みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.新プロジェクトXを見たことがあるので、目新しいことはなかった。 マスメディアは必要なものではあるが、受け取る側のリテラシーが必要だと再認識した。まぁ、それ以上にSNSに対するリテラシーは必要だと思うけどね。ダイヤモンドプリンス号への対応は、マスコミや岩田教授(本作では六合医師)から評判悪かったけど、CDCからは良くやったと評価されていたと思うし、初めての事態に良く対応したと私も思います。そういった意味での結城医師(小栗旬)のセリフは印象的でした。 2025/6/25鑑賞 【あきぴー@武蔵国】さん [映画館(邦画)] 6点(2025-06-26 11:54:24)★《新規》★ ★5.政府・厚労省や医療機関は新型コロナウイルスについて独自に総括しているだろうけど、我々一般国民はまだだった。そういう意味でこの映画は大変意義深い。すっかり忘れていたが確かに日本のDP号対応は欧米から馬鹿にされていたな。が、あちらさんは瞬く間に日本以上の惨状となってしまう。COVID-19はそれほど強い感染力を持ったウイルスで、今なら水際対策など不可能だったと皆が理解しているが、当時はSARS対策の成功体験から島国日本ではそれが可能だと思われていて、DMATへの批判の一因になったようである。医療従事者とその家族の苦労は映画で見た通りだが、市中感染者への風当たりも当初はかなりきつかった。屋形船、スポーツジム、カラオケ店、病院…とクラスターを出した施設を袋叩きにする風潮もすぐにできあがっていく。都道府県別では岩手県が最後の牙城だった。が、岩手県民が幸せだったかというとそうではなく、むしろ岩手第1号になっては生きていけない、というようなプレッシャーの中で暮らしていたという。分からないことだらけで皆が恐怖に支配され、ピリピリしていた。だから、ある程度は仕方なかったと思うし、後出しじゃんけんのごとく今さらあれこれ言うべきでもないだろうが、それらを忘れて生きていくのと、記憶に留めておくのでは大きな差があるはずだ。もちろんこれは自戒を含んでいる。全国民が観るべき映画。配信もかなり普及したけど、いつか地上波で流してほしいな。これから映画館で観る人はハンカチをお忘れなく。泣ける作りになっているので。 【リーム555】さん [映画館(邦画)] 9点(2025-06-25 23:00:53)(良:1票) 4.《ネタバレ》 当時を思い出すと、まだコロナが対岸の火事だった認識だったと思います。搭乗者の健康状態より国内にウイルスが持ち込まれないかを心配していた記憶があります。そんな中搭乗者のためにサービスを提供し続けるクルー、命を救うために奔走する医療スタッフに日本人として誇りに思います。厚労省の立松とDMATの結城の関係は踊る大捜査線の青島と室井みたいだなと思いました。人道的に正しいかどうか。本当にそうですね。 【Yoshi】さん [映画館(邦画)] 6点(2025-06-19 23:37:23) 3.《ネタバレ》 1番打者が8点で2番打者が9点だから3番のわたしが10点をつけるのではなくて本当にそう思ったから文句無しに献上します。あの時わたしはアメリカに居て毎日アメリカ、イギリス、オーストラリアなどの英語国の公的テレビがYouTubeにアップしたダイアモンド・プリンセス号のニュースばかりに見入っていました。本作品中でもメディアは少々意地悪に描かれ最後の方で「毎日同じことばかり、『今日も厚労省と医療チームは最善を尽くしました。』の繰り返しじゃ視聴率が上がらない。」とニュース報道のスタッフに言わせていましたが、外国メディアはそれこそ自国民の乗客に何とか無事に帰ってきて欲しいとの願いが見て取れる真っ直ぐな報道が多かったと記憶しています。もしかして(もしかしなくても)欧米メディアとその視聴者は「船が足止めされたのが香港や上海ではなく日本で良かった。」と口には出さなくても心の中で思っていたかもしれません。そしてわたしも「日本の医療チームよ日本の威信にかけて頑張れ!」とスポーツの国際大会の時以上の声援を送っていたような気がします。 さて病気や怪我を治療する、医師を始めとする医療スタッフは平たく言えばあの世とこの世の間に渡された綱の上を渡っている人を「あちらに行ってはダメ。こっちに戻っておいで。」