みんなのシネマレビュー

キック・アス

Kick-Ass
2010年【英・米】 上映時間:117分
アクションコメディシリーズもの犯罪もの漫画の映画化バイオレンス
[キックアス]
新規登録(2010-10-17)【マーク・ハント】さん
タイトル情報更新(2022-09-15)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-12-18)


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監督マシュー・ヴォーン
演出ブラッドリー・ジェームス・アラン(スタントコーディネーター)
キャストアーロン・テイラー=ジョンソン(男優)デイヴ・リズースキー / キック・アス
クリストファー・ミンツ=プラッセ(男優)クリス・ダミーコ / レッド・ミスト
クロエ・グレース・モレッツ(女優)ミンディ・マクリイディ / ヒット・ガール
ニコラス・ケイジ(男優)デーモン・マクリイディ / ビッグ・ダディ
マーク・ストロング〔男優・1963年生〕(男優)マフィアのボス フランク・ダミーコ
エヴァン・ピーターズ(男優)トッド
エリザベス・マクガヴァン(女優)デイヴ・リズースキーの母
マイケル・リスポリ(男優)ダミーコの手下 ビッグ・ジョー
デクスター・フレッチャー〔1966年生〕(男優)コーディ
ジェイソン・フレミング(男優)ダミーコのマンションのドアマン
テイマー・ハッサン(男優)ダミーコの手下 マシュー
ヤンシー・バトラー(女優)フランク・ダミーコの妻 アンジー
ザンダー・バークレイ(男優)悪徳刑事 ジガンテ
ソフィー・ウー(女優)エリカ
リンジー・フォンセカ(女優)ケイティ
コーリイ・ジョンソン(男優)スポーティ
沢城みゆきミンディ・マクリイディ / ヒット・ガール(日本語吹き替え版)
勝杏里クリス・ダミーコ / レッド・ミスト(日本語吹き替え版)
内田直哉デーモン・マクリイディ / ビッグ・ダディ(日本語吹き替え版)
斎藤志郎マフィアのボス フランク・ダミーコ(日本語吹き替え版)
脚本マシュー・ヴォーン
音楽アイラン・エシュケリ
ジョン・マーフィ〔音楽〕
マリウス・デ・ヴリーズ
ヘンリー・ジャックマン
作曲ダニー・エルフマン"Walk to Rasul's"
ウォルフガング・アマデウス・モーツァルト歌劇『イドメネオ』より
エンニオ・モリコーネ映画『夕陽のガンマン』より
ジョーン・ジェット"Bad Reputation"
挿入曲エルヴィス・プレスリー"Battle Hymn of the Republic"
撮影ベン・デイヴィス〔撮影〕
製作アダム・ボーリング
ブラッド・ピット
デヴィッド・リード
マシュー・ヴォーン
製作総指揮スティーヴン・マークス
配給カルチュア・パブリッシャーズ
特撮ダブル・ネガティブ社(視覚効果)
衣装サミー・シェルドン
編集エディ・ハミルトン
ジョン・ハリス〔編集・1967年生〕
ピエトロ・スカリア
字幕翻訳町山智浩(字幕監修)
あらすじ
デイブはさえないオタク少年。 彼は「何故現実にスーパーヒーローが存在しないのか?」と疑問に思い、ウェットスーツを着て「キックアス」として活動する。 一方その頃、「ビッグダディ」とその娘「ヒットガール」は犯罪組織への復讐の準備を始めていた。 残酷描写満載のスーパーヒーロー・エンターテイメント!

