みんなのシネマレビュー

冬の宿

1938年【日】 上映時間:87分
ドラマモノクロ映画小説の映画化
[フユノヤド]
新規登録(2009-05-08)【なんのかんの】さん
タイトル情報更新(2009-12-06)【イニシャルK】さん
公開開始日(1938-10-05)


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監督豊田四郎
キャスト勝見庸太郎(男優)
北沢彪(男優)
原節子(女優)
配給東宝
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 前半はキリスト教狂いの妻とその夫の、ユーモアものみたいな展開。酒を飲んで帰ってくる亭主が、うがいをして匂いを消したり気をつかっている。恐妻家コメディの型で進みながら、しだいに話は深刻になっていく。最初にコメディタッチだっただけに、その深刻への傾斜が効いている。亭主、会社をクビになり、なのに見栄を張って宴会やったりする。地元の工場を処分してできた金を、キャバレーで散財してしまう。競馬で取り返そうとしてスッカラカンになる。コメディだったら愛すべき豪放な性格、ということでそれで済んでしまうんだけど、実際にはこういう“愛すべき性格”は、身内にとっては生活破綻者であって迷惑至極なわけだ。近所にこういう人がいても、いい人なんですけどね、と同情はするが、積極的に手を差し伸べはしない。そこらへんの、笑顔がしだいに強ばっていく展開が、見ているほうでも納得がいくだけにけっこう怖い。これを演じた勝見庸太郎も絶品だった。一見優しく見守っていたような作者の視線が、じつはヒンヤリと観察している。子どもたちに、そっちに行っちゃいけないよ、と言っていた貧民窟への坂を下っていくラストの厳しさ、まるで時代の下り坂と重ね合わされるふうで、ゾクッとした。前年の内田吐夢『限りなき前進』の暗さをちょっと思わせ、豊田四郎の文芸ものの中でも、重要な作品ではないだろうか。原作、阿部知二。 なんのかんのさん [映画館(邦画)] 8点(2009-05-09 12:12:42)

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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 8.00点
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