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アパートの鍵貸します

The Apartment
1960年【米】 上映時間:125分
ラブストーリーコメディモノクロ映画ロマンス
[アパートノカギカシマス]
新規登録(不明)【シネマレビュー管理人】さん
タイトル情報更新(2020-02-09)【イニシャルK】さん
公開開始日(1960-10-08)


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監督ビリー・ワイルダー
キャストジャック・レモン(男優)C・C・”バド”バクスター
シャーリー・マクレーン(女優)フラン・キューベリック
フレッド・マクマレイ(男優)ジェフ・シェルドレイク
レイ・ウォルストン(男優)ジョー・ドービッシュ
ジャック・クラスチェン(男優)ドレイファス
愛川欽也C・C・”バド”バクスター(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
市川和子フラン・キューベリック(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
近藤洋介ジェフ・シェルドレイク(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ビリー・ワイルダー
I・A・L・ダイアモンド
音楽アドルフ・ドイッチ
撮影ジョセフ・ラシェル
製作ビリー・ワイルダー
I・A・L・ダイアモンド(製作補)
ドーン・ヘリソン(製作補)
配給ユナイテッド・アーチスツ
美術エドワード・G・ボイル
アレクサンドル・トローネ(美術監督)
編集ダニエル・マンデル(編集)
録音ゴードン・ソーヤー(ノンクレジット)
あらすじ
ニューヨークの大手保険会社に勤めるバドは、出世を夢見る平凡なサラリーマン。その出世の方法とは……4人の上司の不倫のための逢い引き場所として、自分のアパートを提供することだ。そんなバドにも社内にお目当ての女の子がいた。エレベーターガールの明るくてかわいいフラン。だが彼女は、バドが部屋を貸している上司の一人、シェルドレイク部長の愛人だったから、さぁ~大変!

元みかん】さん(2003-12-07)
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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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284.ビリー・ワイルダーは飽きる、というのが私の意見です。どう?この小道具の使い方、といったこれみよがし、この話法かっこいいしょ、といったしたり顔が、どーも鼻についてくる。しかし、この映画はいかんともしがたい。中学生の時、深夜テレビの画面に向かって涙し、拍手して以来、どうにもこの映画だけは心のワンオブベスト、恥ずかしながら「傑作」と呟かざるをえない。何が凄いって、「ひびの入ったコンパクト」が凄い。ジャック・レモン、シャーリー・マクレーン、フレッド・マクマレイ、バラバラに描いていた三者の関係がコンパクト一つで一気にまとまり、物語がダイナミックに転回する。物語を語るとはこれだ。この「コンパクト」は凄い。そしてラストのマクレーンの疾走感が凄い。ほんの2、3秒のカットなのだが、静かな物語を解放するかのように、走るマクレーンの横顔を捉えた移動ショットの素晴らしさ!この歓喜に満ちた表情を見るために私は映画を見ているのだ。ビリー・ワイルダーは今ひとつだ、と思う。でもこの映画は忘れられない。 まぶぜたろうさん 10点(2003-12-07 20:22:06)(良:6票)

283.《ネタバレ》 バドは気が好いが、行き当たりばったりの男。アパートを上司の浮気用に貸して、出世をもくろむ。フランに好意を持っている。フランは不倫をして自己嫌悪にながらも、男の甘い愛の言葉を聞くと信じてしまうお人好し。その相手がバドの上司。バドは、割れたコンパクト(ハートブレイクの象徴)から、そのことを知る。傷心して、彼女のことをあきらめるが、彼女が彼のアパートで自殺未遂して急展開。看病の間にまだ愛していると気づきはじめる。彼女の兄に殴られて「いいんだ、ちっとも痛くない」と言うときが、彼女を心から愛していると気づいた瞬間。彼女をかばった結果なので、かえって嬉しいのだ。彼女に愛を告げる決心をするが、上司が離婚を決意して、また急展開。フランは男の言葉にまた騙されて「夢みたい」。バドは身を引くが、上司からアパートの鍵を貸せと言われて拒否。クビになるが、メンチェ(人間)に戻る。フランは上司からバドが会社を辞めたことを聞き、バドが自分を愛していたこと、彼を愛していることを悟る。アパートへ直行。バドは愛を告げるがフランは聞き流し、コートを脱ぎ、カードを始める。これは彼女が甘い言葉には騙されない女に成長したこと、古い殻を脱ぎ捨てたこと、人生の勝負をもう一度やり直すことを意味。誰も真似のできない小粋なエンディングですね。。キスを一度もしないラブコメは唯一無比。エレベーターは出世と恋の浮き沈みの象徴。その独創性に脱帽。気の利いた台詞のオンパレードです。「男は妻の元へ、そして女は…、このエビ味が落ちたわ」「(男が去ると)何もかも急に醜く見える」「(電話:いるのか?)いないわ」「なぜ人は恋するの」「女房持ちの恋にマスカラは厳禁なのに」「未練はいつになった消えるの。洗浄できればいいのに」「毎年ケーキを贈るわ」「(スペルができず秘書失格になったのを受けて)うまく言えないわ。(I can't spell)」「物事は成り行きだわね。But that's just the way it crumbles, cookie-wise.」マイナス要素は、自殺未遂させたこと。コメディには重過ぎます。 よしのぶさん [DVD(字幕)] 8点(2009-09-29 04:17:56)(良:2票)

