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アメリカを売った男

Breach
2007年【米】 上映時間:110分
ドラマサスペンス犯罪もの政治もの実話ものスパイもの
[アメリカヲウッタオトコ]
新規登録(2008-02-08)【カラバ侯爵】さん
タイトル情報更新(2018-05-05)【たろさ】さん
公開開始日(2008-03-08)


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監督ビリー・レイ
キャストクリス・クーパー(男優)ロバート・ハンセン
ライアン・フィリップ(男優)エリック・オニール
ローラ・リニー(女優)ケイト・バロウズ
カロリン・ダヴァーナス(女優)ジュリアナ・オニール
ゲイリー・コール(男優)リッチ・ガーセス
デニス・ヘイスバート(男優)ダン・プレサック
キャスリーン・クインラン(女優)ボニー・ハンセン
ブルース・デイヴィソン(男優)ジョン・オニール
デヴィッド・ヒューバンド(男優)記念写真を撮るカメラマン
原康義ロバート・ハンセン(日本語吹き替え版)
花輪英司エリック・オニール(日本語吹き替え版)
高島雅羅ケイト・バロウズ(日本語吹き替え版)
福田信昭ディーン・プリザック(日本語吹き替え版)
園崎未恵ジュリアナ・オニール(日本語吹き替え版)
伊藤栄次(日本語吹き替え版)
脚本ビリー・レイ
音楽マイケル・ダナ
編曲ニコラス・ドッド
マイケル・ダナ(追加編曲)
撮影タク・フジモト
製作スコット・クルーフ
ロバート・F・ニューマイヤー
ジェフリー・シルヴァー〔製作〕(共同製作)
ユニバーサル・ピクチャーズ
製作総指揮シドニー・キンメル
ウィリアム・ホーバーグ
美術ウィン・トーマス(プロダクション・デザイン)
編集ジェフリー・フォード
その他ロバート・F・ニューマイヤー(彼に捧げる)
ニコラス・ドッド(指揮)
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【クチコミ・感想】

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17.《ネタバレ》 ジェームズ・ボンドものとは違い、実話をもとにしたスパイ映画はホントに暗いお話しが多いですね。“名が知られたスパイは、失敗したスパイだ(もちろん例外もあるけどね)”という名言もあるくらいですけど、クリス・クーパーが演じるロバート・ハンセンは私が今まで観たスパイ映画のキャラでもっとも闇落ちした人物です。決して善人役が回ってきそうもないご面相なのに、まるで爬虫類が人間に化けたような顔つきでしかも熱心なカトリック信者、そしてド変態ですからねえ。でもこれこそ彼にしか演じられない当たり役だったんじゃないでしょうか。ラスト、エレベーターのドアが開いたらいきなりライアン・フィリップとクーパーが鉢合わせする場面、「私のために祈ってくれ」と呻いて暗転する幕の閉じ方は鳥肌ものでした。ライアン・フィリップが演じるFBI職員のキャラは実在人物なのか架空のキャラなのかは判りませんが、知らないうちにスパイ容疑者の監視役を命じられ真相を知って苦悩が深まる過程はリアルでした。でも左遷されて“窓のない部屋”に押し込められて新しい助手があてがわれてきたら、「こいつは俺の監視役だ」と普通は迷わず確信すると思いますけどね。まあフィリップのモデルがいたとしてもかなり脚色されているはず、でも彼が置かれるシチュエーソンがハラハラ・ドキドキを盛り上げてくれるので良い脚本かと思います。ハンセンがスパイに走ったのは、共産主義イデオロギーへの共鳴ではなく自分の能力が評価されないことへのルサンチマンが主たる動機だったみたいです。でもこの映画ではそれに付け加えるように彼のカトリック信仰が強調されていますが、信仰自体はスパイ行為とは関係ないと思います。熱心なカトリック信者が無神論の共産主義国に協力しますかね?人間の内面はそう簡単に割り切れるものじゃないのも確かですが、プロテスタントが主流のアメリカですから、ハリウッドはカトリックをなんか眼の敵にしているような気がしてならないんですけど。そうは言っても、上司がいきなり夫婦で自宅に押しかけてきて宗教勧誘してきたら、そりゃ堪りませんけどね(笑)。 S&Sさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2021-09-27 23:18:35)

