みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
132.いくらなんでも演技は元気なすぎな気が。 小ぎれいにまとめただけの雰囲気だけの映画、というのは言いすぎだろうか。 いい所もある映画だとは思うけど、もう少しテンポがよければなぁ。 製作国の人間だから外国人よりも楽しめないというのは皮肉だ。 【且】さん [地上波(邦画)] 6点(2009-09-22 00:09:21) 131.《ネタバレ》 納棺師という仕事の存在を知らずにいました。大変であるとかそういう事を抜きにして、大事な仕事ですね。誰でもいつか必ず死にますから。 私は過去に父をおくりだした事があるので、最後にモックン演じる大悟が、30年生き別れた父に仕事をする時のあの仕草がたまりませんでした。自分の父があんなぞんざいに納棺されそうになったら、誰しも無碍にはできないでしょう。 広末さん演じる奥さんが、夫の仕事を知ったときに「汚らわしい」と言ってたのですが、そう感じる方もいるんですね。そこは私には理解できない部分でしたが、女性ならではの感じ方もあるかもしれません。でも大悟は妻に仕事の事を言えずにいる時と、伝えた後に妻が出ていっても仕事を続けてる時では、明らかに後者のほうが生き生きしていて、なるほど天職っていうものなんだなー(社長さんも仰ってましたが)と思いました。 この映画がアカデミー賞で外国語映画賞を獲ったと聞き、やはり日本的で独特な文化をそのまま投影している部分が良かったのではないかと思いましたが、そこに様々な愛が重なったのも良かったです。 過去に1人でも愛する人をおくりだした経験をお持ちの方であれば、この作品は決して茶化せないでしょう。重みがあります。 モックンも山崎努さんも余さんも上手かったし、広末さんも頑張ってた。広末さんのあのしゃべり方のトーン、終盤ダンナを理解して包み込むような優しさが見事に出ていたと思います。 ただもう1人、火葬場で働く役(銭湯の常連さん)の笹野さんも本当に素晴らしかったです。この役者さんは本当に器用ですね、武士の一分ですっかり好きになりましたが、いい味を出しています。ますます好きになりました。 観る人が観たら、中盤~終盤の「愛」の描写がしつこく受けるように感じる方もいるかなと。久石譲さんの音楽も素晴らしいけど、素晴らしすぎるので一瞬冷静になってしまう方もいるかなと。それでも1度は観て損のない作品だと思います。死んで終わりではない、まさに「死を見届けるだけではなく、違う世界へおくりだす門番」役の見事な仕事ぶりに触れて、改めて「生きる」という事も考えさせてくれます。いい作品だったと思います。 【まさかずきゅーぶりっく】さん [地上波(邦画)] 8点(2009-09-22 00:03:15) 130.《ネタバレ》 火葬に立ち会うシーンがありましたが、とても悲しかったです。 いずれ私も同じ体験するんだろうな・・・と思うと心苦しいです。 ・・・と自分視点で見てしまうところが多々ありました。 この映画の感想はというといずれ皆この世を去っていく、その最期を綺麗に着飾るのは重要なんだなと思いました。 ラストの、父親の納棺をする場面も良かったと思います。ただ、夫婦で石を握り合うシーンで終わってしまうのが、「あれ?ここで終わり?」といった感じで少々残念。父親がお墓に入るくらいまで描いてほしかったかも。 【ひまわり】さん [DVD(邦画)] 7点(2009-09-20 12:43:16) 129.《ネタバレ》 故人とそこに居合わせる人々の悲しみや怒り等全てを慮り受け止める。いぶし銀の仕事ぶりをいぶし銀の演技で魅せる山崎努はさすがであり、本木雅弘も意外と好感が持てました。それにひきかえ広末涼子の演技の拙さは相も変わらずで明らかなミスキャストです。加えてくどい音楽、知人・肉親を送るであろう予感通りの展開であったことが残念でした。 【The Grey Heron】さん [DVD(邦画)] 4点(2009-09-14 02:08:56) ★128.場面、場面が無駄に長い。 周りの人の主人公の職種に対しての過度な嫌悪感がすこし不自然な気がします。 【紫電】さん [DVD(邦画)] 3点(2009-09-03 21:26:59) 127.WOWOWで観ました。アカデミーだし一応。