282.昔は「ワイルダーは巧いなあ」という感想だったけど、今はただ「いいねえ」という感じになりました。譲れない一線を守るジャック・レモンはほんとにいい顔してる。今日みたいな寂しい時にはなぜか凄く観たくなる映画。で、幸せいっぱいな人間にはあんまり見せたくない映画。 馬飼庄蔵さん [DVD(字幕)] 10点(2005-12-24 18:52:32)(良:2票)

281.ラブホがない昔の人は大変だね、という感想以外、あとは特に何も。 永遠さん 3点(2005-02-17 21:00:07)(笑:2票)

280.「恋はなりゆき」と言っていますが、それ自体を見事に表現していると思いました。特別衝撃を受けるような出会いでもなく、ときめくような描写があるわけでもない。ただいつのまにか事件が重なるにつれて、引き寄せられている、というよりも、そこにお互いが立っているという感じ。自分の居場所を神に導かれているような・・・。観客としても主人公と同じようにひきつけられていきます。設定が荒唐無稽であっても、こういった人間の感情の動きや時間と空間の流れにリアリティーがあるからこそ、この映画は名作として語り継がれているものと思います。まさに神業でしょう。 神谷玄次郎さん 10点(2004-01-17 17:36:53)(良:2票)

279.高校時代に初めて見て私を映画の世界へいざなうきっかけとなった記念碑的作品。そういう意味で生涯不動のナンバーワン。いくら時が過ぎても色褪せない上品さにあふれた最上級のコメディです。それにしてもシャーリー・マクレーンかわいいなー。ラケットに残ったパスタを一本つまみあげるジャック・レモンのしぐさも印象的です。 彦馬さん 10点(2003-10-03 23:00:20)(良:2票)

278.《ネタバレ》 その昔、明石家さんまがトレンディドラマに出ていたころ、有名な“テニスラケットを使ったパスタ水切り”をそっくり再現というかパクっていました。名優ジャック・レモンの伝説的なパフォーマンスをパロっちゃうとは、さんまというか演出家はいい度胸してるなと感心した思い出があります。 初めて観たとき、「NYってラブホが無いのかよ?」というのが強烈な違和感だった記憶があります。いくら一等地にある部屋だといっても、知り合いが住んでいる部屋に女の子を連れ込みますかね、それも急にムラムラしてきたってわけじゃなく一週間以上前から予約しておくなんてねえ。まあそれを言っちゃあ話が進まないので深くは掘りませんけど、貸しているジャック・レモンも出世のための苦行だと割り切っている俗物キャラなのがイイですね。シャーリー・マクレーンの演じるフラン(ファミリーネームがキューブリックというのが凄い)に関しては、“純情そうに見えるけどヤルことはヤッテいる女”という感じがするし、ほとんど極悪非道といっていい人格の部長に離婚させて後釜に収まろうとするちょっと嫌な女。でも最後の最後で突然目覚めてレモンのもとに飛び込んでゆくラストは、それまでほとんど彼女に感情移入できなかっただけに鮮やかな脚本だと感心します。 言ってみればこのお話しは典型的なシチュエーションコメディなわけですが、そこに微妙なさじ加減でペーソスが味付けされている、まさにジーン・ワイルダーじゃなきゃ撮れないラブコメだと思います。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-08-27 22:14:14)(良:1票)

