みんなのシネマレビュー

落下の解剖学

Anatomy of a Fall
(Anatomie d'une chute)
2023年【仏】 上映時間:152分
ドラマサスペンス法廷ものミステリー
[ラッカノカイボウガク]
新規登録(2023-12-18)【Cinecdocke】さん
タイトル情報更新(2024-04-08)【イニシャルK】さん
公開開始日(2024-02-23)


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監督ジュスティーヌ・トリエ
キャストザンドラ・ヒュラー(女優)サンドラ
脚本ジュスティーヌ・トリエ
アルチュール・アラリ
作曲フレデリック・ショパン"Prelude in E Minor (Op. 28 No. 4)"
配給ギャガ
字幕翻訳松崎広幸
動物スヌープ(演:メッシ)
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【クチコミ・感想】

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8.裁判を題材に、夫婦の関係を解き明かしていくので、結末にはもやもやが残りました。それでも見ごたえはありますね。物語が進むにつれ、少しずつ夫婦に対する印象が変わっていくんですけど、そういう気持ちにさせるのがすごくうまいと思いました。 shoukanさん [映画館(字幕)] 7点(2024-03-26 23:54:12)

7.《ネタバレ》 この映画は「おとなのけんか」である(ポランスキーにそういう映画があったが)。夫婦が喧嘩するだけでなく、裁判での検察官と被告、証人、弁護人とのやり取りも口喧嘩のようなもの。言葉尻を捉える子供じみたソレである。そういえば、冒頭にキャストの子供の頃の写真が出ていたなと。
被疑者の女はドイツ人で、転落死した夫はフランス人。裁判ではフランス語の質問に英語で答える。言葉の壁に子供っぽい心理が加わり、共通のコードを持たないコミュニケーション不全が前提であれば、それは言語ゲーム(ウィトゲンシュタイン!)となる。

言語ゲームとは、言葉と意志が通わないところに起こる本来的な他者との邂逅。結局のところ、彼らの子どもで、おとなになろうとする盲目のダニエルにこそ全能性が宿るラストが象徴的であった。
転落死した男は自殺か他殺か? 彼は落下する。私には、それもダニエルに見透かされたように、言葉を失いながら、言葉を紡ぐしかない作家の子供っぽさ所以の自作自演の典型のように思えた。

『ある言葉の根拠を示そうとして、いくら言葉を尽くそうとも、その説明のための言葉すら、根拠のないルールをもとに述べられているにすぎない。自分自身で決めたルールのなかで、自分自身を正しいとしているのだから、つまるところ「論理」というものは、すべて「自作自演」となる』 飲茶「哲学的な何か、あと科学とか」より onomichiさん [映画館(字幕)] 8点(2024-03-05 19:21:31)(良:1票)


6.《ネタバレ》 法廷サスペンス。印象的なのは事件そのものでも法廷場面でもなくて、ガチの夫婦喧嘩。パリンパリン、バキ、ドコ、ガス…。壮絶なシバキ合い。マジギレの奥サマ。もう一度観る。 獅子-平常心さん [映画館(字幕)] 6点(2024-03-03 01:09:20)

5.《ネタバレ》 まず見応えはありました。だから6点は上げます。
が、思っていたのと全く違う映画であったのも事実です。チラシを見る限り意識的なミスリードだと思う。
だからこれ以上点数を上げるのはやめます。

夫婦の危機を描いた作品だが、どこの円満に見える夫婦でもこのような本気の喧嘩は1回や2回はやっていると思う。
これは人生観のぶつかりだ。そしてみんなどこかに折り合いをつけて生きている。
死んだら終わりだ。夫の気持ちも妻の気持ちも分かるだけに結末はやりきれない。 ぴのづかさん [映画館(字幕)] 6点(2024-02-29 22:04:32)

4.《ネタバレ》 もう少しサスペンスなのかなと思ったけど、予想以上に「夫婦危機モノ」でした。夫婦危機モノも好きなのでそこは問題なし。夫婦の問題は冒頭ではあまり示唆されないまま(でも大音量音楽が鳴り響く不穏さはすごい)、裁判の過程を通して、さまざまな証言者の登場によって見えてくる。夫婦ともに「創作」に関わる同業者夫婦(どうやらもともとは夫のほうが師匠的な立場だったのが、ある事件を機に逆転してしまった)であり、障害を持つ息子がいて、そしてフランス人とドイツ人の「国際結婚」で日常的には英語で会話しているという環境・・・夫婦の「対等な関係」とは何か、親の責任と子の自立、他者を媒介する「共通言語」の存在など、どの設定も現代社会のいろいろなあり方を象徴している。それがものすんごくパーソナルな関係性のなかに埋め込まれていて、しかもそれぞれの証言者の主観で語られるものだから、溝やズレや矛盾だらけで、いっこうに全体像は見えてこない。・・というか結果的には、人間関係の、そして他者の全体像が見えないなかで、私たちはどう生きるんでしょうか、と問いかけた映画でした。その答えはなかなかシンプルではありますが、納得感はある。

