みんなのシネマレビュー

奇跡(2011)

I Wish
2011年【日】 上映時間:128分
ドラマロードムービー
[キセキ]
新規登録(2011-06-04)【+】さん
タイトル情報更新(2024-03-11)【イニシャルK】さん
公開開始日(2011-06-11)


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監督是枝裕和
キャスト前田航基(男優)大迫航一
前田旺志郎(男優)木南龍之介
阿部寛(男優)坂上守
長澤まさみ(女優)三村幸知
オダギリジョー(男優)木南健次
夏川結衣(女優)有吉恭子
大塚寧々(女優)大迫のぞみ
橋爪功(男優)大迫周吉
樹木希林(女優)大迫秀子
原田芳雄(男優)山本亘
橋本環奈(女優)早見かんな
内田伽羅(女優)有吉恵美
平祐奈(女優)平祐奈
脚本是枝裕和
音楽くるり
主題歌くるり「奇跡」(ビクターエンタテインメント)
撮影山崎裕
製作白組(「奇跡」製作委員会/製作プロダクション)
バンダイビジュアル(「奇跡」製作委員会)
ギャガ(「奇跡」製作委員会)
毎日放送(「奇跡」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「奇跡」製作委員会)
配給ギャガ
美術三ツ松けいこ
編集是枝裕和
照明尾下栄治
あらすじ
小学生の兄弟、航一と龍之介は、両親が離婚し、鹿児島と福岡で別々に暮していた。ある日、兄の航一は、新しく開通する九州新幹線「つばめ」と「さくら」の一番列車がすれ違う瞬間に奇跡が起こるという噂を聞く。また、家族で一緒に暮したいと願う航一は、弟と友達を誘い“奇跡”を起こす計画を立てる。

パセリセージ】さん(2012-05-30)
全てのをあらすじ参照する

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【クチコミ・感想】

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43.《ネタバレ》 (略)
ごく大雑把に言えば、この映画はこの一人の少年の成長譚だ。序盤、「意味わからんわ」と彼は繰り返しつぶやく。なぜすぐにでも噴火するかもしれない火山の麓に住まなければならないのか。なぜわざわざ坂の上に学校を作るのか。父親や弟と離れ離れに暮らすという非日常的な状況に置かれた彼は、それでも長男らしく現実主義者である。目の前にある問題をまず解決することが「生きる」ということだと心得ており、少しでも矛盾を感じればそれを口に出さずにいられない。
(略)
いっぽうこの映画は、人に対する思いやりの場面を多く映しだす。教室で、家で、図書館で、保健室で。それらは大人から子供たちへの気遣いという形だけではなく、博多ステージにおいては子供同士のそれとして見られる。あくまで日常的な行為として、ごく自然にやり取りされるそれらの振る舞いは、結局この映画のほぼ全編において描かれることになるのだが、監督はなぜそのことにこだわったのだろうか。
(略)
トンネルの上に並び、いよいよ彼らがすれ違いの瞬間を迎えようとした時、兄の心の内に去来したのは過去に見た様々な情景だ。木の芽や、火山灰や、自販機の下で 100円玉を発見した時の感動や、肩に触れた先生の手の力強さや、きれいなコスモスの花や、犬っころの死だ。もし火山が大噴火すれば、それらすべてが灰になり消え去ってしまうかもしれない。そう悟った時、彼は「家族より世界を選んだ」のである。この地球上で、あらゆるものが生きて動いていることじたいが奇跡なのであり、いろんな場所で、それらと自分とたまたま邂逅することが、もうすでに奇跡なのだ。むろん自分もそのような奇跡の一員であり、自分と同じように他者も、地球上のいろんな出来事も消してしまってはならないのではなかろうか。兄はそう気づいたのである。

この映画、はっきり言ってたいしたショットはひとつもない映画だが、このフラッシュバックだけで千年生き永らえる価値を得た。そのくらい素晴らしいシーンである。
(略)
ラスト、兄は風に指をかざして「今日は積もらへんな」とつぶやく。彼はもう境遇に文句をいうことはない。「意味わからん」の意味を理解しかけ、なんとか自然と共存していくことを選んだのである。実にきれいな終わり方であり、例の震災さえなければみごとな良作として心に残ったことだろう。
(略) アンギラスさん [映画館(邦画)] 8点(2011-09-12 22:30:20)(良:3票)

