みんなのシネマレビュー

鯨神

1962年【日】 上映時間:100分
アクションドラマ時代劇モノクロ映画動物もの特撮もの小説の映画化
[クジラガミ]
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タイトル情報更新(2021-06-12)【イニシャルK】さん


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監督田中徳三
キャスト本郷功次郎(男優)シャキ
勝新太郎(男優)紀州
藤村志保(女優)エイ
江波杏子(女優)トヨ
志村喬(男優)鯨名主
村田知栄子(女優)シャキの母
見明凡太朗(男優)ヨヘエ
河原侃二(男優)
上田吉二郎(男優)土地ザメ
北城寿太郎(男優)片目
藤原礼子(女優)オコマ
橋本力(俳優)(男優)
竹村洋介(男優)カスケ
藤山浩二(男優)シャキの兄
杉田康(男優)シャキの父
原作宇能鴻一郎「鯨神」
脚本新藤兼人
音楽伊福部昭
撮影小林節雄
製作永田雅一
配給大映
KADOKAWA(2021年リバイバル)
美術間野重雄
録音西井憲一
照明渡辺長治
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 GYAOの無料動画で視聴。
捕鯨に取り憑かれた奇怪な村落共同体を描いたインモラルなプロレタリア映画。宇能鴻一郎と新藤兼人は、近世捕鯨を経済行為や食文化としてではなく、あくまでエロスとバイオレンスに突き動かされた人々の狂気の営みとして、男尊女卑もはなはだしいプロレタリアートの視点から捉えています。したがって、これは本来なら日活や近代映画協会あたりで制作すべきだった題材ですが、なぜか芥川賞受賞の直後に大映が権利を買い取ってしまったのですね。そして、あろうことか東宝の特撮映画を模範にしてしまった。
しかし、同じ特撮映画とはいっても、文明批判をテーマにした「ゴジラ」と、反理性的な習俗をテーマにした「クジラ」とでは、まるで方向性が逆だというほかありません。しかも終盤の特撮映像の嘘くささは、かえってリアリズムに逆行し、本来あるべき神秘性を損ね、たんなる安っぽい怪物映画にまで貶めています。
田中徳三の演出で勝新太郎が出演していますが、どこにも大映時代劇のような様式美は見られないし、伊福部昭が音楽をつけて志村喬が出演していますが、どこにも東宝特撮映画のような科学的理念は見当たりません。結果としては、やはり日活や近代映画協会のような野蛮かつ土俗的なテイストに帰着している。
特撮の安っぽさを大目に見れば、これはこれで成立してる気もしますが、だからといって、この映画や原作小説を引き合いに商業捕鯨を正当化できると思い込む人間がいるなら、途方もない馬鹿だと言うほかないでしょう。そんなことをしたら、かえって捕鯨文化の狂気と前近代性を世界中に触れまわることになります。
まいかさん [インターネット(邦画)] 6点(2023-01-11 04:12:02)

3.いったい何を目指したのか。お話は文芸作品で新藤兼人の脚本はそれなりに文芸色を打ち出しているようにも思えるが田中徳三監督は主役そっちのけで勝新の野蛮な立ち振る舞いをカメラに収めようとしているふうで文芸作品というよりもアクション映画のノリ。そこに伊福部昭の音楽と巨大鯨という怪獣映画の組み合わせ。なんともチグハグな作品だ。クライマックスの死闘とその後の主人公の神々しいモノローグシーンの繋がらなさがチグハグの最たる部分。アクションと怪獣と田中徳三の相性はけして悪くはないから新藤兼人に書かせたのが間違いなのだろう。あるいは監督と音楽を変えるか。 R&Aさん [映画館(邦画)] 5点(2011-12-15 16:35:12)

2.まず冒頭、親父が鯨神(でっかいクジラ)に挑みやられる、次にその息子が挑みやられる、そしてその息子が挑みやられるって3回もやられるシーンで始まるこの映画、しかもやられるたんびに、その家族が海にむかって、くそ~鯨神め~!って怒る。俺は、ひょっとして、この映画、ずっとこの調子で、挑んではやられるシーンを何回も見せられるのか?とあせったけど、さすがにそれは3回で終わり、その後は、最後に死んだ息子の弟の島での人間模様がしばらく続く。しかし冒頭は、同じよーなシーン3回って、ひょっとしてコント?って思えた。3回もいらんやろ~。まー、3回も鯨神を見せられるので、俺みたいなモンスター映画好きは、当分、人間ドラマだけでも十分もつんだけど、それが狙い?で、人間ドラマの方は、これはこれで、それなりに見ごたえはあった。いくらライバルの勝新が挑発しても、あくまで鯨神しか目にはなく静かな生活を続けるストイックな主人公を本郷功次郎が実におさえた表現で淡々と演じている。確かに鯨神に対する執念が伝わってこないくらいおさえめだが、観方によってはこれがちょっとかっこよくも見える。それに反してライバルの勝新はあらあらしい豪快な表現。この二人が最後はまた、鯨神に挑む。なんだかかっこよい。最後は壮絶な鯨神(実物大のハリボテ使用)との戦いでクライマックスを見せるが、壮絶といっても、鯨神のハリボテは基本海に浮いてるだけなので、それに馬乗りになりナイフをつきさす主役の演技が壮絶な感じに見えるだけである。とゆーわけで特撮のチープさも含め全体的におもしろさは微妙だけど、カッコよさはそれなりに伝わってきた。 なにわ君さん [ビデオ(邦画)] 5点(2009-02-26 19:02:44)

1.《ネタバレ》 原作は官能小説の大家?である宇能鴻一郎先生が未だ純文学を志していた頃に書かれ、芥川賞をも受賞したという(メルヴィル「白鯨」パクリ?っぽい)同名小説。大映による映画化となった本作の出来は…うーーーーん、まず第一にシャキ役の本郷功次郎が全然ダメ。とにかくナヨっちい。祖父・父・兄と親子三代に亘って鯨神に殺され、復讐の一念に燃える精悍な海の男という説得力が画面に致命的に無い。そうそう、その三代にわたる鯨神との闘いってのが冒頭から立て続けにあるんだけど、「鯨神ば倒す!」~返り討ち~「カタキば討つ!」~又もや返り討ち~「カタキばーい!」~懲りずに返り討ち…ってひたすら無策で突っ込んではやられの繰り返しが余りに単調過ぎて、観てるこっちが馬鹿馬鹿しさに退いてしまう。もうチョット見せ方を工夫してよ。また鯨神の特撮もモノクロで誤魔化しているが、いかにも作り物丸出しで今イチ迫力を感じない。伊福部サウンドも精一杯盛り上げようとしてはいるんだが、後の「大魔神」には及ばず。取り分けイタイのはラスト。まず映像で語るべき”主人公シャキの鯨神への偏執的な愛情の吐露”を全部シャキのいかにも説明口調なモノローグでサックリ処理してて拍子抜け。勝新の紀州は男クサさ満点でなかなか良かっただけに惜しい。 へちょちょさん 5点(2004-10-13 03:13:16)

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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 5.25点
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