ヒナタカ】さん(2011-01-03)
全てのをあらすじ参照する

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未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

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203.《ネタバレ》 最高!!
今作の魅力は
・「スパイダーマン」などのアメコミものに対するおちょくり
・ヘタレ主人公の成長物語
・残酷アクション
などに集約されます。
この脚本家は相当な映画オタクなんでしょう、観客の予想を裏切る展開と、王道の復讐、成長物語がミックスされ、ゲラゲラ笑え、時には登場人物を本気で応援する、最高に楽しめるエンターテイメントとして仕上がっています。
音楽のセンスもたまらない。予告編でも流れる「ナ~ナ~ナ~」の可愛い曲(BANANA SPLITS)もいいですが、「28日後」でも使われたあのギター曲(In the House In a Heartbeat)には鳥肌が立ちました。
そしてヒットガールは超可愛い!デイブの友達が言う「あの子が大きくなるまで童貞を守るぜ」に共感する男子がどれだけいるのやら。
この映画は実はものすごく怖くって、ヒーローになりたい人間の心情を切実に描いただけでなく、普通の人間がヒーローになろうとしたらどうなるか?という点も描いています。
ビッグダディは復讐に燃えヒーローになりすまし、大量に殺人をする。その娘ヒットガールはその巻き添えです。
「誕生日プレゼントに子犬が欲しい」とヒットガールは言い、「冗談よ、バタフライナイフが欲しい」とも言う。
前者はおそらく本心なのでしょう。ヒットガールはビッグダディが生みだした怪物であるとともに、素直になれないかわいそうな女の子なのです。
さらにキックアスも自警活動のおかげでボロボロに痛めつけられ、終盤で復讐に加担し、人を殺す。
真の意味でヒーローになった主人公ですが、自分は内心ぞっとしました。
悪を滅ぼすのは善じゃなく、別の狂気にかられたものなのです。
そう考えると、残酷描写にも意味があります。このグロテスクさこそが、ヒーローを夢見る者への警告であり、皮肉なのです。主人公の言う「連続放火魔と一緒で、自分を抑えることができない」なんて台詞はその最たるものでしょう。
設定だけ見るとコメディのようですが、それだけで終わらない深さ。大傑作だ! ヒナタカさん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-03 19:11:31)(良:7票)

202.高校の時に、沖縄に行きました。そこで沖縄戦の語り部さんとガイドさんの話を聞きました。沖縄戦の凄惨な部分は家族同士で殺しあったことらしいです。アメリカ軍に捕まったら捕虜にされると吹聴されていたので、自決の道しかなかったのです。しかも海岸線は米兵が取り囲んでいるので森の中で。ナイフや手榴弾もない為、錆びたカミソリで木の枝で石で素手で。こんなもので死ねるわけもなく息絶え絶え殺しあったそう。互いに泣きながら首を絞める。まさに生き地獄。これが沖縄に埋もれかった記憶。語り部さんとガイドの方はこの事実が途切れることを頻りに心配していました。そして泣いていました。僕は広島出身の為小学校の時から戦争教育は盛んに受けている方だとは受けている方ですがやはり衝撃は大きかったです。誇張はあるのかもしれません。一種のパフォーマンスかもしれません。主観的な記憶は非常に怖い。だから語り部さんの話、ガイドさんの話を鵜呑みするつもりは毛頭ありません。でも地に根付く"悲しみ"ではなく"怒り"を感じました。ただ最後のチャンスかもしれない当時の声を聞けたのは非常に幸運だったと思います。
なかなかこういう映画を最高だと評価するのは躊躇いがあります。でも世間一般として熱狂的な人気を呼んでいることは正直怖い現象です。なかなか不安定なこのご時世。戦争については憲法、政治、経済などなど多面的に考えるべきですが、もっとシンプルに倫理的な問題として捉えることは非常に大切だと思います。日本人としての真価が問われている時期だと思います。
ハッキリ言います。殺しをエンターテインメントにする映画は本当に嫌いです。相当な偏見を持っています。この映画は特に酷い。自信を持って0点です。この世から消え去って欲しいレベル。これをエンターテインメントとして許容してしまうなら、映画をこの世から消すべき。 うーさん [DVD(字幕)] 0点(2012-02-03 19:47:56)(良:3票) (笑:2票)

