みんなのシネマレビュー |
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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です! 【クチコミ・感想】
602.《ネタバレ》 初見の衝撃は想像を絶する。 痛覚を刺激する無残な戦闘描写にしろ、 一人の若き二等兵を救うために築かれたような死体の山と血の海にしろ、 戦争という不条理をそのまま突き付ける。 しかしこれは反戦映画ではない。 かと言って好戦映画でもない。 戦争そのものをただ描いたにすぎない。 名のある一兵士の他につまらないことで死んでいく無常の人もいるだろう。 それでもどういう境遇にしろ多くの犠牲によって現在の平和がある。 過去を忘れない。 それこそが戦死した名もなき兵への鎮魂歌であり、被害を拡大させない抑止力ではないか。 平和は憲法で守られるほどタダではない、必ずどこかで綻びができる。 最初と最後の星条旗にアメリカに問い続ける。 本当の正しさを問い続ける。 【Cinecdocke】さん [DVD(字幕)] 7点(2016-12-09 23:24:04) 601.ささくれができたり、とげが刺さったりしただけでも痛くてブルーになるのに。 極限に追い込まれたとき、僕は人間性を保つ自信がありません。 【プラネット】さん [DVD(字幕)] 6点(2016-08-03 22:27:52)(良:1票) 600.《ネタバレ》 スピルバーグの戦争ものといえば、連続ドラマの「バンド・オブ・ブラザーズ」が面白かった。戦闘シーンがリアルで群像劇としても優れていたが、こちらの映画も同じような印象。 ライアン家での兄弟4人のうち3人が死亡して、最後の1人を死なせると母親を絶望のどん底に落とすことになる。その1人の救出のために大勢が犠牲になるリスクを冒すのは、いかにもヒロイズムが好きなアメリカらしい。上層部の思惑とは別に、戦争の中での極限状態で次々に人間の本性が現れる。恐怖で硬直して味方を見殺しにしてしまったアパムが、自分が安全な立場となったときにドイツ捕虜を射殺したのは、戦争のなせる業なのか。アパムの存在は異質で脇役ではあるけれど、戦争映画にリアリティと重厚さを出している。 【飛鳥】さん [CS・衛星(吹替)] 8点(2016-02-28 20:20:42) 599.素晴らしい娯楽映画でした。 【火蛾】さん [映画館(字幕)] 10点(2015-11-01 17:49:55) 598.評価漏れでした、いまさらすみません。戦下の日本だったらここまでしました? 【HRM36】さん [DVD(字幕)] 8点(2015-06-29 16:28:56) 597.《ネタバレ》 冒頭の上陸作戦は圧巻。本編はそれなりに長いが最初だけでも戦争がいかに残酷なものかが伝わる。その後もそれぞれの人物がいい味をだしていて、まるで同じ部隊にいるかのように仲間の死が悲しくなる。もし自分が戦場に出たらアパム以上に役に立たないんだろうな。 【ぷるとっぷ】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2015-02-07 01:15:52) 596.《ネタバレ》 映画を見終えた友人がボソッと 「戦争にハッピーエンドなんかねぇよ」 これに勝る言葉を、僕は持っておりません。。。 【こっちゃん】さん [映画館(字幕)] 8点(2015-01-23 12:18:09) 595.《ネタバレ》 上陸シーンの銃撃戦があまりにリアルで恐かった。美談が過ぎるけれど反戦にもなっていて、よく出来ている。 うまく言えないけど、トム・ハンクスの死に演技が素晴らし過ぎる。 【movie海馬】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-12-12 21:53:14) 594.《ネタバレ》 序盤の戦闘シーンがものすごくリアル。5分後には、もうこの作品の中にいた。ただし「ライアン救出」というミッションがそれほど重きをなすというのが必要十分に表されていなかったためか、ミッションの重要性が理解できなかった。戦闘シーンも良かったけど、ミラーや兵隊が夜、マグを片手に持ちながら語るシーンも味が出てていた。 【カジノ愛】さん [DVD(字幕)] 6点(2014-12-07 19:09:17) 593.私が映画を好きになるきっかけになった作品の一つ 【Memento】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-12-02 11:32:30) 592.《ネタバレ》 冒頭で散っていく命と、物語中盤から後半で散っていく命に対する見方が見事に変わってしまう作品です。冒頭では敵も含め、その他大勢だった兵士が、物語の終盤ではそれぞれに名前と意味を持ち始めます。そう感じ取れるようになっただけでもこの映画を観た価値があります。 