277.《ネタバレ》 私のように全くモテず、意中の女性とフランクに恋愛話して、その時は笑顔で返してくれるけど
実はその女性はまったく別の男性を思い浮かべて笑顔でいる系の経験豊かな私としては、この作品の
ジャック・レモン演じる主人公の非常に単調な生活にスパイスを入れるべくアパートの鍵を貸す副業を
行っているのが何とも感情移入できてしまいます(笑)

そんなジャック・レモンの意中の相手となるシャーリー・マクレーン演じるエレベーターガール。
皆に高嶺の花と想われている子に対して、御多分に漏れず好きになっちゃう部分もこれまた共感(笑)
しかもこういう可愛い子に限ってだいたい同性に人気のない中身のつまらない男とか既婚者に引っかかる!
シャーリー・マクレーンも引っかかる!この展開も実にリアルだ(笑)

そんなうだつの上がらない男が、なかばやけっぱちで退職を願い出る!新たな人生を歩みだす!
あのいい人代表みたいな男が、実は私の事を想っていて、会社まで辞めちゃったとなったらそれはもう
シャーリーは追いかけるしかない!!引っ越し直前のアパートに駆け付けた笑顔の彼女とのトランプ!、
それは奇跡を起こした男の至福の時間!このジャック・レモンは陽気な分だけ対照的に心の孤独さが
増した分だけ、最後の最後で報われるところの達成感がものすごいです。できればもう数分余韻の
イチャコラ観たかったけど、十分ステキな作品です。ビリー・ワイルダー作品の当たり作品の多さに脱帽!
でも「情婦」「お熱いのがお好き」のほうがずっと好きです(笑) まさかずきゅーぶりっくさん [DVD(字幕)] 8点(2020-09-02 14:03:18)(良:1票)

276.《ネタバレ》 「評判はいいけど、たいして面白くないんだろうな」と思っていたら、予想通りでした。どうもビリー・ワイルダー監督の作品は、サスペンス/ミステリー系はいいのですが、それ以外だとたいして笑えないし面白くもない。

本作の場合、まずジャック・レモン演ずるバクスター氏が、上司におもねってまで出世を願っているように見えない。どうもジャック・レモンという人は、お気楽でノホホンとしたイメージがあるのですね。さらにフランをめぐる一連の行動を見ていると、惚れた女のためとはいえ、かなり誠実で実直な人間性を感じさせます。なので話が進むにつれて、ますます印象がちがってきて、かなり違和感を感じます。

そもそも、上司に部屋を貸すというのが理解できない。これは時代性やお国柄もあるのかもしれません。しかし当時のアメリカでは、実際にあんなことをする人がいたのでしょうか。このあたりも何とはなしに嘘くさくて、面白味を削いでいると思います。

物語の展開のさせ方とか、小道具の使い方はやはり素晴らしいのですが、どうもそれだけという気がします。悪く言えば、技巧に走っただけで肝心の中身が本物らしく見えず、空虚な感じがするのです。一応コメディとされていますが、笑えるところも全然ない。魅力にとぼしい作でした。 アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 6点(2015-09-14 22:25:35)(良:1票)

