みんなのシネマレビュー

タイタンの戦い(2010)

(タイタンの戦い 3D)
Clash of the Titans
2010年【米・英】 上映時間:106分
アクションアドベンチャーファンタジーシリーズものリメイク3D映画
[タイタンノタタカイ]
新規登録(2010-01-23)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2022-04-03)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-04-23)
公開終了日(2010-08-25)


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監督ルイ・レテリエ
助監督テリー・ニーダム
演出鍛治谷功(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
キャストサム・ワーシントン(男優)ペルセウス
リーアム・ニーソン(男優)ゼウス
レイフ・ファインズ(男優)ハデス
ジェイソン・フレミング(男優)カリボス/アクリシオス王
ジェマ・アータートン(女優)イオ
アレクサ・ダヴァロス(女優)アンドロメダ
マッツ・ミケルセン(男優)ドラコ隊長
ルーク・エヴァンス(男優)アポロ
イザベラ・マイコ(女優)アテナ
リーアム・カニンガム(男優)ソロン
ハンス・マシソン(男優)イクサス
ニコラス・ホルト(男優)エウセビオス
ポリー・ウォーカー(1966年生まれ)(女優)王妃カシオペア
ルーク・トレッダウェイ(男優)プロコピオン
ピート・ポスルスウェイト(男優)ペルセウスの養父スピローズ
エリザベス・マクガヴァン(女優)ペルセウスの養母マーマラ
テイマー・ハッサン(男優)アレース
ダニー・ヒューストン(男優)ポセイドン
ジェーン・マーチ(女優)ヘスティアー
アシュラフ・バルフム(男優)オザル
カヤ・スコデラーリオ(女優)ペシェット
藤真秀ペルセウス(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
津嘉山正種ゼウス(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
土師孝也ハデス(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
小山力也カリボス/アクリシオス王(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
甲斐田裕子イオ(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
林真里花王女アンドロメダ(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
土田大アポロ(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
大塚芳忠ドラコ隊長(日本語吹き替え版【DVD/BD】)/ハデス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
佐々木勝彦ケフェウス王(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
有本欽隆スピローズ(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
高木渉プロコピオン(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
京田尚子グライアイの魔女(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
辻親八ジンの長老(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
巴菁子グライアイの魔女(日本語吹き替え版【DVD/BD】)
浪川大輔ペルセウス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大塚明夫ゼウス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
本田貴子イオ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
山路和弘ドラコ隊長(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
内海賢二ケフェウス王(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
てらそままさきカリボス/アクリシオス王(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
菅生隆之ソロン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
藤原啓治イクサス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
平川大輔エウセビオス(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
斎藤志郎オザル(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
一城みゆ希王妃カシオペア(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
大友龍三郎ポセイドン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
麦人スピローズ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
千葉繁プロコピオン(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
後藤哲夫クスク(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
三ツ矢雄二グライアイの魔女(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
諏訪部順一アポロ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
野沢由香里ペルセウスの養母マーマラ(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
西凜太朗(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
楠見尚己(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
檀臣幸(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
山像かおり(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
石田圭祐(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
金光宣明(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
中博史(日本語吹き替え版【テレビ朝日】)
脚本ビヴァリー・クロス(オリジナル脚本)
音楽ラミン・ジャヴァディ
作曲クレイグ・アームストロング"Io's Theme"
撮影ピーター・メンジース・Jr
製作ケビン・デ・ラ・ノイ
製作総指揮ウィリアム・フェイ[製作]
ジョン・ジャシュニ
トーマス・タル
配給ワーナー・ブラザース
特撮シネサイト社(視覚効果)
フレームストアCFC(視覚効果)
ムービング・ピクチャー・カンパニー(視覚効果)
美術アンナ・ピノック(セット装飾)
衣装リンディ・ヘミング
編集マーティン・ウォルシュ
その他リン・ハリス(プロダクション・エクゼクティヴ)
ビル・ドレイパー〔その他〕(プロダクション総指揮)
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【クチコミ・感想】

