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アンダー・ユア・ベッド

2019年【日】 上映時間:98分
サスペンス小説の映画化エロティック
[アンダーユアベッド]
新規登録(2020-01-22)【3737】さん
タイトル情報更新(2020-02-09)【3737】さん
公開開始日(2019-07-19)


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監督安里麻里
キャスト高良健吾(男優)三井直人
西川可奈子(女優)佐々木千尋/浜崎千尋
脚本安里麻里
配給KADOKAWA
美術丸尾知行
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 もしも、自分の家のベッドの下に知らない人がずっと潜んでいたら、コワッて、なんだか江戸川乱歩の小説みたいですが、そんな場面から物語が始まり、以降、その彼が、どのような経緯でそのベッドの下に潜んでいるのかを、心情の独白と同時に描いていく構成です。これがテンポといい、語り口といい、とても見やすく、特に主役の高良健吾の演技が、陰キャなんだけど、なんか人を惹きつけるものがあり、いつのまにか彼にライドしてしまってる状態。ヒロインの西川可奈子も、結婚前と後の変わり果てた演技がメチャうまく、変化の差を、本当に年をとってすさんだくらい、しっかり表現してて、特に夫によるDVを受ける演技は、ほんまにやられてんのちゃうの?って思えるくらいでした。 なにわ君さん [インターネット(邦画)] 7点(2022-04-24 10:56:24)

5.《ネタバレ》 大学の授業中、千尋に名前を呼ばれたときから、期間を開けて交番で千尋に名前を呼ばれるときまでが、三井が存在できた期間。
それ以前もそれ以降も三井は忘れられた存在になる。
大学時代、彼女のアパートに水槽を置く時、腕に胸が当たって驚く(シチュエーションそのまんま)。千尋を暴力的な彼氏から守るため、サーモスタットで電気ショックを充てる(スタンガンを旦那に充てる)。夕焼けの部屋で千尋を抱く(風呂場から救出して温めた事がモトだろうか?)…これら思い出は、自首して以降、千尋との接触をモトに三井が創り出した妄想なんだけど、千尋と(例えば出所後の)自分の未来を想像するとかでなく、あくまで幸せだった過去の瞬間を徐々に盛って美化していく作業しか出来ないのが、この主人公の闇の深さ。
ベッドの下に潜り込む変態なんだけど、ドン引きするような突き抜けた変態さより、香水の香りとか引き伸ばした千尋の顔写真のコピーの美しさとか、哀愁と純愛も感じさせるところで、この主人公の行く末を最後まで見守る価値のあるものにしている。
風呂上りの千尋の裸はけっこう綺麗で、ここ最近、痣が出来るほどの身体的なDVが激しくなっていったんじゃないかな?って思う。
突然リビングに置かれたグッピー水槽に文句を言わないDV旦那の謎。ああ言うのは許せる人なのか?
ちょっと残念なのは最初の盗聴の、アレしてる時の生々しい音。喘ぎ声は構わないけど、何というか、アダルトビデオじゃないんだから。これは映画なんだから、安直に生々しい音を垂れ流すのではなく、何かもっと別の表現方法を思いつかなかったものだろうか。 K&Kさん [CS・衛星(邦画)] 4点(2021-06-22 22:47:46)


4.《ネタバレ》 ストーカー男がストーキングしてたらDV受けてましたってお話ですね。もう少しベッドの下で変態性を発揮してほしいところでした。終始一貫してベッドの下からの視界だけであれば斬新やったかも知れません。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 3点(2021-05-19 16:39:14)

3.《ネタバレ》 主人公の孤独で静かな変態性の表現は、そこそこイイ線を突いているというか、部分的には共感すらできなくもないと思う。しかし、結局この彼は自分が何をどうしたいのか自分でもよく分かっていない(これは、そもそもそういう人物を描きたかったのだから、別にそれ自体が悪いという訳ではないのだけど)、ということからの行動のチグハグさというか、端的には目の前で千尋が凌辱されているのに(そのための武器も持っているのに)助けもしない、という部分には、正直言って「な~にやってんねん!」となってあまり感情移入できないし、だからこのキャラには(ある程度共感はできるものの)根本的に魅力や納得というものを感じない。