『ライアン一人を救出するために、複数の命が犠牲になる。でもその複数の命にだって、それぞれに名前があり、家族があり、恋人や友人がいて人生がある。なんて理不尽なんだ!』って観る人に思ってもらうことがスピルバーグの本来の狙いだとしたら、この人ってやっぱり凄いと思います。 また、ライアンを探すという名目で各地を転戦し、各部隊の手助けをするところは、『ガンダム』を連想します。確かにメインの目的はライアンを救出することですが、その過程において、敵の拠点を破壊し、味方の部隊を手助けします。間接的に、彼らはその道中で、数多くの味方の命を救っていると言えるでしょう。もしかすると、一見理不尽に見える任務に、少しでも意味を持たせたかったのかもしれません。 ただし、味方の命を一人助けるということは、その代わりに敵の命を奪うということになります。『敵・味方』というくくりではなく、『人類』というくくりで見たときに、戦争そのものが理不尽で非生産的な無意味なものであるということは間違いありません。 アパムがドイツ兵を助けたことにより、そのドイツ兵が自分の仲間を次々と殺してしまいます。アパムは結局自らの手でそのドイツ兵の命を奪います。これが戦争の無意味さを象徴する良い例でしょう。 今作は『動』から『静』への極端な切り返しが、より臨場感を際立たせている気がします。冒頭の30分は、現実感がなくなりそうなほどの衝撃です。そこからビーチ制圧後の『静』へのシーンによって、私達観る側の人間は否応無く当事者側にひっぱられている気がするのです。この点において、この作品は他の戦争映画とは一線を画しているかもしれません。 【たきたて】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-11-19 13:44:17)(良:3票) 591.戦争映画としてはリアルな描写にこだわりを見せつつもどこか救われるような暖かいスピルバークの気持ちが出ているような映画だった。 また、半実話をモデルにしているようだが実際に一人の兵士を救出せよという任務があったのが理解できなかった。 だれでも家族や恋人がいるわけだし、そんな優しい話もあったのかと。 観賞中は部隊8人が救われないような気がしていたが、きっと戦争なんてそんなもの。 【mighty guard】さん [DVD(字幕)] 7点(2014-08-31 17:27:08) 590.《ネタバレ》 ノルマンディ上陸前、一方は神に命乞いし、もう一方はスナイパーとして成果を出したい祈るシーンは印象的です。このシーンだけでもうただの戦争映画ではないという雰囲気がひしひしと伝わってきます。冒頭30分の激戦シーンばかりが話題になりますが、丁寧なオープニングとエンディングを織り込むことで、メッセージ性が高くなっていて、間に挟まれたオマハビーチ以降の探索パートがロードムービーとしても非常に高い完成度に達しています。 大まかなストーリーとしては単にライアン二等兵を捜しにいくだけというシンプルなものですが、本意はそこになく、政府の考える世間体を重視したプロパガンダに逆らうことができない末端の戦士たちの苦悩と葛藤がメインに描かれます。また、オープニングとエンディングからも判るように、無意味だと思われた政府のプロパガンダも一定の効果を上げていることがなんとも悩ましい流れとなっています。 ミラー大尉(トム・ハンクス)を筆頭に、登場人物が魅力的で早い段階から感情移入させられますが、その彼らが次々と戦死していきますので、なぜ(プロパガンダとはいえ)そこまでして二等兵を探しに行かなくてはならないのか?と虚しさが募ります。 この「なぜ?」が焦点になりますが、割と早めに見つかるライアン二等兵(マット・デイモン)がまた非常に良くできた人物で、誰もがライアンを否定(責める)することができない空気感がもどかしくも素晴らしいです。ライアンの人柄のせいか、観客含め画面内の誰もがアパム伍長(ジェレミー・デイビス)にイライラし始める後半、敵を迎え撃つラストに向かって感動のドラマへシフトさせる展開はあざとくも上手く機能しており、そして劇的な結末へ。オープニングとエンディングのおじいさんが誰であったのかの種明かしと同時に、彼の人生の意味が語られるラストは思ったよりも奥深いです。 戦争という過酷な現実の中で無意味だと判っていても一生懸命生きた人たちの気持ちが少しだけ判るような映画です。見せ方やカメラワークも超一級品で、明らかに他の戦争映画とは一線を画する名作です。シンドラーのリストと共に後世に残すべき名作。 【アラジン2014】さん [ブルーレイ(字幕)] 9点(2014-04-11 17:12:31) 589.評判に違わず冒頭の長い戦闘シーンが衝撃的でした。 戦場に行ったことがないのでこれがリアルなのかどうかわかりませんが、戦場に行きたくないと強く思ったのは事実です。 ですので、何故あの隊にいたのかわかりませんが、あのヘタレ君のことを私は一切笑うことはできません。 