みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
15. 元祖『メリー・ポピンズ』が冒頭からメリー・ポピンズをチラ見せし、バートが歌う魅力的な「チム・チム・チェリー」のメロディで心を掴むのに対して、この『リターンズ』の冒頭10分は「設定を説明するためだけの会話の連続(とりあえず形だけの歌もあるよ)」という感じで、この時点でもう「ハズレだな……」と思った。 その設定も、借金がどうとか父の株券がどうとか、本当にどうでもいい。1ミリも興味を持てない。なぜ元祖のように「謎めいたナニーの魔法に翻弄されるうちに、機能不全ファミリーが再生していく」といったシンプルな作りにできないのか。 アニメパートは、黄金期のアニメーターの仕事に敵うわけがないのは当然としても、CGにあぐらをかいているのが見え見えで芳醇さを微塵も感じられなかったし、歌については1曲も耳に残らなかった。 エミリー・ブラントは歌唱力以前に、「陰」か「陽」かで言うと「陰」の女優だと思うのでそもそものミスキャスト感が否めない(尾野真千子が明るい役をやっているときの違和感に近い)。相手役のリン=マニュエル・ミランダも、ただただプエルトリコ系のクドさだけが目立った。キャスティングのポリコレにこだわるなら、ヴィクトリア時代の話など作らなければいいのにと思う。 とにかく作り手の情熱とか才能みたいなものがまったく香ってこず、「人から作品が生まれる」のではなく「企画ありきで人を集める(適任者がいなくても無理に作る)」という、近年の業界にありがちな1本に思えた。 【乱泥】さん [インターネット(字幕)] 3点(2022-04-27 08:09:14) 14.《ネタバレ》 若干微妙な評価なんですねコレ。確かに内容はややチャランポラン気味かもしれませんが、もともと明らかにキッズ対象作品なのですし、言っちゃあ前作も内容は結構適当じゃなかったですかね?そこをミュージカル要素と映像の面白さ・楽しさで何とかしようという作品なのも引き続きだと思いますが、その意味でいうと、超レベルの名曲が幾つもあった前作に比べるとミュージカル面の出来は率直に少し劣るのは否めませんかね。でも、映像の面白さ・綺麗さは流石に向上してると言えると思いますし、アニメと実写を融合するシーンなんかは個人的にはかなり興味深く観れました(コンセプト自体は前作でもやってたコトですけどね)。ラストの桜満開なシーンもアメリカ映画としてはちょっと珍しいですが、中々爽やかでこれも好かったですね。 ただ一点だけ、エミリー・ブラントのメリー・ポピンズというのが個人的にどうしてもピンと来ませんでした。雰囲気が変わっている、というか、あんまり優しくなさそう、というか(冷酷そう、とまでは言いませんが)。ジュリー・アンドリュースには『サウンド・オブ・ミュージック』のイメージとかも重なってくるのに対して、ブラント姐さんは『プラダを着た悪魔』はまだともかく最近は『ボーダーライン』だの『クワイエット・プレイス』だの…というコトかも知れません。 【Yuki2Invy】さん [インターネット(字幕)] 6点(2020-12-30 19:18:38) 13.悪くはなかったですが、何度も観るかと問われると、、、。 ちなみに前作はマイベストに入るし何度も観ています。 確かにオマージュは観られるものの、続編としてのほぼリメイクは必要だったのか。 作り手の前作愛は感じます。けど、、、という感じでした。 やはりメリーはジュリーの様な美しい高音が欲しかったし、 ジャックもバートに比べると魅力がない。名優メリルも今回は邪魔だったな。 そして何より私が心惹かれる歌が無かった。 いろいろ言い出すと不満が放出しますが、それは前作と比べるとなんです。 あ、映像はさすがに前作より綺麗でした。 【movie海馬】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-07-06 23:54:23)(良:1票) 12.前作も見たので、すっごく楽しみにしていましたが・・・ちょっと外れました、これといった「ヒット」がないからです。