ヴァイオレンス面の描写の見応えも中々素晴らしいのだが、いかんせん少しやり過ぎたというか、このレベルで殴られてたらもっと早く逃げ出すだろ、という意味で話のリアリティは毀損してしまっている。総じて、お話としては観ていて歯痒い、やるせない、腑に落ちない、心が痛い、ムシャクシャする(→千尋の旦那に)、というネガティブ方面の感想しか出て来ない、という感じ。

しかし、そういう映画も偶には好いのではないか、という意味では、それでいてまずまず優れた見応えも得られる作品とは言えると思う。高良健吾は見映えも良いし(この話を中途半端なブサイクがやったらそれこそ観るに堪えんし)、無感情なモノローグの質も存外に高かったと感じる。一般向けでないのは確かだが、個人的にはそこそこオススメ。 Yuki2Invyさん [インターネット(邦画)] 7点(2020-09-12 22:17:27)(良:1票)

2.歪んだ性癖、盗撮、盗聴、DV。かなり鬱な内容だった。

変態ストーカー男が好きな女性を監視しながら暮らしていて、もっと彼女の側に居たいという願望から彼女の家のベッドの下に潜り込む事に成功するまでを追っていく物語。

そこに至るまでは彼の歪んだ性癖と過去のトラウマ等を丁寧に描写していて、彼の淡々としたモノローグも相まってなかなか惹き付けられた。

だが、いざ好きな女性と接近する段になると、途端に臆病になり結局何も出来なくて、ひたすら妄想の世界に逃げ込むという不器用で駄目な奴なんですね。こういう人物を高良健吾が演じるというのが意外性があって良かったのではないでしょうか。 ヴレアさん [DVD(邦画)] 6点(2020-02-07 19:45:39)

1.《ネタバレ》 高良健吾がやった事に価値がある。だってこれ、名が知れないキモ役者がやったのならば、ただの変態作家と変態監督による変態ストーカーの変態メロドラマになっちまう。だがその一線を辛うじて踏みとどまり、情を加え、わりと綺麗にスマートにまとめ上げたのは監督の手腕と高良健吾のメジャーさと真面目さのイメージがなし得た事態であると思います。煮え切らない男のラブストーリー。だが彼には少なくともチャンスは大いにあった。彼女との再会を偶然だと装うこと可能だったはずだし、偽善ありきの白馬の王子様になることだって可能であったのかもしれない。だけど哀しいかな 男はその接近方法を知らなかった故に常人離れして行き、いざ助けを求める彼女が近くに居ながらその姿をなかなか現すこと出来なかった結果による悲劇。となると、こちらとしては ラストのシメはともかく 惨め晒している千尋を早く助けてあげなよという思いが込み上げてくるのは当然の心理です。でもそこが興味を引っ張るストーリーへとなってゆく。

そして眺めるエンドロールの最後に映し出されたシメとなる監督名にて驚かせされる。安里麻里・・・ 自分的には初めて目にするお方なんですが、、そんなことよりも、女性?! いやぁ、ビックリしました 三井直人のモンスターストーカーぶりや 千尋の亭主の暴力性たるや、千尋の奴隷人生のような幸薄感たるや 全てこの方の執筆とメガホンにて造形されていたのですね いやぁ、これって今の時代において大丈夫なのか かなり男尊女卑ってますよね なんて心配もしてみました。点数については、完全に好みの問題です。他に8点を投じる方がいらっしゃるとはとても思えません。 3737さん [DVD(邦画)] 8点(2020-01-25 09:28:06)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.83点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
3116.67% line
4116.67% line
500.00% line
6116.67% line
7233.33% line
8116.67% line
900.00% line
1000.00% line

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