201.《ネタバレ》 最高です。最高すぎて劇場で3回みちゃいました。また行くかもしれません。
まずキャラが良い。主人公、ヒットガール、ビッグダディ、敵役…。みないい味だしています。
さらに脚本が良い。主人公が奮起するきっかけ。「なぜ誰もヒーローにならない?男ならみなあこがれてるはずだ。」「この世界にヒーローがいなくて悪もまた存在しないならいい。だが悪は存在する。」といった動機がいいですよね。
次に映像。とくにヒットガールの最初の登場シーンは音楽もアップテンポ、動きもカッコイイし最高です。んでもっと最高なのがこれまたヒットガールが最後敵の本部で追いつめられた直後暴れるシーンです。先程のシーン同様の理由でしびれました。んでさらにもっともっと最高なのがビッグダディとキックアスが敵につかまって生中継で拷問された後ヒットガールが登場するシーン。これは本当に映像的にかっこよかった。そして泣ける。3回目の観賞のときもここでやっぱり泣いちゃいました。あとキックアスが序盤にヤクザに腹を刺されて死にかけるシーンがありますが、ここがそこらのヒーロー映画と大きく違うところであり情けのないところが良い所だと思います。なんでもこの映画、配給で持ち込んだ際、大手はヒットガール抜きという条件を出したらしいですね。今のアメリカ大手配給会社は馬鹿なんでしょうか。

もう褒めてばっかりですがじゃ悪いところは?と考えてもでてこない。正義側が人を殺しすぎ?そんな野暮な批評する人はいませんよね。別に暴力を肯定してるわけじゃない。だからヒットガールはラスト近く、ヤンキーがよってきて手をだした際握手をしようとした。ヤンキーの思惑がわかり相手も暴力というカードを使用したから暴力でかえした。この映画は、結構おきまりかもしれませんが、根性がある奴はカッコいいんだ!というようなことをいっていると思います。「俺には力がないから責任もないんだ」と諦めるやつはサイテーだ!、と。そしてやっぱヒーローは空を飛ばなくちゃ!、と。 norainuさん [映画館(字幕)] 10点(2011-02-01 12:31:17)(良:5票)

200.《ネタバレ》 これは凄い。面白い。上映館の少なさが惜しい。R指定だからか。そう、これは確かに視聴制限がかかる内容を孕んでいるけれど、そこを容認できる人には最高の作品になる可能性も秘めている。以前に「ダークナイト」のレビューで、ヒーロームービーはフィクション色を消すことが面白くする条件、みたいなことを書いたけど、本作は見事にその逆を衝いている。リアリティを重視した情けないヒーロームービーと見せかけて、フィクションとして大輪を咲かせます。正直に言うけど、私にとって本作の魅力のほとんどはヒット・ガールの魅力でした。実弾を受けた時の衝撃を知る訓練、って変なシチュエーションで登場する少女。父親から誕生日にバタフライ・ナイフをプレゼントされて、嬉々として手に馴染ませる少女。あきらかにローティーンの体型だけど、その戦闘能力はヘタレが多い本作の中で群を抜く存在感を放つ。父娘がやっていることは復讐以外の何ものでもなく、こちらをストーリーの本流に据えると悲愴で陰気な物語になりかねない。だからキック・アスの存在が大事だったと、観終わった後に気付く。主人公はキック・アスでも、物語は彼女を中心に組み立てられている。難関は少女の大量殺人を是とするか?という点。モチロン問題大有り。でも、キック・アスが正義の責任に目覚めて助っ人として参戦するくだりは、彼女の虐殺行為を緩和して見せ、ラスボスをキック・アスに譲ることで責任を等分した。ギリギリの線で上手く構成したと思う。最後に本名を名乗りあうシーンは、復讐が終わって彼女が普通の少女に戻れることを象徴する…って全然フツーの少女じゃないんですが。親父の親友の警察官と暮らし始めることは、申し分ないエピローグでした。マーベル・コミック原作の映画化に食傷気味だった自分に、新たなヒーローが誕生しました。 アンドレ・タカシさん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-08 23:56:40)(良:5票)

199.《ネタバレ》 オタク目線のリアルなアメコミ映画という着眼点は良かったと思う。日本公開前からかなり期待していた作品だし、高評価も頷ける出来だが、正直自分は乗り切れなかった。あまり映画にモラルは求めない方だし、グロ描写は好きな方だが(ホラー映画にグロは必然だと思う)、この映画にはそれほど必然性を感じなかった。劇中の台詞にもあるように、主人公たちの行動は自警団気取りの大量殺戮に過ぎず、後味の悪さばかりが残った。『第9地区』でも感じたことだが、殺人をエンターテインメントにするにはそれなりの作法が必要だと思う。最近の映画にはそういう「作法」とか「品」というものが著しく欠けているように思える。 フライボーイさん [DVD(吹替)] 6点(2011-03-06 20:46:30)(良:4票)

198.《ネタバレ》 いやー面白すぎる。暴力描写に遠慮がないのもとても必然性がある。前半のボンクラ描写に物凄く共感していた俺としては、血しぶき満載のバイオレンス開花にはもの凄くあがった。あと、キスしたらまずオッパイ触ってみる、というのもリアルでいい。あとニックケイジの演技にはひたすら笑わせてもらったし、やっぱりなんといってもヒットガールの歪めた唇にはハートをわしづかみにされた。俺も若ければ童貞守りたくなった。 GOさん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-01 18:35:57)(良:2票) (笑:2票)

197. こういう何のとりえもないヘナチョコが体張って戦って、凄い力を持つ「本物」に認められて並び立つって話には評価が甘くなる。悪党をターミネーターみたいに殺しまくるヒットガールも(絵的なスタイリッシュさも相まって)カッコよかったけど、ベストシーンはキックアスが変な棒を振り回しながら追われてるチンピラを守ったところだろう。ほぼ二人そろってボコボコにされてただけだったけど、それでも守った相手から「ありがとう」と感謝される。そばで見ていた兄ちゃんからは「あんたスゲーよ!」と称賛される。携帯カメラを向けて見ていただけの、周りのモブとは違ってだ。
 我々みたいな凡人どもにできる悪との闘い方って、まさにこれだろう。一緒に殴られろ…ではなく、悪や不正に見て見ぬふりをせず「おかしい!」と声をあげ、戦っている人に感謝や応援の声をかけ、その戦いをなるべく多くの人が知るように伝え広めていくのだ。実力行使はスーパーヒーローに任せておけばいい。悪と戦って打ちのめすのがヒーローの仕事なら、その悪がそもそも現れにくい、居心地の悪い世界を作っていくのが守られている我々凡人たちの仕事だ。些細なことでもいい、ヒーローを孤独にせず、我々もともに戦おう!!そんな感想を先日自宅に泥棒に入られかけ、警察に相談に行った私がお伝えするぜ! 池田屋DIYさん [DVD(字幕)] 7点(2018-04-15 13:46:26)(良:1票) (笑:2票)

