みんなのシネマレビュー

放浪記(1962)

1962年【日】 上映時間:123分
ドラマモノクロ映画伝記もの小説の映画化戯曲(舞台劇)の映画化
[ホウロウキ]
新規登録(2005-09-18)【王の七つの森】さん
タイトル情報更新(2019-03-30)【イニシャルK】さん
公開開始日(1962-09-29)


Amazonにて検索Googleにて検索Yahooにて検索

ブログに映画情報を貼り付け
監督成瀬巳喜男
キャスト高峰秀子(女優)林ふみ子
田中絹代(女優)母・きし
宝田明(男優)福地貢
加東大介(男優)定岡信雄
小林桂樹(男優)藤山武士
草笛光子(女優)日夏京子
仲谷昇(男優)伊達春彦
伊藤雄之助(男優)白坂五郎
多々良純(男優)田村
織田政雄(男優)ふみ子の父
加藤武(男優)上野山
飯田蝶子(女優)下宿屋の婆さん
岸田森(男優)料理屋の客
稲野和子(女優)
石田茂樹(男優)
北川町子(女優)
伊藤久哉(男優)
中北千枝子(女優)家政婦
内田朝雄(男優)
名古屋章(男優)刑事
遠藤辰雄(男優)
菅井きん(女優)玩具工場主任
草野大悟(男優)料理屋の客
萬代峰子(女優)
文野朋子(女優)村野やす子
西沢利明(男優)
八木昌子(女優)
橋爪功(男優)料理屋の客
中山豊(男優)
原作林芙美子「放浪記」
菊田一夫(舞台脚本)
脚本井手俊郎
田中澄江
音楽古関裕而
撮影安本淳
製作藤本真澄
成瀬巳喜男
宝塚映画
配給東宝
美術中古智
編集大井英史
録音中川浩一
下永尚(整音)
照明石井長四郎
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

表示切替メニュー
レビュー表示 その他作品(無) 心に残る名台詞(投稿無) エピソード・小ネタ情報(投稿無) 心に残る名シーン(投稿無)
【新規登録順】 / 【変更順】 / 【投票順
【ネタばれ表示】/【ネタばれ非表示
通常表示】/【改行表示】
【通常表示】/【お気に入りのみ表示

ネタバレは禁止していませんので
未見の方は注意です!




【クチコミ・感想】

別のページへ
1


14.高峰秀子の熱演は認めるのだが、脚本が端折っているのか、林芙美子の人生や人間性を描ききれていない。これならドキュメンタリーを見た方がよい。 東京50km圏道路地図さん [DVD(邦画)] 4点(2016-01-11 17:47:24)

13.原作未読。ふみ子は男運が無く、仕事も長続きしない。だから当然貧乏だし、苦労も多い。一方でふみ子が持つ強さというか図太さが面白くもある。刑事にしょっぴかれても平然とした顔で「面白いわ、何でも経験になって」と言ってしまうあたり、苦しい環境で生きてきた女の強さと、作家の気質がよく表れていたんじゃないかと思う。そんなふみ子を高峰秀子が演じたわけだが、何だかいつもと違う感じで驚く。高峰秀子が「高峰秀子オーラ」を消しているというか、そこにいるのは大女優ではなく、ふみ子なのだと思える出来。脇も田中絹代、宝田明、加東大介、草笛光子、仲谷昇、伊藤雄之助などまさに適材適所な配役で素晴らしい。小林桂樹は無駄遣いかもしれないが、それはそれでありがたい。ちなみに「でんぐり返し」は出てきません… ちょっと期待してたんだけど。 リーム555さん [DVD(邦画)] 8点(2011-09-13 18:38:08)

