みんなのシネマレビュー |
|
|
|
ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★7.《ネタバレ》 終始「野蛮なやつらやなぁ」って思いながら見ました。 ベンがエロいのは良かったが、”O”にそこまで魅力を感じなかった。 ベニチオ・デル・トロっていつ見ても一瞬ブラピかと思うんだよな。 ブラピが役作りでめっちゃ太りましたって言われても信じる。 トラボルタはなんかキレイになっててそこで笑っちまった。 なんかもっとむさ苦しくなかったっけ?こんな卵みたいにツルンとしてたかな。 オチ前の巻き戻しで嫌な予感はしたけど変な終わり方じゃなくて良かった。 アクションは良かったがストーリーは、うーん。みたいな映画。 【悲喜こもごも】さん [インターネット(字幕)] 7点(2023-08-02 22:00:58) 6.《ネタバレ》 いかにもオリバー・ストーンらしいグロいシーンを織り交ぜながらも、全体としてはコメディですかね。政府がどうの、軍がこうのといった堅苦しい話は抜きにして、痛快娯楽映画を作りましたという感じ。おかげでけっこう楽しめました。 何よりベニチオ・デル・トロが魅力的。容赦がなくて、モラルもなくて、一方で家庭人であり小物感も漂わせる。現実では絶対に関わりたくないですが、画面越しならワクワクできます。彼と「中年の危機」を共有するジョン・トラボルタも姑息な感じがいい。終盤の奥さんとの会話でホロリとさせつつ、ラストですべてを総括する姿が笑えます。 対象的に主役3人はイマイチ。いろいろうまく行きすぎて、あまり危機感が伝わってきません。イカつい中年の2人にもっと翻弄されればよかったのに。 【眉山】さん [インターネット(字幕)] 7点(2022-10-23 12:32:40) 5.《ネタバレ》 どんなテーマだろうが今まで正攻法で撮って来たオリヴァー・ストーンなんですけど、本作では小細工感いっぱいのストーリー・テリングで、「どうした、オリヴァー・ストーン!」と思わず叫びたくなりました。かつて自身が脚本を書いた『スカーフェイス』に『明日に向かって撃て!』を足してごった煮にしたのかと思いきや、終わってみれば『トゥルー・ロマンス』でした、ちゃんちゃん(笑)。こういうテーマだとどうしてもタランティーノと比べてしまうんですけど、やっぱタラには全然かないませんね。なんというか、ケレン味が不足しているというところでしょうか。あとヒロインに魅力が無さ過ぎなのも決定的で、サルマ・ハエックの方がはるかに目立っちゃってます、それにしても彼女ももういい歳なのに相変わらず凄いオッパイですね。“ミドル・エイジ・クライシス”のお二人が最後は美味しいところを持って行っちゃうのですが、やはりベビー・ブーマー世代のオリヴァー・ストーンの「まだまだ若造には負けないぜ!」という雄叫びが聞こえるみたいです。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2015-12-11 20:51:36) 4.《ネタバレ》 この映画の最大の問題点は、ヒロインであり語り手であるオフェーリア自身に全く魅力が無い事でしょう。 脳みそお花畑で恵まれて現実が見えずに道をはずれたわがまま娘を相手に、どうしてそこまで命がけでがんばろうとするのか?そこに全然説得力を感じないので、どうにもこうにも困ってしまいます。 物語の核として重要なヒロインがただ人生なめてるだけの我侭放蕩娘じゃ、面白い映画はできないと思うんですよね。 【あばれて万歳】さん [CS・衛星(字幕)] 4点(2014-07-10 18:11:57) 3.一言で言ってよくできた映画です。ダレるシーンもなく、見ている間は次どうなるんだろうと興味がわきます。俳優陣も持ち味を出していて素晴らしい。陰鬱で重厚、怖い感じもしますが、基本は娯楽映画。見終わったあとに何か残るかと言われれば、それはない。けれど、再度申します。かなりよくできた映画です。 ジョン・トラヴォルタとベニチオ・デル・トロの存在感には脱帽。 【レイブンのかなづち】さん [地上波(字幕)] 6点(2014-04-20 16:21:54) 2.