みんなのシネマレビュー

ノスフェラトゥ(2024)

Nosferatu
2024年【米・チェコ】 上映時間:133分
ホラーリメイク小説の映画化モンスター映画
[ノスフェラトゥ]
新規登録(2025-05-18)【TERU】さん
タイトル情報更新(2025-05-23)【イニシャルK】さん
公開開始日(2025-05-16)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督ロバート・エガース
キャストビル・スカルスガルド(男優)オルロック伯爵
ニコラス・ホルト(男優)トーマス・ハッター
リリー=ローズ・デップ(女優)エレン・ハッター
アーロン・テイラー=ジョンソン(男優)フリードリヒ・ハーディング
ウィレム・デフォー(男優)アルビン・エーバーハルト・フォン・フランツ教授
エマ・コリン(女優)アンナ・ハーディング
ラルフ・アイネソン(男優)ヴィルヘルム・ジーファース医師
サイモン・マクバーニー(男優)ノック
原作ブラム・ストーカー『吸血鬼ドラキュラ』
製作クリス・コロンバス
配給パルコ
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング


◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

スポンサーリンク
表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
1



1.《ネタバレ》 素晴らしいの一言ですね。卓越した映像の力で、古典的名作の現代化をモノの見事に成功させていますが、取りも直さずそれはある種、ヒトの持ちうる最も根源的なる恐怖の感情を(再度)掘り起こして具現化することに他ならなかったと思うのです。その意味で、実にホラーとしても本質的な作品であったとも思われますね。傑作。

タイトルどおり、およそ100年前のムルナウ版『ノスフェラトゥ』の直接的なリメイクとして製作された映画で、他の種々のブラム・ストーカーの『ドラキュラ』とは、筋書き的にはチョイチョイ異なる箇所が出てくるってのは(おせっかいかも知れませんが)鑑賞前に折り込んでおいた方が好いかも知れません(⇒私自身は「あれ?ジョナサン・ハーカーって生きて城から帰って来るんだっけ?」とか思っちゃったりしてましたが、これは1958年のハマーフィルム版におけるアレンジだったってコトっぽいっす。。)オーラスも、コレも私は記憶が定かではありませんでしたが、やはりムルナウ版にまんま準拠…ということみたいですね。とは言え、特にその辺における映像の迫力・悲哀・荘厳さなどは、流石にサイレント映画の比ではありませんでした。全体的にも、終始ごく暗い画づくり⇒でも、暗いケドもそれが恐怖映画としての画面の質にも&或いは作品の芸術性・美しさそのモノに関しても、非常に効果的に作用していたとも思われましたし、中でカメラワーク自体も、全編に渡って実に凝り抜いていたとゆーか(オスカーノミネートの名に恥じない)見事さだったとも思われました。演技も、総じてリキの入った素晴らしい出来だったとかと思われますね。

個人的にはもう一つ、それで居て=この上無いってレベルで重厚で、シンプルに「超・恐ろしい」ノスフェラトゥを描き出している一方で、今作は(ゴシック・ホラーではあれど)ダーク・ファンタジーには決して陥って居らず、あくまで(ヒトのヒトたる恐怖=恐怖の対象を描いているという意味での)ホラーの領域を極めていた…とゆーのが、最も素晴らしかったと思うのですよね。そして、それを可能にしていたのが、前述どおりのクライマックスを迎えてゆく…その部分にアジャストされたノスフェラトゥのキャラクター(の解釈)だったのではないかと思うのです。本作のラストにおいて、エレン他の人間のキャラクターが抱くのが世の不条理=ナニも侭ならない人間の世界そのものに対する恐れ、だとするなら、それでも同時に他方で、断末魔のノスフェラトゥが抱いてゆくべき感情とゆーのもまた、誰にも受け容れられず・誰をも幸福にすることもなく・唯その偽りの抱擁に縋って灰燼に帰してゆくしかないという、その事実に対する恐怖というモノもまた、実に人間的で=ヒトの世界に普く存在して(だからこそ)共感可能なモノだったのではなかろうか、と。私の解釈では、この点こそが「古典の力」であると、ただし映画・映像としては(古今の映画作品と比べても)今作はその具現化に大いに成功していたのではないかと思っているトコロなのです。是非映画館で観て頂きたい作品ですね。
Yuki2Invyさん [映画館(字幕)] 9点(2025-05-21 23:01:44)

別のページへ
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 9.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
500.00% line
600.00% line
700.00% line
800.00% line
91100.00% line
1000.00% line

【アカデミー賞 情報】

2024年 97回
撮影賞 候補(ノミネート) 
美術賞 候補(ノミネート) 
衣装デザイン賞 候補(ノミネート) 
メイクアップ&ヘアスタイリング賞 候補(ノミネート) 

© 1997 JTNEWS