みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
99.殺人事件が絡んでいるので、サスペンスと勘違いして観るとピントがずれるでしょう。 自分の殺した男の息子が自分の娘を殺してしまうという悲劇の連鎖という意味はあるけど犯人なんてどうでもいいのかもしれない。 後味が悪さはあるが、人生の不可思議さ、人間としての弱さ、哀しさ、愚かしさ、業の深さを描いているので安直なハッピィエンドには終われない。 唯一の救いは、ショーンが妻を失いかけているその時、妻が出て行ったのは自分にも原因があったという現実を直視できたことではないのか。 人生の苦しみという現実を直視できない人々が数多く登場する。 ジミーは元妻の死に立ち会えない悲しみをただのレイを殺すことで、娘を失った悲しみをデイブを殺すことで慰めようとしている。 アナベスは夫がやったことに対して、「家族のためにやったこと」と現実逃避をし、セレステが変なことを言ったから責任を転嫁する。 セレステも夫と向き合うことができずに、疑い続け、信じられず、「殺したのは夫かも」と苦しみをジミーに解決してもらおうとしている。 デイブは少年時代の想像を絶する痛みから逃れることが出来ずに、現実とは向き合えずにいる。 ジミ-が最後にデイブを見たのはいつだとショーンに尋ねられた時に、子供時代に連れ去られた時を思い起こすシーンやデイブが夢や青春を失ったと告白するシーンから象徴されるように主題は少年時代に受けた苦しみは決して消えることなく、大人になってもその苦しみから逃れることは出来ずに襲い続け、それは被害者だけでなく、その周りの人々にも大きな影響を与えるということだとは思うが、登場人物を見ると現実を直視できない人間としての弱さを感じずにはいられない、ラストのパレードでの父親がいなくなり深い悲しみを抱えた少年がどういう人生を送るのかと考えずにはいられない。悲しみは続いていく…ミスティックリバーはジミーにとっては罪人の罪を洗い清めてやる死体を沈める河なのかもしれないが、自分にとっては人生こそ不思議な河のようなものかもしれないと感じた。俳優の演技に注目が集まっているが、ショーンペンの娘を失った悲しみを最大限に放出するシーンや喪失感、苛立ちを抱えた演技。ティムロビンスの過去の呪縛から開放されることなく、苦しみと怒りを抱えながら抜け殻のようになってしまった表情や演技は素晴らしいとしか言いようがない。 【六本木ソルジャー】さん 9点(2004-06-25 14:59:27)(良:3票) 98.めちゃ面白いです。ジョニーがショーンに負けたことが悔やまれますがまぁ仕方がないです。どちらもすばらしかったです。私のおすすめです!! 【はりマン】さん 10点(2004-05-19 00:04:50) 97.《ネタバレ》 ネタバレせず語るのは多分私には不可能・・・皆さんもおっしゃる後味の悪さというか、これでいいのかというか。こんな目にあってきた仲間だからって見逃すのか。見逃されていいのか。そんなはずは決してないはずです。でも、そんな登場人物たちの人生や苦悩を読み取るべき作品だと思うのです。 【へろりうしオブトイジョイ】さん 8点(2004-05-15 09:24:59) 96.観終わったあとにこれだけ余韻が残る映画は観たことがない。2時間の中に詰め込まれた3人のそれぞれの人生の縮図。濃密な人間の内面で魅せていくストーリー。極上の大人の映画だなと感じました。映画が好きで観るようになってからまだ5年足らずの自分ですが、本当にこの映画はすごいと感じることができ、映画の素晴らしさに感謝したい。子供の頃は毎日と言っていいほど遊んでいた友達なのに、いつの間にか疎遠になった経験は誰もが持っているもの。その3人が事件を通して繋がり、絡まり、もつれ合う、大人になってしまった3人は決してあの頃のように無邪気な関係を築けない。このもどかしさがひしひしと伝わってきます。人間にはやはり運命があり、それを受け入れて生きていくのが大人。それを受け入れて生きてこうと思ったときから人は子供ではなくなる。人間は頭が良いがゆえに自分の居場所が判らず、存在意義を求めて日々苦しみます。自分の人生100%満足している人なんてまずいない。なんだか悲観的なことしか書いてませんが、言いたいことは人生とは痛みさえも抱えながら川を泳ぎ続け、一瞬の呼吸の時にどんな顔が出来るかだと思います。もがいてもがいて、もう泳げない、このまま沈んでしまう…と思っても力を抜けばプカプカと浮かんでしまうことはもがいて苦しんだ人しか判りませんよね。今までいろんな人から贈ってもらった大切な言葉をこの映画を観ることでさらに大切にしようと思えました。人生の道標です。 【ちーた】さん 10点(2004-04-13 17:47:01)(良:1票) 95.《ネタバレ》 よくできた映画だとは思う。だけど嫌いだった。こんな重い話、私は嫌いです。愛ってこういうものなの?って最後にハテナマークが飛び交った。家族愛って、ほかのすべてのものを奪う独善的なものでいいの? 確かに、すべての周りの人が敵になったとしても愛して守るのが家族だけれど……でも、こういう終わり方は嫌い。心が重くなった。 【元みかん】さん 4点(2004-04-10 20:10:12) スポンサーリンク