16.《ネタバレ》 クリス・クーパーによる人物造型力がすごい。この赤い唇の不気味なおっさん一人が核になって話を回しています。潜入捜査員の新人FBI君との腹の探りあいはとんでもない緊張をはらみ、こちらの胃も縮みました。
心が読めず、底知れないクリス・クーパー版ロバート・ハンセンはwikiの写真に見る本人より三割増しに不可解かつ不穏。信仰深く、家族思いの一面がありながら、妻との情交を録画して他に晒す変態性には多いに引きます。実はこっちの捜査はバレているのでは?と思わせる脚本も巧く、ずっとはらはらしながらの観賞になりました。
アメリカ史上、国家運営において最も高度に危険な犯罪者が実のところ何を考えていたのかまでは言及せずに話は終わってしまうのですが(共産主義者かどうかの描写も特に無かったですし)、犯罪サスペンスのカテゴリーとしては上位の位置付けができると思います。 tottokoさん [CS・衛星(字幕)] 7点(2018-12-27 16:06:29)

15.《ネタバレ》 クリス・クーパー、ローラ・リニー、そしてライアン・フィリップ 的確な配役が素晴らしいですね。浮ついたところは一切ない良い映画だと思います。クリス・クーパー扮するロバート・ハンセンは、なかなか悪い奴ですなー、まさにスパイな映画でゴザイマシタ Kanameさん [CS・衛星(字幕)] 8点(2018-06-23 07:30:45)

14.政治がらみのスパイ物という私にとっては、極めて苦手分野ですが役者の顔ぶれに惹かれて鑑賞。ファイルコピーの盗みや車のがさ入れにはハラハラドキドキの連続でした。食わず嫌いて見損なわず済んで良かったです!! 白い男さん [CS・衛星(字幕)] 8点(2014-11-20 16:03:22)

13.観応えあり、でした..ラストあたりが、あっさりしていたので、少し残念..もう一山あるのかな..と、期待して観ていたら..そのままクライマックス..エンディングへ..実話だから、極端な脚色は出来なかったのだろうけど... コナンが一番さん [DVD(字幕)] 8点(2013-02-11 15:15:37)

12.《ネタバレ》 実話ベースということもあり、展開は淡々としており、サスペンスフルな展開を期待すると肩透かしを食らうかもしれない。この映画は二人の人間を描き出すことに注力しており、それには成功していると思う。

■FBIという敵を探る立場にいながら、敵に情報を流すハンセン、その部下として配属されながら、上司を監視するオニール。ともに何らかの歪みと衰弱を抱えていく。やはり本心を打ち明けられずに生き続けるというのは、相当に辛いし、人間を曲げてしまうのだろう。オニールが去ったのも、それを感じ取ったからではなかろうか θさん [DVD(字幕)] 7点(2013-01-14 23:52:45)

11.《ネタバレ》 割と地道な内偵作業の積み重ねで、そんなにわざとらしく盛り上げたりはしていないのですが、それだけに主役2人の思考の奥の部分が伝わってきます。ライアン・フィリップは、最初の方は「こんなのに重要任務を任せていて大丈夫なのか?」というくらい頼りないのですが、ここぞというところでそれ以外にない切り返しを決めるなど、途中からしっかりしています。あと、ローラ・リニーの出番が意外に多かったのが嬉しい。 Oliasさん [DVD(字幕)] 7点(2010-12-05 23:49:38)

10.原題Breach: 違反、違法行為。心理戦でわくわくしたが、陰湿で暗い。 HRM36さん [DVD(字幕)] 8点(2010-07-08 08:49:37)

9.事実を描いたものはテンポが悪くなるのは仕方が無いかな。でも良く作りこんでいるとは思います。 お好み焼きは広島風さん [CS・衛星(字幕)] 7点(2010-01-16 17:36:43)