42.《ネタバレ》 大人になるっていうのは、自分って個だけの状態から他者に視点が向かい、兄弟や家族、友達、そして社会、世界と自分との折り合いをつけてゆくって事で、この、なんでもない、大した事は何も起こらないように見える映画は、子供が大人になってゆく、その一瞬一瞬を捉えた稀有なドキュメンタリーとも言えるような作品。子供が生きて、世界を受け入れてゆくっていうのは輝く楽しさだけではなくて、悲しみも痛みも伴ってゆくもので、その一瞬一瞬を生きる姿が愛おしく切なく迫ってきます。主役兄弟だけでなく、彼らの友人達、彼らをとりまく大人達一人一人が、それぞれの役割を背負っているという大変によく考えられた脚本で。大人になろうとする子供と、子供であった事を忘れていない大人との、それぞれの折り合いがあり、そこに描かれるのが摩擦ではなく相互理解であるというカタチゆえ、じんわりと心に染みてきます。基本的にリアルに捉える画が多くて意匠を前面に押し出して主張するような作風ではない点が良かったのですが、それゆえクライマックスのその瞬間直前のコラージュはとても効果的でした。旅に出て以降の、ありがちであるにも関わらず溢れ出す懐かしいワクワク感、兄弟が現実を受け入れてゆく姿もいいのですが、同時にライバルに対する嫉妬心を上手く消化できなかったり、老犬を通して死を認識してゆく友人達の姿も本当に愛おしくて、見終わって子供達の未来に幸多からん事を心から願ったりしてしまうような映画なのでした。 あにやん‍🌈さん [映画館(邦画)] 9点(2011-06-28 21:49:37)(良:3票)

41.《ネタバレ》 穏やかで美しいカメラ割に、暖かいバンドサウンドの音楽がひたすら心地よい。
この点だけでも、観る価値あり。これが映画の画であり、音である。
と、言いたくなるほど。
物語を豊かにしていたのはイチイチ面白すぎる会話。こんなに楽しく、笑える映画だとは思っていなかった。脚本があるにしてもないにしても、どうやったらこんなにも自然で
こんなにも面白い子供の会話が撮れるんだ? 奇跡なの? 天才なの?
 
子供たちの想いは一つではなく、みんなそれぞれ思い思いに自分の希望があって、考え方もバラバラ。兄弟だって、当然違う。でも、それで良い。それが良いのだ。 
「一つになろう日本!」とか言ってる場合ではない。
本当にささやかで小さな物語だが、ほんの少しだけ成長する子供の姿に大きく心を打たれてしまった。泣かせの演出なんてこれっぽっちもないのにね。
まえだまえだをはじめとする子役たち全員ブラボー。
その他のキャストもみんな映画の中にしっかりと生きていた。
くるりの曲もがっちりハマっていて素晴らしかった。 
是枝さんは、本当に信頼できる監督だ。 すべからさん [映画館(邦画)] 9点(2011-06-25 02:04:09)(良:3票)

40.《ネタバレ》 監督の魅力が爆発した素晴らしいジュブナイル映画です。
「まえだまえだ」にどうしても注目が集まるところですが、他の子役も負けてはいません。
監督の子役の演技のさせ方は本当に素晴らしいです。ていうか演技していないです。
例えばじゃんけん遊びの一種「ブルドッグ」をやって、つねられたほうの子は「ばりくそ痛い~」とか言うんです。
普通に台本作っていたのでは「ばりくそ(笑)」なんてワードは出てこないでしょう。
すべておいて、子どもは普段の行動をそのままスクリーンで見せてるかのよう、もうこれだけで見る価値は十分です。
ストーリーもいい。前半は子どもと大人たちの生活をばっちり見せて感情移入をさせ、後半は「スタンドバイミー」のような描写で楽しませてくれます。
自分も子どものころこんな冒険をしたことがあるので、懐かしくってそれだけで涙が出そうになりました。同時に「いまの子どもたちって、あんまりこういう子どもだけの『秘密の冒険』がないんじゃないかな、是非してほしいなあ」と願ってしまいます。
自分が受け取ったテーマは、「誰かがそばにいたからこそ、成り立つものがある」ということ。
航一が「奇跡」の噂を聞かなかったら?
保健室の先生がずる休みを手伝ってくれなかったら?
龍之介が友達を連れてこなかったら?
老夫婦にところに上がりこめなかったら?
「奇跡」の瞬間は見ることができなかったでしょう。
いままで思っていた願いを捨て、奇跡の瞬間で新しく願ったこと─
彼はそれを楽しみにして、今後毎日を生きていくことができるでしょう。
毎日変わらない日常。
その中でも楽しいことや、かけがえのないものがたくさん散らばっています。
航一のような経験をしていなくても、それは誰もが持っているものです。
それこそが、普段気づかない「奇跡」です。 ヒナタカさん [映画館(字幕)] 9点(2011-06-21 22:09:47)(良:2票)