と引き留める役割をしているわけですがDMATの医療チームのスタッフが手掛けるのは正に怒涛の荒海の上に渡された綱の上を不本意にも渡らされている人々をこの世に留めることです。医療スタッフの多くが2011年3月の東日本大震災の経験者で「防疫の経験があるスタッフは一人もいない。」と言いつつも自分たちの任務が通常の得体が知れている伝染病の防疫とは異なることを熟知していたことが乗客の船内での死亡ゼロという一応の成功を収める鍵になったようです。特に小栗旬演じる結城医師の「救命が最優先。」という姿勢に基づいて一人一人の患者に救命の努力が注がれたからこそ後のコロナ蔓延に対応して救命に必要な盤石な体制が築かれたのだと思います。 タイトルの「フロントライン」は「最前線」という意味ですが、それは「ここから先は防護服の着用が必要。」という意味のライン(一線)ではなく個々の患者や感染者が直面している生と死の境界線のことなのです。作品中、どの辺りだったか覚えていませんがチームを率いる結城医師がアメリカには有るCDC(疾病予防管理センター)の日本での不在に触れるシーンがあります。おそらく生物兵器の脅威に対抗する為に設けられた機関だと思いますが、医療の最優先すべき目的が不本意な死を迎える人をこの世に留めることならば作品中に出てくる伝染病の権威の医師が絵に描いた餅のようにやるべきことをてんこ盛りに羅列してみせたその医師の「やるべきこと」はひとまず傍に置いておいて、医療チームがまず取るべき行動は明確なのでしょう。日本は地震大国で自然災害大国で第二次世界大戦終結からしばらく経つまでは火災大国でもあり、おまけに福知山線脱線事故の際にトリアージ(患者の命の選別)まで不本意ながら経験させられた一方で世界に比類のない助け合いの精神と一般人かプロ集団かを問わないチームワーク力を誇っています。だから日本の医療人は世界に向かって正に「ドヤ」顔をしていいのだと思います。 【かわまり】さん [映画館(邦画)] 10点(2025-06-19 18:31:52) 2.《ネタバレ》 久し振りに熱い映画だった。小栗旬、松坂桃李、そして久しぶりの窪塚洋介の演技に圧倒されて見入ってしまった。(良かった) 結城と仙道の鋼の信頼関係、結城と立松の友情はカッコいいの一言に尽きる。 未知のウイルス発生による死の恐怖、不安、混乱がうずまく恐ろしい状況下で、その意志を貫く強さも素晴らしいが、過剰演出ではなく、それが自然と伝わる演技がまた素晴らしい。 ちなみにあの対策室でみんなが座っていたイス(立松の席のやつ)は、昔のパイプ椅子よりはいいけど、長時間座っていると腰が痛くなるんだよね。そういう点も、観ていてリアルな空気を感じた。 当時、豪華客船での新型コロナウイルス発生のニュースは衝撃的だった。現場ではその時何が起きていたのか、その真実が少しでも明らかにされたのは素晴らしいことだと思う。 マスコミによる報道は決して公平で正しいものではないが、そのせいで当時いわれなき誹謗中傷や批判、差別、おまけに海外からの根拠のない非難(余計なお世話だっちゅうの!)等を受けたことに対し、当時は無理だったとしても、2025年の今、あの時何が起きていたのか事実を世界に知らしめ、当時受けた批判や、事実誤認を正しておく必要があるというのはその通りだと思う。 これからも事実に基づき、色々な立場や視点からの作品が多く作られれば良いなと思う。 【リニア】さん [映画館(邦画)] 9点(2025-06-17 01:55:26)(良:1票) スポンサーリンク
国内に新型コロナウイルス蔓延の契機となった豪華客船内でのパニック。美しい外観を擁する客船内では、てんやわんや。小栗旬演じる熱血リーダーが率いる、災害派遣医療チームが船内に乗り込み、救命活動に奮闘。自らが感染を受ける恐怖、周囲からの誹謗中傷、彼らの家族が受ける風評被害…船内での活動継続を阻む数々の障壁。苦悩しながらもチームと厚労省、外部の医者等と協力し、最善を尽くそうとするリーダー。その切迫感は大いに伝わってきた。後のパンデミックは防げず、決してサクセスストーリーではないが、この数日間の奮闘は価値あるものでねえか。傑作。 【獅子-平常心】さん [映画館(字幕)] 8点(2025-06-15 21:44:13)(良:1票)
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