みんなのシネマレビュー

騙し絵の牙

2020年【日】 上映時間:113分
ドラマミステリー小説の映画化
[ダマシエノキバ]
新規登録(2021-01-12)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2024-02-25)【イニシャルK】さん
公開開始日(2021-03-26)


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監督吉田大八
キャスト大泉洋(男優)速水輝(「トリニティ」編集長)
松岡茉優(女優)高野恵(「小説薫風」新人編集者)
宮沢氷魚(男優)矢代聖(新人小説家)
池田エライザ(女優)城島咲(人気ファッションモデル)
斎藤工(男優)郡司一(外資ファンド代表)
中村倫也(男優)伊庭惟高(社長の息子)
和田聰宏(男優)三村洋一(「小説薫風」編集者)
石橋けい(女優)中西清美
赤間麻里子(女優)伊庭綾子
山本學(男優)
佐野史郎(男優)宮藤和生(薫風社 常務)
リリー・フランキー(男優)謎の男
塚本晋也(男優)高野民生(恵の父・高野書店店主)
國村隼(男優)二階堂大作(大御所小説家)
木村佳乃(女優)江波百合子(「小説薫風」編集長)
小林聡美(女優)久谷ありさ(文芸評論家)
佐藤浩市(男優)東松龍司(薫風社 専務)
坪倉由幸(男優)柴崎真一
脚本吉田大八
撮影町田博
製作木下直哉
松竹(製作幹事/「騙し絵の牙」製作委員会)
KADOKAWA(製作幹事/「騙し絵の牙」製作委員会)
木下グループ(「騙し絵の牙」製作委員会)
イオンエンターテイメント(「騙し絵の牙」製作委員会)
電通(「騙し絵の牙」製作委員会)
朝日新聞社(「騙し絵の牙」製作委員会)
読売新聞社(「騙し絵の牙」製作委員会)
松竹ブロードキャスティング(「騙し絵の牙」製作委員会)
企画松竹
配給松竹
編集小池義幸
録音鶴巻仁
照明渡邊孝一
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【クチコミ・感想】

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28.《ネタバレ》 ※ネタバレございます※ レンタル中、二日連続で観ました。いやあ これは面白い。 原作含めて、大泉洋へのあて書き、というPRの時点からミスリードは始まっています。いかにも策士たる彼が主演ということ、表題も全部ひっくるめて「騙し」を匂わせて、でも実はテーマは騙しではない、という「騙し」の映画ですよね。 とある大手出版社の覇権争いの果てに、まさかの平社員? よもやの高野恵 (松岡茉優) が、全ての曲者たちを出し抜いちゃった、という爽快な結末。彼女には、彼らのような権力もなく、おそらく派閥に関心もなく、そして出世に対する策や野心もなかった。(と、思ってる) その代わり彼女には、誰にも負けない「本」に対する愛情と、出版という仕事に対する情熱があった。結局は、あるべき正しい「心」に勝利の女神が微笑んだ、という、根っこはシンプルな「サクセスストーリー」ということです。 脚本は完璧に近いが、、一つだけ。伊庭惟高 (中村倫也) は、アメリカで大きな仕事をしてきたわけじゃないですか? であれば、帰還した彼が東松 (佐藤浩市) に言い放った台詞は、「英語」にしたらなお面白かった気がします。一瞬、キョトンとする東松に向けて、もう一度日本語で言い直す、、この方がより刺激的だったと思う。もし、この脚本に「エンピツを入れる」ことができたなら、私がお願いしたいのはここだけかな (笑) タケノコさん [インターネット(邦画)] 8点(2022-01-26 23:41:16)(良:2票)

27.《ネタバレ》 “斜陽”という言葉を否定できない出版業界の内幕を生々しく描きながら、その小説そのものが「映画化」を前提とした“大泉洋アテ書き”という異例のアプローチで執筆・刊行された原作「騙し絵の牙」を読んだのは去年の秋だった。