196.《ネタバレ》 ヒットガール。彼女はすばらしいロリコン女だった。彼女が主役だ。なるほど製作者は、ターゲットの客層を、マニアック層に絞ったわけだ。よだれが出るほどの魅力的な暴力描写。そして弱き男のマゾ心をくすぶる未成熟な少女のバトルシーン。焦点を絞ったこの2点はじつにうまい。それにしても腑に落ちないのは、これはカッコイイ暴力なのだろうか?私は最近、ネットカフェに数年ぶりに行って、マンガを見ていたら、首が切り落とされたり、血がびゅんびゅん飛び散る漫画がいやに増えたなぁと実感したよ。おそらく残虐シーンのなかでもカッコイイ惨殺シーンと、ダサい惨殺シーンがあるのだろう。しかし私はそんなことは知らないし、知りたくもない。だからこの映画のように「センスの良い暴力シーン」や、「人の殺しかたがクールじゃん」という話にはあまり興味がなかった。ただ1つこの映画をみて勉強したことは、これじゃ、捨て猫を惨殺したり、口ではとても言えない残酷なことをするサイコヤロウも増えるはずだと思ったことだ。世の中は刺激を求めている。「キックアス」から得られた感想はそれに尽きる。ヒーロー映画という建前のもとで、弱い生き物を切り刻んで、めちゃくちゃにしたいという一部の人間の、抑えがたい欲望を満たした素晴らしい映画であった。この映画はヒットガール、ロリ、ヒットガール、ロリ。この1点を執拗に追及している。製作者の一貫としたマーケット戦略と、そのすがすがしさを私は高く評価したい。現代の人間の心は荒んでいるのだ。そのニーズに監督は見事に応えたのだ。映画とはこのように「客層」をあらかじめ設定して作るべきである。残念なのは、私は、つくり手が意図する観客ではなかったということだ。その点に関しては私は、かえって恐縮してしまう。生まれてきてごめんさない、よろしく、まちがって映画を見てごめんさなさい、と言っておこう。ロリ女が、血を吹き飛ばしながら人を惨殺するシーンを見て、カッコイイ!楽しい!と狂喜できる人間になれなかった。こんな私がこの映画を観てしまったのは間違いであった。 花守湖さん [DVD(字幕)] 0点(2011-08-27 21:46:43)(良:3票)

195.《ネタバレ》 近年のアメコミの映画化作品はほぼ網羅してきましたが、そんな中でもオールタイムベストの作品です。オタク少年が瀕死の重症を負い無敵のヒーローに生まれ変わるのかと思いきや、これは真の主人公を引き立てるための前フリ。強さとカッコ良さの片鱗もない「キックアス」で中だるみ感が最高潮になるタイミングと共に、ヒットガールとビッグダディが登場し一気に物語が加速します。アメコミにおけるヒーローの役割と自問自答は「キックアス」が引き受け、強さとカッコよさはヒットガールが担うことでメリハリがつき、過去のヒーローものへのリスペクトもそこかしこに見られ、映画館の大画面でビッグマックを頬張りながら鑑賞するのに最適な作品です。何よりの魅力はヒットガール。子供が蟻やバッタの足を抜いて遊ぶのと同じように悪人を撃ち、斬り、倒してゆくシーンで受ける爽快感が、他の「成人ヒーロー」とは明らかに異なるのは、超人的な戦闘能力を持つ少女という設定からでしょう。典型的なヒーローは、戦闘能力を持ってしまったがゆえの苦悩を持ち、明確な殺意で敵と対峙するというのがお約束ですが、ヒットガールには戦闘能力はあっても殺意とそれにまつわる苦悩が皆無です。ヒットガールを養成した父親がそれらの苦悩を担い、父の武器(父の戦闘能力も高いですが、苦悩するヒーローとしてバットマンに似せた姿で登場するのが興味深いです)として遺憾なく戦闘能力を発揮する存在になっているのです。ヒットガールにとっての「出動」は、父によって徹底的に仕込まれた身体能力を発揮する運動会のようなものでしょう。続編が製作されるそうですが、父を亡くした後、ヒットガールがいかに苦悩しながら更にアップしたであろう戦闘能力を発揮するのを観るのが楽しみである反面、ただ苦悩する普通のヒーローモノに成り下がってしまうのは避けて欲しいですね。 さめがいさん [映画館(字幕)] 10点(2011-02-27 13:05:33)(良:3票)

