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虹の女神 Rainbow Song

(虹の女神)
Rainbow Song
2006年【日】 上映時間:118分
ドラマ青春ものロマンス
[ニジノメガミレインボウソング]
新規登録(2006-09-27)【TRUST NO ONE】さん
タイトル情報更新(2022-01-31)【イニシャルK】さん
公開開始日(2006-10-28)


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監督熊澤尚人
キャスト市原隼人(男優)岸田智也
上野樹里(女優)佐藤あおい
蒼井優(女優)佐藤かな
酒井若菜(女優)麻倉今日子
相田翔子(女優)森川千鶴
小日向文世(男優)佐藤安二郎
佐々木蔵之介(男優)樋口慎祐
尾上寛之(男優)服部次郎
田中圭(男優)尾形学人
田島令子(女優)佐藤ともえ
田山涼成(男優)千鶴の父
鷲尾真知子(女優)千鶴の母
ピエール瀧(男優)カメラマン 小沢
マギー(男優)(男優)
半海一晃(男優)司会者
山中聡(男優)田辺ディレクター
眞島秀和(男優)佐々木先輩
青木崇高(男優)映画「毒ガスパニック」の監督
郭智博(男優)前田
佐藤佐吉(男優)CD店店長
坂田聡(男優)警官
戸村美智子(女優)あおいの父の姉
三浦哲郁(男優)延島あきふみ
脚本岩井俊二(ペンネーム「網野酸」)
製作東宝(「虹の女神」製作委員会)
朝日新聞社(「虹の女神」製作委員会)
テレビ東京(「虹の女神」製作委員会)
電通(「虹の女神」製作委員会)
プロデューサー岩井俊二(プロデュース)
配給東宝
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【クチコミ・感想】

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57.上野樹里の存在感はピカイチで、蒼井優にもインパクトがあり、さすがに若手女優を撮るのが上手いなあと感心させられる。ただし、全体的には甘ったるくストーリーも弱くて、中盤以降はダレル。特に、痛々しい相田翔子のパートは必要だったのかと。 東京50km圏道路地図さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2023-06-27 00:25:02)

56.《ネタバレ》 相田祥子の場面だけが面白かった。主役の二人がお互いを想いあってるって「ネタバレ」なのかなあ。 私は最後の妹のセリフで「そうなのかな?」って考えたクチです。だから2時間ほとんど何がおこってるのかわかんないでボーっと観てました。 紫電さん [DVD(邦画)] 7点(2021-11-27 15:03:52)

55.《ネタバレ》 予想以上にしっかりした内容でした。まず何よりも、脚本がすみずみまで気が配られていて、台詞の一つ一つまで執念のように作り込まれているのが良い。登場人物のやりとりを聞いているだけで自然に引き込まれますし、各キャラクターの成長を自然に表現しています。上野樹里は、発声はかなり今ひとつなんだけど、役作りに関しては相当気合を入れた様子が窺えます(主人公の彼も、作中の役柄同様、それによってかなり引っ張り上げられてますね)。また、蒼井優も、それほど登場時間は長くないのに、最後のキメの一言をしっかりと決めてしまう存在感は素晴らしい。あと、相田翔子のシークエンスは、主人公の一つの「旅」としてヒロインに向けた感情を固めるところに意味があります。その矢先に事故があるところに落差が生じるわけで、もしあのシークエンスがなければ、ラストの感動は半減したでしょう。 Oliasさん [DVD(邦画)] 9点(2019-06-29 23:44:42)(良:1票)