押さえるところを押さえてあるソツの無い映画でした。観て損はないと思いますが、心に残る映画にはならないっすねー。 【ぬーとん】さん [地上波(邦画)] 7点(2009-09-02 00:33:01) 126.《ネタバレ》 アカデミー賞を取った作品と言うことで、観ても損はしないだろうなと思いながらも、ついつい観そびれて、最近wowowで放送したのでやっと観ましたが・・・ 思っていた以上の感があった。 主人公が職業人として成長していくのは、ちょっと時間的に詳しく描かれませんでしたが、最終的に社長の期待どうりな納棺師に成長する。その過程で周りの職業への偏見という問題にぶち当たるが、妻とか幼馴染にまのあたりに納棺師としての仕事ぶりを見せることになり、理解と言うか偏見が無くなっていくところが描かれています。 死という誰でも避けて通れないことが、家族との永遠の別れになる前の納棺の部分で 描かれていますね。不覚にも涙が・・・そこが泣ける部分でしょうか・・・ これを観て家族より先に逝きたくなりましたね。自分は見るほうになりたくない・・ かといって自分が先に逝けば家族に見せることになるんですね~ ああ どうしよう・・・ 【teruru】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-08-28 16:32:39) 125. お話の展開がよぉーくできていて、たぶん脚本の時点で十分完成されていたのだろうと思う。しかし、話がしばしば安直に流れるといえばそうかもしれないし、ときに演出がベタだ。なかでも、銭湯の女主人のお棺が火葬炉で点火され、火に包まれるカットに、野の鳥の群れが飛び立つシーンがオーバーラップされるところなど、ベタすぎて、こちらが気恥ずかしくなるくらい。とはいえ、納棺という、誰でも一度通ることになる人生の通過点に、はじめて焦点をあてたところは10点。くわえて、小津安二郎同様、古今東西をこえて世に普遍的な、親子の葛藤という誰にも身に覚えのあるドラマに、観る者をひきずりこむ。このキタナイとさえいえるやり方に、泣くな、と言われるほうがむつかしい。そんなわけで、演出のベタさに1点減点して、9点。 【goro】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-08-27 15:33:25) 124.《ネタバレ》 納棺の儀礼の美しさ(見るからに美しい本木はもとより、山崎努の所作の美しさには驚いた)、死者の顔が化粧を施されて美しく変化する様は一見の価値ありだと思う。ただ、ストーリーは残念な出来。主人公が悪戦苦闘する序盤の展開には引き込まれましたが、あぜ道でチェロ演奏という「何のイメージビデオだ!?」というシーンあたりから怪しい展開に・・・銭湯のおばさんが何のために登場したのか、なぜ主人公は何度も父への憎しみを口にするのか、そのイヤな予感が的中しないことを願ったけど、残念ながら的中してしまいました。広末涼子は言われるほど悪いとは思わなかったが(もともと『秘密』の滝田監督とは相性はよかったのだと思う)、クセのある脇役陣のなかでは一人だけエアポケットのような存在で少々違和感がありました。「お仕事もの」としては楽しめましたが、ドラマとしてはごくフツーの映画というのが正直な印象です。 【ころりさん】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-24 13:41:01)(良:1票) 123.予告編で見た広末涼子の奥さん振りが余りにステレオタイプ的(特に夫の新しい職業を知ったときの「汚らわしい!」の台詞)だったので、思い切り酷評してやろうと思って見ていたが、いい意味で裏をかかれた。 広末の役柄もステレオタイプ的であるが故に、ラスト近くの台詞「夫の仕事は、納棺師なんです」も生きてくる(少々単純な構図ではあるけれども)。 諸外国に比べて宗教色の比較的薄い日本人だからこそ作れた映画ではないだろうか。 その意味で、日本人は他の外国人に比べ、人の「死」を宗教というオブラートに包まずに、より深く受け止めているのではないかと認識を新たにした。 人間の死という事態に際して、変に精神的なシェルターに逃げ込まず、故人にまつわる自分の様々な思いをダイレクトに、愚直とも言える態度で全身で感じ取れるのが日本人ではないか。 