12.林芙美子の「放浪記」と言えば、映画だけでなくお芝居にもドラマにもなった。その数は数え切れないくらいだろう。私も子どもの頃芝居を見、映画も見た。しかし数十年経った今では、主人公のふみ子が貧乏で苦労の連続だったことしか覚えていなかった。
それがようやくDVDで鑑賞して改めて凄い人生だったことを再認識した。そしてこのふみ子を演じた高峰秀子のうまさ、すばらしさ。本当に林芙美子になりきっていると思う。こういうのを白熱の演技と言うのだろう。
そしてふみ子を巡る人たち、その人たちの中にあって加藤大介が良い役を演じている。ふみ子は男を見る目がなかったのだろうかと・・・。 ESPERANZAさん [映画館(邦画)] 7点(2011-08-04 23:08:57)

11.僕なら多分、今までの経験上、加東大介が演じていたような、お人よしの都合の良い男になってしまうんだろうなあ。どうして女は、どうしようもない男が好きになるのかね。 ケンジさん [映画館(邦画)] 6点(2011-06-14 15:02:31)

10.《ネタバレ》 シネマスコープという条件が、例えば高峰秀子が宝田明と初めて出逢うシーンに面白く作用する。高峰が画面前景左端に大きく、宝田の方は画面後景右端に小さいサイズで位置する。にもかかわらず、「面食い」の高峰は目ざとく宝田を見出したのである。というのが、もう15年くらい前にわざわざ大阪まで行って観たこの映画の記憶である。良かった。 ひと3さん [映画館(邦画)] 9点(2011-03-16 14:48:11)

9.《ネタバレ》 高峰秀子演じる林芙美子は、嫌な女だ。ブスだけど妙にたくましくずる賢い。自分を慕ってくれるまじめな男など目にくれず、ハンサムだが中身の乏しい男に身も心も捧げてしまう。金のためなら変顔など厭わず奇妙な踊りもこなし、ライバルを蹴落とすためなら汚い手段をしても何食わぬ顔だ。成人したばかりの自分が見たら、一発で嫌いになるタイプである。でも何故だろう、人生半分に差し掛かった今はこんな嫌な女が妙に愛おしく見えてしまう。多くの人間が持っている嫌な部分を正直に表し、貧乏で泥臭く生きる姿についつい共感してしまうのだろうか。この女の逞しさは、羨ましいぐらいだ。「このままじゃ終わらないよ」と言ってるシーンは、両目がメラメラと燃えているようだった。「二十四の瞳」で天女のような大石先生を演じた高峰秀子が、この映画を気に入っていたのは彼女の優れたエッセーを読むと何となくだが、わかるような気がする。やっぱり高峰秀子は、凄い女優だわ。 パオ吉さん [DVD(邦画)] 9点(2011-02-13 03:08:40)(良:1票)

8.森光子が半世紀近くに渡って舞台で演じ続けていることでも有名な林芙美子の自伝的小説を成瀬巳喜男監督が高峰秀子主演で映画化した作品。成瀬・高峰コンビの映画の中でもけっこう有名な映画という認識を持って見たのだが、成瀬監督の演出は手堅く丁寧で、林芙美子という女の生き様を見事に描き出している。原作となった小説も舞台も見たことがないのだが、この林芙美子という女の男性遍歴を中心に描かれていて、その部分がなかなか見ごたえのあるものになっていて面白かった。とにかく芙美子と一緒になる男たちがみんなただの女たらしで徹底的に芙美子は男運がない。とくに宝田明などは見ていて本当にイライラするほどのわがままな男で、そんな男とはさっさと別れちまいなよと本気で思えるほど。でも、そんな主人公 芙美子の生き様に共感できるかと言われればそうとは言えない部分が多く、あまり感情移入も出来ないのだ。高峰秀子はそんな芙美子をわざと魅力的「でない」人物として演じていて、この間見た「二十四の瞳」(見た後、2週間たった今でも余韻が忘れられない。)の大石先生と本当に同じ人なのかと思うくらいの変貌ぶりでその役作りの凄さには驚くばかりで、役に完璧になりきっている。(今の役者でここまでやる人ってどれくらいいるだろうか。)でも、大石先生が強烈に印象に残っている分、なにか余計にこのキャラクターには感情移入出来ないし、少し違和感を感じてしまったのも事実。できる女優というのは十分に分かっているが、さすがに今回は見るタイミングを誤ったかも。映画としてもそれほど深いものは感じなかったし、傑作とも思わないが、ストーリー自体は思っていたより面白かったし、なかなか味のある映画にはなっていると思うので少し甘めだけど7点。加東大介が芙美子のことをいろいろ気にかける実直な男を演じているが、この人はやっぱり「黒の超特急」のような腹黒い悪役よりはこういう善良な役柄のほうが絶対似合ってる気がする。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 7点(2010-05-20 00:08:55)