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83.《ネタバレ》 神 vs 人間ですか  はぁ、なるほど。でも実際にはなんか違うですやん 相手って直接ゼウスじゃないし、 奴って、神いうより 落ち武者ですやん コンエアーのニコラス・ケイジを思い出してしまったですやん そのせいあってか集中力薄れてしまったですやんか ^^;)。  
ところでその、他に変態的意見としては腑に落ちない点があるんです。それがなんだったのかと申したら、アルゴス王の娘なんですが、この娘、なぜなんだか終始ワキを隠しているんです(見せてくれないんです>小声。) ただ間接的にであって別に終始手の平で隠してるとかそんな訳ではないですが、 ただ、けしからんというか何というか、ご存知終盤なんですが、いけにえとなって両手釣るし上げられてましたよねぇ? 両手バンザイしちゃってましたよねぇ? どちらかってーとノースリーブに近い衣装でしたよねぇ? ところがなんです ワキ見えないんです(なぜ?) スカスカになったはずのワキなのに なぜだか いちいち布がチラチラ 布が無くなったかかと思えば 今度は長い髪がばっさり覆いかぶさってしまって髪の毛でワキぼさぼさ これって意図的なんでしょうか なんか不自然に感じてしまったワキ見せない事件でありました。 以上、超スペクタクルファンタジーのレビューなのに、しょうもない事書いてしまってごめんなさいでした。 3737さん [DVD(字幕)] 5点(2010-09-08 23:15:32)(笑:2票)

82.《ネタバレ》 アクションてんこ盛りですし、サービス精神旺盛な所は好感を持ちます。主役のペルセウスのサム・ワーシントンはいいですね。不器用で優しく見え武骨な感じもする絶妙な面構えはペルセウスにふさわしいです。ただ半神という設定ですけど今まで普通の人間と漁師生活していたに過ぎなかったのに、いきなり剣さばきが優れているというのはちょっと・・その前にそういう片鱗があるとか、漁の合間に剣の練習していたとか見せれば大分、違うと思うんですけど・・半神だからという設定頼りで諸々、描写を省くのは如何なものかと。そしてペルセウスと一緒に戦う仲間たちは、あまり描写が行き届かないせいか誰がどういう奴かの区別も付かずに朽ちてしまったので彼等の死はあまり響かなかったのも残念です。『運命の守護神』の女もなぁ・・訳知り顔で主役達と同行しますけど『居ただけ』っぽいキャラになってる感じもします。そして結局、一般人が神々に対して不満に思い反乱を立てたらゼウスさんが激怒してやり返して戦争が始まったという筋書きですが、このゼウスが訳が分からないんですよ。ラストのゼウスは勝ったペルセウスの前に出て『まぁ俺が協力したお陰でもあるよな息子よ』と言いそうな感じで満足気。つうか元々、おめぇが悪いんだろーよ!兄貴のハデスに乗せられるのも迂闊だし、怒りに任せて大怪物を出させたのもおめぇーだろーよ!何、してやったり顔でペルセウスと会話してるの?はぁ?でも・・『そりゃ全能の神がその程度だから、人間は反乱起こすわな』という事を皮肉にも浮かび上がらせしまったような・・。最後に運命の守護神イオはゼウスによって甦りますけど、だったらペルセウスと共に命を掛けた仲間達も甦らせろよと思うのは私だけ?ご都合主義が全部、悪いとはいいませんけど今作は腑に落ちませんでした。 まりんさん [映画館(字幕)] 5点(2010-04-25 14:53:37)(良:1票) (笑:1票)

81.《ネタバレ》 マッツ・ミケルセンが最高にカッコいい。
こういう脇役がいると、映画が締まる。
特撮には特撮の味があるけど、CGで作ると動きも滑らかでもはや実写にしか見えない。
難点は神々の会議。
あれ本気で撮っているのかと少し疑わしいレベル。
ゼウスとか完全に聖闘士星矢なんだけど。 roadster316さん [インターネット(字幕)] 7点(2021-05-31 21:23:02)(笑:1票)

80.《ネタバレ》 ゼウスのやり口が卑劣すぎて、最後メデタシ的に持って行こうとされるのが、とても不快。何いい人ぶってるんだ?
そもそも、人間が神に愛を捧げなくなったと言うが、その前に神が人間を愛していないじゃないか。何故、人間たちにあれほどの苦しみを与えたのだ?この神たちにとって、マトリックス同様、人は単なる「電池」だったんじゃないか。
Tolbieさん [DVD(字幕)] 4点(2011-07-14 17:35:46)(良:1票)

79.旅に出る。それはFFなりのゲームを始めたときの気持ちに似て、とてもワクワクした。映像技術の進化、それに伴い大きくなったスケール(まさか巨大なサソリを味方につけるとは)、個性的な仲間たちの存在など、オリジナルの強化版と言えるので、良いリメイクの部類に入ると思う。ただメドゥーサに関しては1981年版の方が怖い。 リーム555さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2011-03-22 19:14:01)(良:1票)