日本人の良さを再発見した気分だ。 それとともに改めて感じたことがある。 人生において幸せをもたらしてくれるのは「友人」や「恋人」、「配偶者」や「子供」ではない。 他ならぬ「理解者」の存在こそが重要なのだ。 そして前述した人たちがすなわち自分の理解者となるとき、大きな「幸せ」を感じられるのではないだろうか。 【Twitter: U1_Japan】さん [CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-22 01:57:53)(良:1票) 122.子供の頃、おじいちゃんのお葬式で、こう言っちゃいけないんだけどなんだか楽しいようなほっとするよな気持ちになった。みんながいつもと全然違う・・・ああ、こんなことがあるんだ、隠されていた秘密をやっと見つけたような。それが「死」というものに身近に出会ったはじめての体験だった。それくらい今の普段の生活の中に「死」は無い。この映画を見ていて「メメント・モリ」という言葉がふとよぎる。死を憶って生きる・・・そんなメッセージなのだろうか、わくわく。が、なんだか都合の良いストーリーと、リアリティの無い細部にひっかかり、そんな思いはかき消されてしまう。やはりいちばんわからないのはヒロスエの演じた妻の人物像だ。自分も妻であり良妻とは口が裂けてもいえないが、一生をかけるはずの道を失ったダンナが、そんな仕事をしてまで自分を養ってくれることに対しての感謝はないのか?法にふれたり人をだましたりする仕事なら、けがらわしいと思うかもしれないけど。もしそれが劣悪な仕事と思うのであれば、先に心配するのはダンナ自身の心の負担、無理をしているのではないかということだろう。しかも、勝手に出て行っておいて子供ができました、でへっ、と帰ってくるのか。キモイ。一般的にこんな女が世の中にいっぱいいるのだろうか?それともたんにヒロスエが下手すぎるだけなのか?懐かしいダバダー~♪ネスカフェゴールドブレンドのCMみたいに外でチェロ弾くのにも引いた。笑いを入れたいのはわかるけれど、死を題材にするわりに生のリアリティがあまり感じられなかった。フグの白子の話でおしゃれに言うだけでなく・・・。亡くなられたと後で知りましたが山田辰夫さんが妻をなくした夫役を演じる葬式のシーンがちょっとぐっときました。 【ETNA】さん [DVD(邦画)] 5点(2009-08-20 19:31:56) 121.私は、たとえば『南極料理人』みたいな映画が外国語映画賞を受賞してくれたらなあ~なんて思ってしまうタチなので・・・あまり好きな映画ではないです。もっくんの納棺士役と、山崎努の存在感がいい味出していましたね。それから石文のエピソード。 【SAEKO】さん [DVD(字幕)] 6点(2009-08-20 13:38:19) 120.《ネタバレ》 山崎努や本木雅弘は、納棺師に対する偏見をふっ飛ばします。言葉ではなく心構えと技術によって。その正確で丁寧な所作は、死者に対する敬意であり、同時に死者の家族に対する気遣いであり、広くは死に対する厳粛な姿勢です。そこには身内や関係者に有無を言わせない、納棺という儀式への説得力がありました。これによって成仏する、という類いのものではないけれど、多くの意味を持っていることがよく分かります。どんなジャンルでもプロフェッショナルの仕事はカッコ良いし、それは同時にジャンル自体に貴賎が無いことも表現しています。ちなみに、自分も何人か近しい人を亡くしていますが、こんな納棺を目撃したことはありません。東北地方では一般的なのかな? 賞を取ったことを含めて、外国人が誤解するという旨の意見もあるようです。納棺の儀式の普遍性に関しては不案内ですが、死者に対する日本人の精神表現という意味では踏み外していないと思います。 【アンドレ・タカシ】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-08-19 23:23:48) 119.日本が誇る「邦画」。こんな正統派で海外作品と戦えるとは。 【わさび】さん [映画館(邦画)] 8点(2009-08-16 04:36:31) 118.《ネタバレ》 泣きはしなかった。ただ、本木雅弘の醸し出す静かな世界に引き込まれていた。滋味あふれる名作、としか言いようがない。 