【午の若丸】さん [ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-04-04 23:41:20) 588.《ネタバレ》 迫力のある、息もつかせぬ先頭シーンが圧巻。 当時、その臨場感を出すためにあえて手持ちカメラにこだわったと何かで読んだ気がする。 お金もかかっているようなので、さすが映像が見応えある。 しかし、、最後まで観てそれだけの映画なんだなと思ってしまった。 シメは最悪の部類。 【afoijw】さん [映画館(字幕)] 2点(2014-02-20 00:07:25) 587.《ネタバレ》 個人的には「ザ・パシフィック」や「バンド・オブ・ブラザーズ」「シンドラーのリスト」の方が好きだが、この作品も戦闘シーンが圧巻。 ただちょっと待って欲しい。腸が飛び出ただって? 「炎628」とか「夜と霧」とか「最前線物語」とか、この映画より強烈な戦争映画はいくらでもある。 だがこの映画の戦闘描写も凄い。水中でも容赦なく飛び交う銃弾、水没する戦車、腸をぶちまけ積み上げられる死体、銃弾が飛び交う中で自分の腕を探す兵士、治療しても別の流れ弾で死ぬ兵士、戦車や揚陸舟艇の上陸を阻むべく置かれた障害物が皮肉にも盾となって銃弾から守ってくれる、火炎放射器、降伏しても撃ち殺してしまう狂気、甲子園の砂ならぬフランスの砂、銃剣とガムで作る鏡、魚まで打ち上げられる浜辺。 カメラの揺れ具合や音が消える演出も、戦場で直接戦う兵士の視点で撮られているためであろうか。だからってカメラに血潮を付ける馬鹿がいるか。 映像の生々しさは凄い部類には入るが、ストーリーのムチャクチャさはどうだろうか。 いくら愛する我が子が3人も死んでしまい、せめて末の息子だけでも助けて欲しい。母親の切なる願いは解る。 解るが1人の軍人を救うために1部隊の兵士をむざむざ死にに行かせるような作戦を認証した軍部は異常としか思えない。 今まで10人、100人、1000人以上の味方ために死ぬのがせめてもの救いだったのに、それが今度はたった1人のために1部隊みんな死んで来いときたもんだ。 観客にとっても冒頭から墓参り→20分以上も地獄を見せられた上にそれ。 罰を受けた兵士なら解るが、何もミスをしていないバリバリに動ける兵士にそのような任務を課す。こっちの方がよっぽど残酷極まりない。 まして探す対象は士官や重罪人ならともかく名も無いに等しいたった1人の雑兵。 自分の吹っ飛んだ腕や飛び出た腸を探している兵士はまだ幸せだ。 ミラー大尉たちは、ジェームズ・フランシス・ライアンを見つけるまで四肢が吹き飛ぼうが肉体が木端微塵になろうが任務を続けなければならないのだから。 ライアンは悪くない。こんな作戦を指示できる上層部がクソなんだ。それに逆らえず選ばれた以上、戦うしかない兵士たちのやり場のない怒り。 その鬱憤をライアンにぶちまけるまでは死ねるかよと、死力を尽くしてノルマンディーの戦場を突き進む。 【すかあふえいす】さん [DVD(字幕)] 9点(2014-01-31 10:50:24)(良:1票) ★586.《ネタバレ》 人生観を変えてくれる映画です。一番印象深いのは、ノルマンディ上陸作戦が成功した後、ドイツ兵の遺品を漁っていた時に出てきたナイフに対するジョークを言った後の涙。ここでいつも号泣してしまいます。リドリー・スコットは先越されて悔しかっただろうな…しかもこのクオリティでは、太刀打ち出来ないと思ったでしょう。 【カニばさみ】さん [DVD(字幕)] 9点(2013-08-07 19:07:59) 585.《ネタバレ》 いままでの戦争映画の概念を変えたエポックメイキングな作品。もう、冒頭の30分の映像へのこだわりはさすがスピルバーグ!!良くも悪くも一度見れば忘れられないくらいの、自分も戦場に居ていつ無残に死ぬかも知れないと錯覚させる程の臨場感は圧巻です。ストーリーは薄っぺらいですけど。公開当時、そのころ付き合ったばかりの彼女と観に行ってしまい、その日のデートがどうしようもないくら盛り上がらなかったのを今でも覚えています(笑)。 【かたゆき】さん [DVD(字幕)] 8点(2013-04-12 12:47:53) 584.どこまでいってもアメリカの映画なのだということをオープニングとエンディングで思い知らされる。それが悪いというわけではないが。いずれにせよ戦争映画としてはものすごく出来のいい作品。 【Balrog】さん [DVD(字幕)] 7点(2013-02-10 19:45:13) 583.《ネタバレ》 最初のアクションシーンから圧巻。 アクションシーンは迫力抜群。 しかし、結末に物足りなさを。 うーん、長かっただけに、もう少しドラマがほしいかな。 【kontiki】さん [DVD(字幕)] 6点(2013-01-14 02:08:07)
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