昔、身近な人が巻き込まれた事件の刑事裁判を傍聴し続けたことがあるのですが、その裁判の感覚にとても近い。いろんな物的証拠や証言は並んでも、最後にそこに首尾一貫した結論が現れるわけではない。そんな不確かな現実に、当時はものすごい無力感を感じたものですが、この映画の結論は、そんな状況での一筋の希望にも見えます。誰もが面白いと思える映画ではないと思いますが、個人的には勇気をもらえる、よい映画でした。 ころりさんさん [映画館(字幕)] 9点(2024-02-27 16:39:48)(良:1票)

3.《ネタバレ》 本作の予告編。 身震いするようなサイコスリラーを予感させる内容となっていた。(と、思う) サンドラ (ザンドラ・ヒュラー) が "ゴーン・ガール" だったらどうしましょう、少年が "エスター" だったらどうしましょう、、そういう映画を期待して勝手にふるえていた自分がいたわけですが ・・・ 少し事情が違ってた。 ま、さ、か、の、裁、判、モ、ノ、で、し、た。 予告編にあった張りつめた緊張や静寂さは皆無で、映画の大半は台詞が洪水のように飛び交う法廷劇。 視覚障害の少年、大音量の音楽、異なる言語は、見えない、聞こえない、伝わらない、を象徴するもので、「コミュニケーション不全」のメタファーでしょうか。 間違いなく観応えのある映画だとは思うけど、残念ながら今回ばかりは期待した内容とは全く違った落胆の方が勝ってしまいました。 どうでもいいことだけど、殺人 (かも知れない) 案件を争う緊迫した裁判でありながら、裁判官、検事、弁護士、証言者たち、、要するに被告人以外はみなそろって発言に「オチ」をつけて笑いを取りたがるあたり、フランス人らしいなあ、と (笑) タケノコさん [映画館(字幕)] 6点(2024-02-26 23:24:02)(良:1票)

2.いやあ、退屈な作品でした。 
フランス映画だったんですね、知りませんでした。 
そのため作品の半分はフランス語でした、まあ、英語の会話部分は比較的簡単で聞き取りやすかったです。
 
内容は...裁判モノです。
長い長い2時間半でした。
この鑑賞後のガッカリ感って、何年か前に行った「ドライブ・マイ・カー」の感覚かなあ...
 
何でこの作品が米アカデミー賞にノミネートされているのか疑問です。 ミスプロさん [映画館(字幕)] 6点(2024-02-24 21:13:48)

1.《ネタバレ》 有罪か、無罪か?
自殺か、他殺か?
そんなものはどうでも良くて、裁判によって暴かれる夫婦の拗れを中心に据えている。
親密な夫婦仲でも所詮は赤の他人。
交通事故による息子の視覚障害から始まる生活苦、作家志望の夫の嫉妬と余裕のなさ、他方では妻の成功、やがて…

ある家族の一年間を断片的に見て、分かった気になって、
エンタメとして消費しているだけでしょ?と問われている気がした。
そう考えると筋書きは至ってシンプルで下手したら何も起こらない。
勝手に期待して盛り上がっている傍聴席の我々に対するフランスらしい皮肉が効いている。 Cinecdockeさん [映画館(字幕)] 6点(2024-02-23 23:59:35)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 6.75点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

【アカデミー賞 情報】

2023年 96回
作品賞 候補(ノミネート) 
主演女優賞ザンドラ・ヒュラー候補(ノミネート) 
監督賞ジュスティーヌ・トリエ候補(ノミネート) 
脚本賞アルチュール・アラリ受賞 
脚本賞ジュスティーヌ・トリエ受賞 
編集賞 候補(ノミネート) 

【ゴールデングローブ賞 情報】

2023年 81回
作品賞(ドラマ部門) 候補(ノミネート) 
主演女優賞(ドラマ部門)ザンドラ・ヒュラー候補(ノミネート) 
外国語映画賞 受賞 
脚本賞ジュスティーヌ・トリエ受賞 
脚本賞アルチュール・アラリ受賞 

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