劇中の出版業界と現実社会のメタ的要素も多分に絡めつつ重層的に物語られた原作は面白かったけれど、それよりももっと前に見ていた映画の予告編を思い返してみると、「あれ?こんな話なんだ」と小説のストーリー展開に対して一抹の違和感も覚えていた。
映画の予告編が醸し出していた斬新でトリッキーな雰囲気に対して、原作のストーリーテリングは、極めてミニマムな内幕ものに終始しており、語り口自体も想定していたよりもオーソドックス(悪く言えば前時代的)な印象を脱しなかった。
「真相」を描いたラストの顛末もどこか取ってつけたような回想録となっており、やや強引で雑な印象も受けた。

そうして、コロナ禍による半年以上の公開延期を経て、映画化作品をようやく鑑賞。
案の定、原作のストーリー展開に対しては、映像化に当たり大幅な“アレンジ”が加えられており、そこには全く別物と言っていいストーリーテリングが存在していた。
その“アレンジ”によって、前述のような原作のウィークポイントは大幅に解消されていて、映画単体としてシンプルに面白かった。
程よく面白かった原作小説を、より映画的にブラッシュアップし、見事に映画化しているな、と思った。



が、そこではたと気づく。果たして本当にそうなのだろうかと。

そもそもが、出版業界全体の低迷と、活字文化の凋落を念頭に置いて、「小説」と「映画」が同時に企画進行した作品なのだ。
であるならば、通常の「小説の映画化」という構図はそもそも成立しないのではないか。
この企画において、「小説」と「映画」は、まったく対の存在として最初からあり、相互に作用するように創作されたに違いない。

となれば、原作小説の存在そのものが、この“騙し”を謳った映画化作品の大いなる布石であり、小説を読み終えた時点で、“読者=鑑賞者(即ち私)”は、まんまとミスリードされてしまっていたのだと思える。
そしてそれは全く逆のプロセスだったとしても成立し、この映画を先に鑑賞した人は、映画作品によるミスリードを抱えて小説世界に踏み入ったことだろう。きっとそこにはまた別の“騙し”と“驚き”が生まれるはずだ。
その体験はまさに、小説と映画、メディアミックスによって創出された立体的な“騙し絵”そのものだ。



この映画のクライマックスにおいて、主人公の大泉洋が、豪腕経営者役の佐藤浩市に対して「遅すぎた」と非情に言い切るシーンが象徴的なように、“新しい斬新なアイデア”は、無情な時間の経過により瞬く間に、“古臭いアイデア”となってしまう。
常に新しい“面白いコト”を求められ続けるこの世界は、あまりにも世知辛く、厳しい。
そう、つまりは、原作小説で描かれた「結末」すら、この映画化の時点ではきっぱりと「古い」のだ。

そういうメディア業界全体の現実を端から想定して、このメディアミックス企画は練られ、小説家も、映画監督も、俳優も、編集者も、そこに身を置くすべての者達の、苦悩と虚無感を込めて生み出されているのだと感じた。

コロナ禍による大幅な公開延期、それと並行して半ば強制的に変わらざるを得なかった時代と価値観の変化、そういうものすら、このメディアミックスの目論見だったのではないかと、過度な想像をせずにはいられなくなる。

無情な時代の移ろいに苦悶しながらも、それでも彼らは追い求める。結局、今何が一番「面白い」かを。 鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 7点(2021-03-27 23:15:44)(良:2票)

26.《ネタバレ》 出版社の話なので、”作家にいかにいい本を書かせるか”という話が中心と思っていたら、
最終的には出版業界全体の展望も含めたビジネス中心の話になっていて、ちょっと思っていたのと違った。

が、これはこれでなかなかに面白かった。

専門的な知識のない自分でも、十分に理解できる内容・話の作りだったし、
テンポも良く、非常に”観やすい”映画だったように思う。

主演?の大泉洋は、つかみどころのない飄々とした感じで良かったが、
松岡茉優(こちらが真の主演?)も、序中盤は向こう見ずで初々しかったのに、最終的には大泉演じる速水に一泡吹かせていて、
非常に魅力的な役柄だったように思う。

あと「機関車東松」の動画には思わず笑った。 2年で12キロさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-31 09:50:49)(良:1票)