275.《ネタバレ》 本作は「深夜の告白」と共にビリー・ワイルダーが苦手という人にもオススメな最高傑作の一つ。
窓の明りで始まる物語、保険会社に務めるさえない平社員のバド(バクスター)は回想形式で自己紹介を済ませると、毎晩“ラブホテル”と化した窓の明りが消えるまで会社で暇を潰したり家の外で待たなければならない様子を観客に見せる。
嫌な上司と鉢合わせするよりもレジスタとにらめっこしていた方がまだマシ、社員がバカなら他人の家で情事にふけるクソ上司。オマケに隣の医者に変な勘違いまでされる始末。残った酒で孤独な自分に乾杯。それを雨に濡れた冷たそうな舗道で孤独に耐えながら待ったり、キング・ヴィダーの「群衆」を思い出すオフィスと天井が拡がる空間で黙々と仕事をする姿が余計に寂しさを感じさせる。
ワイルダーの映画が面白いのは、こういう会話だけでなく細部まで造り込まれた空間が我々の眼を楽しませてくれるからであろう。
バドは不幸続きで何かと苦労を重ね、お人好しの面があり何時の間にかホテル代わりに自分の住むアパートの鍵を貸し放題。家に帰れば何時も「宿泊人」の後始末。友達への助け舟が何時の間にか上司(情事)の密会場だもんなあ。
そんなバドにも好意を寄せる女性。その彼女もまた秘密を隠している。
バドもまた生来のポジティブで前向きな性格で何時までもクヨクヨしない、殴られても殴り返さない、しかし汚名は全部返上する男に成長・・・いや戻ったのかもな。
紆余曲折を経て二人の男女の距離は縮まる。縮まったりまた離れたり。そして束の間のトランプ、ラケットで茹でたパスタをキョトンとしながらも美味しそうに食べる彼女の笑顔。
職は失ってもかけがえのない隣人を得たバド、成功は収めても大切な隣人を次々と失っていくシェルドレイクの対比。悲惨な奴だ。あ、トイレの鍵はゲットしたか。
どんなに良い仕事でも、惚れた女には敵わない。シェルドレイクの仕事を蹴りイキイキと去っていくバドの姿は何度見ても良い。
「彼女を待たせているんだ」の場面で終わっても良かったが、その後に素敵な“奇跡”を用意するワイルダーの二段構え、お見事。愛のないキスに表情は変わらず、愛のこもったトランプで微笑む彼女。
勘違いとはいえ、二人とも気付いた瞬間に全力疾走で相手の元に駆け寄るお似合い振り。
ラストなんかキャプラの「或る夜の出来事」を思い出した。 すかあふえいすさん [DVD(字幕)] 9点(2014-03-11 21:21:37)(良:1票)

274.10年前に初めてみたときはハートフルコメディの印象だったはずが、今はブラックユーモアにあふれた印象に変わっている。思うに当時はクラシック感とビリーワイルダーの付加価値に魅入っていた。今ではワン・オブ・ゼムとして、要は悪いことをしたければ偉くなってからやれ(バレずに)っていう、本質的な腹黒さを描いた作品のひとつになった。まぁ結局自分の見たいようにしか見れないんだな。英語のニュアンスが分かればまた印象も違ってくるだろうし、小津を英語字幕でみているようなもんだから。 michellさん [DVD(字幕)] 6点(2010-04-13 13:53:17)(良:1票)

273.コメディ映画に燦然と輝く金字塔。言うことなしです。 MARK25さん [DVD(字幕)] 10点(2006-05-02 21:26:50)(良:1票)

272.《ネタバレ》 大好きなビリーワイルダー映画の中で一番好きな作品。無類の面白さ。こんなにも完成度の高い脚本は他にあるだろうか。胸に染みついて取れない素敵なセリフの応酬。バクスターに心から傾倒。「一番好きな映画は?」と問われた時に真っ先に答える一本。ちなみに私的名セリフトップ3は、1位「女は使い捨てが主義でね」2位「毎年ケーキを送るわ」3位「不倫にマスカラは禁物なのに」で、一番好きな場面は自殺未遂を図ったフランが「バクスターさん?」、で医者が「随分他人行儀だな」と言うところです。奥ゆかしい二人の恋愛に心が温まります。 ラナさん 10点(2005-01-18 00:27:49)(良:1票)

271.《ネタバレ》 今の殺伐とした世の中には合わない映画かもしれない。でもそれだからこそ観た人に夢を見させてくれる希少な映画。全てにおいて本来映画とはこうあるべきだというエッセンスの詰まった作品。
自分のことは省みず一途にフランのことを思い続けるバクスター。フランさえ幸せなのなら自分は潔く身を引き、相手の申し訳ないという気持ちを察して自分もデートなんだと嘘をつく思いやり。コメディタッチの中に、“古き良き時代の男”を見た気がします。
観終えてこれほど幸せな気分になれる映画はありません。最高です。 ふじもさん 10点(2004-09-30 12:43:14)(良:1票)

