みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
11.《ネタバレ》 フォントリアー監督ってことで、ほぼ怖いもの観たさで鑑賞。 圧巻は、勘違い野郎の妻が乗り込んで来るシーンかな。 熱量の違いが大き過ぎて、ほぼコントみたいになってるのはエグかった。相変わらずこういう所は容赦なく映像にするのね。 この監督の映画で映像を美しいと思ったことはなかったけど、森の緑の眩しさが印象に残った。 冒頭の漆黒の闇や、容赦ないセックスシーンで少なからず心が乾いていたのか、一枚一枚の葉っぱまでが際立って美しく感じた。 しかし本国版は全くのボカシ無しなのかな。 もしそうならちょっとゲンナリ。あんなに男性器ばかり見せられても。 2作目を観てみないことには、ちょっと判断しにくい映画。 【roadster316】さん [インターネット(字幕)] 7点(2020-05-08 15:53:14) 10.《ネタバレ》 ステイシー・マーティンは美人なのだが、どこか無機質な美しさで、色情「狂」の狂ってる生々しさが薄い(ゲンズブールは大分闇を感じる雰囲気なのだが)。全体としても何か表面的な内容になっている気がして、一人の奇特な女の生涯を描きながらも、少なくない部分がコメディとしてつくられているようにすら思える。ただ、このレベルの美人のハイレベルなエロシーンが満載というだけでも、(男としては)観る価値は十分に思うが。 【Yuki2Invy】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-11-23 19:22:57) 9.《ネタバレ》 ボコボコにされて倒れている女を初老の男が連れて帰って、女のこれまでの人生を聞き出していく形で物語は進む。 ヒロインのジョーは友達とお菓子を賭けたゲーム感覚で男漁りをするようなヤリマン女。となれば、下衆で俗っぽいストーリーになるのかと思えば、哲学的な話も交えてどこか高尚な香りがする。例えば、3+5突きで終わった屈辱の初体験。そんな下ネタもフィボナッチ数になぞらえてしまう。 一番印象に残ったシーンは、妻子ある男と不倫して、捨てられそうになった夫人(ユマ・サーマン)が子供3人を連れて乗り込んできたところ。たまたま訪ねてきたジョーのボーイフレンドも加わって、なんとも言えない雰囲気の中7人がテーブルで向かい合う。夫人の抑えきれない怨念と怒りが滲み出て、トリアー監督の才気を感じた。 この監督にこのシーンの調子でコメディを作らせても面白そうだけど、暗くてシリアスな映画ばかり作っている印象がある。 セックスシーンは随所に出てくるが、ステイシー・マーティンの顔はキレイでも体が華奢すぎてそそられない。 全体に落ち着いたトーンで、どこか不思議で面白い雰囲気を持っている映画。セリグマンがジョーの話を聞くさまは、博識の老学者がカウンセリングをしているかのよう。 バッハの旋律にもフィボナッチ数が潜んでいるとし、低音部、中高部、高音部の三部によってポリフォニーが作られる。一見ジョーの色情狂とは何の関係もないような話だが、バッハとジョーの話を関連させていくのがユニーク。 ジョーは大勢との性交渉も単に性的体験の総体としてしかとらえていない。だから男は一人だけと同じことなのだと。毎晩7、8人の男と寝ていたジョーは、低音部、中音部、高音部に男を分けて振り返っていく。 単なるヤリマンの話かと思えば、すごく哲学的な分析にまで発展して、ちょっとついていけない。 ラストは、あれだけヤリまくってた色情狂が、ベッドの上で男とまぐわいながら「何も感じない」と泣き出す。 つまらなければVol.2は見ないで済まそうと思ったが、この後どうなるのか続きを見たくなる。 【飛鳥】さん [DVD(字幕)] 5点(2017-02-26 08:24:50) 8.そもそも前・後編に分ける必要があるのか疑問でしたが、1・2続けて観終えて意味が分かった気がします。本作も含めて感想は『2』で述べます。本作単独での評価はしかねますので採点放棄という意味の5点です。 【目隠シスト】さん [ブルーレイ(吹替)] 5点(2016-06-20 23:53:48) 7.《ネタバレ》 どうしたもんだか 性描写は満載だったのですが、イマイチ娯楽感を得られない。言ってしまえば さっぱりおもしろくないんだが。しかしであり、しかもながらなんだが vol2もセットで借りてしまってるもんだからすでに最悪だ まあ残念というかなんちゅうか やっちまったかなーー という自分としてはかなり懺悔な状態。シャルロットの代役やってた貧乳娘に全く色気を感じずそそられななかったことが致命的であったという個人的事情。 【3737】さん [CS・衛星(字幕)] 3点(2016-02-14 02:31:35) スポンサーリンク