7.高峰秀子演ずる女性の男性遍歴を綴った一代記モノ。

一代記モノは、抑揚もなく冗長になりがちなので、あまり好みではないのだが、本作は男性遍歴がいくつものエピソードとして面白く描かれており、意外と楽しめた。

高峰秀子に近寄る男は、どれも二枚目で、最初は妙に親切だが、ものにした途端に横暴で自分勝手な振る舞いをする。
女ったらしの男たちを的確に描き、そして又、その女ったらしに一度惚れてしまった女の弱みというものを、見事に描いている。

男運が悪いといえばそれまでだが、そういう男に騙される女も女なわけで、しょうもない女と男の行く様を滑稽なまでに徹底的に描いている。

そんな中、加東大介だけは異色の存在で、脇役でなく、かなりメインに近い存在として、物語の最初から最後まで顔を出す。
加東大介の本来の魅力が出ていたかといえばそうではないが、脇役が多い加東大介にしては、桧舞台に上がったかのようである。

小林桂樹は、唯一、心配りのきく男性像として描かれ、高峰秀子の最終的な夫となり、彼女の作家としての成功後の人生を共にすることになる。

つまり、二枚目で女ったらしは女の運を引き下げ、人間味のある温かい心を持った男こそが、女の才能を開花させ、幸せにするといった具合だ。

このように、本作には様々なタイプの男性像を持った男達が出てくる。
そういう意味で、博物館的な面白さを秘めた作品だともいえる。

傑作とは思わないが、なかなか味わいのある力作である。
「成瀬映画にハズレなし」
これは本作でも証明された。 にじばぶさん [CS・衛星(邦画)] 7点(2008-10-16 01:03:10)

6.かつて原作を読んだときは内容に惹かれない上、やたら断片的な日記すぎて、読んでいて苦痛しか感じなかったが、さすがに映画とあってこちらはそれなりにまとめてくれてくれているので原作よりは楽しみやすい。原作になかった部分も程よく作品のバランスを取るものになってはいる。しかしやっぱり面白くない。この主人公の生き様になんら魅力を感じないのだからどうしようもない。ただ原作で主人公に感じたイメージにとても近いものを、主演の高峰さんがしっかり再現していて感心した。 MARK25さん [CS・衛星(邦画)] 5点(2008-02-10 15:19:45)

5.ほう、これってなるほど、実在の人物の伝記ものだったんですね。こういう題材でも成瀬巳喜男という監督さんは手堅くまとめて見せていて、関心させられる反面、何か自分としてはそれほど好きにはなれない。高峰秀子の芸の上手さはお見事だし、男優陣にしても加東大介、伊藤雄之助に小林桂樹ととても良い人柄で救われる作品にはなってるし、それでも何か違うんだなあ!けして、つまらなくはないのだが、これよりももっともっと良いのがこの監督の映画にはあるはずです。放浪紳士チャーリーさんの意見に同意!成瀬巳喜男監督と高峰秀子のコンビでは個人的には「稲妻」がベストだと思ってます。因みに「流れる」はまだ見てない。いや、一緒に借りてきたからまた明日見ようとは思うけど、今の所見た中では「稲妻」が成瀬巳喜男&高峰秀子のコンビではベストワンです。 青観さん [DVD(邦画)] 6点(2007-11-24 20:01:54)(良:1票)