270.《ネタバレ》 とんでもない保険会社だ(笑) 誰もが私利私欲で動いているエゴイストだが、それが軽いので嫌悪は覚えない。 それにバクスターの不器用な恋愛に共感した。心の底では絶対にハッピーエンドになることを望んでいたので最後は大満足。  自殺未遂をした男運のない女性を演じたシャーリー・マクレーンもとても好感を持った。 あのトランプをやるシーンが、もの悲しくていい。この映画はコメディだけど、主役の2人は常に哀愁を漂わせているところがとても印象的だった。 誰もがこの2人に幸福になって欲しいと思わせる映画だと思う。 この映画には、どんなに仕事が優秀で地位が高く名誉を持っていても愛されない人間は価値がないというメッセージが込められていると思う。  テストで100点をとってもお金をいっぱい持っていても、そんなのは目的ではなく手段に過ぎないと思う。 人はときどき本当の目的を忘れてしまうときがあると思う。 バクスターは最後に気がついた。 テストで0点をとってもいいと思う。目的は点数じゃない。苦労してもバクスターのように好きな人から愛される人間になりたい。 花守湖さん 10点(2004-09-12 12:38:41)(良:1票)

269.こちらでの評価が高かったし値段が下がってたので思い切って購入して鑑賞。…好きなタイプのラブコメで良かった!いい歳こいてオサカンな上司達には反吐が出たし、フランのフラフラした態度にもウンザリしたけど、なんといってもバドが自分を見てるみたいで身につまされた。純粋で不器用なところ、関係ない女の人指差して「ゴメンこれからデートなんだ」なんて見栄はってみたり隣人にはモテ男で通してるところとかカワイイですよね!恋愛対象として見られてなくても、好きな人の世話を焼くのが純粋に嬉しくて楽しい、そんな健気なバドが大好き。この映画のいいところは主人公の愛すべきキャラと、ちょっと気の利いた会話だと思う。「別れた」とは言わず「毎年フルーツケーキを送るわ」って言うところとかね☆何度も見たくなる映画です。それにしてもフランは演じる女優さんによってはただの浅はかなクダラナイ女になってたやろうな~と思う。シャーリー・マクレーンはちょっと地味めだけど可愛い☆ ROMYさん 8点(2004-07-19 12:47:53)(良:1票)

268.《ネタバレ》 初めに断っておくが、私はこの作品が大好きだ。無駄が一つもない完璧なプロット、文字通り疾走する見事なクライマックス、そして至る所に散りばめられた笑いの数々。これほどまでに緻密で素晴しい映画はそうない、素直にそう思う。が、私はあえて言いたい。好きだから言いたい。今までの全てのレビューを読ませて頂いたのだが、私と同じ意見がなかったので批判承知で書き貫こうと思う。DVDの裏表紙にあるように、今作品のキーワードは「恋か仕事か」である。誰もが頷く正当なキーワード。部長に管理職用トイレの鍵を放り投げたバクスターの瞳には仕事を棄ててまでも貫こうとするキューブリックへの情熱がキラリと光っていた。感動のシーンだ。しかし私は今作品にはもう一つのキーワードがあることに気づく。既に何人かの方々が言っているように、彼女には思慮がない。はっきりいって愚かだ。部長が離婚をほのめかすや否やバクスターとの約束を破り、彼のアパートでしっぽり(笑)秘書から部長の本性を聞けばたちまち睡眠自殺。献身的に手当てするバクスターの優しさにほだされたと思いきや、事件により別居した部長にあっさり寝返り、挙句の果てにはバクスターにクルクル鞍替え。表裏比興とは正にこの事、おまえは真田昌幸か(笑)そう裏のキーワードはズバリ「愚かで浅はかな女」ということになる。しかーし!!ここで終わっては竜頭蛇尾、私は正反対のキーワードを考えた。1「恋も仕事も…」2「愚かで浅はかな男」この二つだ。バクスターは部長の本性を知り、嫉妬も手伝ってか会社を去っていく。そしてなんと彼女に一言も告げず新天地へ引っ越そうとしたのだ!利用するだけ利用して空き缶のように捨てる…部長の悪心が何一つ変わっていないのを知っていながら彼女をほって置こうとした。つまり彼は「愛」も放棄したのだ!!そんな薄情な彼の行動とは裏腹に、幸か不幸か彼女は彼の元へやってくる。「I Love You」…はぁ~!?この再会は成り行きじゃん!お前さっきまで忘れようとしてたじゃん!愛してるのなら部長ぶん殴って彼女を説得しろよ!!勝手に見切りつけて逃げ出したくせに厚かましいんだよ(怒)…つまり、今作品の真のキーワードは「恋も仕事も棄てた愚かで浅はかな男」だったのだ!!…長々と失礼しました。しかしアパ鍵レビューに一石を投ずるものになったはず。あ、私に一石投ざないで(笑)
ガーデンノームさん 9点(2004-06-26 00:24:21)(良:1票)