25.《ネタバレ》 超ネタバレです。全部端折って最終盤について言うと、本を売るのにナイキ商法は機能するか、ということですね。どれほど人気作家の本だったとしても、一般的な単行本の10倍の値段をつけて売るのはどうよと。もちろん経費が10倍もかかっているわけではなく、利益を大幅に乗っけているわけで、少々アコギな感じがしないでもありません。まあ本が売れない時代の苦肉の策ということで。しかしこれだけ高額なら、誰かがコピーして電子化して安価で売るのは時間の問題かと。エア・ジョーダンとは違い、これなら素人でもできます。もちろん違法ですが、現実にこういう事例がほとんどないのは、もともと本が安価だからです。10倍に引き上げたらさてどうなるか、ちょっと興味があります。
それから最近の大泉洋は、こういう策士というか、小賢しいというか、ひょうひょうと器用に世渡りしてしまう役が多い印象があります。しかし個人的には、むしろ簡単に騙されて「人を騙して楽しいか」「帰してくれよ」「訴えてやる」などと悪態をつくキャラをもう一度見たい気がします。
ついでに言うと、往年の大作家先生でありながら、時代に流されて妙なコスプレをさせられる國村隼が好き。 眉山さん [インターネット(邦画)] 6点(2023-08-08 02:54:51)(良:1票)

24.《ネタバレ》 ストーリー・演出・音楽。どれをとっても最高に良かった、面白かった。原作も確か読んだはずですが、これは確実に原作より映像のほうが良かったです。

まず、大泉洋さん演じる速水さんがまあ曲者(笑)そんな曲者キャラが大泉さんのキャラとこれまたピッタリきすぎてそれだけで既に楽しめます。
はじめは薫風社の保守派「小説薫風」と改革派「TRINITY」との主導権争いの様相を呈しますが、その中で展開される速水の策謀、高野の奔走、新しい作家たちの発掘、その売り出しキャンペーンやそれに絡む周囲の様々な思惑…。そしてラストのどんでん返し。最近は色んな映画の「どんでん返し」っぽいものをよく見ますが、ああ、どんでん返しってこうじゃないと、と久しぶりに感じました。高野にしてやられた速水が薫風社の屋上でコーヒーを床に叩きつけるシーンは不思議となんだか爽快で、見ていて笑ってしまいました。こう書いていてもワクワクが鮮明に思い出されます。時間があれば今すぐもう一回観たいくらい。最高でした。是非、人にオススメしていきたい作品です。 TANTOさん [インターネット(邦画)] 10点(2022-01-19 23:46:42)(良:1票)

23. 非常に面白かったです。マイナスの一点はタイトル。これは「騙し」じゃないと思うな。普通に色々なことがいろいろな人の思惑で起きているだけで、そこにはそれほどの意図を感じない。だから良いんだ。ずっと伏線入れながらストレスフルに展開して、最後に種明かしみたいな逆転を入れるハリウッド作品には嫌悪感しか感じないから。騙す側の手間暇、綱渡り的なタイミングを考えると非現実すぎるよ。そんなハリウッド的展開を予感させるタイトル失敗だと思う。
 出版社内部の主導権争い面白かったし、若手女性編集者の能力表現もさすがだった。変な間の悪いシーンもなくキレキレで退屈しなかったし、セリフも粋な感じだった。みんな芝居上手いし、言う事なし。大泉の曲者ぶりも良かった。筋書きも妥当性が高く自然だったし、地味になっていたロック系の音楽も効果的だった。
 もう一回見てもいいと感じさせる快作。 たこのすさん [映画館(邦画)] 9点(2021-05-04 17:26:31)(良:1票)

22.強引、すれすれ合法なところ、むしろ過ぎてる?が少々きになりました。牙ってそういうことね。。。 HRM36さん [インターネット(邦画)] 5点(2024-03-23 23:39:59)
《新規》


21.《ネタバレ》 テンポよく楽しい映画でした。
タイトルと違って、騙された感はないですけどね。3万円の本は高いです。 東京ロッキーさん [インターネット(邦画)] 7点(2024-03-08 21:58:24)

20.《ネタバレ》 (ネタバレご注意ください)

