みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 いやはや錚々たる面子、昭和の喜劇役者が勢ぞろいしていて壮観でした。エノケンが座長のドサ回り劇団が、四国の公演に赴く船上で東京から流れてきた(一応)インテリの演出家と出会いタッグを組み、彼の吹っ飛んだ演出のおかげで大入り満員、ついには大阪の興行会社の眼に留まり大阪でも大成功をおさめるというサクセスストーリー、言ってしまえば他愛もないお話しです。菊田一夫が大ヒットさせた舞台の映画化だそうで、21世紀になってからもジャニーズ(おっと放送禁止用語でした)WESTがアレンジして上演しています。はっきり言ってストーリーなんてどうでも良しで、喜劇役者たちのパフォーマンスを愛でる映画でしょう。やっぱフランキー堺は凄くて、彼のパロディ『勧進帳』での弁慶は必見です。そして見逃してはいけないのは三木のり平の芸のキレっぷりで、八波むと志とのコンビで演じる『切られ与三』は抱腹絶倒でした。いやはや、この人はほんとに凄い役者だったんですね。あと花菱アチャコ、あの中気の芸は現代では炎上必至のヤバさがありますが、これが上手いんだよなあ。一座の団長役のエノケンの出番が少なく意外と大人しかったのはちょっと残念だったかな。このストーリーは続編も撮られたりTVドラマ化されたりしたそうで、埋もれてしまうのは惜しいエンターテインメントだと思います。 【S&S】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2024-04-12 23:12:21) 5.《ネタバレ》 花菱アチャコのチュウキの演技。 これは不謹慎ながら、物凄く良かった。 周りは何を言ってるか分からないが、妻役の清川虹子だけは言ってる事が分かるから、横で通訳をする。 花菱アチャコの片手は終始、震えている。 途中で花菱アチャコが泣き出す。 それを見た清川虹子が、「おやまあ、この人ったら泣いてるわよ、泣きチュウキだよ」とおっしゃる。 いや、もう参りました! この不謹慎な芸は、現代においては絶対にNGなわけで、これまた貴重な芸を見た思いである。 【にじばぶ】さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2021-07-09 17:32:38) 4.名のある喜劇役者が多数出演しているあまり印象に残らないコメディ映画でした。 【ProPace】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-08-14 21:13:10) 3.《ネタバレ》 これはすごいなぁ。一時代を画した(であろう)喜劇俳優が大挙出演し、名人芸を披露してくれます。それだけでも一見の価値はあるでしょう。特におかしかったのはフランキー堺の「勧進帳」と、三木のり平の「切られ与三」ですが、それ以外の演目も楽しい。最後の「カルメン」だけは派手派手しく幕を閉じるために用意したのでしょうが、お笑い芸という点ではやや物足りなかった。本作では団五郎一座の舞台の合間に物語が進むような案配で、お話はあまり重要視されていないようです。そのためか序盤のドタバタはいまいち面白くなかったのが残念。あと、フランキー堺は最初口からでまかせを言っているのかと思いましたが(なにしろフランキー堺だから)、どうやら本物だったようですね。 このメンツでの芸が見られるという歴史価値を加えれば満点でしょうが、そういう評価をするわけにもいかないので、この点数。時間は短いですが十分見ごたえがありました。 【アングロファイル】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2013-06-08 20:41:21) ★2.みんな楽しそうなのはいいんですが、ただ単にわいわい楽しいだけで最後まで突っ切られても・・・。ただ、横から出てきてああだこうだ喋るだけで場を全部巻き込んでしまうフランキー堺の天性のセンスは、やはり見るべきものがありました。 【Olias】さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2012-10-09 00:38:38) スポンサーリンク
【なんのかんの】さん [映画館(邦画)] 7点(2009-05-31 12:11:13)
【点数情報】
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