5.《ネタバレ》 愛に反抗し、性の快感にこそ、喜びを見出そうと頑なに思う女性が、不感症になったという展開でボリューム2へ。さぁどうなる?しかし、そんな女性いる?(笑) 【トント】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-07-08 11:09:03) 4.トリアー作品にしては珍しく気楽に見れる作品。と言ってもエグイ性描写は随所にあるので、他のトリアー作品を見てそれなりに耐性のある人限定ではあるが。 まず、このvol.1では一人の女性に焦点を当て、その生い立ちをスピーディに見せていくのでなかなか飽きずに引き込まれるし、性にまつわる雑学や、様式美溢れる画など見所も多い。セックスを釣りに例える所が特に面白かった。かなりの長編だが、早く後編が見てみたいと思える終わり方だった。 【ヴレア】さん [DVD(字幕)] 7点(2015-05-29 19:18:43) 3.《ネタバレ》 ラース・フォン・トリアー作品とは思えないぐらい笑える。 行き倒れの女性(ジョー)と、介抱した一人暮らしのオジサン(セリグマン)との会話という形でストーリーが進んでいく。まず、色にまみれた半生を語るジョーに引くこともなく、性的好奇心を出すこともなく、変なノリで話に食いついて逆にジョーを引かせてしまうオッサンが面白い。ジョーの男漁りゲームの話に対し、「その気持ちわかるよ!俺も釣りすきだしね!!釣りにはコツがあるんだけど、それと一緒だな!!」と。どんな食いつき方だ…。 変に食いついたかとおもいきや、「自分をそんなに責めるんじゃない」みたいに真っ当なことも言い出すから、困る。 続いて、不倫による家庭崩壊の話になるんだが、もはやドタバタコメディになっちゃって、かなり笑える。こんなふざけた話だったのか!と思いきや、父との死別の話は陰鬱で時間もたっぷり使っている。 そのままシリアス路線になるのかとおもいきや、次の章では、三股をピアノの旋律に例えるバカバカしさ。 そして、ジョーに起こった突然の異変!ジョーの運命はいかに!?ってところで、vol.1は幕を閉じ、vol.2の予告を流しながらエンドロール。 vol.2は、ますますエスカレートしていく性描写が期待できる。 【すべから】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-05-21 01:29:54) ★2.《ネタバレ》 もうちょっと堅苦しい映画を予想していましたが、意外と楽しめました。ジョーの聞き役になってるおじちゃんのウィットな蘊蓄が卑猥な話と絡まってなんともいえない面白さになっている。エロいシーンもそれなりにあるけど、やっぱり盛り上がりはVol.2にのほうになっていくかな。あの終わり方も、不穏なものを感じるね。不幸な女が本当に好きね、この監督さん。 【あろえりーな】さん [DVD(字幕)] 6点(2015-05-11 20:27:14) 1.《ネタバレ》 監督の醍醐味である、「悲惨な女の半生」はまだ息を潜めている。きっとボリューム2で開闢するだろう。ラストのラストで、その嫌な予感が漂い、ボリューム1は終わる。あの終わり方はワクワクする。 ちょくちょく図や数式やサンプル映像が用いられる。ドグマ95の誓いをとっくに無視して映画撮っているけど、それは結構前からだから、もうどうでもいい誓いなんだろう。 このように、ラースフォントリアーにしてはずいぶん、映画を観る人を楽しませようとしているなと感心した。昔はもっと一方的に悲惨な女をスクリーンに叩きつけていたと思うが。監督も丸くなったのかな。 ボリューム2に期待。 【no_the_war】さん [映画館(字幕)] 7点(2014-10-17 00:14:27)
【点数情報】
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