みんなのシネマレビュー

クワイエットルームにようこそ

2007年【日】 上映時間:118分
ドラマコメディ医学もの小説の映画化
[クワイエットルームニヨウコソ]
新規登録(2007-05-08)【鉄腕麗人】さん
タイトル情報更新(2019-02-10)【イニシャルK】さん
公開開始日(2007-10-20)


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監督松尾スズキ
演出竹田道弘(アクション監督)
キャスト内田有紀(女優)仕事も恋愛もうまくいかないフリーライターの明日香
宮藤官九郎(男優)明日香の同棲相手、放送作家の鉄雄
蒼井優(女優)食べたくても食べられない、入院患者のミキ
りょう(女優)ステンレスの心を持つ冷酷ナース江口
妻夫木聡(男優)鉄雄の子分、能天気なバンクスのコモノ
大竹しのぶ(女優)元AV女優、過食症の患者・西野
中村優子(女優)栗田
高橋真唯(女優)サエ
馬渕英里何(女優)チリチリ
筒井真理子(女優)金原
平田満(男優)俳優
徳井優(男優)白井医師
平岩紙(女優)ナース山岸
塚本晋也(男優)元旦那
俵万智(女優)旅館の女将
しりあがり寿(男優)旅館の番頭
庵野秀明(男優)松原医師
峯村リエ(女優)婦長
近藤春菜(女優)明日香の友達
箕輪はるか(女優)患者
伊勢志摩白井医師
原作松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」
脚本松尾スズキ
製作アスミック・エース(「クワイエットルームにようこそ」フィルムパートナーズ)
プロデューサー小川真司〔プロデューサー〕(チーフ・プロデューサー)
配給アスミック・エース
美術西村喜廣(特殊造形)
振付松尾スズキ
編集上野聡一
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【クチコミ・感想】

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14.《ネタバレ》 この映画、コメディを前線に押し出してつくりあげればかなり高得点間違いなしなのだが、シリアスが混じる分どんどん減点されていく感じ。しかし大竹しのぶの演技は参った。黒い家以来のクレージぶり。それと内田有紀のじんましん。見てるこちらもじんましんができそうで、あれは伝染するから。 K2N2M2さん [DVD(字幕)] 5点(2008-03-25 22:46:40)

13.精神病棟コメディ、かと思いきや結構ヘビーでシリアスな映画でした。出たり引っ込んだりする中途半端なコメディ臭が逆に映画のバランスを悪くしている感がありました。
そして内田有紀はなんかテレビドラマの主演っぽさで浮いてる気がし、魅力を感じられませんでした。ほかのキャストは面白かったので、群像劇的なモノのほうが面白かったかも。
すべからさん [DVD(邦画)] 6点(2008-03-23 23:10:28)

12.誰もがここに来る可能性があるって事。 Yoshiさん [映画館(邦画)] 7点(2008-03-12 23:55:05)

11.中盤まではギャグありイイ話ありで、久々に手応えがある邦画だなぁと思って観ていたんですけど、終盤、明日香がクワイエットルームで5点拘束されるに至った本当の理由が明かされていくあの展開に少々違和感を感じました。正直、映画を観ただけではピンとこなかったです。パンフレットにはハッキリその原因が書かれていますけど、逆に「そんなことが理由かよ!?」って思っちゃいました。でも仮に「それ」が真の理由なら、あんなに前夫との過去を延々と描く必要はないと思うんですけど(少なくとも誤解を招きかねない)。形としては明日香と鉄がそれまでより少し成長して…ってことなんでしょうけど、ちょっとスッキリしない終わり方でした。あと、最後にアレをゴミ箱に捨てるのもどうかと。 とかげ12号さん [映画館(邦画)] 7点(2008-03-08 21:25:30)

