みんなのシネマレビュー

白い嵐

White Squall
1996年【米】 上映時間:129分
ドラマアドベンチャー青春もの実話もの
[シロイアラシ]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2022-05-30)【イニシャルK】さん
公開開始日(1996-05-18)


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監督リドリー・スコット
助監督テリー・ニーダム(第1助監督)
キャストジェフ・ブリッジス(男優)クリストファー・"スキッパー"・シェルダン船長
キャロライン・グッドオール(女優)船長の妻 アリス・シェルダン船医
ジョン・サヴェージ(男優)英語教師 マックレア
スコット・ウルフ〔男優〕(男優)チャック
ジェレミー・シスト(男優)フランク・ビューモント
ライアン・フィリップ(男優)ギル・マーティン
デヴィッド・セルビー(男優)フランシス
イーサン・エンブリー(男優)トレイシー
ジェームズ・レブホーン(男優)タイラー
ジュリオ・オスカー・メチョソ(男優)ジラルド・パスカル
ジェリコ・イヴァネク(男優)沿岸警備隊 サンダース隊長
カミラ・オーヴァーバイ・ルース(女優)ブレギッタ
ジョーダン・スコット(女優)オランダ人女子学生
スコット・ウルフ〔男優〕ナレーター
大塚明夫クリストファー・"スキッパー"・シェルダン船長(日本語吹き替え版)
塩田朋子船長の妻 アリス・シェルダン船医(日本語吹き替え版)
田原アルノ英語教師 マックレア(日本語吹き替え版)
鳥海勝美チャック/ナレーター(日本語吹き替え版)
平田広明フランク・マーチ(日本語吹き替え版)
三木眞一郎ギル・マーティン(日本語吹き替え版)
永野広一(日本語吹き替え版)
伊井篤史(日本語吹き替え版)
小室正幸(日本語吹き替え版)
音楽ジェフ・ローナ
ハンス・ジマー(追加音楽)
撮影ヒュー・ジョンソン
ダン・ミンデル(追加撮影)(ノンクレジット)
製作ロッキー・ラング
テリー・ニーダム(製作補)
製作総指揮リドリー・スコット
配給日本ヘラルド
美術ピーター・J・ハンプトン(プロダクション・デザイン)
カイル・クーパー(タイトル・デザイン)
衣装ジュディアナ・マコフスキー
編集ジェリー・ハンブリング
字幕翻訳岡田壮平
スタントイーサン・エンブリー(ノンクレジット)
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【クチコミ・感想】

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72.《ネタバレ》  
久々に鑑賞。
前半の青春物語の清々しさ、青々しさ。
若さゆえの危うさと、未来への可能性に満ち溢れ、
力強く育っていく姿。

それを一撃で奪っていく白い嵐。

彼らは、未来まで続く輝かしく誇り高く人生を、
手を取り合い、笑いあい信じていた。

実はその未来が永劫ではないことが、
その瞬間が、ひとときが、いかに大切なことか。

思い知らせるように船を襲う白い嵐。
何度見ても、拝むように指を組んでしまいます。
 
 
ジャンルとしてはディザスター映画ではあるかもしれないが、
描かれているのは、どんな今でも、
掛け替えのない「今」
取り戻すことの決して出来ない今。

 
エンディングの、誇らしく力強く、
そしてキラキラと輝きながら大地を進むみんなの姿が
初めて見た時から今まで、
いつまでも忘れられない映画です。
  こっちゃんさん [ブルーレイ(字幕)] 10点(2020-09-19 16:48:11)


71.《ネタバレ》  海洋学校を舞台とした青春ドラマ、嵐による遭難、船長の責任を問う裁判と、大まかに分けて三つのパートで構成されている本作。

 何やら詰め込み過ぎな印象も受けますが、配分としては「青春ドラマ」が主である為、落ち付いて観賞出来ましたね。
 確認してみたところ、映画が始まって九十分以上経過してから、ようやく嵐に遭遇し、残り三十分程で完結する形となっており、作り手としてもメインに据えたのは「嵐に遭遇する前の日々」である事が伝わってきます。