子供たちもかわいいし、でも僭越ながら、踊りや歌が超驚きとか、好き!がない、に気づいてしまって。ラストに重畳したゲストの方がまだ驚いたかも。映像、色がきれいなだけにもったいない作品でした。 【HRM36】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2020-03-31 11:00:27) 11.コリン・ファースとディック・ヴァン・ダイクの対峙が私的に唯一の見せ場。前作へのオマージュは感じられたものの、平板な物語と長さに辟易してしまったミュージカルシーン共に沁みるものが無かった。「相変わらず頑張ってはりますね」と思えたメリル・ストリープに苦笑。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 4点(2019-10-31 16:41:19)(良:1票) 10.《ネタバレ》 ディズニーの超有名なファンタジーの古典『メリー・ポピンズ』が、約半世紀の時を経て帰ってきました!と言っても僕はその名作と呼ばれる前作は観たことありませんし、内容もよく知らないんですけどね。ちょっと前にトム・ハンクス主演で映画化されたウォルト・ディズニーの伝記で、本作の原作者がかなり偏屈なクソばばあ(失礼!)だったってことを知っている程度。何気に豪華な役者陣に惹かれ今回鑑賞してみたのですが、なるほど、こういう内容だったのですね。確かに最新のCG技術の粋を極めたであろう映像はかなりのクオリティで、そこはもう見ているだけで楽しくなっちゃいます。特に中盤の二次元アニメの世界に三次元主人公たちが入り込んじゃうとこは、当時の合成技術の限界を逆に活かした華やかなもので大変グッド。いやあ、こういうCGの使い方もあるんですね~。主人公メリー・ポピンズを演じたエミリー・ブラント姉さんも終始キラキラしててけっこうな嵌まり具合です。監督が『シカゴ』のロブ・マーシャルだけあって、たまに彼女があの頃のキャサリン・ゼタ・ジョーンズに見えるとこも個人的に嬉しい発見でした。ただ、肝心の内容の方は正直、超絶薄っぺらいですけど。観終わった直後だというのに、物語の最初の方はもう忘れていってます(笑)。特に最後、時間を戻すと高らかに宣言したメリー・ポピンズが何もせず、仲間たちが時計塔に昇っていって針を戻すだけというのはいくら何でもアホ過ぎます!とまあいろいろ書いてきましたけど、映像的には素晴らしいクオリティなんで暇つぶしで観る分にはそこそこ楽しめるんじゃないでしょうか。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-10-26 22:06:56)(良:1票) ★9.《ネタバレ》 メリーポピンズはだいぶ前に観ましたが、アニメと実写の融合の先駆的映像で、今でも映像を覚えております。 本作は半世紀以上経っての続編ということですが、私が子供心をなくしてしまったのか、あまり響いてはきませんでした。 というか近年のディズニー実写全体に言えることですが、ディズニーの世界を保守するためか作家性をあまり感じない。 本作もロブ・マーシャル監督だとは全然思えない。何より残念なのは音楽が印象的じゃない。 映像的には、序盤のバスタブからの水中シーンはCGすぎて好きじゃないけど、 中盤からのアニメ世界からのシーンはメリーポピンズらしくて良かった。 【あろえりーな】さん [ブルーレイ(字幕)] 5点(2019-06-24 20:12:00) 8.《ネタバレ》 やっぱり音楽的に好きな感じじゃないのがキビシイ。前作を踏襲するように灯火人たちの集団の乱舞シーンが長い気がするのもどうか。なにより私の大好きな『2ペンスを鳩に』が歌詞の内容に反するように、2ペンスを貯蓄して幸せに、という展開がとても嫌だ。かなり忘れていたので調べたら、やっぱり前作とここの部分の解釈はかなり違う。 他の部分はそれほど悪くなく(セルアニメ調と実写の合成など感動的ですらある)、実に残念だ。 【Tolbie】さん [DVD(字幕)] 6点(2019-06-10 21:24:28) 7.《ネタバレ》 数か月ぶり2度目観賞。55年の時を経て、メリーポピンズが帰ってきた。