8.映画全体を通した映像と音楽は良かったが、最後まで盛り上がりに欠ける展開は残念。もう少し良い映画になった可能性があったのでは? kaaazさん [DVD(字幕)] 5点(2009-10-09 23:38:41)

7.HBOだったかCINEMAXだったか、ぼーっと観てたら、Based on true storyのテロップ。何やら重々しい報道会見映像。そして教会で祈るクリス・クーパー。硬そうな映画だな…とか思いながら、なんとなく鑑賞したが、意外に面白かった。
後から調べると、この「ロバート・ハンセン事件」というのは“全米を震撼させた、史上最悪の情報災害”なんだそうである。日本人には馴染みないよね。(だってロバート・ハッセンは日本語ウイキペディアにはないし、「ロバート・ハンセン」を日本語でググっても、ほとんどがこの映画関連だ)まあ2001年はもっとでかい事件が後に起こったし…。と言っても、漏洩が実に20年以上にわたり、彼の情報でKGBに人が殺されている訳だから、実際相当な事件だろう。
主役2人は秀逸。真面目・敬虔さと背信・異常さを複雑に内包するハンセンをクリス・クーパーは見事に演じているし、フィリップ・ライアン演ずるオニールのストレスを貯めていく様も上手い。内偵なんて苦痛でしかない任務なのがよく判る。
作品は緩急もあるし、息詰まる心理戦を見せるが、それにしても地味である。FBI物でどんぱちやらない映画は初めてかもしれない(苦笑)。心理戦が好きな人じゃないと少し退屈するかな?心配な方は、事件を軽く調べてから鑑賞することをオススメします。 あっかっかさん [CS・衛星(字幕なし「原語」)] 7点(2009-06-07 15:14:56)(良:1票)

6.《ネタバレ》 名優クリス・クーパーの老獪な演技とそれに立ち向かうライアン・フィリップの清新で時に荒々しい演技がぶつかり合い、何とも見ごたえのある作品に仕上がっている。優れたサスペンスであると同時に一種の人物ドラマとしても鑑賞に堪える。
この映画はハンセンという男を隅から隅まで描けているわけではない。しかし、(回りから見た)彼は過不足なく描けている。一つ一つのエピソードはどれも印象的だ。エリックと出会ってすぐに、「自分について5つのことを言え。うち1つは嘘を言え」と迫るシーンやエリックが彼の家庭を訪問するシーンは特に面白い。前者では彼の尊大さが剥き出しにされ、後者では彼の他人を欺く悦びが活写されている。彼は要するに全てを騙したかったのではないか。ひりつく勝負を求めていたのではないか。公園でのシーンも、彼は何発撃ったかを正確に把握し、そしてエリックに向かって引き金を引いた。優れた頭脳を持ちながら、エキセントリックであるがために組織で上を目指せなかった男がひねくれ果てた姿には一種の同情や哀しみさえ覚える。
爆発的な何かは感じられないが非常に完成度の作品だった。 枕流さん [DVD(字幕)] 9点(2009-04-18 00:51:44)

5.《ネタバレ》 クリス・クーパーの重みのある演技が光ってた osamuraiさん [DVD(字幕)] 6点(2009-03-16 01:01:11)

4.《ネタバレ》 二兎を追わず、サスペンスを捨て人間ドラマに的を絞り大成功。 monteprinceさん [DVD(字幕)] 8点(2008-11-17 21:03:35)

3.《ネタバレ》 実話ベースということもあり、サスペンスに比重を置かれた作品ではなく、ヒューマンドラマに重きをおかれている作品だ。
「アメリカを売った男」を“極悪人”というスタンスで一方的に切り付けるのではなく、珍しく犯人側の内面にスポットを当てているのが特徴だ。
明確な動機などが語られないのも、逆に好印象となっている。
人間の内面はそれほど単純なものではなく、簡単に割り切れるものではない。
一方では金銭や恨みのため、他方では愛国心ゆえに“組織を試す”という目的や、彼自身が何事でも“試してみたい”という性格もあったのだろう。
そういう人間の二面性について、本作ではきちんと描きこまれている。
一方では家族や孫を愛し、宗教を崇拝する敬虔の念が深い人間として描かれており、他方では家族、国を裏切る人間として描かれている。
また、一方ではパンツスーツの美しい女性に眼を奪われる同僚を諌めておきながら、他方ではジョーンズのDVDを愛好し、ストリップを好み、妻との関係もビデオに撮るような男だ。
彼には、人間の“闇”のようなものが垣間見られる。
若き捜査官もそういう人間の“闇”を覗き込むことで、“闇”に飲み込まれそうになったのではないか。
妻を愛しておきながら、妻を裏切るような行為をせざるを得なくなる。
様々な面で宗教や母を利用して、仲間であるはずの上司を監視せざるを得なくなる。
そして、監視している自分までも含めて、裏で監視されていることを知る。
FBIという職場にいる限りは、本当の自分ではなくて、偽りの自分を演じざるを得なくなると彼は気づいたように思われる。
自分も“闇”に落ちて、クーパー演じる男のように二面性をもつ男になってしまうのではないかと気づいたのではないか。
彼がFBIを退職するのも納得がいった。
クーパー演じる男は最後に「Pray for me」と呟いたが、彼は自ら落ちていったのではなくて、落ちざるを得なかったのかもしれないというラストで締めくくっている。
ある意味で、彼は真面目すぎたのかもしれない。
描きたいものは描かれており、内容もしっかりしていると思うが、どこか中途半端な印象も受ける。
面白い面にスポットを当てており、これが完璧に描かれていれば、最高の傑作となったのだが、深く掘り下げるわけではなく、残念ながら浅い部分を掘ったところで満足してしまったように思われる。 六本木ソルジャーさん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-31 23:34:27)

2.《ネタバレ》 アメリカでは、カソリック教会の神父が、長年にわたって子供たちに性的虐待を繰り返していたということで、以前から問題になっている。しかも一人や二人ではなく、全米の教会において。魔女狩りや異端審問というのもあるし、カソリックの世界というのは元々そういう倒錯趣味を内包しているのであろうか。そういえば福田和也氏が雑誌で「カソリックは人間の中に悪魔と神が両方いる、というのが基本的なコンセプト。告解すればOKって」というようなことを言っていた。2ヶ月という期間設定、時間にして2時間弱で、スパイの複雑怪奇な心的内面をよく描いていたと思う。脚本もいいが、クリス・クーパーさんの不気味な演技が素晴らしい。彼が勤務中に見てたゼタ子の映画は「エントラップメント」かな?そっちも騙し騙されって内容だった。しかし実話とはいえ、新米の若造がよくここまでやったなと思う。セクハラ捜査のつもりが、50人の捜査員に監視されていたとは、きっと本人も驚いただろう。二人の壮絶な心理戦は最高にスリリングだ。まだPCが普及し出した頃の話で、何バイトとかWANとか言っているのも、その分野に詳しい人には、きっと面白いことだろう。ラストも最高。ローラ・リニーさんもいい。国立公文書館というのだけはよくわからなかったが。 わいえすさん [映画館(字幕)] 9点(2008-03-27 04:02:51)

1.《ネタバレ》 俳優陣はよかった。みなよい味をだしていて、さすが、と唸るところです。
実話と知ってるからこそスリリングではあるが、映画としてはちょっと拍子抜け感あり。
若造に簡単にやられすぎじゃないか?若造の肝っ玉の据わり方には感心しますが、やはりもう一枚上手なスパイを期待してしまった。
頭脳のぶつかり合い映画としてみたかったがそうは見えなかった。
人間性のお話としてみるにも、浅い気がする。 しゃっくりさん [映画館(字幕)] 6点(2008-03-11 01:19:43)

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【点数情報】

Review人数 17人
平均点数 7.29点
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515.88% line
6317.65% line
7529.41% line
8635.29% line
9211.76% line
1000.00% line

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