93.後味悪い系ですね。嫌いではないが・・・。 【kasumi】さん 6点(2004-03-29 14:18:34) 92.《ネタバレ》 何もかも腑に落ちない。。。ショーンペンの奥さんの台詞、「パパは王様だから何をしても許される」ぽい事を言った所は全く共感できない。 【ぷー太。】さん 3点(2004-03-21 21:12:39) 91.《ネタバレ》 これは怒りと暴力の連鎖、それに関わる人々が非常にリアルに描かれていると感じる。癒えることなく血を流し続けるキズを持ちながら必死でそれに耐え、平静を装っているデイヴ。ジミーとショーンにとってはデイヴのその存在自体が重荷だったのでしょう。セレステは全てを予想し、告白する相手にジミーを選ぶ。アナベスは自分にジミーに言いきかせ、間違ってはいないと思い込むことで自分と家族を守る。毎月の500ドルの送金のために父親のことを諦めざるをえないあの一家。ラスト近くデイヴから開放されたかのように妻からの電話に初めて謝罪の言葉を口にするショーン。これらは自分はこうはなりたくない、なるまいと思いながらも、何かがきっかけとなって誰でもそうなりえる現実なのだと思う。同情はできないが娘を殺され、ショーンが語る納得できそうにない自白内容を受け入れるしかないジミー。アナベスの「あなたにはあと二人娘がいるのよ」という言葉からも想像できる義理の娘との確執。その娘がいなくなったことで自分と実の娘たちでジミーを独占できる満足感があの独善的な言葉となったように思う。デイヴがケイティ殺しの犯人と思い込んだセレステはそれを世間に知られることを最も恐れたのだろう。イーストウッド監督はこのような表には出にくい人の業を淡々と映し出していく。正義はないけれど深い作品です。しかし車で連れ去られた25年前と同じ光景は痛すぎる。忌まわしい過去の上に殺人者となってしまったことを抱え、救われることなく葬られたデイヴがなんとも痛ましく涙が出ました。一見平穏を取り戻したかのようなラスト、しかし何も解決はしていない。またしても臭いものに蓋をしてしまった人々。怒りと暴力の連鎖はデイヴの息子マイケルに繋がっていくのでしょう。決して忘れることなどできない不幸を忘れるんだ、忘れなさいと無かったこととして無理やり封じ込めることの不条理、恐ろしさを感じる。アナベスのあの言葉が象徴的です。ティム・ロビンスは秀逸。ショーン・ペンはハマリ役ですね。マーシャ・ゲイ・ハーデンのオドオドとした歯がゆい演技とパレードのシーンでローラ・リニーが見せたあの目、表情が凄い。ケヴィン・ベーコンが初めてシブく、かっこよく見えましたねえ。そして「グラディエーター」「アンブレイカブル」の大っ嫌いな子役のあの子。最初に出てきた時にイヤな予感がした。 【envy】さん [映画館(字幕)] 10点(2004-03-13 01:24:59)(良:4票) 90.後味が悪いので、好き嫌いがハッキリ分かれる映画でしょうね。これはジャブのように後からジワジワ~っと来る映画だと思います。非常に人間クサイ話で、トーンも暗めで重苦しい雰囲気漂うモノクロ映画のようなたたずまい。俳優達の演技のすばらしさは言うまでもないけれど、私はこの映画は今のアメリカを映し出している気がしました。主人公夫婦をブッシュに置き換えると妙に納得できたりして、いろんな意味で奥が深い作品。イーストウッド監督、やりますなぁ! 【groundhog】さん [映画館(字幕)] 7点(2004-03-10 16:11:08) 89.好きな俳優ばかりで期待してたのに、なんでしょうこの感じは・・。光のない暗さばかりの作品。 【モチキチ】さん 3点(2004-03-08 10:43:32) 88.俳優の演技はパーフェクトだと思いますが、後味は最悪に近いですし、評価しにくい作品ですね。ボストンの決して裕福ではない労働者の小さなコミュニティの閉塞感と、そのなかで生きる家族の信頼と不信を描いた映画として見れば、完成度の高い作品。好みの問題なのかもしれませんが、僕はけっこう好きでした。 【ころりさん】さん 8点(2004-03-04 11:27:21) 87.《ネタバレ》 ストーリーがコロコロ転がらないので、中5分くらい眠りに落ちてしまいました。ミスティック・リバーという題名と、ラストの曲がぴったり過ぎ。人生の儚さや矛盾、残酷さが伝わってきました。個人的に「シェルタリング・スカイ」とテーマが限りなく近いと思います。そして私はこういう映画が、苦手です。 【もちもちば】さん 6点(2004-03-03 20:07:15) ★86.《ネタバレ》 ラストの無邪気にパレードに参加するマイケル、拍手をするジミーの姿を見ていて、これは続編を作れるなと感じた。20年後、マイケルが事件の真相を知りジミーへの復讐が始まる。そこにジミーの娘やレイの息子らを絡ませれば、ミスティックリバー2の出来上がり。コピー「川の流れは止まらない」。しかし、真犯人については、その動機、現場状況、実行力すべてにおいて腑に落ちない。でも役者の演技はみんな巧ー。 【彦馬】さん 7点(2004-03-03 00:50:42) 85.《ネタバレ》 とても痛くて切ない映画です。あの時からもう友は友でなくなってしまったんですよね・・・そしてデイブの死はあの時から決まっていた。一つの無理やり封じ込めようとした事件がある事件をきっかけに息を吹き返してしまった。これはショーン・ペンに同情というより皮肉な流れにって感じですね。 【とま】さん 9点(2004-03-01 22:26:35)(良:1票) 84.私も、下でコメントされてるピルグリムさんと同意見です。「スタンド・バイ・ミー」を宣伝文句に使うのは反則だ!かなりがっかりしました。デイブはかわいそう。少しくらい救いがないと、後味悪いだけの映画になってしまう。 【neozeon】さん 5点(2004-02-29 22:36:54) 83.《ネタバレ》 鑑賞後の後味が超最悪なので(特にラストシーン)、「良い映画だったのか、それとも悪い映画だったのか本当に分からない」というのが素直な感想ですね。とはいえ、、、、ショーン・ペン、ティム・ロビンス、ケビン・ベーコンらの演技派俳優の演技は目を見張るほど素晴らしいのは確かですね。特にペンとロビンスはアカデミー賞受賞も当然でしょうね(個人的にベーコンも受賞して欲しかった!無理だけど・・・)。ただ、、、ローレンス・フィッシュバーンが『マトリックス』のモーフィアスにしか見えないのが痛い!(笑)俺、一瞬「ネオ」と「トリニティー」探しちゃったよ!!(笑)あとクリント・イーストウッドのしっかりとした手腕の凄さも高く評価できるでしょう。彼は俳優という枠を完全に超えちゃってますね、本当に。 ≪補足≫ DVD化するなら是非とも宣伝文句から「スタンド・バイ・ミー」を外してください!つけたままだと犯罪ですゾ。 【ピルグリム】さん 7点(2004-02-29 15:35:08) 82.《ネタバレ》 少し期待しすぎていた気がします、ショーン・ペンのあの自己中さが、いやな役だったし、結局ケビン・ベーコンだけがHAPPY!で終わっちゃって・・う~ん納得いかない。 【愛しのエリザ】さん 7点(2004-02-26 16:18:42) 81.好き嫌いが真っ二つに分かれる映画かな。ハッピーエンドがいいよって人にとってはホント後味悪いだろうね。でも俺はこういうの好きだな。映画館出た後もずっと余韻が残ってて、思い切って原作を読んでみた。映画が良かったと思う人には勿論、気に入らなかった人でも小説としてはなかなかだと思えるんじゃないかな。 【仮面の男】さん 9点(2004-02-24 00:58:27) 80.《ネタバレ》 前評判が高かった割には感動する、ということでもなかったです。似てる作品ということではなく、人物描写の巧みな犯罪サスペンス映画ということでLAコンフィデンシャルを思い出したが、LA~ほど感動しなかった。どうしてなのか考えたが、やっぱり主人公にあまり感情移入できなかったという点につきるかも。ストーリーの構成から行けば、友人を無実の罪で殺したという罪悪感を背負っていくショーン・ペンの苦しさや悲しさに共感できなければこの映画の感動は味わえないんでしょう。ラストのケビン・ベーコンの謎の笑み? もショーン・ペンの苦笑い? も私にはまったく意味不明でした。ただの「短気で粗暴な嫌なヤツ」と「やるべき仕事を何らかの個人的事情で? 放棄したデカ」に見えてしまう。あの場面で、ベーコンはペンの行為を見透かしているように見えるのに、何も言わないのは何故? その辺の不合理さが少年時代のトラウマによって理屈付けられるのか、というと、そこまでは彼らの気持ちに入り込めず、よって、そういう「訳のわからなさ」みたいな中途半端さが残ってしまう。そこが少し惜しい感じがした。ちなみに真犯人も勘のいい人なら中盤で分かってしまう。サスペンスとしてのつくりもやや弱い感じが残る。 【しまうま】さん 6点(2004-02-23 17:47:21) スポンサーリンク
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