年を取ったあの姉弟が家を守るためにドタバタ。歌っている方を見つめるニヤけた視線がやっぱりオカしい。肝心のオンガクは親しみのある前作に遥かに及ばない。「チンチロリン(チムチムチムニー)」も「さわやか体操テーマ」も聞こえてこねぇ。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 6点(2019-03-17 00:08:41) 6.《ネタバレ》 「メリー・ポピンズ」をこよなく愛しているので心配しましたが、とても楽しかった! 続編を見て前作へのオマージュを感じる、というのを初めて体験です。 先ず、傘で空飛ぶ時のあのメリーのポーズが素晴らしいではないですかっ!50年も前の、写真をそのまま動かしたみたいなフライング。 随所に、音でも映像でも前作のかけらを、遊び心たっぷりに折り込んできて、ウルウルきました ディック・ヴァン・ダイク!!拍手!愛おしい! 前作では、老け役でわざとヨボヨボ歩いていたのに、今まさに93歳となってヨボヨボ歩き、わあぁ、デスクに乗ってタップ踏んでる! ちょっと長かったね。それにあのマイケルをへタレキャラにするために物語に無理があって、前作の様な深みは感じられませんでした。 これは、メリーポピンズの世界の再来を思い切り楽しめばいいですよね ディズニー万歳! 【LOIS】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-21 21:41:53)(良:2票) 5.《ネタバレ》 個人的にしんどかったので、観て楽しくなった。ラストのバルーンで空を飛んでいるシーンは素敵。 【にけ】さん [映画館(字幕)] 7点(2019-02-09 18:31:36) 4.前作は見ています。それと比較しても、夢のようなおとぎ話は健在で、夢心地にしてくれました。印象に残る曲がないのは残念でしたが、エミリー・ブラントのメリー・ポピンズは最高でした。すまし顔や笑顔、時折見せる見守るような温かみのある表情が最高です。 【shoukan】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-02-09 00:13:00)(良:1票) 3.《ネタバレ》 正直いってつまらない。 「シカゴ」で名声を得た監督だったが、材料が偉大すぎてどうしても「メリーポピンズ」と比較して「つまらない」という結論になってしまう。 終盤で「メリー、時間を戻せる?」と言われて「もちろん!」とメリーが余裕ぶっこいた顔を見せるも、その方法は特に魔法を使って世界の時間軸すべてを過去に戻すのではなく、街灯係の男どもに 「おい、君たち!ビッグベンの時計の針を、手動で5分前に戻してこいや!」 と命じるという超アナログ(しかも他力本願)な方法。 さらには、街灯係の男たちにハシゴで命がけの作業をさせたあげく「時計の針に手が届かないよー」となげくジャックを前に「しょうがないわね」と傘を使って空を飛ぶメリー本人が針をひょいと5分前に戻すという「だったら最初から自分でやれよ」とツッコまないではいられない、しょーもない台本というありさまである。 それ以上にしょーもなかったのは、ジャック役の俳優だ。 エミリー・ブラントはツンツンしたメリーポピンズのイメージは継承できているとして、バートと同等の立ち位置といえるメリーの相棒ジャックを演じる男優があまりにも華がなくショボショボでイモっぽい。 ビジュアル的に洗練度に欠け、表情も乏しく野暮ったくて見るに耐えないのが、この映画を根底から台無しにしていると感じた。 「メリーポピンズ」の世界観を壊さないよう、随所に配慮が感じられるのは評価できる。 たとえば冒頭のジャックの登場&歌唱シーンは、そのまま「メリーポピンズ」でバートの登場&歌唱(チムチムチェリー)のシーンを踏襲したものだと一見して分かる。 しかしその肝の場面で、バートが完璧にやってのけてたように”冒頭からイッキに映画の中に観客を引き込むパワー”があったかといえば、ないと言わざるを得ない。 もし彼がかつての「メリーポピンズ」でバートを演じていたディック・ヴァン・ダイク級の イケメンかつキュートで洒脱で、表情豊かで生命力あふれる俳優だったら・・・と返すがえす口惜しい。 