組織内で逆境を跳ね返し出世していく「半沢直樹」カテゴリーのドラマではなく、組織に固執することなく独立に希望を見出す「お金がない!」タイプの物語。あれ?これだと主人公は速水(大泉洋)ではなく高野恵(松岡茉優)になっちゃいますか。でも個人的には速水より高野の方にシンパシーを感じましたし、胸のすく結末も好みでした。終身雇用制度が崩れ、6次産業化が推奨される日本。社会構造の変革が成されつつある今、本作のようなイノベーションドラマがこれから主流になっていくのでしょうかね。
どうやら原作小説は大泉洋をイメージして当て書きされたそう。確かにいつもより輝いていたような。ただ彼以上の存在感を示したのが松岡茉優でした。意識高い系というより、信念の人。強い思いが前に進む原動力となる。大変魅力的でした。やっぱり本作の主役は彼女だったと思います。
ちなみにキャッチコピー「騙し合いバトル」はやや盛り過ぎという気がします。 目隠シストさん [インターネット(邦画)] 7点(2023-07-26 10:28:12)

19.一つ一つの絵をしっかり作っているのが素晴らしい。例えばきちんと必要なだけのエキストラを集めて、記者会見や行列、パーティーにリアリティを与えている。ストーリーもそれなりに飽きさせないし役者もみんな上手い。松岡茉優は本当に何でもできるいい役者だと思った。ただ、出版や文学についての話で終わってしまっていて、人間ドラマに深みが無い、別の言い方をすると人間を深く掘り下げていない。エンターテイメントとしてそこが物足りなかった。 ブッキングパパさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-07-21 00:26:13)

18.予告編に釣られ 鑑賞..いや~ 久々に 映画らしい レベルの高い脚本、演出、台詞回し、の作品でした~ 良作です! 残念なのは、ラストのオチが 弱かったかな~..(ラストまでは 完璧の10点満点! だったのに~) 10点逃しの 8点!! コナンが一番さん [インターネット(邦画)] 8点(2023-06-12 11:04:52)

17.《ネタバレ》 やっぱ、騙し騙され、最後に笑うのは誰?って映画は、観るのがウキウキするね。
それを、悪人を裁かない吉田監督と大泉洋だから、なおさらテンションMAXです!

全員悪人、って前作の「羊の木」で撮ってらしたけど、
今回、全員クセモノの実社会(出版社)を舞台に、「アウトレイジ」みたいなテンポで二転三転と描いていく!

吉田監督は、本作のような娯楽作品も悪くないけど、今までの問題意識も忘れないでくださいね~ トントさん [DVD(邦画)] 7点(2023-05-20 14:33:49)

16.《ネタバレ》 タイトルから騙し騙されのような映画を想像してましたが微妙に違いましたね。大泉洋の雰囲気は良かったのでそれなりに見れたものの、何が目的でどこに向かってるのかよくわからず、リアリティもあまりないのでそうはならんやろうとあまり乗れなかった。大泉洋扮するキャラに共感も全く感じられなかったのでこの点数。 映画大好きっ子さん [インターネット(邦画)] 5点(2023-05-11 22:41:30)

15.《ネタバレ》 業界的に苦しくなっていると思われる出版社と町の本屋さん。時代の流れに乗れないと取り残されるとはいえ、やっぱりそこで働く人たちはプライドもあり、何より想いがあるのだなぁと。結末は転売対策までキッチリとしないと今の時代失敗に終わりますよ。 いっちぃさん [CS・衛星(邦画)] 6点(2022-03-27 12:25:08)

14.この先どうなるんだろう?小気味よいミステリアスな匂いにワクワクさせられますが…
終盤にかけての取って付けたような強引な顛末はちょっとガックリ。 ProPaceさん [インターネット(邦画)] 6点(2022-02-10 09:52:28)

13.《ネタバレ》 話の流れなんかは悪くないんだけど、なんとなく面白みがない。ノレない。
この手のどんでん返し系にある「してやったり感」が足りない気がする。
最初から「騙し騙され」という本筋が分かったうえで、だれが何を騙しているのかを推察しながら見ないといけなかった気がする。
私は、どういう話なのか全く分からない状態で見始めたので、見始めてから1時間以上はただのビジネスの話だと思っていた。
うーん、、 Keytusさん [インターネット(邦画)] 5点(2022-01-09 04:50:04)

