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スレイブメン

2017年【日】 上映時間:87分
アクションロマンス
[スレイブメン]
新規登録(2018-04-18)【目隠シスト】さん
公開開始日(2017-03-10)


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監督井口昇
キャスト中村優一(男優)しまだやすゆき
阿部亮平[1980年生](男優)貴龍幸治
岩永洋昭(男優)大森真人
津田寛治(男優)貴龍雄山
脚本井口昇
あらすじ
とある機関で極秘裏に開発されたスレイブヘルメット。このヘルメットを被った者は、常人の3倍の力を発揮できる他、5秒間相手の顔をスキャニングすることで、相手を次元から消し去り、しかも己が人生も好転させるという恐るべき能力を手にする。ただし、顔の一部が隠れるなどスキャンに2度失敗すると、己が人生がマイナスに修正されるリスクも背負う。ひょんなことから、スレイブヘルメットを手に入れ、『スレイブメン』となった主人公が辿る運命とは?!『片腕マシンガール』『電人ザボーガー』の井口昇監督が送る人生やり直し系アクションエンターテイメント。

目隠シスト】さん(2018-04-20)
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 まず、皆さんにご承知おき頂きたいのが、本作の監督が井口昇氏だということ。代表作は『片腕マシンガール』『ロボゲイシャ』『ゾンビアス』『デッド寿司』。タイトルからしてアレな雰囲気が漂っておりますね。どれか一作でもご覧の方はお分かりでしょうが、◯◯◯みたいな映画を撮る監督です(勿論いい意味で、ですよ)。確実に観る人を選びます。紳士淑女の皆様には毒にしかなりません。ただ一部の好事家には、たまらない映画をつくる監督とも言えます。なお、本作は血こそ盛大に飛び散るものの、監督お得意の腸だの生首だのは出てこない安心清潔仕様です。以上を踏まえた上で、鑑賞される勇者(あるいは暇人)は、余計な事前情報を入れずにご覧になることをオススメします。以下ネタバレ含みます。ご注意ください・・・ 監督自らが新海誠監督の『君の名は。』を引き合いに出しておりますが、これは”同じタイムトラベルもの“というよりも、” 同じく監督コダワリのロマンティシズムが詰まっている“と捉えた方がしっくりいたします。それも井口監督の方が強い中二病が炸裂している分、タチが悪く、だからこそ中毒性があると考えます。一体何から語ればいいのか迷いますが、まず指摘したいポイントはヒロインのルックスでしょうか。ブサ(6)カワイイ(4)の絶妙なお顔とスタイル(失礼しました。とても感じが良い方です)が素晴らしいです。第一印象で抱く“ヒロインにしては華が無いなあ”が後々の伏線となっています。主人公のキャラ(自分のイケメンぶりに気付いていない冴えないメガネ男子)にしても同様のコトが言えましょう。彼らの下手くそなオーバーアクト(またまた失礼)にも始めは頭を抱えますが、これが最終的に良い味わいに転化します。さて、問題のどんでん返し及び二段オチについて。はっきり言って禁じ手です。ミステリーで「実はスタンド使いでした」+「やっぱり宇宙人でした」くらい、やっては駄目なこと。今まで真剣に物語と向き合ってきた観客を裏切る行為ですから。でもそれが本作における監督の主張。とんだ茶番劇と腹を立てるか、はたまた弱い自分を乗り越えていく魂の物語ととるか。それは観客の判断に委ねられています。只ひとつ間違いないのは、彩乃が言う「スレイブメンが私の現実を変えてくれた」は「私が私の運命を握っている」と同義であるということ。運命の奴隷となるか、強者の奴隷となるか、それとも自分が自分の主となるか。それはあなた次第なのです。前半と後半で主人公が交代する、いや正しくは、真の主人公が後半登場するトリッキーな構成を有する一見して安普請なB級ヒーロー映画は、深く鋭くあなたの心に刺さるかもしれません(特に弱っている人は要注意!)。『バタフライエフェクト』とみせかけた『エンジェルウォーズ』。途中で観るのを止めなくて本当に良かったです。全てを知ってから観る2周目がまた格別の味わいです。 目隠シストさん [DVD(邦画)] 9点(2018-04-20 12:29:47)

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Review人数 1人
平均点数 9.00点
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