39.《ネタバレ》 冒頭、意味わからんわの一言で共感してしまった。
僕もまったく同感で、意味がわかりません。
噴火してるのにね。
出演者の顔触れが凄いので期待してしまうけど、話のメインは子役たちなので、超豪華キャストはぼんやりした味わいを醸し出す程度。
でも、それが逆に良かったような気もする。
何しろ天下の長澤まさみが生足まで披露したのにあっさり振られちゃうとか贅沢な使い捨て演出に爆笑させられましたからね。
女優を目指してる子の話も良かったし、熊本で家に泊めてもらうシーンでは少し泣きそうになりましたよ。
あと、振り込め詐欺の件もちょっと笑えました。
そして、やっぱりラストの世界を選ぶという着地点には感心しました。
僕にも少し意味がわかったような気がします。 もとやさん [地上波(邦画)] 8点(2014-01-03 12:34:40)(良:1票)

38.いい映画には違いないと思いますが、余計なことが気になって・・・。兄弟の演技がどうも「僕らシロートとちゃいますよー。普通の子役にはマネできん演技やりますよー」みたいな感じが鼻について、いまひとつ話に集中できませんでした。また、是枝監督がこの豪華過ぎるキャスティングを本当に望んだんでしょうか?諸々の大人の事情を現場に押しつけたかのような・・・。昔、各チームの4番打者クラスを並べたけどイマイチ機能しなかった巨人打線のような印象を受けました。とはいえ、クライマックス及びその前後は感動したし、前半をもう少しテンポアップしてくれればもっと入り込めたと思います。余計なことは忘れて、もう一度じっくりと見直したいです。 ramoさん [DVD(邦画)] 6点(2013-03-22 18:06:26)(笑:1票)

37.《ネタバレ》 「かわいい子には旅をさせろ」という諺がありますが、あれは子供の成長を促すというより、親に対しての戒めの色合いが強い。「過保護になるな」という意味で。子供たちが自らの意志で積極的に「旅」をしたらどんなことが起こるのだろう。本作はそんな映画だったと思います。九州を縦断する新幹線が初めてすれ違う瞬間を見る。その他愛無い目的も、遠く距離を隔てた場所で起こるので、小学生たちにとってはただ事ではありません。計画から準備、資金繰り、親や周囲の大人たちとの調整など、途上の苦労や工夫は、思い込みが激しい分だけ力強い経験値となって蓄積されます。幼児が「初めてのお遣い」で世界を拡げるように、彼らも「初めての旅」で世界を拡げました。「お遣い」との違いは、自分たちが受けている外界からの恩恵を実感したことではないかと思います。その自覚は彼らの内面をひと回り太くし、大人への第一歩を刻ませました。家族4人が一緒に暮らす「奇跡」をスケープゴートにしながら、自然とその過程がテーマになっている構成がとても良かったです。新幹線がやって来る直前、この「奇跡」を目指したアクションの記憶をフラッシュバックさせる演出に感心しました。複雑な想いや状況をひとつの方向性へと昇華させる刹那の心情を見事に表現していると思います。子供たちの成長のために、本当に大切なことは何なのか。教育機関などにクレームを付けることを生き甲斐にしているモンスターペアレンツさんたちに見て欲しい映画です。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2012-06-08 18:07:10)(良:1票)

