みんなのシネマレビュー

ガスパール/君と過ごした季節

Gaspard et Robinson
(海辺のレストラン/ガスパール&ロバンソン)
1990年【仏】 上映時間:93分
ドラマ
[ガスパールキミトスゴシタトキ]
新規登録(2006-08-01)【ミスター・グレイ】さん
タイトル情報更新(2017-06-22)【ESPERANZA】さん


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監督トニー・ガトリフ
キャストジェラール・ダルモン(男優)ガスパール
ヴァンサン・ランドン(男優)ロバンソン
シュザンヌ・フロン(女優)マミー
脚本トニー・ガトリフ
音楽ミシェル・ルグラン
撮影ドミニク・シャピュイ
あらすじ
 南仏プロヴァンス。幼少の頃に母親に捨てられたロバンソンと、妻が家出してから家族の絆にうんざりのガスパール。少年のような友情で結ばれている失業中の二人の夢は、浜辺の廃屋を修理してレストランを開くこと。だがそんなある日、ロバンソンは〝名前はジャンヌ。文無しです。よろしく〟と書かれた紙を持つ置き去りにされた老婆を連れて来る。ガスパールも渋々承諾し三人の共同生活が始まるが・・・。 社会からはみ出してしまった孤独な人間たちを切なくも温かく描いたドラマ。

ミスター・グレイ】さん(2006-08-02)
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【クチコミ・感想】

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8.他人の痛みを知る者同士寄り添って生きる姿が風景同様カラリと描かれている。野暮を承知で言うならばコソ泥行為はやめて欲しかった。 The Grey Heronさん [DVD(字幕)] 6点(2018-10-31 14:37:57)


7.《ネタバレ》 各キャラクターの存在はなかなか強烈なものの、結局はキャラクター頼みになってしまって、ドラマの動きはそんなにないかな・・・と思っていた前半。しかし、母娘が絡んでくるあたりからだんだんとバランスが崩れだし、そして次のバランスに向かって収束していく過程は巧妙です。ここぞというところでガスパールが、何も語らず、何も説明せずにさっと行動するのが、映画の描写として実に切れ味鋭い。 Oliasさん [DVD(字幕)] 6点(2018-10-17 23:23:42)

6.母親に捨てられた男と妻に逃げられた男、廃物利用の倹約家と思いきや夜はちゃっかり食糧を頂いていたんだな。この二人のぎくしゃくしながらもユーモラスに進む関係が何ともほほえましい。また二人の間に入りこんだ老婆もコミカルな一面もあっておもしろい。娘をつれた未亡人の登場によって立ち去る男、こっちの方はどこに行ってもどうにかなるだろうが、残された男の方は新しくできた家族関係は・・・。誰も来そうにないレストランはうまくいくのだろうか。不安が残った。 ESPERANZAさん [DVD(字幕)] 7点(2017-06-27 13:53:48)

5.《ネタバレ》  人によるかもしれませんが、僕はもう何回も泣いてしまう映画です。
 こんなに映画の世界に入り込める映画は、すばらしいの一言です。
 大きな感動を用意しているわけではないのですが、全編通してぐっとくる場面が次から次へと・・・登場人物たちの気持ちが手にとるように伝わってきます。
 ロバンソン、本当に良い人です。
 ガスパール、実は良い人です。
 ジャンヌやローズ、ローズの娘との出会いを通して、二人の優しさや強さが画面からとめどなく伝わってきます。
 たとえ貧しくても、辛いことがあっても、この二人のような人間でありたい、そう思わせてくれる映画でした。
 これを見終わった後、邦題見るとまた泣けます。
 この邦題、ありきたりですけどめちゃめちゃ良いじゃないですか~(泣)
たきたてさん [DVD(字幕)] 10点(2012-05-06 05:19:52)

4.いい男だ。 michellさん [DVD(字幕)] 7点(2008-07-02 13:21:23)

3.《ネタバレ》 南仏の美しい風景・ミシェル・ルグランの素晴らしい音楽に、いきなり姥捨てのシーンからスタートする等実は結構シビアな話なんですけれどもユーモラスな雰囲気が相まって心暖まる世界を作り出しています。

 ラストのガスパールの姿には「男だねえ!」と声をかけてあげたくなりましたね。
TMさん [DVD(字幕)] 7点(2008-06-13 18:20:01)

2.《ネタバレ》 二人の男が自由気ままに暮らしている。そこにおばあちゃんが入るだけでなんとなく擬似家族の出来上がり。その境遇ゆえに家族を求める男と家族を忌み嫌う男。いくら嫌っても家族の心地よさを否定できない。しかし擬似家族はある女と女の娘の登場によりますます家族性を強めてゆく。人に寄り添い、人と助け合い生きてゆく「家族」を捨てて自由であることを選ぶ男。ガトリフが描き続けるロマ(ジプシー)の性(サガ)を描いているのだろうか。それでもラストシーン、ついてくる犬を振りほどけない男は、また誰かと暮らすことになるのだろう。冒頭の姨捨がけっこう衝撃的だったのでおばあちゃん主体で物語が進むのかと思ってたんだけど、意外に脇役。もうちょっと前に出てほしかった。ガトリフの映画の中ではガトリフっぽさが抑えられているほうなのでけっこう万人に受けるのはこっちかも。個人的にはちょっと物足りない。 R&Aさん [DVD(字幕)] 6点(2008-03-17 17:34:48)(良:1票)

1.《ネタバレ》 登場人物は誰もが不幸な境遇にありますが、それを感じさせないほど温かい視線で描いています。困っている人を見ると助けずにはいられない人の好いロバンソンと、損だと分っていながらも結局助けてしまう性質のガスパールの優しいコンビは好感が持てます。鼠小僧よろしく盗みを働くシーンですら、金目の物を盗むんじゃなくて食料を盗むので笑えます。捨てられたおばあちゃんもTVで活劇の死亡人数を必死にチェックするというぶっ飛んだ趣味を見せ、元気の良さが伝わってきます。このおばあちゃんを演じた女優さんも素敵です。全く身寄りのない欠けた者同士が集まって肩寄せ合って一つの家族のようになるハートフルな物語ですが、最後にロバンソンを思うガスパールの気持ちが「泣いた赤鬼」の青鬼みたいで泣かせますね。役者さんたちは全く無名?ですが、雰囲気は抜群です。ところで彼らは日頃「元気?」と尋ね合います。久しぶりに会った訳でもなく常に一緒に居ても尋ねるのはきっと良い事ですね。照れ臭いけどいつか実践してみたいです。 ミスター・グレイさん [ビデオ(字幕)] 8点(2006-08-02 18:18:40)(良:2票)

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【点数情報】

Review人数 8人
平均点数 7.12点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 10.00点 Review1人
2 ストーリー評価 10.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 10.00点 Review1人
4 音楽評価 6.00点 Review1人
5 感泣評価 10.00点 Review1人

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