10.明日香の死んだ元ダンナと官九朗をくらべる。その人間の違いを強烈に強烈に!感じること、、、、、僕はつくずく思う。人生はスポーツだと。(ゲーム)。とにかく、あたまを病まない。ポイント。。。。それは、いつ何時にも、何事にも、こだわらないということ。で、なければ、真逆で、自分以外の何か物事の”モノサシ”を持つべきでしょう。すくなくとも自分は、いつだって、どこだって、誰よりも、すこしだけ、確実に、恵まれているのだから。と。すべての人に何かしらの恵みが確実にある。生きていさえすれば、病院内にいても、シャバにいても、どこにいたって、なんら変わることはない。ブラジルにいく必要も、インドにいく必要もない。そう強く思う。もちろん!どこへ行こうが自由だ!何だってできる!ひさびさ、名作。おもろい!ほぼ完璧です! 男ザンパノさん [映画館(邦画)] 9点(2007-11-21 02:40:26)

9.《ネタバレ》 笑える部分とシリアスな部分とあるのは結構だが、なんか歯切れが悪いなあ。ラストにせっかくくれたメールアドレスが書いた紙を捨てたけど、あれはどう解釈さればいいのだろう。過去への決別?だとしたらそれほどかっこよくはないなあ。どういう演出を狙ってるのか判断がつきかねず。もう途中から内田有紀の顔ばっかり見てた気がする。 やぶからスティックさん [映画館(邦画)] 6点(2007-11-19 21:40:35)

8.見始めはおもしれー、くだらねー、バカみてー。終わってみればなかなかいい映画でした。 アスモデウスさん [映画館(邦画)] 8点(2007-11-10 21:21:19)

7.面白く見られたものの、見終わってみて、さてと省みた時に何もないカラッポな空疎な感じを受けてしまったのは、結局のところ自分が彼女達と同じ世界の住人だったりして、危うい日常はずーっと続いてゆくのだな、という現実以外の何も示唆してくれはしないところにあるのかもしれません。過食、拒食、不眠、ついでに過敏性大腸症候群と、軽めなアレな病気はひと通り経験してきているだけに(抗不安剤の甘美さを思えば、そこに堕ちてゆく心地良さも判るのだけれども)、そこから先の(本当はあるはずもない)甘い未来の方が、実は映画として心地良いワケで、だけどこの映画の笑いの奥にある冷たい世界は「ああ、もう、その通りです」としか言い様がなくって。そして、きっとみんながみんな実はこちら側の世界の人間なんだよ、という映画でもあるのだろうなぁ、なんて。この映画をただ笑って見ていられるだけで終わってしまえる人生が本当の理想なのでしょうけれど。 あにやん‍🌈さん [映画館(字幕)] 7点(2007-11-10 20:18:25)

6.《ネタバレ》  素晴らしい作品でした。精神病院を舞台にしている作品ではありますが、「カッコーの巣の上で」のようにその非人間性を告発するわけではなく、そこで起こるいろいろな出来事の中で、自分を取り戻す過程を描いたストーリーです。「認めたくない自分を認める」ことが大切なのかなという感想ですね。

 松尾監督らしくユーモアに溢れた作品です。但し、それはあくまでもオブラートであって溶けるまでは非常に楽しめますが、徐々に中から重いテーマが出て来るんですよね・・・・・。最初は笑い声で溢れていた映画館内が最後は沈黙に包まれていました。観終わった後なんかは、まさに入院生活から退院した時のような心境になってましたね。
 しかし、主役は内田有紀で良かったです。演技の素晴らしさはもちろん、蕁麻疹やゲロまみれの姿でも鑑賞に堪えうる女優はそうそういませんから。今後も再ブレイクを期待したいですね。
 
 蒼井優についてはもう何も言うことはありませんね。あのオーラをこれからもずっと維持していってもらいたい、それだけです。

  日々の生活に精神が痛めつけられていると感じている人に是非見てもらいたい作品です。
TMさん [映画館(邦画)] 9点(2007-11-04 22:02:42)(良:3票)

5.《ネタバレ》 うーん…なんか予想したのと違ったというのが正直なところ。
話的には面白いし、深みもあるし、悪くはないんだけど、
演出の仕方に違和感を残したまま映画は終わっていきました。