 自分としては、海洋学校のパートは楽しかったし、嵐のパートも迫力や悲壮感があって良かったと思うのですが、ラストの裁判に関しては、ちょっと納得いかないものがありましたね。
 無言で鐘を鳴らすというメッセージ、生徒側の弁護、船長の毅然とした態度など、きちんと見せ場は用意されているのですが、結論が「免許取り消しは保留された」「だが、船長が海へ戻る日は来るだろうか?」なんていう、実に曖昧な代物だったので、どうにも反応に困ってしまいます。
 ハッピーエンドの爽快感も無いし、バッドエンドの重く沈む気持ちも味わえないし、何だか観ているこちらの心も宙ぶらりん。
 この辺りは、実話ネタならではの歯痒さでしょうか。

 その他、意地悪な見方かも知れませんが「自分が米国人だったら、もっと感情移入出来たかもなぁ……」と感じさせる描写も多かったですね。
 宇宙開発やら冷戦やらについてのラジオ放送が、劇中で頻繁に流れる演出なのは、作中の時代背景を伝えるという以上に、米国人のノスタルジーに訴える効果を狙っていそう。
 それと、イルカを殺した件をあんなにも重大事のように扱う辺りも(確かに可哀想だ)と思う一方で(外国の人達って、本当にイルカが好きだよな)なんて考えが浮かんだりもして、ちょっと作中人物に距離を感じてしまった気がします。
 前述の冷戦やら何やらの放送にて「アメリカの正義」を主張されていたせいか、途中で「キューバの魔の手から、毅然とした態度で少年達を守るアメリカの船長」なんて場面がある事にも、少々鼻白むものがありましたね。

 序盤にて「船からの飛び込み」という適度な山場を用意し、観客を映画の世界に招き入れる巧みさなんかは、流石リドリー・スコット監督という感じだし、あんまり褒められた事じゃないだろう「飲酒」「買春」などのパートを爽やかに描いて「これも少年達の成長に繋がる、青春の一ページ」と感じさせてくれる辺りは、良かったと思います。

 タイトルに反し、嵐に出会う前の、主人公達が生き生きとした姿を見せてくれる場面の方が面白く感じられた一品でした。
ゆきさん [DVD(吹替)] 6点(2017-02-27 06:06:27)(良:1票)

70.それなりに面白かった記憶はあるけど、そこまで印象に残らない映画。 aimihcimuimさん [DVD(字幕)] 6点(2014-09-02 00:56:33)

69.《ネタバレ》  ノンフィクションが題材になっていますので、極力脚色を控えているのはわかります。ただ、あまりにエピソードを盛り込みすぎたために、若干間延びしてしまった感があるのが大変もったいないと思うので、そっちのほうは何とかしてほしかったです。女子学生の一団とのエピソードや、みんなで1ドルずつ出し合ってのシーンなんかは、もっと短くするか、まるまるカットしちゃっても差し支えなかった気がしますよ。
 また、肝心のホワイトスコールに遭遇したラストシーンは、なんかすごくわかりにくいです。物語の中心人物っぽい4人の生徒のうち、フランクは戦線離脱していましたが、ギルはお兄さんの写真を取りに戻ったせいで船室から出られなくなってそのまま海底に、ちょい不良のディーンは救命艇を救出するも自身は縄がからまり海底に沈んだってことなんですか?で、確かシェフ担当の先生はどうなったかもわからないまま死んだことになったような・・できればこの一連のシークエンスにこそもっと力を注いでもらって、もう少しだけわかりやすい演出にしてほしかったです。
 そうえいば、救出後、チャックが試着室の中に入った途端、まるで荒波の中にいるかのような錯覚に陥るシーンがもの凄く恐ろしかったです。そんで、この辺りからラストまで、個人的にはかなり良かったと思っています。裁判は確かに残された時間で無理やりまとめた感はありましたが、この作品の場合本質はそこではなさそうなので、特に問題はないかなと思いました。
チャックの船長を弁護する魂の演説は、お約束のようなフレーズが並んではいますが、やっぱり感動しちゃいますね。 たきたてさん [DVD(字幕)] 6点(2014-04-22 03:15:43)(良:1票)

68.団結と少年たちの成長がテーマのヒューマンドラマ。青春ものと群像劇、
アドベンチャーをミックスしたような作り。よくある実話の映画化ということで、
目新しさはまったく感じないが、安定感はそれなりに感じさせる。登場人物が多いせいか、
状況設定と少年たちの人物描写はいかんとも説明不足だが、そこは想像力で補完。
終盤からラストにかけて、青臭い演出あり。小細工のないストレートなドラマでした。 MAHITOさん [DVD(字幕)] 5点(2012-07-14 05:53:31)(良:1票)