194.面白いなあ。こういうのをもっと配給会社は宣伝すればいいのに、なんて思いました。(町山智弘さんが紹介していなければ、あたしは見て無かったかもしれません。)B級映画かもしれないけど、こういう映画はもっと愛されても良いんじゃないかな?内容はかなりグロイよね。R15指定を受けてしまうのは仕方ないかもしれないけど、もっと宣伝されれば集客を生む映画だと思います。内容もバイオレンスばかりでなく、笑いや涙の要素もキチンと入れてあり、それが良く出来ているから本当に飽きさせないんですね。役者としてはアーロン・ジョンソンが凄いですね。つい最近彼が演じたジョン・レノンを見たばかりだったので、表現の幅の広さにちょっと関心をしてしまいました。ヒットガールのクロエ・モレッツは今後の成長が非常に楽しみな女優になりそうですね。演技が非常に大人っぽく見えるのが秀逸で、それ以外ではやっぱりあのマスクの奥に見えるたれ目だよね(笑)。ギャップ萌えとでも言ったら良いのか、良く分かりませんが、他の映画での演技を早く見たいと思ってしまいました。
奥州亭三景さん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-28 12:45:53)(良:3票)

193.《ネタバレ》 おお、すばらしい映画でした。思わずサントラ購入。結構グロい。暴力満載で、苦手な人もいるかもしれないけど。えぇ、いいんですよ。
まずはニコラスケージ。この人、この役よりいい役の映画見たことないわ。苦手な役者だったけど、いいキャラクターでした。ネットの買い物のシーンがたまらなくよいですね。
そして、クロエ・モレッツ、ゆがんだ唇が、なんとも愛らしくなってきます。気がついたら車運転してるし。バタフライナイフをしつこいくらい振り回してるし。キックアスをこけおろしたせりふの数々がたまらない。
レッドミストのむかつきっぷりもいいですね。見てるだけでむかつく感じがよいです。笑。そして、HGの処刑場殴りこみのかっこよさ!どきどきします。
パルプフィクションを見たときの衝撃に似たものを感じました。よかった!

しゃっくりさん [映画館(字幕)] 9点(2011-01-23 00:51:36)(良:3票)

192.米国人にとってのアメコミヒーローって何なのでしょう。想像するに、日本人にとっての水戸黄門じゃないかと思う。あるいは桃太郎侍とか暴れん坊将軍とか。ソウルフードならぬソウルヒーロー。絶対正義、完全懲悪、国民の希望…。基本的に拍手喝采・大歓迎しますけど、全面支持ってワケでもない。さっさと印籠出せよ、なんてツッコミは当たり前。愛しているからね。甘えているからね。本作は、そういう映画だと感じました。倫理道徳的観点に立てば、少女の殺戮など許されない。力を持たぬキック・アスは役立たず。でも彼らが無性にカッコ良く見えてくる不思議。人間は、頭と心で相反する基準を持っていることが分かります。好きだけどキライ。批判したいけど認めてもいる。銃社会、ラブ&ピース。結局、アメリカ人はヒーローが大好きで、アメリカという国を愛しているのだと思います。もっとも、こんな分析をしたところで、本作の魅力は微塵も伝わらない。ていうか、これアメリカ映画って訳でもないのか?まあ、どっちでもいい。とにかく見てもらわないと。ヒットガールちゃんを!めくれた唇は瀬戸朝香より100倍魅惑的で、黒アイマスクの下のたれ目は萩本欽一を超えた。それに加えて見事なアサシンぶり。初登場シーンのインパクトは絶大で、BGMもキマッてた。ココロ鷲摑み状態です。バイオレンスアクションムービー史上、最強ではないが、最高のヒロインが誕生したと言い切ります。スプラッターやロリコン趣向は無かったはずなのに、面白すぎて涙を流した自分が怖くなる。名作、ヒット作へのオマージュ満載。クソ映画には違いない。それも超ド級のクソ映画。でも、感謝の言葉しか出てきません。ありがとう。心の底からありがとう。『シン・シティ』等の映画のネタバレがあったので1点引いておきますが、それでも10点です。 目隠シストさん [映画館(字幕)] 10点(2011-01-22 17:29:15)(良:2票) (笑:1票)

