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水の娘

Whirlpool of Fate
(La Fille de l'eau)
1924年【仏】 上映時間:70分
ドラマサイレントモノクロ映画ロマンス
[ミズノムスメ]
新規登録(2008-03-26)【もっつぁれら】さん

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監督ジャン・ルノワール
キャストカトリーヌ・エスラン(女優)
ピエール・レトランゲェ(男優)
ピエール・ルノワール(男優)
脚本ピエール・レトランゲェ
撮影ジャン・バシュレ
製作ジャン・ルノワール
美術ジャン・ルノワール
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【クチコミ・感想】

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1.序盤の、運河をゆるやかに渡る艀のショット群の何という瑞々しさか。
船上で料理をするカトリーヌ・エスラン。
その後景を、揺らめく水面と岸部の並木が流れていく。
以降も、さまざまにロケーションを変えて登場する水辺の情景が素晴らしい。

燃え盛る炎や流れる水、風に揺れる木々のみならず、
アヒルや犬や白馬など、動物たちのアドリブを活かした画面がまさに
伸びやかで生きた瞬間瞬間を掬い取る。

中盤のトリック撮影の奔放で自由なイメージの何と力強いことか。
白馬の疾走と共に、凸面鏡に反映させた木々が荒々しいスピード感で流れていく。
飛翔し、落下する娘の白い衣装がスローモーションによって官能的にはためく。

随所に挿入される縦移動のショットも、いかにもルノワールだ。
実質的な処女作だけに、原初的な衝動といったものがあらゆるショットに横溢している


ユーカラさん [DVD(字幕なし「原語」)] 9点(2013-08-31 23:59:35)

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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 9.00点
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