54.《ネタバレ》  あおいと智也のキャラが良い。ストーリーそのものはなんちゃないんですが、映画は面白い。蒼井優、酒井若菜、小日向、佐々木蔵之介、脇を固める面々もはまり役。邦画特有の淡々としたドラマ。これといった山場なし。智也とあおいの心の交流を静かに、でもときに情熱的に描きます。その描き方が純粋で楽しくて、見ていて飽きることはありません。
 大学生時代にあおいから、『人を外見で判断するやつは最低だ』とののしられる岸田君。岸田君が最初に好きになったレンタルショップの女の子も、今日子も千鶴も、皆女の子女の子している。ボーイッシュなあおいは対照的な存在。当然岸田君の恋愛対象からはずされるあおいさん。で、女の子の外見ばかり見てきた結果、レンタルショップの女の子にはあっさり捨てられ、今日子の彼氏から殴られ、千鶴のエピソードで痛い目を見る岸田君。痛い目をみたとき、いつもそばにいたのはあおいさんでした。いつも岸田君に厳しいあおいさんも、岸田くんが痛いめをみたときはとても優しいのです。まさに雨が上がった後の虹のような存在のあおいさん。虹の女神というタイトルにぴったり。そんなあおいさんは、劇中唯一内面の美しさを岸田君に見せていました。岸田君は、あおいさんの気持ちには薄々気付くものの、あおいさんの心の美しさ、自分の本当の気持ちには気付きません。岸田君がその美しさに気付いたのは、手紙に書かれたあおいの気持ちを読んだとき。そして1万円札の指輪を、今でもあおいが大切に持っていたとき。はじめて岸田君はあおいの心の美しさを感じ、あおいを好きになります。そして好きになったときにはもうあおいさんには二度と会えないという、あまりにも切ない恋愛。
 これが岩井俊二テイスト。正直ちょっと苦手です。もっとわかりやすいハッピーのほうが好みです。 たきたてさん [DVD(邦画)] 6点(2019-03-29 12:59:31)(良:1票)

53.あまり好きじゃない世界感。 aimihcimuimさん [DVD(邦画)] 5点(2014-08-26 23:36:54)

52.いい映画ですが、市原隼人がよくない。なんでこんなヘボ役者を使うのだろう。 la_spagnaさん [DVD(邦画)] 7点(2013-09-23 14:34:45)

51.《ネタバレ》 市原隼人のウザキャラに序盤からイライラ。
あんな気持ちの悪いストーカーとすぐに仲良くなるわけがない。
ところが、次第に二人の物語に引き込まれていく。
特にあおいの上野樹里がハマリ役でいい。
上司の酔った上での説教を真に受けて、不器用に好きな道を生きる姿が気持ちいい。
その裏には智也への失恋もあったわけだが、素直に告白できないジレンマがうまく描けていた。
出会いパーティで告白者ゼロというみっともない姿を智也の前でさらし、さらに酔った智也の無神経な言葉で傷つけられる。
「日本にいればいいじゃん」「日本なんだ…そばじゃないんだ…」
屋上での会話で、そばにいてくれと言ってほしかった女心が切ない。

市原隼人のダメ男と相田翔子の計算女のやりとりが妙にハマっていて笑える。
また、盲目の少女を演じたヒロインの妹役の蒼井優も出番は少ないが存在感はある。
結局実らずに終わった純愛だが、手紙に残されたヒロインの本音が胸を打つ。
大学時代の自主映画は全然つまらなかったけど、そのつまらなさも映研っぽくてリアルではあった。
ただ、自主映画の内容と二人の現実が関連しているので、無駄なシーンにはなっていない。 飛鳥さん [DVD(邦画)] 7点(2013-05-31 19:41:56)(良:1票)

50.淡い光の中で、様々な人間たちがそれぞれの思いをありのままに繰り広げる。
こういう映画は、僕自身が映画を見始め、映画を志した頃に好んでよく見たタイプの映画で、好きだし、弱い。
加えて主人公たちも、映画を撮り、フィルムを遺すのだから、もう個人的には“オテアゲ”状態である。

だが、とても良い映画だったと思う。

とても近くにいた人の大切な想いを、その人が遠く離れてしまってからようやく気付く。いや、ほんとうはとっくに気付いていたのかもしれない。でも、近いからこそ、無意識に気付かないふりをしてしまっていた。
プロットとすればよくあるタイプではある。でも、やわらかい光に溢れた映像美の中に、時にシニカルに、時におかしさを含めながら、切なく描き出す。そういうキレイ事だけで留まらない映画の表現的な巧さが光っている。

ヒロインの上野樹里や、その盲目の妹を演じる蒼井優が、当然の如く巧くて、本来もっと主人公として際立つべき市原隼人が(若い二人の女優に)食われすぎている感はあるが、不器用で切ない人間模様を瑞々しさと安定感をもって表現されていたと思う。