191.《ネタバレ》 悪がはびこる世の中に正義の鉄槌を下すべくコスプレしてヒーロー活動を開始する主人公(キック・アス)だが、有名になり過ぎてマフィアのボスから目をつけられてさあ大変。といういかにもコミックっぽいストーリーだけを予備知識に鑑賞した。基本的にはコメディかと思って観ていると、意外とハードなバイオレンスシーンやアクションシーンも多いのが予想外だった。ただ、このおかげで映画にメリハリがついて、結果としてはとても良かったと思う。
まず、軽快なストーリー展開やユーモアあふれる台詞回しが素晴らしい。ビッグ・ダディとヒットガールの親子関係って、シリアスに映すととんでもなく辛気臭くなりそうなんだけど、そこはコミックだけに、うまくエンタメに昇華させている。また、主人公と友人や父親との関係、マフィア親子の関係など、巧みな台詞回しや構図で人と人との心理的な距離感が表されていた。
演技面では、ヒットガール役のクロエちゃんがまずとにかく可愛くて可愛くて仕方が無い。「童貞ウォーズ」に出演していたプラッセのオタク演技も堂に入っていてにやついてしまう。オタクの動き方の特徴って洋の東西を問わないね!しかし、中でも最高だったのはニコラス・ケイジ。嬉々として、というかノリノリでビッグ・ダディを演じていてかなり笑えた。こういうちょっとブチ切れた役はまさにはまり役だ。
あとは、音楽も良い。ガツンと来る爽快感のあるロックチューンを中心に選曲されているが、個人的にはヒットガールが敵の本陣を衝くときに流れる「荒野のガンマン」にシビれた。やっぱりバイオレンスはウェスタンの心意気を受け継いでいないと面白くない。初心を忘れない選曲が泣ける。
ただ、最後にひとつだけ。近年すごい勢いで娯楽映画の暴力描写がエスカレートしている気がして、内心ハラハラしてしまう。原作のアメコミからして凄いらしいので、しょうがないっちゃしょうがないのだけど、そんなにやらんでも…という気もする。マフィアによる指切りとか人間電子レンジのくだりは無くても良いんじゃないかと思う。隠せば良いというものでもないかもしれないが、映画の本筋からしてそれほど必要なシーンとは思えなかった。どこが肝になったか知らないが、とにかくR指定になってしまったのは残念だ。これくらいでR指定かよ!という弁護をしたくもなるが…。
多少のグロに耐えられる人なら絶対面白いよ、この映画!必見! 枕流さん [映画館(字幕)] 8点(2011-01-09 21:14:40)(良:3票)

190.これをはじめて海外でみたときは、そりゃもう拍手喝采・スタンディングオーベーションでしたよ(頭の中では)。その後興奮がやまない中ネットで調べてみると、(当時)日本では公開未定!アリエナイ!!・・・それから約半年後、やっと日本でも公開で一安心!と思いきや単館上映。はぁ~,どうしてこんなにサイコーな映画をデッカいスクリーンでやらないんだ。なんて悲しいんだ。それはさておき、アメコミだからといって馬鹿にしてはならない。これはアクション、ヴァイオレンス、コメディ、ドラマ、ラブストーリー、ファミリー(笑)全てなのである。軽快な音楽にカッコいい映像、劇的なストーリー展開。これらが産み出すカタルシスはたまらない! 要するにコレだけは言わせてくれ、"Kick-Ass" KICKS ASS!!... たいがーさん [映画館(字幕なし「原語」)] 10点(2011-01-08 03:28:52)(良:3票)