67.《ネタバレ》 説明不足というか、描き方が不親切です。殆どの人が知識を持たない「帆船訓練の海洋学校」の基本的な紹介ができてない。何の目的で、どれくらいの期間で、正規の学校なのか、何かの資格が関係するのか、はっきりしないですね。高校の単位はとれず、大学へはいけないことは描かれています。主人公は17歳ですが、15歳もいれば、2度目の生徒もいる。一等航海士なのにプロではない。不良を矯正する学校でもなさそう。何月に訓練が始まって、何月に出発して、何月に嵐に遭ったのか、航海のデータもない。仮に8月に始まって5月が遭難だとすると9ケ月も航海していることになりますが。また実際には5人か6人が亡くなっているのに4人に変更されている。どうして?事実に基づいていると冒頭にあるのに。こんな調子だから生徒の区別がなかなかつかないグダグダ演出になっている。誰が死んだかよくわからないのは致命的でしょう。メインは訓練を通じで生徒達が友情と団結を育み海の男として成長していく物語。残念なのは「いい話」が少ない事。不良生徒に勉強を教えてやる、高所恐怖症の生徒がマストで友情の鐘を鳴らす、裁判で下船生徒が団結の鐘を鳴らす、裁判で生徒と船長がハグ泣きする、くらいかな。逆は多い。高所恐怖症で小便もらす、売春婦を買う、酒を飲む、煙草を吸う、女子学生とのH、船長と妻のH、性病、出港時間に遅れて置いてきぼり、キューバ船に砲撃される、イルカ殺して強制下船、喧嘩、照明器具を割って暴れる、干渉過多な父親との確執、厳しすぎる船長への憎しみ、嵐に遭難して死亡。
◆生徒同士で絆を深め友情を育む横糸と船長や両親の大人達と信頼関係を築く縦糸がうまく絡み合って感動作になる。それがうまく機能していません。どちらも中途半端に終わります。
◆事故の原因は簡単で、嵐に遭っているのに、帆を畳まないからです。「落雷の危険があった」では言い訳になりません。裁判で事故の責任問題や船長の資格はく奪がどうなったのか、結審を敢えて描かない意図は何?裁判に生き残った大人が出頭しないのは何故?◆海の美しさは十分堪能でき、クライマックスの海難シーンは迫力満点です。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 7点(2011-09-21 16:48:47)(良:1票)

66.《ネタバレ》 仲間同士の友情のくだりは大変良かった。良かったんだけど、全体的に人物にもう一つ個性が感じられなかったのが残念でした。イルカをやってしまった彼の下船はまあしょうがないでしょう。 TAKIさん [DVD(字幕)] 6点(2009-12-24 23:41:04)

65.《ネタバレ》 少年達の成長、友情、団結、別れ。自然の美しさ。イルカが・・・。ラストは涙した。 山椒の実さん [地上波(吹替)] 6点(2009-07-10 23:03:54)

64.立派な船長さんなのに、運が悪かった。ただそれだけなのに、これが本当の災難。 白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2008-12-19 21:37:18)

63.海を舞台にした友情物語って弱いんだよな~。ジェフブリッジスの演技も良かった。まさかのラストには鑑賞に浸れました。 mighty guardさん [DVD(字幕)] 7点(2008-08-31 12:03:41)

62.《ネタバレ》 ディザスター・ムービーかと思ったらドラマがメインの作品だった▼このドラマ、やや淡白な印象を受けた。登場人物のキャラがいまいち立っていないため、単調な感じは否めないだろう。「友情」や「師弟愛」など幾つもの要素を監督のリドリー・スコットはこの作品に盛り込んでいるが、「友情」のみをもう少し前面に押し出し、最後の裁判シーンはカットしても良かったかも知れない。最後のドラマが感動の山場なのかも知れないが、私には「蛇足」に思えた▼しかし、さすがはリドリー・スコット監督である。大きく外しはしない。全体としてはそれなりにまとまっている。またイルカのシーンなどのカメラワークも良かった。 新世紀救世主さん [DVD(字幕)] 6点(2007-03-17 16:24:15)

61.《ネタバレ》 『パーフェクト・ストーム』みたいな映画かと思ったら全然違った。漫画のようにわかりやすくキャラわけされた少年たちといい、金持ち父ちゃんのわかりやす過ぎる横暴さといい、内容がけっこうシリアスなだけにもうちょっと繊細な人物描写をしてほしい。だいたい主人公とされる少年すらも、いったいどうゆう性格なのかがつかめにくい。白い嵐の迫力は堪能できたが一瞬の出来事で、パニック時のそれぞれの行動もそれまでの人物描写がしっかり描けていないので悲劇に対し素直に悲しめない。まあ、私の場合は冒頭に書いたように見る前から間違った構え方をしてしまったというのも作品の評価に影響しているかとも思いますが。 R&Aさん [DVD(字幕)] 4点(2006-10-18 15:38:03)

