みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★5.《ネタバレ》 巨匠デヴィッド・リーンによる喜劇作。多くの方が言われるように、英国らしさ、英国映画らしさが出てますね。 イギリスというのはどういうわけか昔からオカルト大国でしたけど、本作のような降霊術、交霊会といったものは 特に19世紀に広く流行したそうな。そこで霊媒師による降霊、交霊のやり方は定型化されるのだろうけど、 それを逆手に取ってるんですよね。幽霊と言えば現世に未練があるから霊となって出てくるんだ、と思っていたら 本作の幽霊さんは実にのほほんとしていて未練ゼロ。自ら浮気をしていたぐらいでさっぱりとしているんです。 そして定型的な手段を試みる霊媒師のおばちゃんに対して、この人はサーカスがお似合いねと幽霊が言っちゃう面白さ。 決まりきった文化を踏み台にして笑いに昇華する鮮やかさ。1945年の作品でありながら内容的には全然古くなってない。 それどころか新妻までもが亡くなり前妻と同じく幽霊になり二人でやり合う展開にはそうきたかと思いました。 最初の方での新妻には見えない幽霊と、自分には見えることのギャップから生じるやり取りのズレの笑いから、 これからは3人で仲良く暮らそうなんて受け入れてしまう夫、新妻も幽霊になってからのやり取りに 霊媒師おばちゃんのキャラ、そしてあのラストのオチと、全体として見事です。今日に至るまで演劇が披露されてるのも納得。 【あろえりーな】さん [インターネット(字幕)] 7点(2025-06-20 11:28:53) 4.これ好き!ラストの処理とか、イギリス映画らしい皮肉がピリッと効いてますよね。水彩画っぽいテクニカラーも綺麗だし、若かりし頃のレックス・ハリソンのスマートな紳士っぷりも「マイ・フェア・レディ」なんかを観た後だと余計に可笑い。 【放浪紳士チャーリー】さん [ビデオ(字幕)] 7点(2005-10-11 16:53:41) 3.七年前に亡くなった先妻が、その夫と新妻の元へ幽霊として現れ、その姿が夫にしか見えないことで展開される騒動を描いたノエル・カワードの劇作。テクニカラーで撮られた本作は幽霊の青白い感じを、灯りを点けたり消したりという明暗に巧く浮かび上がらせており、真っ暗い降霊術中に反射した暖炉の火が人物に微かに揺らめいているところなど不安げな雰囲気が良く出ておりますね~。青白い幽霊の唇の紅が異様に赤く映えるのがジェラシーっぽくてまた面白いです。ラストのブラックなオチにイギリス映画的気質を見ることもでき、重厚さはないですがリーン初期の佳作といったところです。 【彦馬】さん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-07-10 09:13:55) 2.あまり期待してなかったけど、予想に反してけっこう面白かった。幽霊がほんとに幽霊っぽくてあの時代にしては頑張ってたと思う。 【ジョナサン★】さん 7点(2003-05-19 19:46:32) 1.さすがにこの年代だけあって映像技術は劣っていますが、なかなか幽霊感を出していました。しかしストレートなコメディです。結構笑えました(´∇`)カウンセラーのおばちゃんが私的に◎! 【白い靴下】さん 6点(2003-04-27 20:14:05) スポンサーリンク
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