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ネタバレは禁止していませんので 未見の方は注意です!
【クチコミ・感想】
2.苦悩に満ちた重苦しい基本フォーマットを利用しつつ実はエログロナンセンスがやりたいだけという好きなタイプの作品。冒頭、禁欲を宗とする宣教師と色っぽい女性を同牢させてコロばすというシーンが出てきます。溢れる性欲と思想信条の板挟みになった宣教師の苦しむ様子を幻覚キノコをキメたような映像でしつこく表現しているの。う~んバカっぽい。そんなん悩むな!換わってくれ! 【皮マン】さん [映画館(邦画)] 8点(2005-01-13 20:42:49)(笑:2票)
1.《ネタバレ》 うん、コレはなかなかイイっすよ(笑)。ハダカが多いから?いえいえ、確かにハダカは多い、多いけど出し惜しみばっかしやんか。その点では可も無く不可も無く。それよりもこの、次々に投入されるキャラの多彩さと、そして物語の「絶妙の」纏まりの無さ。まさにこれは無頼漢・狂四郎が、運命に揉まれつつ逆らいつつ、現世という“迷宮”を彷徨う物語なのだっ。って、そんな力をこめて言うようなことでも無いけどさ。備前屋の陰謀、菊姫の暗躍、カンフー坊主とのライバル関係(ああ、若山先生)、これらのエピソードは、一つ一つは確かに印象的ではありますが、決して映画全体を支配するには到っておりません。狂四郎の真の敵は、彼らのようなちっぽけな存在などではなく、運命そのもの、なんですな。だから、映画の中にも明確な対立軸が無く、一見、散漫に物語が進みますが、“運命”を前にすれば、彼らの存在など矮小そのもの、とうこと、でもあります。最後に、ついに狂四郎の出生の秘密が明かされることで、映画の輪が閉じる。その秘密とは、何と彼は黒ミサの子だったのだ!(←もう、みんな知ってるって??) そう、映画の前半で、「(パカラッパカラッ)地獄に堕ちろっ!」と彼が一刀両断、首チョンパにした転びバテレンの宣教師、あの宣教師と、彼の父は、何ら変わらぬ存在だったのだ。まさにこれは、オイディプス王のごとき、「父殺し」と呼べるもの。その秘密を明かしたびるぜん志摩、同じ「父」ならぬ「乳」で育ったという彼女を、狂四郎はクールに斬って捨てる。これには一種、「母殺し」のニオイがする。まさに“死神”狂四郎の誕生、であります。 【鱗歌】さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2007-07-21 16:58:30)(良:1票)
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【点数情報】
Review人数 |
9人 |
平均点数 |
6.11点 |
0 | 0 | 0.00% |
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1 | 0 | 0.00% |
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2 | 1 | 11.11% |
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3 | 0 | 0.00% |
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4 | 0 | 0.00% |
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5 | 1 | 11.11% |
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6 | 3 | 33.33% |
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7 | 2 | 22.22% |
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8 | 2 | 22.22% |
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9 | 0 | 0.00% |
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10 | 0 | 0.00% |
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