78.《ネタバレ》 「ターミネーター4」「アバター」に続いて本作「タイタンの戦い」、快進撃の続くサム・ワーシントンの主演作。それにしても何故彼はいかなる役においても、それこそ半機械半人間、半ナヴィ半人間、半神半人間(何故かいつも普通の人間ではない)など、どの作品でも、いつも同じ掛け声で「イィ~~っ!!!」と叫んでいるのだろう。どーでもいいか。 サムサッカー・サムさん [映画館(字幕)] 6点(2010-08-10 16:11:41)(笑:1票)

77.《ネタバレ》 3D映画は初体験。
スクリーンまで近く感じるので、前側の席は厳しいかも。
映像に奥行がでるので前後方向に動く場面はかなり迫力ある。
眼鏡使用者は難しい。。。コンタクト・裸眼を強く推奨。
ただ、字幕が一番手前に見えるのが残念。
「映倫」マークまで3Dにする必要はないでしょう(笑)

ストーリーは可も不可もなく。
聖闘士星矢の影響でギリシャ神話一通り読んでたし。。
映画の内容的には半年後に地上波で放送していても
問題ない内容だと思いました。
luminoxさん [映画館(字幕)] 5点(2010-05-16 16:56:21)(笑:1票)

76.《ネタバレ》 オリジナルは大好きです。 リメイクの今作はそれなりに見せ場も多く、クリーチャーも迫力があって見応えありましたが、尺が短く駆け足なのがもったいないですね。もっと時間を増やして戦闘シーンや仲間との触れ合いなど補えば次々に死んでいくシーンなども重みが出たと思います。最近は「お気楽に見られますよ!」って作りのモノが多く軽いのが残念ですね。 なんでペガサスが黒いんだろ?とかブーボーそれだけか!とか思いましたが、一番はペルセウスはロン毛の方が好いよなぁですね。ワーシントンは悪くない役者ですけど、一人だけ現代の傭兵のような頭だし違和感ありましたね。 あとメデューサの生い立ちを聞いた後にあの仕打ちは不憫だった。シークを捕まえて「どう!」とばかりに睨んだが石化が効かず、「あ~ん、どうしましょう…」って素に戻った困ったような悲しげな表情がまた哀愁を漂わせてました。飲み屋のおネーちゃんになったら、あの憂いを帯びた瞳にイチコロで貢いでくれるオッサンがいっぱいだろう。 ロカホリさん [映画館(字幕)] 6点(2010-04-27 22:48:09)(良:1票)

75.《ネタバレ》 まず尺の短いこと。106分て。神々の戦い106分て。サッカーの試合かよ、なんて思う程。短くまとめられるに越したことはないのだけれど、この題材にはどうしたってもう少し尺は必要なんじゃないか?
壮大な物語に対してどんどん尺が伸びていくのはその壮大な世界観を物語る事、しつこいくらい大きな画を見せる事によってだと思うのだけれど、この作品はその辺を結構省く。海外ではギリシア神話の浸透率が高いから、説明は不用というのもあるかもしれない。まあサクサク進むのはいいいんだが、人間VS神々なのに初っ端からえらくこぢんまりとしたオハナシに見えてしまう。
また予算がないのか制作陣にやる気がないのか、はたまた両方ないのか、神々が集うシーンの安っぽさも堪らなかった。クリーチャーのデザインは普遍的デザイン、またはオリジナルへのオマージュとして許容範囲。予算がないならそれはそれでアイディア勝負になるはずなんだが、アクションシーンは随分大味で。寄りで撮ったチマチマした剣戟アクションばかり。メドゥーサとの戦いなんてもっとアイディア凝らさなきゃ。そしてクライマックスのクラーケンも淡泊すぎる。ちょっと『ザ・グリード』っぽい感じは嫌いじゃないんだけどなぁ。
あと物語に関して。ハデスは悪くないよ!と訴えたくなる程のゼウスの勝手さ。勝手さ具合は元のギリシア神話と一緒ではあるけれど、ハデスを追っ払うために利用された挙げ句仲直りしちゃうペルセウス、そこはゼウスも一緒にぶっ飛ばすくらいでないと!最後の「伴侶を授けてやろう」って、気を利かせたつもりかもしれないが、なんか下世話な父ちゃんだなぁとしか思えなかったよ。
物語、デザイン、アクション、全てにおいて『ゴッド・オブ・ウォー』を見習って下さい・・・ってのは全く別の話になるのでやめときます。
余談ですが、『アバター』と違って今作は‘あとづけ3D’だから仕方ないんだけど、3Dで寄りのアクションをやられると何をやってるのか全くわからなくて結構きつい。見せ方にも因りますが、3Dはあまりアクション向きではないのでは。 Sgt.Angelさん [映画館(字幕)] 4点(2010-04-25 21:59:45)(良:1票)