4.《ネタバレ》 暗いけど不思議とじめっとしていない。高峰秀子のキャラクター造形が素晴らしいからなんだろうな。そして、また、主人公の心理をえぐるように画面にさらけ出す成瀬の演出術。名人芸というよりない。
いのうえさん [CS・衛星(邦画)] 8点(2007-03-18 23:18:14)


3.これもまあ、「映画としての策略」という技術的な意味では、成瀬作品のベストワークのひとつに数えてよいものやら、よくわからんのですが、まずとにかく、面白かったなあ、と思える作品です。「貧困」「惚れっぽい」「直情的」・・・誰しも何がしか、自分自身の身に憶えがあったりするのだけど、それがいささか極端でぶっ飛んだ主人公の姿、何ともコマった人でハラハラさせられもするし、また何ともいとおしくもあります。つい笑ってしまうシーンもたくさんある一方、男女関係の緊迫感もまた格別。ヒヤヒヤ。そして主人公がときに見せる、自分はこれだけではない、これだけでは終わらない、という、怒りに似た表情にも、何か我々が忘れかけているものを思い出させ、ドキリとさせられると同時に勇気づけられもします。というわけで、良い意味で、自分に身近に感じられる映画、でした。 鱗歌さん [CS・衛星(字幕)] 9点(2005-10-31 23:25:19)

2.色々なインタビューで、成瀬監督と高峰秀子自身が数有るコンビ作の中でこれが一番気に入ってる作品という記事を読んでいたので、どうしても観たかった作品。でも残念ながら「乱れ雲」と同じく、これもプリントの保存状態が非常に悪く、画面も色褪せセリフも飛びまくりで最悪の鑑賞環境でした。DVDやBS放映だとカラーが鮮やかに保存された状態で観る事が可能なんでしょうか?だとしたら、わざわざ交通費使って映画館まで行くのが馬鹿馬鹿しくなっちゃいますよね。こっちはどうしても観たい映画だから、大画面で観たいなあって思って出掛けてるのに・・・。最悪の環境ながらも、高峰秀子の役作りの上手さ、決して聖人君子扱いにはしていない、人間臭い狡猾な面も持つ林芙美子の人物像が面白く描かれていて自分は面白かったです。自身の目的の為には、ライバルから預かった原稿をゴミ箱に捨てちゃったりもするんですよ、この女はW。なんとなく解るなあ、二人がこれ一番に挙げたいって気持ち。でも完成度としては「稲妻」や「浮雲」あたりに軍配上げます!(→浅草東宝のオールナイト上映にて) 放浪紳士チャーリーさん [映画館(吹替)] 5点(2005-10-16 12:41:15)(良:2票)

1.成瀬作品としてより、原作者林芙美子の生き様に感じるものがありました。47年の生涯だったが、自由奔放に生きたけれど、愛に縁の無い貧困と孤独の戦いの日々だったようだ。放浪者という立場は自由で束縛されない反面、安定した安らぎがない。彼女の場合は、運命に身を任せるのではなく、必死に戦いながらの放浪である。花のいのちはみじかくて、苦しきことのみ多かりき。高峰秀子のしゃべり方が上手いですね。置かれた状況を冷静に分析しつつ、自分の気持ちを伝える様子が、まさに女流作家だ。つまりは成瀬が上手いと言うことか。 パセリセージさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2005-10-11 19:02:20)(良:1票)

別のページへ
1


マーク説明
★《新規》★:2日以内に新規投稿
《新規》:7日以内に新規投稿
★《更新》★:2日以内に更新
《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 14人
平均点数 7.00点
000.00% line
100.00% line
200.00% line
300.00% line
417.14% line
5214.29% line
6214.29% line
7321.43% line
8321.43% line
9321.43% line
1000.00% line

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS