みんなのシネマレビュー

七瀬ふたたび

2010年【日】
サスペンスSF小説の映画化
[ナナセフタタビ]
新規登録(2010-11-27)【奥州亭三景】さん
タイトル情報更新(2019-12-28)【イニシャルK】さん
公開開始日(2010-10-05)


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監督小中和哉
キャスト芦名星(女優)火田七瀬
佐藤江梨子(女優)漁藤子
田中圭(男優)岩淵了
前田愛(女優)(女優)真弓瑠璃
今井悠貴(男優)山沢ノリオ
河原雅彦(男優)景浦
平泉成(男優)山木義男
吉田栄作(男優)狩谷
大杉漣(男優)
鈴之助(男優)
原作筒井康隆「七瀬ふたたび」
脚本伊藤和典
製作川城和実
バンダイビジュアル
プロデューサー小椋悟
照明白石宏明
その他平泉成(予告編ナレーション)
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【クチコミ・感想】

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6.《ネタバレ》  超能力バトルは好きなんですが、この作品はいまいちでした。
 前半はまだ面白かったのですが、後半になるにつれてどんどんつまらなくなってきます。
 能力者の内訳が、未来予知1人。タイムトラベル1人。テレキネシス1人。リーディング3人。ちょっとリーディングが多くないですか?なんでしょう、このバランスの悪さ。
 また、前半はまだサスペンス風味で良かったのですが、後半はミリタリーなサバゲー風味アクション。直接的バトル展開にするには、バトル向きの能力者がテレキネシスだけってのはいかにもパワー不足。バトル向きでない能力者が多いのであれば、心理的駆け引きや能力を活かしたトリックなど、頭脳戦にしたほうが盛り上がる気がします。
 実際、銃の前ではひたすら無力。最終決戦は無策も良いところの出たとこ勝負。ひたすら逃げ惑うなか、次々死んでいく仲間達。いよいよになってタイムトラベルでリセット。実際にはパラレルワールドになって別世界の七瀬達を救いに行くわけですから、明らかなバッドエンディング。
 芦名星さん主演作なので、悪く言いたくなかったのですが、これはつまらないです。
 役者さんたちの台詞も上手いとは言えないし、音楽もワンパターンです。
  たきたてさん [DVD(邦画)] 3点(2020-11-15 15:18:11)

5.《ネタバレ》 ※ツツイストで、かっての少年ドラマシリーズを観ていた人間の感想としてお読みください※  七瀬三部作って、三作品とも全く毛色が違っていて、この『七瀬ふたたび』は、超能力アクションとしての面白さと、救いのないエンディングが特徴です。だから、原作のまんまだと辛いなあ、と思って観はじめたのですが……  ▼流石の伊藤和典脚本! 構成が緻密です。そして、あの悲劇的なエンディングを、こう調理しましたか。七瀬ファンにとっては、かけらでも救いがあるだけで嬉しい。  ▼超能力描写に斬新さはありません。これが惜しい、実に惜しい! ここでビジュアルまたはサウンドの工夫が欲しかったところ。  ▼時間の問題でしょうが、敵の正体がもう少し見えればなあ。原作よりはイメージしやすいのですが、原作未見の人にはちょいと不親切なんですねえ。  ▼というわけで、筒井ファンには8点、一般の皆様向けには7点を献上いたします。 伊達邦彦さん [DVD(邦画)] 7点(2014-08-17 03:29:40)

4.《ネタバレ》 原作小説は昭和50年刊行。NHKドラマ版の主演は多岐川裕美。超能力の概念及び作品世界観は、不惑手前の自分にとっては懐かしいと感じられるものでした。少年少女向け小説の香り。好きです。物語のポイントは、藤子の能力であるタイムトラベル。“やり直し”の是非です。藤子は言います。過去に戻ったとしても、起きた悲劇が無くなる訳じゃない。パラレルワールドが生まれるだけだと。七瀬もその事に同意します。だからこそラスト、困難に立ち向かうために再び北海道の地へ赴くことを決めるのです。でもこの決意に感動はありません。何故なら、今後もあの中の誰かが死ねば、彼女たちは過去へ飛ぶ選択をするはずだからです。きっと何度でも。リセットは禁断の果実。一度口にしたら止められない。七瀬たちは不幸を回避する魔法を手にした代わりに、時空を彷徨う罰を与えられました。彼女たちは“もう何処にも辿り着けない”。虚しさだけが残ります。これは逆説的に言えば、やり直しが効かない人生に対する賛歌でもあると考えます。原作未読ゆえ配役に対する注文は特にありませんが、芦名のテレパスは雰囲気が出ていて良かったと思います。サトエリはちょっと見ない間に随分上手くなりました。もうちゃんと女優さんですね。『キューティーハニー』の頃が懐かしいです。 目隠シストさん [DVD(邦画)] 6点(2011-11-09 20:53:27)(良:1票)

3.この設定は素材的には鉄板級の面白さのはずなのにどうしてこうなった?
映像は陳腐だし、役者の演技は辛気臭いし、ラストのオチは見え見え。
本筋のストーリーがよく出来ているだけにもう少しまともな映像に仕上がっていれば良作になってただろうと残念な気持ちになりました。
たぶんそういった粗をすべて許して、広い心でこの作品を受け入れられたら、評価は反転するんだろうとは思う。
僕にはちょっと無理だったけど。 もとやさん [DVD(邦画)] 4点(2011-09-26 18:13:34)(良:1票)

2.「出来のいいTVドラマ」と言ったら、あまり褒め言葉とはいえないかもしれないけど、けっこう満足して観ることができました。やたらと描きすぎず、物語の前提部分を思い切ってカットし、回想によって断片的に見せていくという手法の脚本は、シャープな感じで好きです。ただし平泉成の役どころはちょっとあっさり描きすぎかなあ、とは思う。テレパシーを文字イメージで表現したり、パラレルワールドを図解したりする映像については、違和感というほどのものはないけど、テレビっぽいのは否めない。映画的な表現としては、評価しにくい。また、CGの出来不出来とかはそんなに私は気にしませんけど、さすがに空を飛ぶシーンにはちょっと笑ってしまいました。せめて役者さんの表情だけでも、もう少し「飛翔感」が出せてればよかったですね。物語のメッセージを限定しすぎて押し付けずに、多様な読み方ができるように作ってあるのは良かったと思います。 まいかさん [DVD(邦画)] 6点(2011-08-11 19:43:54)


1.《ネタバレ》 これは、本当は2つの映画として評価したほうが良いのかな?
まぁいいや。冒頭はしょこたんの監督した映画が流れるのだけど、物凄く漫画的どという印象以外は何も残りません。まぁ本編の導入であるというだけの意味づけと考えればこれで十分かな?プロの手助けもされてはいるけど、アマチュアの域にしか無い感じがたっぷりです。本編は結構面白いです。筒井康隆の70年代の小説が原作で、小説のテイストをそのまま残しているので、ネタ的には当然ながらちょっと古い感じがあります。しかしながら、映画はそうした古臭さを越えて、進行のテンポの良さとか演出の上手さがあって、緊張感を最後まで持続させるので、飽きることなく楽しめました。特殊効果に関しては残念ながら雑な感じはありますけど、多分、あまり予算をかけていないのでしょうね。もうちょっと丁寧さがあれば、もっと面白くなったのではないかと思います。

奥州亭三景さん [映画館(邦画)] 8点(2010-12-05 09:52:50)(良:1票)

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【点数情報】

Review人数 6人
平均点数 5.67点
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6233.33% line
7116.67% line
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