みんなのシネマレビュー

いのち・ぼうにふろう

1971年【日】 上映時間:122分
時代劇モノクロ映画小説の映画化
[イノチボウニフロウ]
新規登録(2006-10-17)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2010-08-27)【イニシャルK】さん
公開開始日(1971-09-11)


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監督小林正樹(1916年生まれ)
キャスト仲代達矢(男優)定七
栗原小巻(女優)おみつ
酒井和歌子(女優)おきわ
中谷一郎(男優)岡島
神山繁(男優)金子
山本圭(男優)富次郎
佐藤慶(男優)与兵衛
滝田裕介(男優)灘屋の小平
近藤洋介(男優)政次
草野大悟(男優)源三
山谷初男(男優)文太
三島雅夫(男優)
大林丈史(男優)
矢野宣(男優)
岸田森(男優)由之介
中村翫右衛門(男優)幾造
勝新太郎(男優)
原作山本周五郎「深川安楽亭」
脚本隆巴
音楽武満徹
撮影岡崎宏三
製作佐藤正之
岸本吟一
東宝
配給東宝
美術水谷浩
編集相良久
録音西崎英雄
照明下村一夫
その他キヌタ・ラボラトリー(現像)
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【クチコミ・感想】

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5.何であんなグズを、悪等共が命を棒に振ってまで助けようとしたのかが響いてこない。勝新の役も本当にそれ必要?って感じ。 Q兵衛さん [CS・衛星(邦画)] 4点(2014-02-03 14:18:46)

4.《ネタバレ》  日本の巨匠の一人、小林正樹監督の叙情的な映像表現が発揮されて、ぐっと引き込まれる人情物映画。
 心にぐっとくるものがある点では名作なのだが、娯楽として気楽に見るにはあまりにも重く暗すぎる。
 ハリウッドだと同じようなストーリーでも、もっと軽快に陽気につくるんだろうなと思いつつ、ハリウッドはおろか最近の日本映画でもめったに見られないテイストで、これはこれで凄い。
 このところ、仲代達矢の出演映画を立て続けに見ているが、監督の意図通り、どんな役もぴったりハマッてこなしてしまうすごい俳優だと、改めて感心してしまった。 nobo7さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-01-10 20:11:17)


3.《ネタバレ》 ならず者たちが人生で初めて他人の為に命を懸ける。そういう心意気が気持ち良い。ただし、捨てずに済んだ命は多々あるし、要領の悪さに目が行ってしまうというのは大きな問題だ。また逃げている間は「富次郎だけは助かってくれ」とも思ったが、逃げ切った後、急に虚しさが湧いてきた・・・ 人命の犠牲によって得られた幸せも存在するが、このケースでは誰も喜べない・・・。幸せを背負うという表現はおかしいかも知れないが、若い二人にはあまりにも重い物を背負う結果となった。ところで勝新太郎の使い方にはちょっとびっくり。剣豪のイメージが付いているスターを起用し、観る側に勝手な期待をさせておいて、それを逆手に取るような…。いや、なかなか面白いものです。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2010-12-28 22:35:17)

2.のちに無名塾で舞台化(「いのちぼうにふろう物語」)もされた山本周五郎の「深川安楽亭」の映画化作品。主演は無名塾主宰で舞台版にも出演している仲代達矢で、監督は小林正樹。このコンビの映画は「切腹」も「人間の条件」も傑作だったが、この映画はどうだろうか。舞台も原作も見てないのだが、時代劇としてはそこそこよく出来ていると思うし、クライマックスのモノクロ画面に浮かぶ御用提灯の群れなど映像的に印象に残るシーンもあり、ゾクゾクするような武満徹の音楽も良かったものの、脚本が舞台的な感じで盛り上がりに欠け、主人公たちが命をかけて救おうとしている若者(山本圭)が典型的なグズなダメキャラで彼のために命をぼうにふろうという主人公たちにイマイチ感情移入が出来ず、また全体的に展開がもたついていてどうも退屈で2時間がちょっと長く感じる。なんかタイトルのインパクトの強さのわりにそれほどでもない映画という気がする。それから見る前に興味を引いたのが仲代達矢と勝新という黒澤明監督の「影武者」で主役を降板した側と代わって演じた側の共演だったんだけど、それもなんだか期待はずれという感じで少々残念だった。 イニシャルKさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2010-02-11 14:44:21)

1.《ネタバレ》 これを見た日の日記には、こんなことが書かれている。『あれだけ、罠かもしれない、と主人公たち風来坊グループが言っていながら、何も対策たてないでノコノコ行くってのはトンマすぎないか。ぼうにふろうったって、自殺しようってんじゃないでしょ。それにまた山本圭(彼らが救おうとしてる若者)が、わざわざ一肌脱いで助けてやろうって気になれそうもない、とんだグズでなあ。なにかと迷惑掛け続けて、それで、逃げろ逃げろって言ってんのに、目ぇ剥いてぐずぐずしてて、ほんとイライラさせる。』なんとなく「用心棒」の土屋嘉男をいま連想した。太っ腹を描くときに、対照的に実直な小者を置くってのが邦画の段取りか。『小林正樹、あきらかにピークを過ぎた71年の作品だが、昨今の邦画のレベルから見れば秀作と呼べるだろう、スタッフの力か。武満徹の音の塊りがロングのカットでドローンと入ると、とたんに画面が締まるから恐ろしい。』 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 6点(2008-01-11 12:27:57)

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【点数情報】

Review人数 5人
平均点数 5.60点
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