12.大泉洋はさすがに存在感があった。展開もスムーズで良いのだが、話の内容がイマイチ。すごいことが起きそうで起きなくて、大泉洋に上手く騙された気分だ。 ラグさん [インターネット(邦画)] 5点(2021-11-30 18:20:36)

11.《ネタバレ》 吉田大八監督×原作塩田武士×主演大泉洋なんて、そりゃ期待するなというのが無理な話で、映画館で観たかったけれどかなわなかったものが配信開始されたので、さっそく拝見しました。面白かった、のだけれど、期待が大きすぎたかもしれない。物語の終盤まで、敵味方というよりも登場人物の目的がよくわからず、宙ぶらりんな状態で進んでいくサスペンスは出色だったと思う。ネタについても、完全に隠し切ってラストにドカンではなく、(とくにイケメン作家をめぐるアレコレなどは)あえてネタばらしを小出しにしながら、物語への居心地を悪くするあたりは、とても巧いなあと感じた。

ただ、そこに絡んでくるオールスターなキャストが自分的にはマイナス。佐藤浩市、佐野史郎、木村佳乃、中村倫也、斎藤工あたりの皆さんは、それぞれワンパターンに得意そうなキャラクターを演じてるだけで、ぜんぜん「面白くない!」のだ。そして、「あて書き」だからしょうがないのかも知れないが、もはや日本映画の救世主と個人的には思ってる大泉洋すら、物語の中盤くらいには「もう、大泉洋成分にお腹いっぱい」になっていた。劇中の台詞にもあるように、類型的なキャラへの批評的な視線が欲しかった。とくに、佐藤浩市さんは物語上も重要な役だっただけに、「ザ・佐藤浩市」に批評的に突っ込むような演出や展開があったらよかったなあと感じます。まあ、このあたりは、吉田監督自身が「桐島」の時代とは違って、日本映画を代表する「次作を待望される」監督になってしまったがゆえに、作品づくりのうえで調整しなきゃいけないことが増えた結果だろうなあと余計な推測までしてしまいます。とはいえ、小気味よい展開と松岡茉優さんのキャラに感情移入させるつくりに、吉田大八監督らしい良品感を楽しむことはできました。そして、主題歌なしの音楽とか、TRINITY編集部の面々のアンサンブルとか、スター抜きでも(抜きだからこそ)楽しめる要素もあって、オールスター映画ゆえの食傷気味な感覚がもったいないなあ、と感じた次第です。 ころりさんさん [インターネット(邦画)] 6点(2021-11-28 17:44:46)

10.《ネタバレ》 別に出版に限った話じゃなく、この閉塞を抜け出すには、面白くなきゃ、ですかね。
面白がって、面白く。
この映画はテンポもよく、音楽も軽妙で、サクサク楽しそうだけど、やはり面白いことをするには地味な努力も必要ということは、嫌でも感じましたけど。
不安や既成概念をぶっ壊していかないとね。
同じような業界を生業としていると、先行き不透明は否めません。
かといって大手IT関連に迎合するのも、面白味がない。となると町の本屋さんで出版もってのは、映画の結末としては面白味がありましたね。
ともあれ、気概や柔軟さは見習いたいなと思える作品でした。
キャスト、脚本など、文学的とはいわないけど、ライトノベルみたいには楽しめました。 ろにまささん [CS・衛星(邦画)] 7点(2021-11-17 05:14:33)

9.《ネタバレ》 思ったより騙しが軽かった。 それとファンが多くいる作家の新作の独占販売は文学を愛する人の商売として正しいのか疑問です。それをやると読みたいと思っている人達に本が届きません。 紫電さん [DVD(邦画)] 6点(2021-10-26 21:37:05)

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【点数情報】

Review人数 28人
平均点数 6.54点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
413.57% line
5414.29% line
61139.29% line
7621.43% line
8414.29% line
913.57% line
1013.57% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 0.00点 Review1人
2 ストーリー評価 8.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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