みんなのシネマレビュー

愛なき女

Una Mujer sin amor
1951年【メキシコ】 上映時間:86分
ドラマモノクロ映画
[アイナキオンナ]
新規登録(2010-01-14)【みんな嫌い】さん
タイトル情報更新(2022-07-12)【TOSHI】さん
公開開始日(1987-08-15)


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監督ルイス・ブニュエル
原作ギィ・ド・モーパッサン『ピエールとジャン』
脚本ハイメ・サルヴァドール
ルイス・ブニュエル
字幕翻訳進藤光太
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【クチコミ・感想】

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1.《ネタバレ》 よくまとまった小品というところ。特別ブニュエルならではってとこは感じられなかったけど、憎悪を描くと微妙に過剰になる感じはある。けっこうブニュエルってうじうじした男を描くのが好きで、これもそう。弟や母へのうじうじした不完全燃焼の思いが、これでもかこれでもかと続く。だからラストの和解がちょいとアッケなさすぎる気もしたが、とってつけたような八ッピーエンドはこの監督でよく見かけ(『スサーナ』とか)、なんか陰でブニュエルが大笑いしているような感じもあって安心できない。窓越しにうじうじ見るって場面がブニュエルはことのほか好きらしく、『嵐が丘』や『エル』にもあった、ここでも弟と婚約者を窓越しにうじうじ。あと老人と若い妻って組み合わせもよくこの人の映画で見かける、しかしブニュエルだけのモチーフと決めつけるのは早計かも知れない。映画とは関係ないけど、モーパッサン嫌いだった夏目漱石がこの「ピエールとジャン」だけは気に入っていた、ってのは、なんか「行人」につながるものがあるからだろうか。 なんのかんのさん [映画館(字幕)] 6点(2010-03-26 12:00:09)

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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 6.00点
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