの対立を深めるという顛末には、決して短絡的ではないテーマ性とストーリーの緻密さが表れていた。

過去のシリーズ作品を布石にして、ようやくエンターテイメント映画として完成した“センスの良い映画”だと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(字幕)] 9点(2011-07-10 12:46:55)(良:3票)

27.これはおもしろい!アノ人も出てるし(笑) 黒い四連星さん [映画館(邦画)] 8点(2011-07-10 01:35:11)

26.このシリーズ中では最高作ではないだろうか?
どんなドンパチよりも、心理模様を丹念に描くほうがはるかにサスペンスフルで見応えがあるものだな、と当たり前のようなことに気づかせてくれた。 ととさん [映画館(字幕)] 8点(2011-07-04 21:01:17)

25.《ネタバレ》 公開日に観てきました。間違いなくX-MENシリーズの中では最高傑作だと思います。
プロフェッサーXとマグニートーの過去が丁寧に描かれており、この2人を取り巻くミュータントも実に個性豊かでそれぞれに見せ場もあり、その具合が見事。
ストーリーも重厚で、プロフェッサーとマグニートーの確執が単なる「善悪」で片付けられないのも考えさせられます。

この映画を見て、X-MENファイナルディシジョンでのミスティークに対するマグニートーの扱いの見方が一変しました。冷たく突き放したのも「愛ゆえに」だったのかな(ミスティークには伝わってませんでしたがw)

それにしても、ラスボスが強すぎでしょう。しかし、あれくらい圧倒的な能力をもつ相手だからこそ最後にものすごい盛り上がれるんですね。
風使いの人が最後の最後まで名前を呼ばれなかったのが可哀想でした。 HIGEさん [映画館(字幕)] 9点(2011-07-04 14:43:50)

24.《ネタバレ》 観終わって、「観てよかった」と満足しました。登場人物の内面や葛藤、生い立ちなどを、シンプルながら要点を押さえて明快に知らせています。チャールズとエリックがウルヴァリンを訪ねた時、ウルヴァリンが「おととい来やがれ」と相手にしない場面は笑えます。また、エリックが放つコインでショウを殺すときの場面は、ショウが完全に止まっていません。プルプル・・・って。動いとるやないかーい!ってやつです。次のカットではちゃんと止まってますが、あれはもったいないですね。ただ、まだショウの意識が戦っているということを表現したかったんでしょうか?まぁそういうことで良いでしょう。チャールズが車椅子の上で、「僕も頭がツルツルになるんだろう」と言うのもサービスでしたね。しかしまぁケヴィン・ベーコンの圧倒的な存在感はたまりません。
もう少し生かしといてほしかったなぁ。 白狼さん [映画館(字幕)] 8点(2011-07-01 21:50:07)

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【点数情報】

Review人数 83人
平均点数 7.67点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
322.41% line
400.00% line
511.20% line
678.43% line
72732.53% line
82530.12% line
91518.07% line
1067.23% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 9.14点 Review7人
2 ストーリー評価 8.10点 Review10人
3 鑑賞後の後味 8.75点 Review8人
4 音楽評価 7.66点 Review6人
5 感泣評価 6.80点 Review5人

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