みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★4.《ネタバレ》 ただ者ではない羊飼いのアンソニー・クインと、ナチスから逃れるために国境を目指す家族、 少人数でナチスの追手と、冬のピレネー超えに挑む戦争アクションサスペンス。 J・リー・トンプソンは「ナバロンの要塞」でも山あり谷あり悪天候ありのアドベンチャー要素を盛り込み、 少数精鋭でナチスに立ち向かうということをやっていますが、本作は少数精鋭とはいきません。 しかし国境の検問所ではあり得ないレベルの結構な無茶をやっていたりします。 アンソニー・クインの寡黙だが、ただ者ではないぶりが際立つ一方でナチスから逃れる家族、 特にジェームズ・メイソンの存在感がほとんど無いのが勿体ない。むしろ娘の方が健闘している印象すら与える。 追われる彼らと、彼らを追うナチス。 冒頭の隠れ家からの脱出、駅から列車、そして雪のピレネーと、 両者の間にあまり距離を与えず、すぐ近くにいるという距離感は良かったです。 彼らを執拗に追いかけるSS大尉役のマルコム・マクドウェルのこっちが主役か?と思えるほどの強烈な存在感は凄かった。 なお、邦題に関しては「ザ・パッセージ/ピレネー突破口」というのが一般的なようです。 【とらや】さん [CS・衛星(字幕)] 6点(2025-06-05 17:36:02) 3.《ネタバレ》 街中・電車・山中といろいろ危機ポイントは設けられているのですが、主人公がいざというときには全部武闘派解決をしてしまうのがちょっと・・・。相手に圧倒的な力があるのを、知恵とか精神力とかチームワークで突破してこそ醍醐味があるのではないでしょうか。その辺が中途半端なので、マルコム・マクダウェルがいくら怪演を発揮しても、かえって浮いています。あと、この3人だけのために犠牲者出すぎじゃない? 【Olias】さん [DVD(字幕)] 5点(2020-04-04 01:34:11) 2.《ネタバレ》 マルコム・マクダウェルの変態的な演技がとりあえずすごい。90年代以降は変な映画ばっか出てるけどこの頃は一番脂が乗ってた時期なのか変態さはすごい。ヒトラーもこんな感じやったのかなと思ってしまうけどマクダウェル自体が人をいたぶる演技を楽しんでいるように見えて逆に怖い。これがほんとにはまり役っつうやつでしょうかしつこくて情け容赦なし、雪山でもおりゃあああと進んでいく勢いはなんか滑稽に見えましたが変に残酷性と役柄がマッチしてるのでこれはこれで良かったかと思います。個人的に最初の方アンソニー・クインとリー・マーヴィンを間違えててずっと見てのはなんかすいません。 【M・R・サイケデリコン】さん [DVD(字幕)] 7点(2019-06-08 10:33:20)(良:1票) 1.数多描かれてきたSS将校の中にあって、そのキ〇〇〇っぷりが空前絶後であり一世一代の名演を見せたマルコム・マクドウェルに、数多の名優全てが霞んでしまった。ジェームズ・メイソンは役不足感が否めず「寒かったでしょうね」と同情を誘う姿だった。結末に歯痒い思いをしたものの、短い尺の中にキッチリ収められた戦争アクションものの良作。 【The Grey Heron】さん [DVD(字幕)] 8点(2018-10-22 01:06:29)
【点数情報】
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