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クララ・シューマン/愛の協奏曲

CLARA
(Geliebte Clara)
2008年【独・仏・ハンガリー】 上映時間:109分
ドラマラブストーリー実話もの音楽もの
[クララシューマンアイノキョウソウキョク]
新規登録(2009-08-24)【すねこすり】さん
タイトル情報更新(2011-12-13)【ESPERANZA】さん
公開開始日(2009-07-25)


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監督ヘルマ・サンダース=ブラームス
キャストマルティナ・ゲデック(女優)クララ・シューマン
パスカル・グレゴリー(男優)ロベルト・シューマン
マリク・ジディ(男優)ヨハネス・ブラームス
撮影ユルゲン・ユルゲス
あらすじ
若き20歳のブラームスがシューマン夫妻と出会ったのは、1853年の秋だった。その頃すでにシューマンは、原因不明の激しい頭痛と幻覚に悩まれていた。 彼を支える愛妻クララと後継者ブラームスの3人の音楽家を中心に、シューマンの最晩年をありのままに描く。

ESPERANZA】さん(2011-12-07)
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》 音楽ものとして見るには、出てくる曲の数々が「いつの間にか」そこにあって、創作や表現や演奏のディテールに踏み込んでいない。三角関係ドラマとして見るには、誰がどこで何を考えているのかが突っ込まれていない。つまり、この3人がいかなる人物なのかという点についての構築が中途半端なのです。マルティナ・ゲデックは、これまで見た作品での演技はどれも好きだったのですが、ここでは、実力を生かす余地があまりなかったのが可哀想でした。 Oliasさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2013-02-13 23:17:56)

5.《ネタバレ》 この映画のように、夫に代わって指揮をしたとか、クララが最後に産んだ子はブラームスの子どもだったなどとは憶測であり、記録された事実はない。しかしシューマンがブラームスと出会ってから亡くなるまでの1年足らずは、おそらくこのようなものであったろう。苦悩に悩むシューマンを支え続けるクララ、またシューマンを師と仰ぎながらも密かに彼女に思いを寄せるブラームス、これほどまで濃厚に描くことができるのは、監督がブラームスの子孫であるからだろう。
シューマンとクララの愛の物語は今まで何度も映画になったが、これほどまで真実に近く、情熱をもって描いた映画はなかったと思う。
シューマンのピアノコンツェルトに始まり、交響曲「ライン」をメインに置き、ブラームスのピアノコンツェルトで締めくくる音楽は、まさに本格的な演奏であり、クラシックファンならずとも心に残ることだろう。
ちなみにブラームスがシューマンにみてもらうため持ってきたピアノ曲は嬰ヘ短調のソナタ、私のお気に入りである。 ESPERANZAさん [映画館(字幕)] 8点(2011-12-07 12:25:08)

4.《ネタバレ》 途中からむちゃくちゃ眠くなった。睡魔と戦いつつなんとか最後まで見ましたが、やめちゃえばよかったかな。たしかに睡眠不足ですが、いい映画なら眠気も吹き飛ぶものですし。
とりあえず、撮り方が凡庸。お話の方も、単なるプラトニックな三角関係に終わっていて、シューマンに対するブラームスの尊敬の念とかほとんど伝わってこない。ブラームス自身も子供に人気のある陽気な兄ちゃんで、あまり芸術家らしく思えません。最後まで見終わっても、結局なにが言いたかったのかよくわからんし……。
あとクラシックをよく聞いている人間として気になったのは、劇中に登場するオーケストラの楽器配置。チェロが指揮者の右手側にあり、そうなるとおそらくヴァイオリンは第1と第2が並んでいるのだろうと思いますが、これって20世紀になって指揮者のレオポルド・ストコフスキーが採用してから一般的になったというのが通説なんです。それまではヴァイオリンを指揮者の左右に置く、いわゆる「両翼配置」が主流だったんですね。この映画での配置が史実通りだとすると、デュッセルドルフのオーケストラはずいぶんと進歩的だったようですが、その辺どうなんでしょうか。この映画、どの程度「史実に忠実」なんでしょう? アングロファイルさん [CS・衛星(字幕)] 4点(2010-07-27 22:32:02)

3.《ネタバレ》 辛口コメントが多いので、どうかなーと思ったけど、そんなに悪くない。史実に忠実な伝記映画だと思う。まずはシューマンが「梅毒で死んだ」ことを、はっきりと病名は出さないのではあるが、病状をはっきり描いたことはよかったと思う。これまではやはり「聖楽・シューマン」という遠慮があったと思う。クララも40代の中年女性として等身大だと思う。天才で大スターとはいえ、シューマンとは大恋愛で結婚し8人もの子どもを次々に出産でこれだけ綺麗なら上出来です。衣装も品があってよかった。40代になって夫が精神病で、子どもが8人もいたら「手に職」があっても人生的にはどん詰まりですからね(クララ本人は「子どもは多くても4人程度で充分だ」と言っている)。それでも夫の曲を延々と弾き続けて、シューマンを「聖楽・シューマン」にしたのはシューマンの死後も続けられた、クララによる「シューマン演奏キャンペーン」の成果ですから、やはりすごい人だと思う。ブラームスも「天使のように美しい青年だった」とシューマン家のお子さん達が証言するよりは、ヤンチャな青年に描かれていますが、一生涯、クララとシューマン家のお子さん達への経済的な支援を続けていった一途さを表現しようとしたのがラストシーンなんだと思う。でもブラームスはこの映画では脇役ですね。主役はやはり、「強い40代女性のクララ」だと思う。ピアノの弾きっぷりも豪快でした。 グレースさん [DVD(字幕)] 6点(2010-05-16 11:10:02)

2.とても楽しみにしていたので、正直この点数を付けるのは残念でならない。全てにおいて散漫。制作者は、シューマン、クララ、ブラームス、そしてその彼らの作った音楽に愛情を持っているのだろうか。それとも、長いこと語り継がれているこの三角関係を、末裔の名前まで出して話題性で盛り上げたかっただけなのだろうか。それならそれでフィクションの掟を使いまくってでも決着付ければいいのに。シューマンの悲しい瞳だけが印象に残っている。 のはらさん [映画館(字幕)] 4点(2009-12-02 01:09:26)

1.劇場は連日3時間並びの激コミというのに、レビューがないとは・・・。それもそのはず・・・かどうか、・・・うーむ、これはいかんでしょう。(完全に好みの問題だが)キーマンとなるブラームスがなんというかちょっと軽薄なにーちゃんでして、これでまずは興醒めです。そして、クララがゴツい。たしかに8人の子を産んでいるので肝っ玉母ちゃんとも言えますが、残る写真からのイメージとはかなり×××。この軽いヨハネスと所帯じみたクララ、これはちょっと埋めがたいギャップを感じるのですよね。ストーリー的には、まあ、予想通りに展開していく(知られているエピソードの範疇を出ないのがつまらんといえばつまらん)のですが、肝心のラストシーンが・・・意味不明。何なんでしょう、あれは。この映画、主役はどなたでしたっけ? と聞きたくなる。一番不満なのは、ブラームスのクララへの眼差しの描き方です。あれはないでしょう。ブラームスも、末裔にあんな描き方をされて、さぞや草葉の陰で歯軋りしていることでしょう。私なら化けて出るな、多分。ブラームスファンの方は見ない方が良いかも知れません。見ていて嬉しくも哀しくも楽しくも辛くもならない不感症映画。しかし、久しぶりの劇場鑑賞はやはりいいものでした。 すねこすりさん [映画館(字幕)] 5点(2009-09-24 15:47:52)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.17点
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5116.67% line
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