日本の映画の漫画的な感じがやはりこの映画でも感じられて、
シリアスとコミカルのコントラスト以上になにか違和感を感じてしまったという感じです。

あと、クドカンの役どころも微妙に違和感を感じてしまったり。

全体に上手いんだけど、惜しい、そんな映画でした。
もうちょっと上手くすれば、日本映画はかくあるべきと言う映画ができたように思います。

ご乱心 jet cityさん [映画館(邦画)] 7点(2007-11-02 01:16:24)(良:1票)

4.復活の内田有紀を見に行ったらまさしく内田有紀が復活する映画でした。もしやあいつとの夫婦生活はこんな具合(前の夫の方)だったのか(面白くなさそうだしあいつ)とか思って観てたりしません(笑)。あ、それで配役してたとしたら松尾スズキってすごいぞ。で、その松尾監督は、「恋の門」よりもずっと上手にそつなくなってました。普通にお金払って観ても損しない完成度。豪華俳優陣の濃い演技を、哀しさと優しさと笑いと希望でバランス良く配置した良い映画でした。そんでもって、30代であれだけアップに堪える内田有紀はTENKAを取れるかもと、野望の7点! nazuさん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-30 00:36:34)(良:1票)

3.《ネタバレ》 最悪の状態から良い状態に戻ってきたと思ったら、またどん底に叩き落とされる。「これ以上苦しい展開にしないで良いから、もう充分だよ。」同じシチュエーションじゃなくても、こういう苦しみはきっと誰しもが体験していると思う。それがリアルに描かれているので心が痛むほど共感してしまった。 PINGUさん [映画館(邦画)] 7点(2007-10-29 23:46:32)


2.松尾スズキの長編監督作品第二作目となった今作は、「日常」から唐突に精神病棟という「異世界」に放り込まれた主人公の精神世界を、病棟における群像と共に、繊細にエキセントリックに描き出す。

フリーライターの主人公は、精神病棟の非日常性の生活の中で、精神をかき乱されていくが、それはその環境が「異常」だからではなく、元来自分の中にあった心の「屈折」に気づいていくからだ。
すなわちそれは、「異常」は囲われた特別な世界に存在するものではなく、「日常」という世界の中のどこにでも、誰にでも存在するものだということに他ならない。
だからこそ、"クワイエットルーム”で目覚めた主人公は、同じその場所で、本当の意味で“目覚める”ことができたのだと思う。

松尾スズキの異色的な世界観の中で、巧い役者たちの生々しい息づかいがスバラシイ。
特に久しぶりに映画主演復帰を果たした内田有紀の存在感は素晴らしく、生まれ持った華々しさとともに、とても魅力的な女優への変貌は驚きと期待感に溢れていた。

きっと誰しも“苦悩”はあり、故に誰しも心に“闇”を携えているものなのだと思う。
それは必ずしも周囲に分かりやすい形で表われるものではなくて、本人さえ自覚がないままにひっそりと確実に浸食していき、ある時ふとしたはずみで“パチン”とはじけるものかもしれない。
ただそういう部分こそ、人間の面白さであり、何にも代え難い愛おしさなのではないだろうか。

一見のインパクトの大きさだけにはとどまらない奥深さを備えたスバラシイ映画だったと思う。
鉄腕麗人さん [映画館(邦画)] 9点(2007-10-28 20:54:03)(良:1票)

1.《ネタバレ》 舞台演出のようなくすぐりというか小回りというか、技巧がきいていてそこは好き嫌いが分かれるかもしれません。

さておき、俳優の面々と組み合わせがすごいのと、さらにまた演技がもう、演技とも思えない感じで、圧倒されました。

人と人との間に絆が出来ていくものの、間そのもの、にはなんにもない、ということに改めて気付かされるような気がしました。

今の日本の一面を、がっつり切り取った作品、だと感じています。 itsさん [映画館(邦画)] 9点(2007-10-27 23:57:48)

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マーク説明
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《更新》:7日以内に更新

【点数情報】

Review人数 54人
平均点数 6.61点
000.00% line
100.00% line
211.85% line
311.85% line
435.56% line
5611.11% line
61120.37% line
71935.19% line
8611.11% line
9712.96% line
1000.00% line

【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 7.00点 Review1人
3 鑑賞後の後味 8.00点 Review1人
4 音楽評価 Review0人
5 感泣評価 Review0人

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