この映画は、美しい光に溢れ、“虹の女神”なんていかにもキレイなタイトルがついてはいるが、主人公たちも含め登場する人間たちは、決して“完璧”なんかではない。
優柔不断だし、屈折しているし、虚栄的だったり、臆病者だったりする。
でも、そういうことが人間として当然だし、だからこそ垣間見えてくる“輝き”とその“美しさ”というものをこの映画は認め、映し出す。
失わずに済むものなら、それにこしたことはない。しかし、必ずしもそういうわけにはいかないのが、人間というもの。
そういった人間の根本的な部分での、「儚さ」と「美しさ」を描く作品だった。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 8点(2012-10-09 22:53:12)

49.上野樹里が主演している作品は初見。世間では色々と言われているようだが、演技は素晴らしかった。蒼井優と共に作品をワンランク上げている印象。ただ岸田が・・・。あの年頃の男によくいるタイプだとは思うのだが、どうしても共感できず。男性と女性で評価の分かれる作品なのかもしれない。 woodさん [DVD(邦画)] 7点(2011-09-24 19:09:27)

48.どうせ中身のない薄っぺらな恋愛ドラマだろうと思っていたら、
予想以上に出来が良かった。主演の若い二人の気持が画面からよく伝わってくる。
特にボーイッシュなヒロインは、男性の立場から見るとこのストーリーではハマリ役。
ただ肝心の主役の男の子が、真面目なのか不真面目なのか、明るいのか暗いのか、
人物像が今イチ見えてこない。本人も理解できなかったのか、役作りをしていない印象を受けた。
後半からは無駄なシーンや演出が多くなり、徐々にパワーダウン。
相田翔子の役回りも訳がわからない。多少監督の自己満足的な部分が見受けられるが、
ベタなシーンが少なく、青春ドラマとしては良作の部類だと思う。 MAHITOさん [地上波(邦画)] 5点(2011-07-30 01:40:22)

47.岩井俊二テイストが感じられ、美しい画やリアルな人物描写はさすがだと思った。でも職場の暴力はちょっと… 学生ならいいんだけど、社会人でやっちゃうと、どうも嫌な気分。相田翔子パートの「もう34にしか見えない」は面白かった。 リーム555さん [CS・衛星(邦画)] 6点(2011-02-14 20:08:01)

46.《ネタバレ》 淡く切ない恋物語・・・
個人的に、こういう映画に弱いです。

岩井俊二プロデュースだけあって、らしい?部分があったような(映像美や小道具の使い方のうまさとか・・・)

相田翔子のエピソードは浮いていて必要ないような気も・・・
まぁ、コントだと思えばいいのか?
主人公が彼女に対して『もう、34にしか見えない・・・』と言い放った場面は吹き出してしまいました。

しかし、上野樹里の演技は最高ですね。
が、それにもまして蒼井優が存在感あって素晴らしかったです。
ぐうたらパパさん [DVD(邦画)] 7点(2011-02-08 05:01:45)

45.《ネタバレ》 素直になれないあおいと鈍感な岸田君がリアルで良い。蒼井優の盲目の妹役なんてもう反則技みたいなもの。全体を包む空気感が非常にユーモラスで切なく心地良い。ラストの携帯が喪失感を非常にうまく表現している。「花とアリス」で蒼井優の母役を演じていた相田翔子が、歳をごまかしていたとはいえ岸田君の恋愛の対象にもなりえるところがある意味凄い。このシークエンスはかなり不評だが、個人的には相田翔子にもう少しましな役を与えて欲しいと思う。 きーとんさん [DVD(邦画)] 8点(2010-08-28 00:11:17)

44.《ネタバレ》 いわゆる純愛モノ(というか片想いモノだが)としては、自分には珍しく楽しめた。筋立てがあと一歩の印象だが、少し甘めの7点にしたい。

まず、主人公2人をはじめ、酒井若菜や蒼井優、佐々木蔵之介らの演技は良かったと思う。個人的にはあおいにアメリカ行きをけしかけた翌日の佐々木蔵之介のどぎまぎした演技に一番笑った。

ただし、千鶴(相田翔子)とのくだりが周りから浮いている印象がある。女性を外見や年齢で判断する主人公に対して痛烈な一撃を与えるエピソードと考えるにはちょっと弱い。少し陳腐になるが、千鶴をあおいと正反対のキャラクターにして、そこから何かを学ぶようにした方が良い。また、終盤の小道具使い(携帯電話やラブレター、一万円札など)も少しくどい。

一方で、この映画の片想いの描写は素敵だった。片想いするあおいはとても魅力的だった。そして、その片想いについてだが、僕は智也はあおいの想いに薄々気づいていたんだと思う。でも、彼はずるかった(たいていの男はずるいが)。彼女の愛を正面から受け止める準備も無いままに、彼は歩道橋の上で彼女にカマをかけたのだと僕は解釈した。人は誰だって他人から愛されたいし、愛されていると知りたい。たとえ、それが真剣に好きな相手ではなくても。その愛されているという満足感を彼はちょっと味わいたかっただけなのではないか。しかし、あおいの想いは予想以上に強く、彼女の愛は瞬間的に怒りに変わってしまった。会社の屋上でのやり取りも、彼が片想いに気づかなかったのではなく、気づいていながら彼女を受け止めきれなかったと理解した。

ラストで智也があおいの手紙を読んで泣いたのは、彼がそこであおいの想いに初めて気づいたからではなく、あらためて彼女の想いの「強さ」を知ったからなのではないか。そして、その想いに応えられなかった自分が結果的に彼女の運命を決めたことを思って泣いたのではないか。彼が「ジ・エンド・オブ・ザ・ワールド」を皆と観たがらなかったのも、彼女の秘められた想いが込められた映像であることを知っていたからではないか。「優柔不断」というあおいの手紙の中の文句も、彼が実はあおいの想いに気づいていたことをあおいも知っていたということを暗示してはいないか。この映画はお互いに理解しあった片想いだからこそ哀しいのではないか。こんなに哀しいから、やっぱり7点です。 枕流さん [DVD(邦画)] 7点(2010-08-11 01:08:36)(良:1票)

43.《ネタバレ》 タイトルが大仰というか、ケータイ小説っぽさを感じて敬遠していたのですが、評判通りの隠れた良作です。
役者の存在感が素晴らしく、特に上野樹里のさばさばとした演技は魅力たっぷり、「ファーストキスまで奪いやがって~!」のシーンの体当たり演技がいい。劇中の映画もいい。本当に大学生が作ったような映像で、リアリティがあります。
ただ、ほかの方も言っているように4章の話が浮きまくっているのは気になりました。エピソードとしては面白かったけど。
監督は別の方ですが、岩井俊二節が炸裂している作品なのでファンなら是非観ておくべきです。 ヒナタカさん [DVD(字幕)] 8点(2010-08-03 22:54:04)(良:1票)

42.《ネタバレ》  映画の主人公で、これくらい全く共感できない、友達にすらなりたくないのは岸田君が初めてです。
・ストーカー
・空気読めない
・周りの人間を利用するのに全く躊躇いがない
・他人の気持ちに無関心、塚、知ろうとする気がそもそも無い
・そのくせ、他人の内面に単なる好奇心から平気でずかずか踏み込む。
・仕事で向上心が無く、凡ミスを繰り返す
と言うわけで、主人公の言動がいちいち気に障る非常に苦痛な映画でした。
あと、日常的に暴力が行われる職場って、見ててあまり気持ちのいいもんじゃないですね。 rhforeverさん [DVD(邦画)] 6点(2010-07-26 12:24:55)

41.《ネタバレ》 思わぬ良作でした。「失恋」ってチャプターが好きです。まず歩道橋の上での市原隼人のデリカシーの無さ。あのお見合いパーティで手を挙げて欲しかった上野樹里に、誠意の感じられない下心で同情して蹴られます。聞きづらかったけど上野樹里は「ファーストキスも奪いやがってぇ~」って言ってました。自主制作映画の突撃キスの種明かしですな。そして会社の屋上。精一杯の心情を吐露する上野樹里の真意にやっぱり気付かない市原隼人。彼は仕事のことで頭が一杯で、彼女のシグナルを解するような余裕が無く「お前も頑張れよ」って言ってしまう。あの会話のかみ合わないもどかしさは秀逸でしょう。この映画が面白いと思ったのは、このすれ違いがTVドラマのような劇的なシチュエーションではなく、無理の無い等身の流れの中で演出されているところです。響きましたね。こんな決定的なシチュエーションじゃ無くとも、この種の勘の鈍さは自分にも覚えがあるもので…。後になって気付くんだよなぁ。市原隼人も蒼井優も良かったし、相田翔子は面白かった。でもこの映画は上野樹里の映画です。繊細な心情を秘めながらも、不貞腐れて空き缶を蹴っ飛ばしたり、八つ当たりで男を蹴っ飛ばしたり。彼女は変態ピアニストより、今作のようなナチュラルな役柄の方が100倍魅力的です。役者を楽しむ映画でした。 アンドレ・タカシさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2010-05-19 00:00:17)(良:3票)

