みんなのシネマレビュー |
|
| |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
6.《ネタバレ》 ハンニバル・レクターは、復讐とカニバリズムと死体の偏愛がごっちゃになっていて役柄が全然見えてこないし、そのため彼を追う刑事の存在も非常に曖昧、なのでこの映画の主筋の弱さは明白であり、しかもその主筋にやたらと関わるオリエンタリズムは日本人でなくても失笑モノの錯誤振り(要するに日本刀が使いたいだけ。でもその単純な欲望が意外と好きだったりする)。但し、ハンニバルを引き取り、武士道精神のようなものを彼に教えつつ、次第に危うい関係になっていくレディ・ムラサメことコン・リーは捨てがたい。コン・リーはハンニバルを守る為に体を張る。それは意識されたものではなくてほとんど反射的に行われる行為であり、異常性格や過去のトラウマでぐちゃぐちゃになったハンニバル以上に、「ヒロシマ」という言葉が出るくらいで後は写真でしかその過去が語られないレディ・ムラサメは映画的な存在と言っていいし、それ以上の特別な何かになろうとしていない、つまり役柄に徹している。矛盾するようだが、この映画はハンニバル・レクター的なものが薄まれば、いい映画になっていたかもしれない。 【Qfwfq】さん [映画館(字幕)] 6点(2007-04-29 02:26:48) 5.《ネタバレ》 原作未読。予告なんかだとやたらと日本が重要であるかのような煽りをしてますが、まったくと言っていいほど日本である必要性が無い。鎧や刀などあんな程度の描写でも日本以外の人が観るとオリエンタルな雰囲気があってレクターの神秘性が向上し作品として良さ気に見えるんでしょうかね?相変わらず中国とかとゴッチャで日本の客は呆然ですが。特に剣道のシーンは痛々しかったなぁ。 肝心のレクターはオカマ漫画家の山咲トオルに見えてしょうがなかったんですが、知的かつ残虐非道な面も凄みがあり、なかなか良かった。しかし、やる事なす事行き当りばったり的で完全にマークしている警視をどう料理するのかと思っていたらそのまんまでガッカリ。ムラサキも放置で、グレアムに捕まるまでに、あーしてこーして誤魔化したんだろう、と脳内補完が大変だわ。あそこまでいっちゃうと心神喪失で誤魔化せるレベルじゃないと思うんだけどね。 単作品としてみると良い方かも知れませんが、シリーズとしてみるとたんなる復讐劇に終わっていて【あの怪物】の誕生にしては弱い。まぁ『羊たちの沈黙』が奇跡の傑作だったんだなと。 【ロカホリ】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-04-27 01:27:18)(良:1票) 4.もしこれに「ハンニバル」って名前がついてなかったら、勘違い日本感を笑い飛ばすだけのただのB級でしかないんじゃないかと。キャラクターありきで観ればそこそこは楽しめましたが、全体的にはやっぱり微妙。 【ぽーち”GMN”ありしあ】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-04-26 22:08:56) ★3.《ネタバレ》 う~ん、レクター博士のルーツはどんなものだろうと期待して観たのですが ただの幼少の頃の復讐劇。 気持ちは判りますが、それだけであそこまで残酷に なれるのだろうかと疑問に思いました。 何かとって付けたような医学生の 設定。 やっぱり今更無理な課題でしたね。 でもアンソニー・ホプキンスに 執着せず、新たなストーリーを描こうとしたスタッフの努力は感じました。 ただいかにもアシのつきそうな犯行はどうも知性の高いレクター氏には 不釣合いです。 若いにせよ。 見終わってギャスパー氏の好演だけが印象に 残りました。 【エラリイ】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-04-26 15:55:00) 2.全然レクター博士じゃなかった。いうなれば、ただのちょっとアクションぽい復讐劇って感じで、全然、冷静沈着で天才な雰囲気が感じられなかった。それどころか、すごく人間くさくて行動も危なっかしくて見ていて冷めた。レクター博士の誕生って事である程度は我慢してたけど、先入観を除いて考えるとただのクソ映画。 【アフロ】さん [映画館(字幕)] 4点(2007-04-22 22:38:19) 1.《ネタバレ》 予告を見たときはかなり不安だったのだが、主演のギャスパー・ウリエル君は中々の好演でアゴの割れ具合なんかにアンソニー・ホプキンスの面影が無いでもない、「いやぁ、今はこんなだけど昔はガリガリでさぁ」とか言いながら飲み屋で写真を見せられた感じ(笑) ただ、殺された肉親の復讐のために殺人を犯す、なんて「人間的」な行動はレクターには似合わない、少なくとも彼はまだ狂ってはいない、おそらくこの後に何かがあったのだと思う、彼が人間を超越してしまう何かがあったのだ、言うまでも無くその鍵を握るのはレディ・ムラサキ以外にはありえない、ということはパート2があるのだろうか? ところで余談だが、ムラサキとハンニバルが乗っていたオートバイには「MVアグスタ」のエンブレムがハッキリと確認できるが、第2次大戦直後のフランスでイタリア製のオートバイを乗り回す、てなことがあり得るのだろうか? 【るね】さん [映画館(字幕)] 5点(2007-04-22 00:51:58)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS