みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
★9.《ネタバレ》 ストーリー自体はけっこう破綻している感は否めないが、監督デビュー作としてはまあこんなもんでしょ。映画スタイルとしてはイタリアン・ジャーロの王道パターンにはきっちり嵌まっているけど、その映像美には「さすがアルジェント!」と唸らされるところはありました。音楽担当はエンニオ・モリコーネ、アルジェントとのコンビは初期作だけなんだけど、なんか雰囲気が違うんだよな…アルジェント映画=音楽担当ゴブリンというイメージが自分には刷り込まれているんだろうな。この映画では原題にもなっているように“鳥”がトリックというかモチーフになっているんだけど、種明かしされても「そんなことどうでも良くない?」ってのが正直な感想です。やっぱアルジェントだけに“鳥”じゃなくて“虫”に拘りたかったんじゃなかったな?まあ駆け出しの身だしいきなり自分の趣味を押し通すのはムリだったんでしょう(笑)。他にも、普通はこれは伏線だろ?って描写があるけどストーリーには全然寄与しないところがあるのは、この映画の大きな難点です。脅迫電話の録音から「この二回の電話をかけてきたのは、同一人物じゃない」なんて苦労して解明するけど、それが事件の結末にはちっとも関係していないんですからねえ。思ったよりエロもないしジャーロ要素も薄目だし、“ダリオ・アルジェントの初監督作”という惹句がなければ忘れられたB級作品だったんだろうなと思います。 【S&S】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2025-05-30 22:41:03) 8.《ネタバレ》 ○ダリオ・アルジェント監督作品初鑑賞。○荒い部分もあるが、独特のタッチは印象的であった。 【TOSHI】さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2016-01-05 19:39:34) 7.《ネタバレ》 ダリオ・アルジェントの監督デビュー作であり、そのエッセンスが存分に詰め込まれた野心作。黒い革手袋をはめた犯人はアルジェント自身が演じており、フェティッシュな殺しの美学は既に完成されている(グロシーンはあまりなく、ナイフが振り下ろされると血がパッと出る程度)。内容的に『サスペリアPART2』と被っており、真犯人に辿り着くヒントなどやや出来すぎだが、B級サスペンスとして充分楽しめる出来。 【フライボーイ】さん [DVD(字幕)] 5点(2012-08-17 06:23:28) 6.サスペリア2と似た展開ですが、あちらのような洗練された輝きはありません。90何分のわりに無駄なシーンも多いですし。 【次郎丸三郎】さん [DVD(字幕)] 3点(2008-07-23 16:01:15) 5.《ネタバレ》 ダリオ監督の作品・・やはり好きかもしれない・・ この作品は初監督作ということなのですが、 「サスペリア2」とほぼ同じです。 ただしオチは違うのでまた新たな面白さが・・ どちらが好きかといえばホラー色の強い「サスペリア2」の方ですが、 こちらは初期作ということを考えればかなり洗練されています。 音楽もおなじみの妙に明るい子供の賛美歌みたいで、 カメラワークもまるで日本の足立美術館の窓のような奥行き。 わかる人だけわかるたとえで申し訳ない(苦笑) 足立美術館の渡り廊下からガラスのない窓がたくさんありまして、 それは額縁のような役割で外の日本庭園が絵画のように見られるのです。 まさしくこの監督の作品に登場する広角図は絵画です。 無機質でいてその中で踊る犯行現場は美しくもある。 バラバラにされた紙芝居がラストに繋がる見事さ。 映画というよりも絵画を見ながら推理小説を読むような錯覚・・ サスペリア2はこの作品のページを充実させ、 訳注をつけずに挿し絵を入れて面白く読ませたヒット作なのです。 ・・と思えばわかりやすいかも。 ただし人間の根本的に持つ弱さを描いた、 トラウマ殺人の娯楽と怖さではサスペリア2にはおよばない。 それはやはりトラウマ(良い意味で別解釈されれば恋愛症候群とかになる) それにたいする狂気やおびえといったものが、 被害妄想のようなものであるから本作品はあまり説得力がない。 サスペリア2はもう幼少時からの難解なトラウマからによるもので、 ここまでいけばもう息子役が哀れで見事としか言えない。 引き立つ母親の狂気はもう怖さを越え笑うしかなくすごい作品でした。 この両作品の共通点はトラウマ、 犯人は複数、 犯人は黒手袋で声に特徴、 主人公は外国人、 主人公は犯行現場に立ち会った・・ まさしく松本清張や横溝正史の世界(ちと違うか) 【アルメイダ】さん [DVD(字幕)] 6点(2006-09-21 07:56:07) スポンサーリンク
3.《ネタバレ》 ダリオ・アルジェントの作品を初めて見たのが監督デビュー作とは大変嬉しい限りです。独特の緊迫感にサスペンス要素がマッチして素晴らしい。ガラス越しの会話での無声を使った技法は好きなシーンでもある。やはり評価出来るのは暗闇を上手く使った撮影でしょう。なかなかスリルがあったので特に不満はないです。犯人も意外・・・まさか彼女が犯人とは思ってもいなかった。でも、何度も観たくなるような作品ではないし、この系統は苦手なので評価は低めです。。 【マーク・ハント】さん [地上波(字幕)] 5点(2005-08-20 02:38:30) 2.《ネタバレ》 ダリオ・アルジェントの監督デビュー作、やや必要のないようなシーンが多く感じられたけどこの監督独特の個性や才能の片鱗は十分感じられた。後に作られるサスペリアPART2はこの作品を十分に磨き上げたものなのかもしれないね。 【眼力王】さん 5点(2004-08-22 17:04:40)(良:1票) 1.ストーリーの枝葉の弱さを押し切る力に欠ける面はあるが、これがデビュー作とは思えない完成された作品。静寂と空間の使い方が秀逸。脇を固める人物は結構魅力的だが、メインの人物の魅力に欠けるのが残念。鳥の使い方も遠慮がち。◆冒頭の画廊での殺人場面の空間の美しさには嘆息する。 【みんな嫌い】さん [DVD(字幕)] 8点(2004-04-17 02:16:50)
【点数情報】
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