みんなのシネマレビュー

ウリハッキョ

Our School
(우리학교)
2006年【韓】 上映時間:131分
ドキュメンタリー
[ウリハッキョ]
新規登録(2007-06-12)【エスねこ】さん

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あらすじ
戦後、在日朝鮮人によって日本各地に作られた朝鮮学校。それは「ウリハッキョ(私たちの学校)」と呼ばれている。その中のひとつ、北海道朝鮮初中高級学校に、韓国人であるキム・ミョンジン監督が三年間密着して取材したドキュメンタリー。

ぐるぐる】さん(2007-06-30)
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【クチコミ・感想】

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2.最初期のロバート・フラハティ(カナダ、アラン諸島)から、小川紳介(山形)、佐藤真(阿賀)等に到る傑作ドキュメンタリーの伝統的一手法が、腰を据えた共同生活による長期取材・長期撮影といえる。
社会派的なテーマ先行ではなく、あくまで生活者の日常に寄り添いつつ「人間」を活写すること。
勿論それは手法のみの問題ではなく、被写体との良好な関係づくりや映画的各瞬間を的確に捉える手腕と資質があってこそ画面は魅力を放つ。

とにかく全編通して素晴らしいのが学生たちの多彩な表情だ。時勢と題材、そして言葉の壁といった障害からして彼らの緊張感・警戒感を拭うには相当な困難があったろう。日本を舞台に韓国人監督が朝鮮学校に長期密着するという手法によって初めて撮り得た瑞々しい表情といえる。

周年の学校行事を中心にした生活の細部描写が積み重なる中、自ずと日本側の排他性というものが炙り出されてくる形になっている。

後半、北朝鮮に修学旅行に行く場面があり同行出来ない監督はカメラを学生たちに託すのだが、この学生たちの撮った画面もまた彼らの感動を直截に伝え素晴らしい。
出発の場面で、埠頭の監督達とフェリーの生徒達双方が手を振り見送り合うシーンが編集で繋がれる。撮る側、撮られる側に築かれた羨むべき信頼関係の発露が胸を打つ。 ユーカラさん [映画館(字幕)] 9点(2007-07-08 21:11:31)

1.「朝鮮学校」というと、ひょっとすると「怖い」「得体の知れない」という先入観を持っている人が多いのかもしれない。実際かつては「パッチギ!」でも描かれたような日本人学生とのいざこざもあったらしいし、個人的な体験で言うと、自分が茨城で高校生をやっていた頃(80年代後半~90年代初めの頃です)、先輩から「朝鮮学校の奴らはヤバいから、絶対に関わるなよ」と言われた覚えがある(実際には、在学中に彼らと遭遇することはなかったので、本当に彼らが「ヤバい」人たちだったのか分からないけれど、恐らく先輩が口にした噂はだいぶ尾ひれがついたものだったのではないかと思う
)。■で、この映画。まず驚かされるのが、生徒たちの生き生きとした表情。これは三年もの間、学校に寝泊りして生徒や先生たちとの親交を深め、信頼を築き上げた監督だからこそ撮り得た姿なのだろうけれど、それにしても彼らは何とも良い表情で笑う。さまざまな学校行事にも積極的に一生懸命取り組み、大いに盛り上がる。特に驚いたのは、生徒と教師(ちなみに朝鮮語では「ソンセンニム」という)の関係が非常にフレンドリーなこと(もっと厳格な感じなのだと思っていたので)。■作品の中では朝鮮学校、あるいは在日朝鮮人をめぐる歴史的・社会的背景―戦後、日本の弾圧に抗いつつ学校が設立された経緯、「一条校」ではなく「各種学校」扱いのため、国からの補助が得られないこと、つい最近まで運動部が公式戦に出られなかったこと、「2002年9月17日」以降の社会情勢など―についても言及されるが、基本的には生徒たちの生活や表情を捉えることを主眼としている。そのため、いわゆる「お堅いドキュメンタリー映画」にはなっておらず、誤解を恐れずに言えば「笑いあり、涙あり」の明るい作品に仕上がっている。カメラを持った監督が生徒たちに注ぐ視線はあくまで暖かく、それは監督自身のナレーションの語り口にも現れている。■現在の所、この作品は日本では一般公開されておらず、各地で自主上映会が催されている現状なのだけれど、ぜひ多くの人に観て欲しい。繰り返しになるが、これは硬質なメッセージを声高に叫ぶようなタイプの作品ではない。しかし、観た者に対し様々な「問いかけ」を、穏やかに投げかけてくる、そういう作品だと思う。 ぐるぐるさん [映画館(字幕)] 9点(2007-06-30 19:59:31)(良:3票)

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【点数情報】

Review人数 2人
平均点数 9.00点
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【その他点数情報】

No名前平均Review数
1 邦題マッチング評価 Review0人
2 ストーリー評価 Review0人
3 鑑賞後の後味 9.00点 Review1人
4 音楽評価 9.00点 Review1人
5 感泣評価 9.00点 Review1人

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