74.《ネタバレ》 まず長大なギリシア神話を2時間にも満たない上映時間で映像化しようという試みが無茶すぎる。肝心のドラマ部分を面白く見せようという努力を完全に放棄してしまっているため、「そういえばギリシア神話ってこういう話だったよな~」と、ダイジェスト映像で観ている感じ。矢継ぎ早にエピソードが現れては消え、時々モンスターがわーっと襲ってきて、戦う、の繰り返し。メドゥーサとの戦いで仲間たちが次々と敗れていくところなんてイイ感じだったのに、キャラクターの描き込みが足りないため、そこに感動が生まれない。モンスターのCGは頑張っていると思うが、『ジュラシック・パーク』の頃とは違うので、今更この程度で観客は驚かないだろう(むしろオリジナル版のストップモーションアニメの方が今観ると新鮮に感じる)。そういえば、神々を演じたリーアム・ニーソンとレイフ・ファインズは『シンドラーのリスト』でも善と悪の象徴のような役を演じていたが、こんな形で再共演するとは本人たちも思わなかっただろうな。 フライボーイさん [映画館(字幕)] 5点(2010-04-24 12:06:28)(良:1票)

73.《ネタバレ》  1981年版について「公開当時、自分は中学生。往年のハリーハウゼン作品を見続けてきた人達からの評判は良くなかったが、自分がギリシャ神話で一番好きなペルセウスの冒険の映画化であり…」と、当レビューで10点をつけた者として、この2010年版を観るのも義務だろうと思い、今更ながら鑑賞。以下、3つに項目立ててお伝えします。
 まず一つ目。2009年頃に「タイタンの戦いのリメイクの製作が進行中」という話を知ったときのことです。私は「ああ、やっぱり…」と思いました。何故なら、上述の通り1981年版は公開当時の評判は必ずしも良くはなく「ハリーハウゼンも老いたり。かつてのハリーハウゼンなら、あのシーンはもっと○○だったろうに…」といった声があったからです。したがって「ハリーハウゼン作品でリメイクするなら、どの作品か」というリサーチをすれば、タイタンの戦いがトップだろうと思ったのです。そのため「アルゴ探検隊の大冒険(1963年)のリメイク企画が持ち上がったのが発端」という↓の【ザ・チャンバラさん】のお話は興味深かったです。でもハリーハウゼンの最高傑作として名高い【アルゴ…】をリメイクしなくて正解だったと思います。 大抵、最高傑作・不朽の名作と呼ばれる作品のリメイクは、往年のファンからの眼差しが厳しくなりがちですので…。
 さて、二つ目は、鑑賞しての率直な感想です。「ルイ・レテリエ監督なりに1981年版を尊重しながら新たな脚色に情熱を注いでいるな…」と思いました。文面が膨大になるので怪物に絞って明記すると、その筆頭に挙げられるのは、やはりメデューサでしょう。1981年版と同様に下半身がヘビで弓矢を持った姿で登場しましたし「1981年版はおどろおどろしい演出で、一人しか石にしなかった。自分はお得意のスピーディーな演出で、もっとたくさんの兵士を石にするぞ!」といった監督の熱い思いが伝わってきました。1981年版のオリジナルキャラクター・カリボスの登場にも感心しましたが…それなら黄金の梟のブーボーも活躍させてほしかったですし、二つ首の番犬ディオスキロスも登場させてほしかったかな…と、少々不満はあります。しかしクラーケンでは、とてつもない巨大感と力強さ、そして苦しみながらジワジワと石化する過程が見事に表現されていたと思います。ただし、CGに慣れ親しんでいる若い人達には【普通】なんだろうな…とも思いました。
 最後の三つ目は【ペルセウスの冒険の映画化】という観点からの違和感です。ただでさえ1981年版は“劇映画”の体裁に沿って神話を脚色・再構成していたのに、当作品はさらに脚色を重ねたため、一般に知られている【ギリシャ神話・星座物語】のペルセウスの冒険から、一層、かけ離れたと思います。もし私が中学時代に当作品を観たら「こんなのペルセウスの冒険ではない!」と激怒したでしょう。もっとも、ルイ・レテリエ監督はあくまで【映画のリメイク】をしたのでしょうから、違和感は的外れかもしれません。また1981年版のベースになった神話エピソード(メデューサは美女だったが、女神によって怪物に変えられた/ペルセウスはペガサスに乗ってアンドロメダ姫のもとを訪れ、メデューサの首で、化けクジラを石にした)は、原典に最も近いと言われている【アポロドーロス著のギリシア神話:岩波文庫】には記載されていません。つまり、これらのエピソードは【後世の脚色】だとわかります。その意味で当作品も【後世の脚色】になると思います。いずれ映画の脚色ということが忘れられ、当作品のストーリーが【ギリシャ神話・星座物語】の本に掲載される時代が来る…かもしれません。

