みんなのシネマレビュー

愛に乱暴

2024年【日】 上映時間:105分
ドラマサスペンス小説の映画化
[アイニランボウ]
新規登録(2025-05-09)【目隠シスト】さん
タイトル情報更新(2025-05-31)【タコ太(ぺいぺい)】さん
公開開始日(2024-08-30)


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監督森ガキ侑大
キャスト江口のりこ(女優)初瀬桃子
小泉孝太郎(男優)初瀬真守
馬場ふみか(女優)三宅奈央
青木柚(男優)浅尾昌也
斉藤陽一郎(男優)鰐淵
梅沢昌代(女優)桃子の母
岩瀬亮(男優)社食にいる社員
風吹ジュン(女優)初瀬照子
原作吉田修一「愛に乱暴」(新潮社)
脚本森ガキ侑大
音楽岩代太郎
製作甲斐真樹
東京テアトル製作幹事/「愛に乱暴」製作委員会
読売テレビ製作幹事/「愛に乱暴」製作委員会
制作東京テアトル
配給東京テアトル
照明中須岳士
あらすじ
夫と二人で夫の実家の「はなれ」で暮らす桃子。仕事が多忙な夫は毎日帰りが遅く最近すれ違い気味。桃子は義母に気を遣いながら少なからず窮屈な毎日を過ごしていた。そんな彼女のストレス解消法は、日々の「丁寧な暮らし」と週二回「手作り石鹸教室」の講師として働くことだった。しかし、そんな彼女の暮らしに不穏な影が差し始める。飼い猫の失踪、気になる不倫告白SNS…そして、やがて不安は現実のものとなっていく。芥川賞を始めとする数々の文学賞受賞歴のある吉田修一の同名小説を、森ガキ侑大監督がメガホンを取り映画化。

タコ太(ぺいぺい)】さん(2025-05-29)
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【クチコミ・感想】

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2.《ネタバレ》 原作未読です。

主人公の桃子は、どう考えてもとんでもないストレスに晒されて生活しているに違いないのに、整理整頓清潔な暮らしに励み、義母に心から優しく接し、ゴミ捨て場が汚れていれば率先して清掃し、手作り石鹸教室では懇切丁寧に指導する。嫌な顔ひとつせず疲れた顔を見せることもなく、彼女の暮らしぶりは主婦として妻として模範的としか言いようのないもの。それなのに報われない。何故?

報われないどころか、可愛がっている飼い猫は姿を消す、ゴミ捨て場では不審火、手作り石鹸教室で提案した新企画は無視、更には夫の不倫等々、日々の小さなストレスが蓄積しているところに大きなストレスの波が覆い被さる。そりゃ錯乱してしまうでしょう。

ところが、桃子のストレスが怒りに転じてピークに達したところで明らかになる過去。え?そうだったの?他人のこと言えないじゃん!という新事実。放った矢が巡り巡って自分に当たってしまった構図。ハッピーエンド?エンドロールの背景に鳴る靴音は新たな船出?違うんだろうなぁ…。

主演の江口のりこさんが素晴らしいです。甲斐甲斐しい妻のパートでは可愛らしく、怒りに震えるパートでは底知れぬ恐ろし気な迫力。難しい役どころを見事に演じ切ってますね。次の主演作が楽しみです。

タイトルの「愛に乱暴」って、シンプルに主人公の生き様なのでしょうか?日々の暮らしは丁寧に。でも、愛については乱暴に。日々の暮らしには冷静に対処(夫も認めている)出来ているけれど、こと愛に関しては激情的になってしまう。そんな彼女のキャラクター?夫については「乱暴」じゃなくて「乱雑」な気がします。

ちなみに、本作は神奈川県綾瀬市のフィルムコミッションを活用。個人的に馴染みのある土地故、ご当地映画的楽しみも出来て一粒で二度美味しかったです。なので、そこに+1!
タコ太(ぺいぺい)さん [インターネット(邦画)] 7点(2025-05-29 21:51:06)★《更新》★

1.《ネタバレ》 ミステリー要素ありの作品です。ネタバレしていますのでご注意ください。

「丁寧な暮らし」をする女の実は乱暴な愛のかたち。ダライ・ラマであろうが、マザー・テレサであろうが、不倫をしたら即アウト。さらにでき婚で略奪婚のトリプルコンボとくれば、そりゃ一生「後ろ指を差される人生」となっても仕方ないが世間の常識です。それでも愛する人との間に出来た子どもが居れば耐えられたでしょう。我が子はこれまでの不幸や過ちを帳消しにしてしまう最強の免罪符ですから。しかし彼女はそれさえ失った。残されたのは、熱の冷めた夫と、決して快く思っていない姑との半同居。夫の不倫発覚を待つまでもなく、彼女は地獄の中に居ました。「丁寧な暮らし」は辛い現実を紛らわし自分自身を騙す演出だったのでは。そもそも不倫する男が、二度目の不倫をしないなんて考える方がどうかしているのに何故自分だけは例外と考えてしまうのでしょうか。それが「愛」の魔法ですか?知らんけど。主人公の行き着いた先は「因果応報」の「自業自得」であり同情の余地はありません。が、全てを失っていく様は憐れではあります。いや住まいだけは残りましたか。でもあの家でそのまま暮らすのなら無限地獄から抜けられない気がしますけど。「丁寧な暮らし」から、二郎系ラーメン&ガリガリ君へ。もう自分を騙す必要はなくなりました。ただ食は心と身体をつくる基本中の基本です。姿かたちが別人となってしまう未来が来ませんように(注:二郎にもガリガリ君にも罪はありませんのでお間違いなく)。さて「業」のバトンは次の女性に渡されました。魅力的に思えた優良物件が、じつは欠陥住宅だと女教師が気付くのは何時なのでしょう。主人公にとっての救いは「感謝の言葉」を言ってもらえるようになったことかもしれません。
最後に床下の謎について。「子の亡き骸を隠した」では無さそうなので「後ろめたさ」が陽の当たらぬ地を求めたと見て取れます。いわば「日陰者」のメンタル。また女教師への言動や床下の残留物をみるに主人公の妊娠及び流産は狂言だった可能性高し。ただ狂言であろうとなかろうと、この一件で女は心に傷を負いました。狂うに足る深い傷です。それでも夫との間に強い絆があれば乗り越えられたかもしれませんが、不倫男にそれを望むのは無理な話です。結局のところ略奪婚を選んだ時点で主人公は詰んでいたということ。もっとも妻帯者が最初から素性を明かして浮気するとは考え辛いので、おそらく一番の悪人は男と思われます。当初素性を隠され「もう戻れない」状況に追いやられた後の略奪婚であれば、主人公や女教師もまた被害者と言えます。放火が不倫の暗示と捉えるなら、この見立てが成り立ちそう。一番「愛に乱暴」だったのは男だったかもしれません。いや、これは「愛」ではないですね。「欲望」です。 目隠シストさん [インターネット(邦画)] 6点(2025-05-10 18:23:40)(良:1票)

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Review人数 2人
平均点数 6.50点
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