36.《ネタバレ》 高評価レビュー大多数の中、実は書くのすら躊躇したんですが、レビューは正直に前向きに(←それだけが取柄)私、この映画の良さがよくわかりません(汗)是枝監督の前々作「歩いても 歩いても」(9点)は、ここ10年の邦画の中で私にとっては五指に入るほどの秀作でした。つい先日もDVDで再見し、改めて脚本の深さに感銘を深くした次第。さてさて、期待の新作をスクリーンで。・・・何だろう、この軽い失望感は・・・。悪くはない、どこも悪くはないんやけど、今の俺のココロにさっぱり何も響いてこない。少々夏バテ気味で、体調がすぐれない状態で見たのがいけなかったのか?薩摩弁や福岡弁、時たま関西弁も入り混じる多国籍セリフが非常に聞き取りづらく、彼ら一体何をくっちゃべってるのか、耳を傾けてもさっぱり解らない。冒頭から物語になかなか入り込めなかったのはそれが一番の理由。過去の是枝作品に出演したことがある役者たちが次々と画面に現れるけれど、単なる「顔見世」出演の感が強く、どうしてもこの役が彼等じゃなくちゃいけないっていう、必然性もあまり感じられない。特に阿部・夏川・樹木・原田の四人は「歩いても~」では、役の互換性が他に考えられないほどの適役だったのに。子役がメインの映画だから、興行上やむを得ない措置だったのかもしれないけれど、それにしてもなあ・・・。子役漫才師?兄弟の「こしゃまっくれ度」はテレビの彼等を見るよりは若干抑えられていたような気もするけど、それでも鼻につく部分は少々あり、つくづく自分は、こしゃまっくれのガキがメインで出てくる映画自体が苦手なんだっていうのを再認識した次第。今の小学生って、一晩家族に黙ってどこかにお泊りしても、なーんも騒ぎ立てられないものなんですか?(笑)クライマックスの「内緒の冒険」=「奇跡」=「新幹線が擦れ違う瞬間」までのハラハラドキドキの展開よりも、そっちのほうが心配になってしまったりして。本日帰宅後、原田芳雄さんの突然の訃報に接し驚いています。前出「歩いても 歩いても」「父と暮せば」の原田さんは、画面にたたずんでいるだけでも素晴らしい存在感でした。心からご冥福をお祈り致します。 放浪紳士チャーリーさん [映画館(邦画)] 5点(2011-07-19 23:11:54)(良:1票)

35.《ネタバレ》 『奇跡』とは、両親が離婚した為に、鹿児島と福岡に離れて暮らすことになった幼い兄弟が「奇跡」を信じて、ある行動を起こす物語。というと、最近流行りのハリウッド的な一大アドベンチャーのように聞こえるかもしれないけど、実際は全く違う(当たり前か)。これは奇跡を起こす物語ではなく、奇跡を信じること(=子供)と世界を取ること(=大人)を巡る物語なのである。

この映画では、大人たちがとても単純に見えてしまう。それは、登場する子供たちが大人以上にいろんな感情に揺れ動いて、様々な心の機微を働かせており、そんな子供たちの存在によって、大人たちが完全に相対化されているからだろう。

しかし、ここで描かれる子供たちは大人たちの分身である、とも思える。今、大人になった僕ら(登場人物の先生たちや親たちも含めて)がタイムスリップして、フィクションとしての子供を演じている。僕にはそのようにも思えた。だから奇跡は起こらない。最終的にすべては世界の平常の為、ゆるゆると丸く収まっていくのである。僕らは素直に子供たちに感情移入できる。大人っぽい子供たちは、奇跡を信じつつ、最後には目の前にある「世界」の方を取ってしまうから。ささやかなかなしさを感じつつ。 onomichiさん [映画館(邦画)] 9点(2011-07-08 21:20:39)(良:1票)

34.大人には疑いがある。
迷いがある。
諦めがある。
己の人生に見切りを付け、
境界線をいとも簡単に引いてしまう。
これはやる、やらない。
これはやれる、やれない。
ぼくらはいくつもの限界と現実を、
この体と心で感じ、
知りもしない事を知ったように口にし、
知らない事に興味も示さなくなる。
大事な事はずっと昔に知っていたのに、
年を重ねて目を逸らす。
純粋で汚れのない、
まっすぐな眼差しの先に
見えているのは、その瞬間でしかない。
その瞬間に全力を注ぎ、
全力で気持ちを表現する。
笑い、走り、ときめき、夢を抱く。
いつからか
恥ずかしくなってしまったそれらの
輝きが、この映画からは惜しげもなく溢れている。
この映画は生き生きと輝いている。
映画館で観れて本当に良かった。
ボビーさん [映画館(邦画)] 9点(2011-06-14 00:54:48)(良:1票)

33.《ネタバレ》 是枝裕和監督による家族ドラマ、ロードムービー。両親が鹿児島と福岡で別居し、それぞれに付く前田×前田兄弟。各々の友達を連れて合流し、2台の新幹線がすれ違う瞬間に願いゴトをカマすおいらたち。家族でときめくよりも、世界に羽ばたこうとする兄弟。その周囲を囲うのはいつもの是枝ファミリー。加えて、今が旬の女優・橋本環奈。まだこの頃は未完の大器、友達Bみてえな役どころ。前半の別居家族ドラマ同時進行は冗長、終盤の奇跡を起こそうとするロードムービーが真骨頂。 獅子-平常心さん [DVD(邦画)] 6点(2024-02-04 10:24:12)