 さて採点ですが…CGのVFXがポピュラーな現在では、もはや【普通の映画】という印象はぬぐえず、まずは可もなく不可もなくの5点だと思います。一方、養父を演じたピート・ポスルスウェイト氏は、個人的に好きな俳優さんでした。惜しくも当作品公開の1年後・2011年に亡くなられており、哀悼の意を表してプラス1点=計6点とさせていただきます。なお、続編のタイタンの逆襲(2012年)は、ギリシャ神話のエッセンスは盛り込まれているのでしょうが、ペルセウスの冒険とは異なるオリジナルストーリーのようなので、鑑賞は控えさせていただきます。

 平成29(2017)年9月18日(月)追記:当初の採点箇所の文面が、くどいと感じたので短く修正しました。ところで、当作品のペルセウスの心情を察すれば、生き返らせてほしかったのはイオだけだく、共に戦った仲間、そして何よりも、養父母と妹だったのではないか…と思います。そうしてくれていれば、もう少し高得点をつけていたかもしれません。 せんべいさん [DVD(字幕)] 6点(2017-08-21 21:22:30)

72. 暇潰しには丁度いい作品だった。 タックスマン4さん [CS・衛星(字幕)] 5点(2017-08-17 00:02:16)

71.いやもう、ニーソン&ファインズという「シンドラーのリスト」の映画史上に残る黄金善悪タッグに、あんなコスプレ対決を大真面目にさせている時点で、笑いが止まらないわけですよ。結局、このシーンが撮りたかっただけなんじゃないの?と思うくらい。マッツ・ミケルセンを投入しておいて、あんな無駄遣いぶりをしているのも凄いね。なお、作品としては、人智を超越した神々しさを描かないといけないはずのところに、人工物の最たるものともいうべきCGベタベタてんこ盛りで全部を塗りたくっている時点で、テーマと手法が分裂してしまっています。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2016-12-12 22:25:43)

70.《ネタバレ》 んー
いろいろ唐突だし、
それぞれのキャラの立ち位置が微妙だし。
特にゼウス。

まぁ、ゼウスにポリシーが感じられないのは
ギリシア神話そのものからやけん
しゃーないですなw

でも、まぁ、なんですか。。。 こっちゃんさん [インターネット(字幕)] 3点(2015-05-13 05:24:32)

69.メドューサの造形、動き、これぞメデューサって感じで、いい。ヌメヌメスルスル動いて、かっちょいい。地獄の船守カロンも登場で、もう完全に神話の世界観。巨大サソリとの戦いもモンハンみたくて迫力あって、全体的にアクションや映像はいい感じ。ただ、物語が薄いとゆうか、あと、神様もなんだか存在感が軽いとゆーか、インモータルズも同じように人間がゼウスとかやってるんだけど、あっちのほうがちょっと威厳があって、神様っぽかったんだけど。それと、ジンってゆー人間に味方する怪物もちょっと恥ずかしかったかな。悪い怪物みたいなのが主役に味方するとなんだか頼もしく感じるよねーってのを狙いすぎてるよーで、照れくさい。映像はいいけどストーリーとキャラはイマイチって映画やったです。 なにわ君さん [DVD(字幕)] 5点(2014-10-16 19:55:03)

68.《ネタバレ》 仲間が戦い途中でどんどん死んで行きます。メデューサが可愛かった。ラストの父ゼウスからの贈り物はナイス。 山椒の実さん [地上波(吹替)] 4点(2014-05-16 01:24:35)