189.《ネタバレ》 ありゃあ。題材的に絶対イイ!と思ってたのですが、あんまりだったわぁ。ヒット・ガールがステキなんだけど、彼女が登場からいきなりチンピラマフィアを惨殺しまくる時点で画面のキック・アスと一緒にどん引き。その時点でこの映画はヒーローを目指す高校生の奮闘記ではなく、『シン・シティ』や『ウォッチメン』と同じ、最近流行りの血と暴力で包装したアメコミものですよ、っていうのがハッキリして、さーっと冷めてしまい。しかもキック・アスは主人公でありながら狂言回しでしかなく、主旋律は組織への復讐に燃える父娘の物語。『スパイダーマン』のテーマを逆説的に語るだけで、パッケージは刺激的に煽ってるけど中身はいつもと似たよーなモンで。暴力を流れる血で生々しく語るワリには、作品世界に流れるルールはご都合主義的で非現実的である(この映画で言うと、警察の空気っぷりから父娘の生活、タナボタ強化人間化、ヒロインとの関係成立過程に至るまで)って点まで含めて、ちょっと最近のアメコミものの流れ、ウンザリ。非力なヒーローが巻き起こす笑いの世界を期待していたのですけどねぇ。ヒット・ガールはステキなんですけど。自分的にそこポイントなんで二度言っときますが。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 5点(2010-12-19 16:50:42)(良:3票)

188.《ネタバレ》 編集の小気味よさがイイ。ヒット・ガールはめちゃくちゃかわイイ。
ダークナイト、シン・シティ以降のアクションUS映画の良作。酔っ払ってもう一度見たいです。 メガネデブがカワイコちゃんと知らない間に付き合ってるのがイラっとしました。 reitengoさん [映画館(字幕)] 6点(2010-12-13 15:44:26)(笑:3票)

187.《ネタバレ》 早○田松竹にて観賞。めっちゃくっちゃ面白かった!!!!!!!!緑のコンドームが見せるヒーローになる為の覚悟、ビッグダディとヒットガールの親子愛と別れ、ヒットガールが父親への愛と復讐の代償を背負って敵のアジトに乗り込む際の表情、レッドミストのドジッコぶり、ばーなーなー、ばーななーなー、ジョーンジェットのBad Reputation、FPSやリベリオンを髣髴とさせるヒットガール親子のクールなアクション、キックアスのしょっぱい戦いっぷり、爽快感溢れるED、先の読めない展開、全てが最高!!勧善懲悪のカタルシス、スタンディングオベーションもの。観てない男は今すぐTSUTAYAに走るべし!女でもTSUTAYAに走るべし! bolodyさん [映画館(字幕)] 9点(2011-05-15 23:26:19)(良:2票)

186.これはキました。
ヒットガールだけでメシ3杯はいけます。 おーるさん [DVD(字幕)] 9点(2011-03-20 16:14:53)(良:1票) (笑:1票)

185.《ネタバレ》 まんまとハマってしまいました。中盤まではなんだか散漫とした青春物語だと思ってたけど、実はこれ「貸し借り」の物語で、日本人が復讐モノを嫌いなハズがなく例外無く僕も引き込まれてしまいした。キックアスはビッグダディへ借りを返し、ビッグダディのフランクへの借りはヒットガールとキックアスが返し、キックアス達への借りは恐らく続編でレッドミストが返す事になる。それを彼らがどう受け止めるのかを考えると続編も俄然楽しみになってくる。勿論ヒットガール様は最高だが、ニコラス・ケイジの憎めなさ過ぎる演技がツボで、それも相まっての終盤の弔い合戦は最高に盛り上がった。噂通りお見事な作品でした。 HIRABAYASHIさん [DVD(字幕)] 10点(2011-03-19 20:52:16)(良:2票)

184.ぼくの、ぼくだけのヒットガールちゃん!! 長谷川アーリオ・オーリオさん [DVD(吹替)] 9点(2011-03-15 18:31:33)(笑:2票)

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【点数情報】

Review人数 203人
平均点数 7.33点
031.48% line
120.99% line
200.00% line
341.97% line
483.94% line
5115.42% line
62512.32% line
74622.66% line
84421.67% line
93818.72% line
102210.84% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 7.52点 Review21人
2 ストーリー評価 6.88点 Review25人
3 鑑賞後の後味 7.24点 Review25人
4 音楽評価 7.70点 Review27人
5 感泣評価 6.10点 Review19人

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