ディック・・・ディック・・・やっぱりディックがいなくちゃメリポピは成立しない・・・ そんな私の気持ちを察してくれたのか、「メリーポピンズ」で登場した銀行家のミスタードースじいさんの息子という設定の、 ミスタードースジュニアを演じていたのが、なんとそのディックだったという! それがこの映画の唯一の見所だと言えるだろう笑 デスクにヒョイとお茶目に飛び乗り、オントシ92歳の彼がおどけた少年のようにタップを踏みながら歌う。 その数分のためだけになら、この映画は見る価値があると思う笑 ところで今さら知ったのだが、ディックはメリーポピンズでバートだけでなく、ミスタードース爺さんも一人二役で演じていたという衝撃。 どれだけ素敵な人なんだディック・・・ 【フィンセント】さん [映画館(吹替)] 5点(2019-02-07 11:47:46)(良:1票) (笑:1票) 2.《ネタバレ》 今から55年前に作られた作品の、見事なまでの正統な続編ね。あまりにガチガチにイメージを継承しているので、保守的に過ぎるんじゃない?とも思うのだけれども、それだけ前作を大切にしているというディズニーの姿勢の表れなのでしょう。同じディズニーでも過去をブチ壊しまくった『シュガー・ラッシュ:オンライン』とはあらゆる意味で対照的な作品ね。 イメージの継承の姿が最も如実に表れていたのがミュージックホールでのシーン。手描きアニメとの合成なのだけど、そのアニメの線がハンドトレスでもデジタルスキャンでもなく、マシントレスの線のタッチなの。今の技術だったらデジタルでキレイキレイなラインで表現できるのだけれど、そこをあえて擦れたザラついた線で表現してるの。トレスマシンを使ったアニメは省力化の表れって感じでいい印象がないのだけれども(国産のアニメも70年代以降、デジタル化されるまでの間、ずっと、あのザラついた線で描かれていたわけで、例外は『サザエさん』と『シリウスの伝説』くらい?)、その線に泣かされる事になるなんて思ってもみなかったわ。 映像表現そのものはもちろん今のテクノロジーが駆使されているのだけれど、ガチガチのデジタル臭には走らず、アナログ的なスキをいっぱい作ってる状態。 オープニングタイトルからエンドロールまで、いかに『メリー・ポピンズ』であるか、というのに拘った作品。音楽はクラシカル、ミュージカルナンバー一曲一曲はたっぷり時間を取って。今の判りやすいミュージカル映画のスタイル(歌と踊りがそのまま物語の進行に直結してる)ではない、旧来からのミュージカル(歌と踊りが独立した見せ場)の姿なのよね。 ナンバーは前作ほどのインパクトには欠けるように思うのだけれども、それはまだこれから、後年価値が決まってゆくものなのかもしれないわ。普遍性を持った映画として作られているのだから。 あくまで前作を愛してる人のための続編として作られていて、きっと前作と続けて見ても違和感は少ないわ。エミリー・ブラントはジュリー・アンドリュースとはかなりイメージが違うけれども、表情豊かじゃダメな難しい役のメリー・ポピンズを上手く演じているし。 懐かしきディズニー映画の匂いに溢れていて、でも、それが今の若い人達には通用しないとしたら、それは淋しいことね。できれば前作とセットで見て頂きたいものね。 【あにやん🌈】さん [映画館(字幕)] 8点(2019-02-05 22:40:31)(良:2票) 1.市内の映画館では全て吹替版のみの上映。 まあいいかと思い観に行ったのだが、こんなにも思い切りミュージカルだとは思わなんだ。これは日本語だとかなり違和感が…。 なんか大袈裟というかダサいというか、この世界観には合わない気がする。 ストーリー的にもかなりつまらなくて、物語を追うことに関しては全然ワクワクしたり感動したりというのもない。 メリーポピンズというキャラクター自体ヘンテコだし、なに考えてるのかわからない奴だった。 字幕で観てればもう少し楽しめたかも。 【ヴレア】さん [映画館(吹替)] 4点(2019-02-01 15:59:41)
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