40.《ネタバレ》 基本的に人が死んでお涙頂戴の映画は嫌いなのですが、この映画にはそんなあざとさは感じられません。男性の主人公が虹のメールを送信する契機に結びつけるためにしては、年上の女性との恋愛のパートは前後の章と異質で冗長な感じもしましたが、全体を通して台詞も自然ですが練られていて、上手にできています。 ダルコダヒルコさん [DVD(邦画)] 5点(2010-05-15 21:25:20)

39.END OF THE WORLDが意外に良い出来で、面白かった。
僕も外見だけで女性を判断してるからあかんのやろなあ・・。 ケンジさん [DVD(邦画)] 7点(2010-01-22 19:41:10)

38.《ネタバレ》 予備情報なしに、「意外に豪華なキャストなのね」くらいのつもりで見たんだけど、岩井さん脚本ということで、納得。『Love Letter』以来の原点回帰で、ストレートなラブロマンス。自分で撮るにはいまさらってことで、熊澤さんに任せたんだろうなぁ。
何もわかっちゃいない男の子の期間限定のうぶい感じが好きになってしまった、女の子のせつない思いを、純粋にとりだすのに、ヒロインを殺してしまって回想っていうのは、そういえば『Love Letter』と同じ手ではあるけれど、この距離感のとりかたは絶妙で職人芸の域に達している。
役者たちの演技も見事なんだけど、観客をお話に100%入り込ませるというよりは、あくまで「上野の芝居」「蒼井の芝居」「小日向の芝居」を見せるというスタンスも良かった。相田翔子もあてがきの芝居で、彼女の果たすべき役割を十二分に果たしていたと思う。あの章があれだけの長さがなくて、そのままエンディングになだれこんじゃっていたら、ラストの盛り上りはなかったはず。冒頭のシーンにふたたび戻ってきたときに、相田との不思議な関係で一息ついてという距離感があってこそ、「ああ、あの冒頭の携帯メールのシーンはこういう状態だったのね」という発見があり、またコーダとしておかれたエピローグが生きてくる。
さらに、劇中劇をはじめから最後まで全部見せちゃうという、ふつうなかなかやらない暴挙にでるんだけど、「ああ、このシーン、あそこで撮ってたんだよなぁ」とか、「練習してたこのセリフこうなったんだ」とか、「クランクアップのあのシーンはこういうことだったんだ」とか、ちらりちらりと見せ続けていた予備情報がうまくここでつながるっていうように作っていて、それにはすっかりやられた。
しかもこの劇中劇、死んだヒロインの元気なところをエンディング近くの、しかも通夜葬式の真っ最中で見せるっていうんだから、ふつうなら間違いなく、泣き落としにくるところが、するっと流して、盛り上りを最後の最後までとっておくというのも心にくい演出だった。ホルスト「惑星」の妙に平坦な素人くさいシンセのBGMの使い方も見事。
最後に死んだ彼女の手書きのメッセージが見つかるっていうのも、『Love Letter』の焼き直しではあるけれど、やっぱりいいね。小津にとっての父娘ものみたいなストーリーなんだろうな。
小原一馬さん [地上波(邦画)] 8点(2009-10-03 01:30:05)(良:3票)

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【点数情報】

Review人数 57人
平均点数 7.37点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
400.00% line
547.02% line
61119.30% line
71729.82% line
81322.81% line
9915.79% line
1035.26% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 6.44点 Review9人
2 ストーリー評価 7.45点 Review11人
3 鑑賞後の後味 7.81点 Review11人
4 音楽評価 6.70点 Review10人
5 感泣評価 7.30点 Review10人

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