60.ラストあたりで、ほんのり涙。秀作だとは思うが、もう少しスパイスが欲しいなぁ・・・。 瑞鶴さん [DVD(字幕)] 7点(2006-05-15 21:58:58)

59.確かに嵐のシーンはすごい迫力がある。ディーン君は生きてほしかったなぁ、、、。 ベルガーさん [DVD(字幕)] 6点(2006-04-27 19:38:08)

58.亡くなった人も、生き残った人もかわいそう。ストーリー的には、わりと楽しめました。 H.Sさん [ビデオ(字幕)] 6点(2005-12-24 00:31:26)

57.《ネタバレ》 船の上の部分はいいけど、裁判したりしているところで少しつまらなくなった。嵐で命を落とした個性的な2人のどちらかが生きていて欲しかった。 Geneさん 6点(2005-02-25 13:16:07)

56.帆船と嵐は美しく、迫力あり。青春、行動、訓練、成長、友情、等等たくさんの要素を組み込んだ良く出来た作品です。 ご自由さんさん 6点(2004-12-15 00:41:19)

55.前半は航海、後半は法廷の2部構成と言えるでしょう。最後は「いまを生きる」にも通じるものがあり、涙なくしては見れませんでした。男同士の絆がうまく描かれた良作だと思います。(パニック映画ではございません。) tonaoさん 9点(2004-11-27 16:50:28)

54.《ネタバレ》 「希望を持ってすすめ」‥‥‥それぞれの家庭環境から脱し、様々な事情をかかえた少年達が次第にお互いを理解しあい、助け合い、成長を遂げてゆくその姿は見ていて清々しい。子供達への教育という視点から見ても、とても良くできたドラマではないか。だからこそ、あの悲劇はやるせない気持ちにさせる。しかしなぜだろうか、あの悲劇以後の物語はそれほど印象に残っていない。私にとってあの映画のクライマックスは、映画のタイトルである悲しい「白い嵐」のシーンではなく、そこに至るまでの心躍る物語なのだ。鮮烈に印象に残っているのは、無人島の尾根を元気一杯に駆ける少年達と、勉強を皆の協力で克服して及第点を取り、答案用紙を日暮れの海に丸めて放る少年達の姿。言わば物語の折り返し、楽しい旅の最高潮に達するシーンだ。しかしそれが過ぎた時、これから旅が終わりに向かってゆくという何とも言えない寂しさの予感がする。確か少年の一人が「この旅から帰りたくない」という言葉を口にしたと思うが、映画を観ながらきっと私も同じ気持ちだったのだと思う。私にとってのこの映画の印象的なクライマックスも感動も、この言葉で終わりを告げた。うまく言葉にできないが、だからこの映画のエンディングはそれほど印象に残っていないのだと思う。私は「旅の帰り道」が嫌だったのだ。リドリー・スコット監督らしくダイナミックな映像も大変美しい。大きな帆船で友と大洋を巡る‥‥‥私もたった一度でもいい、少年時代にあんな航海にでてみたかったなぁ。 あー、でも船酔いには滅法弱いからやっぱりムリかなぁ‥‥‥。 six-coinさん 7点(2004-10-23 02:17:50)(良:1票)

53.嵐のシーンは見応え充分でした。アリスが船室の中で閉じこめられたまま沈んでいくシーンは悲しくきれいです。でも全体を見ると少し退屈でした。リドリー・スコットなのになあ。イルカのシーンはイルカを殺さずにイルカだと思って近づいた少年がサメに襲われるとかになればストーリーが面白くなるのに。 omutさん 5点(2004-10-22 19:39:37)

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【点数情報】

Review人数 72人
平均点数 6.64点
000.00% line
111.39% line
200.00% line
311.39% line
445.56% line
5811.11% line
62027.78% line
72129.17% line
879.72% line
956.94% line
1056.94% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.00点 Review3人
2 ストーリー評価 7.33点 Review3人
3 鑑賞後の後味 6.66点 Review3人
4 音楽評価 8.50点 Review2人
5 感泣評価 8.00点 Review1人

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