267.「別の町で別の仕事をする」のセリフに感銘。つい私も会社を辞めてしまった。 コジコジ3さん 7点(2004-06-24 08:09:36)(笑:1票)

266.《ネタバレ》 「お熱いのがお好き」を観た後だったので、この映画もかなりコメディ色が強いのかと思っていたら、恋愛映画でした。一回目の点数は7点、2度目で評価が急上昇した。今見ても(モノクロであるにも関わらず)全く古さを感じないし、細かい伏線がとても良く出来ている。S・マクレーンが可愛いという人が多いけど(確かにとても可愛い)、男の僕から見てもレモン君の方も可愛いと思う。フランの義理の兄貴に殴られてノビても、フランにおでこにキスされた事の方が嬉しいようだし。帽子を買って「似合う?」っていうあたりや、再発防止にとっさに剃刀をポッケに隠したり。バカに優しくて能天気なヤツだけど、愛すべき男です。でも風邪を引いた時は自分の家でゆっくり静養したいから、決して彼の真似はしません。後半からラストまでは何度見てもジーンと来る、恋愛映画苦手な僕の数少ない満点。グランドホテル見たかったんだけどなぁ・・・・。 C・C・バクスターさん 10点(2004-06-03 03:19:03)(良:1票)

265.ビリー・ワイルダーのソフィスティケートされた演出には、今さら言うべきことは何もないくらい素晴らしいが、本作では、脚本もまた素晴らしい。
何気ないセリフが伏線になっており、そのどれもが後の場面で効果を発揮する。
さらに、レモン演じるバドは、正にワタシのタイプ、「直球ど真ん中」。その悲哀溢れる表情に悶絶状態なのだ。
さて、気になるのは、キュートなフランと優しいバドのその後だが、、、友人(オンナ)曰く「弱み握られたオトコとの結婚ってのは考えものよぉ~」
ああ~、年をとるってイヤだ、イヤだ。 poppoさん 9点(2004-04-23 17:43:19)(笑:1票)

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【点数情報】

Review人数 284人
平均点数 8.02点
000.00% line
100.00% line
210.35% line
341.41% line
482.82% line
5155.28% line
6289.86% line
73713.03% line
85920.77% line
96221.83% line
107024.65% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 8.56点 Review30人
2 ストーリー評価 8.62点 Review27人
3 鑑賞後の後味 8.68点 Review25人
4 音楽評価 7.15点 Review13人
5 感泣評価 7.00点 Review10人

【アカデミー賞 情報】

1960年 33回
作品賞 受賞 
主演男優賞ジャック・レモン候補(ノミネート) 
主演女優賞シャーリー・マクレーン候補(ノミネート) 
助演男優賞ジャック・クラスチェン候補(ノミネート) 
監督賞ビリー・ワイルダー受賞 
脚本賞ビリー・ワイルダー受賞 
脚本賞I・A・L・ダイアモンド受賞 
撮影賞ジョセフ・ラシェル候補(ノミネート) 
音響賞ゴードン・ソーヤー候補(ノミネート) 
美術賞(白黒)アレクサンドル・トローネ受賞美術
美術賞(白黒)エドワード・G・ボイル受賞装置
編集賞ダニエル・マンデル(編集)受賞 

【ゴールデングローブ賞 情報】

1960年 18回
作品賞(ミュージカル・コメディ部門) 受賞(コメディ映画賞として)
主演女優賞(ミュージカル・コメディ部門)シャーリー・マクレーン受賞 
主演男優賞(ミュージカル・コメディ部門)ジャック・レモン受賞 
監督賞ビリー・ワイルダー候補(ノミネート) 

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