みんなのシネマレビュー

組織暴力(1967)

1967年【日】 上映時間:88分
アクションドラマシリーズもの犯罪もの刑事ものヤクザ・マフィア
[ソシキボウリョク]
新規登録(2005-02-03)【--------】さん
タイトル情報更新(2019-06-07)【イニシャルK】さん
公開開始日(1967-02-25)


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監督佐藤純彌
キャスト丹波哲郎(男優)浦上警部
千葉真一(男優)高杉晋次
鶴田浩二(男優)河北(特別出演)
内田良平(男優)寺町
月形龍之介(男優)大田黒正堂
渡辺文雄(男優)今西
松村達雄(男優)栗林
小松方正(男優)赤松組長
室田日出男(男優)堀池刑事
井川比佐志(男優)芦田刑事
小林稔侍(男優)チョロ吉
宮園純子(女優)河北の女
近藤宏(男優)滝村
八名信夫(男優)赤松の幹部
日尾孝司(男優)新生会の男
相馬剛三(男優)拳銃捜査班刑事
関山耕司(男優)中里
見明凡太朗(男優)矢東組長
須賀良(男優)赤松の子分
河合絃司(男優)
高宮敬二(男優)高杉哲夫
脚本佐治乾
音楽佐藤勝
撮影仲沢半次郎
企画俊藤浩滋
矢部恒
配給東映
美術北川弘
編集田中修
照明元持秀雄
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【クチコミ・感想】

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4.《ネタバレ》 暴力団に対抗する警察側が主役で、しかも主演が丹波哲郎!脇に控えるは井川比佐志!と室田日出男!ですよ。むしろこっちの方がヤクザやん、とワクワクして突っ込みながら見始めたのですが、何かあまり丹波さんが活躍しない。むしろ、事件の発生に伴ってうろうろしているだけ。また、千葉ちゃんの役も、ただ敵討ちだ敵討ちだと騒いでいるだけで、それを超える魅力を感じさせません。そんなわけで、盛り上がりそうで盛り上がらずに終わってしまい、特に最後の方はグダグダでした。中盤の病院前対決のあたりとか、その場面設定だけで十分シュールなのですから、もっと引っ張れなかったのかな、と思ってしまいます。キャラとして良かったのは、どこで何をやっていても安定の内田良平先生と、組の親分というのは超貴重かもしれない松村達雄くらいでしょうか。 Oliasさん [DVD(邦画)] 5点(2023-01-05 02:27:46)


3.《ネタバレ》 佐藤純彌監督の手掛けたヤクザ映画を見るのが初めてだったのだが、面白かった。東映のヤクザ映画というと、ヤクザ同士の争いを描いた作品が多いが、この映画は丹波哲郎演じる刑事を主人公にすることで、決してヤクザを美化するような映画になっていないし、視点もあくまで第三者的でクールに描いていて、70年代後半以降の佐藤監督の大作映画の数々を見慣れていると、本当にこれがあの佐藤監督の映画なのかと思うほどだ。作劇としても見ごたえがあり、ヤクザの描き方もそうだが、中でもラスト近くの空港のシーン、目の前に拳銃密輸事件の黒幕(月形龍之介)がいるのに法が壁となって逮捕できないというのが非常にリアルで、今までヤクザ一掃と拳銃押収に執念を燃やしていた主人公同様、見ているこちら側にももどかしさを感じさせる脚本はすごいの一言。ほかにもヤクザの抗争に巻き込まれてなんの関係もない若い女性が両目を失明してしまうエピソードなどをきちんと描いているところが良い。また、最後の最後に兄の仇討に躍起になっていた千葉真一扮するチンピラの若者(千葉真一、このころから既にギラギラしていて熱い。)が黒幕たちの前に飛び出していく展開は、なかなかに来るものがあり、感動的だったし、それまで抑えられていた見ている側の感情もここで一気に爆発するかのようにカタルシスもものすごく感じられる。さらに、彼の最後の行動によって、本作はヤクザばかりではなく、警察にも批判的な目を向けていたのではないかと考えることができるようになっているのはやはり一筋縄ではいかないものがあり、紛れもなく本作は社会派映画の傑作だったと思う。佐藤監督と言えば大作映画(あるいは「北京原人」)の監督というイメージがどうしてもあるが、それとは違う一面を見るにはじゅうぶんだった。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 8点(2019-06-01 17:53:26)

2.《ネタバレ》 本作の肝は、やはり何と言ってもあのクライマックスシーンに尽きるだろう。本作に於いて佐藤監督は深作作品のようにエロスやバイオレンスを前面に出すわけでも、或いは東映任侠モノ的な美化されたヤクザを描くわけでもない。むしろキャラクターから感情移入しうる要素を排し、ヤクザ・警察双方の人物を冷静で第三者的な視点から描いている。初め威勢の良かったヤクザ達は時勢が変わった途端に自己保身に走るようになり、ヤクザ撲滅・銃の押収に執念を燃やす警部も最後の最後で「法の遵守」という壁に阻まれ、自らが信ずる正義を行使することが出来ない。不敵な態度を見せる月形竜之介(余談だが、彼の演じた役柄のモデルは児玉誉士夫だろうか?)と○○○・・・しかし、そこで突如飛び出す千葉真一。元々殺された兄の敵討ちに執念を燃やし続けていた彼はしかし、鶴田浩二の死をきっかけにして自らの私憤を純粋な無私の行為へと昇華させる。そう、最後に事を決したのは正義派の警部でもなければ右翼の大物でもなく、無論○○○○○に守られた○○○でもなく、一人のチンピラであった。言うなれば彼は最期に自らの生命と引き換えにして「人間としての自由と尊厳」を獲得するのである!このクライマックスで、それまでクールに保たれていた映画が一気に熱を帯び、同時に観客の体温も一気に急上昇し、カタルシスに浸ることに、なるのだパオオオオ~~~ンッ!!!! ぐるぐるさん [ビデオ(字幕)] 8点(2005-10-02 21:41:10)(良:1票)

1.むむ!!【STING大好き】さんまた俺をビデオ屋へと走らせましたね(ニガ笑)。チャリンコでさいたま市中を駆け回り8軒目のビデオ屋でやっと手に入れましたよ。良い運動になりました、終わり。・・・ってそれじゃダメだからレビュー書きます。もう、満足ですよ、腹一杯になりました。丹波さんの刑事役はカッケーは千葉ちゃんはノリノリだは
初代食いしん坊(渡辺文雄)は、はらわた煮えくり返るほどの悪い奴だし鶴田浩二は大根、、、じゃなくて激シブです。脚本も素晴らしく最後の最後に立ちはだかる壁が○○○○○(←ヒント五文字の漢字)だなんて脚本のレベル高すぎです!!この監督が後々あの北京原人を作ってしまうなんて・・・信じたくない!ウパー!! 一番星☆桃太郎さん [ビデオ(字幕)] 10点(2005-09-19 01:30:01)(笑:1票)

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マーク説明
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【点数情報】

Review人数 4人
平均点数 7.75点
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5125.00% line
600.00% line
700.00% line
8250.00% line
900.00% line
10125.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 Review0人

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