32.《ネタバレ》 かるかんの様にぼやけている映画としか捉えられない人もいるでしょうが、
ほんのりと大人の味が判るころには、良い映画だと認識できるでしょう。 cogitoさん [DVD(邦画)] 7点(2018-07-15 00:59:26)

31.《ネタバレ》 子ども達が旅に出ることありきで作っているよう。でも、やっぱりそこがいい。学校抜け出して電車旅ってのは、うらやましいですよ。行き交わす新幹線の前で、「本当の」望みを叫んでいるところ(あるいは、叫びあぐねるところ)は良かったです。でも、いくら考えても大仰なタイトル「奇跡」。タイトルで観客構えさせすぎて損していると思います。 なたねさん [DVD(邦画)] 6点(2016-09-20 20:32:40)

30.《ネタバレ》 本作は時事ネタをうまくストーリーに取り込んでいるので、むしろ数年後、いや何十年も後に鑑賞した方が "風味" が増していて感慨深いかも知れません。短命だった民主党政権による事業仕分けネタ、九州新幹線の全線開通で盛り上がりを見せた話など、もう既に「そういえば、こういうこと、あったなあ」と、しみじみと懐かしく思えるし。 ところで、少年たちは遠路はるばる出向いて、新幹線のすれ違う瞬間、一斉に声を大にして願いを叫びましたが、全く「奇跡」は起きません。それはそうです。だって、奇跡は目に見えませんから。そして、ある意味では、それも時事ネタと同じ。この出会い、この「大冒険」、、彼らは数年後、いや何十年も後にこの思い出を振り返っては、あの出来事自体が奇跡だった、、とやがて感傷的に気づく時が来るでしょう。 もう一つ、そこにたどり着く前の晩の出来事を、どうか彼らに忘れないでいて欲しい。見ず知らずの彼らを泊めてくれた老夫婦たちとの出会い。一団の少女の一人が孫娘によく似ていた、その孫娘の帰宅を心待ちにする優しい老夫婦が住む家に、まるで狙いを定めたように迷い込んだ・・。 実はこれこそが、確率的に言っても、まさに奇跡と呼ぶに相応しい珠玉のエピソードだったように思えます。 タケノコさん [映画館(邦画)] 8点(2016-06-15 23:17:17)

29.どこかで「奇跡」に近い偶然が起きて感動的な気持ちになるのかな、と軽い気持ちで最後まで観たが、叶わなかった。
子供の演技に微笑ましいところもあるが、この映画の良さを自分はほとんど理解できない。現在の不安感や将来への希望といったものが「おぼろげ」にでも出てくればいいが、それを見る側に感じて欲しいというのはさすがに難しい。 simpleさん [CS・衛星(邦画)] 1点(2015-08-15 17:39:49)

28.肝心の子役の演技のつけ方や撮り方が、揃いも揃って作為的、官僚的。それだけ人工甘味料たっぷりのプラスチック画面を見せられた後で奇跡とか言われても、少しも奇跡に感じない。 Oliasさん [CS・衛星(邦画)] 2点(2015-08-12 23:09:13)

27.現実感が希薄で劇中の「かるかん」の味のようなぼんやりした映画。 ProPaceさん [CS・衛星(邦画)] 5点(2015-08-08 09:48:34)

26.《ネタバレ》 この監督さんは子供を撮るのが上手いですね。
まえだまえだも、これが初主演作品とは思えないくらい、なかなかいい演技してる。
人前に出ることをお仕事にしてる天では同じだから、漫才師でも演技が上手なのかね。
行動や発言の子供らしさに懐かしさを感じつつ、最後まで拝見いたしました。 あろえりーなさん [地上波(邦画)] 5点(2015-08-04 19:15:38)

25.是枝監督だからつい期待してしまう。
普通の監督だったらもう少し点数が高くなると思うけど、是枝監督ならもっといいものを期待してしまう。 aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 7点(2014-08-15 10:25:01)

24.《ネタバレ》 子供の持つ「力」の凄さを教えてくれる作品
九州新幹線開通にあたっての企画物映画ではありますが、宣伝色を感じさせないドラマを作りつつ、九州の魅力を映し出しているのはさすが是枝監督という感じです。

TMさん [地上波(邦画)] 8点(2014-06-07 00:35:18)

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【点数情報】

Review人数 43人
平均点数 6.37点
000.00% line
124.65% line
212.33% line
300.00% line
424.65% line
5716.28% line
61023.26% line
7920.93% line
8511.63% line
9613.95% line
1012.33% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 6.00点 Review2人
3 鑑賞後の後味 6.00点 Review1人
4 音楽評価 7.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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