【なたね】さん [DVD(邦画)] 9点(2009-08-14 23:33:26) 117.《ネタバレ》 心の琴線にふれる映画でした。友人にもっとまともな仕事につけやとなじられ、妻に普通の仕事じゃない、はては「穢らわしい!」と吐き捨てられる、本木演じるまじめな納棺師。彼の真摯な態度、誠実な姿勢に心うたれました。もし、わたしが死んだら、彼のような真摯な納棺師に見送っていただきたいと思います。実は、私もいたく感銘を受けたおみおくり体験があります。故人の旅支度を納棺師と身内のものでおこなった体験です。立派な納棺師の立ち振る舞いとお言葉に促され故人の旅出ちを手伝いました。そこにはずっしりと生と死がつながっている実感がありました。納棺師、尊いお仕事だと思います。人生の最期によい納棺師にお会いしたいものです。だって、みんな誰でも死ぬんですよ、それがちょっと早いか遅いかの差だけです。チェロの音が澄んだ空気、田舎の風景にとてもマッチしていました。アカデミー賞おめでとう。 【杜子春】さん [CS・衛星(邦画)] 8点(2009-08-10 17:20:34) 116.《ネタバレ》 いまコミカルな役者としての山崎努って貴重なんじゃないか。ほかの誰とも代替のきかないポジションを確保している。『八つ墓村』などの眼をギラギラさせた怖いイメージを残したまま、それをいまはユーモアに転化させている。山崎のユーモアセンスは伊丹作品で磨かれ、『刑務所の中』で全開した、ってところか。で本作、もう前半は彼と本木雅弘のツッコミとボケの息がピッタリの漫才を見ているよう。「大丈夫、大丈夫」と言いながら本木を不安に沈ませていく呼吸のよさ(この「大丈夫」の言葉は、山崎の最後のセリフとして生かされてる)。うまいんだよなあ、困ったことに、のセリフまわし。山崎が出ているシーンは、どれも楽しい。映画としても、彼が多く出ていた前半が良く、笑いと対比された「死」のナマナマしさが画面を引き締めていた。ただ後半になると、「死」が妻や父との和解ドラマの道具にされてしまい、いつもの情緒陶酔型の日本映画の悪癖が出てしまった。妻の造形なんか、最初からドラマの筋立てに奉仕するだけになっており、たとえば余貴美子の上村さんのような膨らみを与えられなかったか。 【なんのかんの】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-10 12:02:21) 115.いろんなお仕事があるんだなって思ったよ( ・ω・) 【六爺】さん [DVD(邦画)] 6点(2009-08-02 01:17:32) 114.《ネタバレ》 僕みたいなすれっからしの人間になってしまうと、洋画ならともかく、こういう地に足が着いた良心的に作られた邦画の場合、序盤で大体のその後の展開を読んでしまうという悪癖があるんです。自分でもつくづく嫌なヤツだと思ってるんですが。失業→帰郷→納棺師としての再就職→悪戦苦闘の日々→職業意識へ目覚め→妻を含めた周囲の偏見無理解に対する反発・・・。ここまでで殆どブレがない予定調和な展開に、正直びっくりしてしまいました。銭湯のおかみさん吉行和子の死により、一気に全ての軋轢が実に都合良く氷解。ずっと引っ張ってきた父親との和解も含め、なんら驚くべき展開はなにひとつなかったんですが・・・。でも、なぜか泣かされましたね自分は、この映画に。分かっていながらも泣かされてしまう、この作品にはそんな予定調和を凌駕する力強さが備わってると思います。邦画の最良の部分が巧く出せています。本木&広末の夫婦コンビも悪くないけれど、この映画に厚みと風格を与えた最大功労者は、ベテラン納棺師役の山崎努! 【放浪紳士チャーリー】さん [DVD(邦画)] 8点(2009-07-26 10:41:42)(良:1票) 113.《ネタバレ》 広末涼子が、気持ち悪い笑顔をふりまくだけだったように思えるのは、演出なのでしょうか。水準はクリアしているとは思います。山崎努が、秀逸だったので、話がもったようでした。どこかでみた映画だなと思ったら、『病院へ行こう』の監督さんでした。あれは、もう20年前でしょうか… 【クゥイック】さん [映画館(邦画)] 5点(2009-07-25 22:50:46)
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