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びっくり武士道

(初笑い びっくり武士道)
1972年【日】 上映時間:87分
コメディ時代劇シリーズもの小説の映画化
[ビックリブシドウ]
新規登録(2012-07-29)【イニシャルK】さん
タイトル情報更新(2018-07-24)【イニシャルK】さん
公開開始日(1972-01-21)


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監督野村芳太郎
助監督山根成之
キャスト萩本欽一(男優)双子六兵衛
坂上二郎(男優)仁藤昂軒
光本幸子(女優)およう
岡崎友紀(女優)かね
榊原るみ(女優)旅の武家娘
宍戸錠(男優)猪戸団右衛門
嵐寛寿郎(男優)松平宗矩
ピーター(男優)加納平兵衛
森田健作(男優)中野大八郎
穂積隆信(男優)老中中野
南利明(男優)南田利兵衛
武智豊子(女優)おくま
たんくだん吉(男優)番頭
いわたがん太(男優)番頭
田中邦衛(男優)半次
北公次(男優)早駕籠の若者
江木俊夫(男優)早駕籠の若者
おりも政夫(男優)早駕籠の若者
青山孝史(男優)早駕籠の若者
吉田義夫(男優)大熊典膳
加島潤(男優)
小森英明(男優)
池田勝(男優)
野呂圭介(男優)
村上記代(女優)
弘松三郎(男優)
水木涼子(女優)
戸川美子(女優)
谷よしの(女優)
石井トミコ(女優)おしか
米倉斉加年ナレーター
原作山本周五郎「ひとごろし」
脚本野村芳太郎
加藤泰
三村晴彦
音楽冨田勲
撮影川又昂
製作杉崎重美
浅井良二
配給松竹
美術重田重盛
編集浜村義康
録音栗田周十郎
松本隆司(調音)
照明三浦礼
その他IMAGICA(現像)
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【クチコミ・感想】

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3.コント55号というと、基本的には欽ちゃんが二郎さんを追い詰めて、「ボケに対するツッコミ」というよりも、ツッコミがボケを呼んでまたそれがツッコミを生む、みたいな無限ループのイメージ。
しかしこの作品では二郎さんがコワモテのメチャクチャ強い武芸者、それに対し欽ちゃんはフニャフニャの弱腰のお侍さん。これがまた実に、役柄にピッタリだったりするのです。
二郎さんの異常なまでの強さ、向かい来る相手を空高く投げまくるあたりのアホらしい誇張(これはもはやカンフーハッスルの先駆的作品、と言ってよいのではなかろうか)。こういったあたりはしっかりギャグ映画になってるし、欽ちゃんの怯えた表情も見どころ、ではありますが、基本的にはシリアスなものを含んだオハナシで、ちょっと噛み合わない印象も。
音楽は冨田勲。シンセサイザーらしき音色も聞こえてきます。 鱗歌さん [インターネット(邦画)] 6点(2022-06-19 10:30:54)


2.《ネタバレ》 野村芳太郎監督は松竹でのコント55号の映画シリーズも手がけていて、これもそのうちの一本なのだが、原作は松田優作主演の時代劇「ひとごろし」と同じ。「ひとごろし」は松田優作の喜劇俳優としての側面がよく出た映画だったが、本作は主演がコント55号ということもあって「ひとごろし」よりもコメディー色の強い映画になっているが物語自体は「ひとごろし」と同じく、犬が嫌いで甘党で臆病な侍である双子六兵衛(萩本欽一)が上意討ちを買って出て、力では到底かなわない武芸の達人である仁藤(坂上二郎)を奇想天外な作戦で追い詰めるというもので、テーマやメッセージ的にも「ひとごろし」と同じなので普通に時代劇としても楽しめる。ただ、仁藤に対して六兵衛が「この男はひとごろしだ。」と周囲に吹聴して回り、驚いた宿屋や茶屋があわてて店を閉める展開が「ひとごろし」以上にコミカルに描かれ、かなり漫画的になっている印象。「ひとごろし」を見た時には思わなかったことだが、ひとごろしという噂だけで上意討ちの相手を追い詰めるのはどうなのとか他人の噂をすぐ信じてしまうのはどうなんだろうと思えてくる。だからだんだん仁藤のほうが哀れに思えてくる。コント55号の映画を見るのはこれが初めてだが、原作があるためか思ったよりは真面目な映画だった。(おそらく一連のシリーズでは本作は異色作かも。)しかし先に見たせいか「ひとごろし」のほうが面白かった。ただ、終わり方は本作のほうが良い。いろいろ書いたが、見ていて退屈はしなかったので、また機会があれば野村監督のコント55号映画は見てみたい。 イニシャルKさん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-29 22:35:44)

1.《ネタバレ》  見るまでコント55号の喜劇だとは気が付かなかった。あの頃、55号にはホントに腹を抱えて笑った記憶があるのだが、この映画は殆ど笑うところがない。あの時代に見ていれば、可笑しかったのだろうか。でもまあ、自分的には、岡崎友紀ちゃんを拝めればOK!だったので特に不満はないし、物語は意外と、と言うと原作者に失礼だが、期待以上に面白かった。
 そう、物語自体はなかなか考えさせられるストーリーだ。臆病で非暴力主義な侍は、世間の力を以って上意討ちを果たそうとする。行く先々で、「この男は人殺しだ」と吹聴することによって、世間が彼を疎外するという技だ。公開当時の世間の平和観にピッタリだ。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して」いるのかもしれない。関わり合いになりたくないために、宿屋は扉を閉ざし、茶屋はお茶も出せない。彼は次第に追い詰められてゆく。
 人は大勢のつながりでこのを世生きているのか、とか、人の噂だけで人を追い詰めちゃうのはどうなのか?とか、色々な考え方が心に浮かぶ。そんな複雑な気持ちで最後の決着を迎えると、さすが非暴力の人、そう決着するかあ、という感じ。

 ところで、このタイトルだが、「初笑い」の部分は、キャッチコピーじゃないのかな?本編のタイトルには、『びっくり武士道』としか出てこないよ。
Tolbieさん [DVD(邦画)] 6点(2012-08-09 08:20:33)

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【点数情報】

Review人数 3人
平均点数 6.00点
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