67.2Dにて鑑賞。
本作も、映像技術だけの映画としか思えず、何とも中途半端です。
*3Dでなかったのを3Dへ変換したそうですが、逆に評価を下げたようですね。
オリジナルから出演のブーボーに免じて5点 SITH LORDさん [映画館(字幕なし「原語」)] 5点(2013-07-02 12:34:02)

66.《ネタバレ》 話の発端は21世紀初頭、ドリームワークスにて『アルゴ探検隊の大冒険』のリメイク企画が持ち上がったのですが、打ち合わせの段階でハリーハウゼンを激怒させたために(理由は不明)この企画は潰れ、それが流れ流れて本作の企画につながったという経緯があります。しかし、この企画は当初の予定通り、21世紀初頭に作られるべきでした。 CGによる映像自体に価値のあった時代に。『ロード・オブ・ザ・リング』や『ハリー・ポッター』を経た2010年には、観客はすでにCGのみを売りにした映画には飽きており、CGというツールを用いてどんな物語を作り出すのかが問われる時代になっていました。そこに来ると、そもそもがつまらない映画だった『タイタンの戦い』をピカピカのCGでリメイクするという企画に意義を見出すことは難しくなっていたのです。。。
『インクレディブル・ハルク』で素晴らしい手腕を披露したルイ・レテリエは、本作でも期待に応える働きをしています。ライブアクションとCGを巧みに組み合わせたアクションの出来は水準以上だし、次々と現れるクリーチャー達の見せ方にもセンスを感じさせられました。ただし、脚本がメタメタだったので、映画としてはまるで面白くありません。ペルセウスが己のアイデンティティと向き合うことが本作のドラマの骨子であったにも関わらず、これがまるで出来ていないのです。ペルセウスはゼウスによるレイプの結果産まれた子であり、おまけに母親もろとも海に捨てられたという悲惨な生い立ちを持っている以上、神や人の世に対する激しい憤りや不信感を持っていて当然なのですが、脚本はこれをうまく表現できていません。そのため、観客はペルセウスの悩みや怒りというものに共感できず、「俺は漁師の子だ」と主張してデミゴッドとしての能力を使うことを拒否し続ける彼の姿に苛立ちを覚えてしまうのです。さらに悪いことには、彼と旅をするドラコ隊長がメチャクチャにかっこいいため、主役のペルセウスは終始喰われ気味。ラスト、神の力を行使したところでようやく存在感を発揮するという最悪の状態になっています。その他、人類滅亡の引き金を引いたり、一方でそれを阻止しようとするペルセウスに援助を与えたりで何を考えているのか分からないゼウスや、ラストで唐突にペルセウスと恋仲になるイオなど、各キャラクターの感情や行動原理が不可解すぎて映画に入り込むことができませんでした。 ザ・チャンバラさん [ブルーレイ(字幕)] 4点(2013-04-09 01:07:14)

65.《ネタバレ》 メデューサや海の怪物(クラーケン)の造形は今まで観たギリシア神話ものの中でも出色の出来でした。オリンポスの神々がみな黄金聖衣みたいな甲冑まとってるのは笑った。(日本漫画の聞きしに勝る浸透力…)アンドロメダはエチオピアの王女なので黒人なのでは…と思っているのですが、今回も典型的な白人美女で残念。 最後にイオと結ばれてしまうのは新解釈というより、限られた時間の中でアンドロメダとペルセウスとのロマンスまで持って行けなかった製作陣の単なる力量不足という感じ。 番茶さん [DVD(字幕)] 6点(2013-02-24 09:17:40)

64.3Dを駆使しすぎる余り、ストーリーが疎かになってしまつた残念な作品でした。何を観客に見せたいのかはっきりしないまま上映終了です。 SATさん [DVD(吹替)] 5点(2012-12-23 19:29:14)

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【点数情報】

Review人数 83人
平均点数 4.99点
011.20% line
100.00% line
211.20% line
3910.84% line
41821.69% line
52327.71% line
62125.30% line
789.64% line
822.41% line
900.00% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.40点 Review5人
2 ストーリー評価 3.85点 Review7人
3 鑑賞後の後味 4.00点 Review5人
4 音楽評価 4.25点 Review4人
5 感泣評価 3.00点 Review3人

【ゴールデンラズベリー賞 情報】

2010年 31回
最低続編・リメイク賞 候補(ノミネート) 

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