《ネタバレ》 イラクやアフガンで傭兵として戦い、肉弾戦が得意なチョン。仏教思想に影響され、世界の弱者を救いたいと願っている頭脳明晰なベン。そして、二人から同時に愛されお互いの合意のうえで二人と肉体関係を結んでいる恋人オフィーリア。カリフォルニアの豪邸に住むそんな彼らの仕事は、高品質な大麻を育て自ら売り捌くことだった。しかし、当然事業が軌道に乗り始めるとメキシコを拠点とする旧来の麻薬組織に目を付けられ半ば強引に不利な取引を持ち掛けられてしまう。ここらが潮時だと引退して海外へと逃亡を図ろうとした彼らだったが、組織の凶悪な女ボスによってオフィーリアが誘拐されたことを知ると無謀ともいえる戦いを開始するのだった。まさに“野蛮なやつら”な登場人物たちが織り成す、乾いたユーモアと過剰な暴力描写が全編に横溢するクライム・アクション。明らかに、オリヴァー・ストーンの世間ではいまいち評判が良くない「ナチュラルボーンキラーズ」や「Uターン」の系譜に連なる作品だけど、昔から僕はけっこう嫌いじゃなかったんで今作もなかなか楽しめました。さすがに彼も年取ったのか、クオリティ的にちょっぴり下がった感は否めないですけど(特に、あの夢オチとほとんど変わらん意味不明なラストは明らかに蛇足だと思います!)、相変わらずの濃ゆ~い暑苦し~い汗臭~いこってり濃厚な世界観はなかなか良かったっす。ベニチオ・デル・トロのいかにも癖のある嫌らしいDV男っぷりもナイス!ただ、ちょっぴり胸焼けしそうですけどね(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-01-07 16:10:57) 1.メキシコの麻薬カルテルはとにかくヤバイ。2006年から2012年の6年間で7万6千人もの死者を出すという過激な抗争を繰り広げ、時に敵対勢力の村民を女・子供に至るまで皆殺しにするというトンデモない残虐性を見せており、もはや手のつけようのないレベルにまで達しています。他方、長引く対テロ戦争の影響でアメリカ国内には従軍経験のある若者がゴロゴロしており、世界一の先進国でありながら、血生臭い戦場の記憶を持つ世代が現在進行形で生み出されているという、なんとも異様な国家となっています。そんなメキシコのマフィアとアメリカの従軍経験者が、アメリカ国内で戦争をおっ始めたらどうなるのか?本作の切り口は非常に魅力的です。。。 監督はオリバー・ストーン。かつては映画を撮る度に論争を巻き起こしていたハリウッド随一の問題児も、『アレキサンダー』を大コケさせて以降は目立った映画を作っておらず、いよいよ才能も枯れたかと思われていましたが、本作では久々に目が覚めるような手腕を披露しています。多くの登場人物の思惑が入り乱れる複雑な物語を混乱なくまとめ上げ、ユーモアもドラマ性も残虐性も絶妙なバランスでブレンド。さらにはアクションの出来も上々であり、この手の映画としては間違いなく最高レベルの仕上がりとなっています。そう、この人は『スカーフェイス』の脚本を書き、『ナチュラル・ボーン・キラーズ』を監督してバイオレンス映画の歴史にいくつもの足跡を残してきた人なのです。全盛期を彷彿とさせる脚本や演出の切れ味には唸らされました。。。 『野蛮なやつら』というタイトルは逆説的で、実際に野蛮な人間は出てこないという点が本作のポイントとなっています。映画では目を背けたくなるような暴力が繰り広げられるのですが、各キャラクターの立ち位置を考えれば、どの暴力にも合理的な目的が存在しており、ナチュラル・ボーン・キラーは一人も登場しないのです。暴力や殺人が肯定されうる状況が存在すること、本作で描かれているのはその恐ろしさなのかもしれません。上記のメキシコ麻薬戦争も、テレビのニュースで見る分には「あら、野蛮ね」なんて上から目線で悠長なことを言っていられますが、当事者としてその抗争に巻き込まれれば、自分達だって同様のことをするかもしれない。そこに暴力の根深さがあります。 【ザ・チャンバラ】さん [DVD(吹替)] 8点(2014-01-07 00:41:58)
【点数情報】
【その他点数情報】
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS